扉を開けたら、予想していた光景はなく、レトロモダンな喫茶店の風景が広がっていた――。
そんな経験をしたのなら、あなたは喫茶『マヨイガ』に招かれたということなので、そのまま入店してほしい。
そのときのあなたに必要な品や、思い出の品が供され、あ
なたはきっとすっきりとした気持ちで退店できることだろう。
――そんな喫茶『マヨイガ』の仮オーナーから見た、不思議なひとときの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 21:07:40
2841文字
会話率:2%
高校生、菊池修吾は零細配信者である。
ダンジョン配信を行うものの、ダンジョンスキルも無くステータス上昇も起きないダンジョン不適格者。
そんな彼は東京での活動を家庭の事情によって諦め、故郷の東北、遠野へと戻る事となる。
しかし遠野につい
てまもなく、家にたどり着く前に道に迷い、やがて修吾はひとつの屋敷の前にたどり着く。
山中の謎の屋敷、そこは遠野物語にも出てくる伝説の「マヨイガ」だった。
マヨイガにいたのは座敷わらしの千百合。彼女は語る。
「このマヨイガはね、異界の迷宮に侵食され、もう誰も出られないんだよ」
ダンジョン化の影響で一部を残して歪んでしまったマヨイガに、閉じ込められてしまった修吾。
修吾は一生ここで過ごすしかないという。
しかし、ここがダンジョンになら――攻略すればいいのだ。そうしたら出られる。
その決意表明と共に、ダンジョン攻略配信を始める修吾と、そして千百合。
それを見たリスナーたちは言う。
ダンジョンスキルも無くステータス上昇も起きないダンジョン不適格者である彼に、こんなダンジョンの単独攻略なんて無理だ。
プロの探索者に任せてじっとしていろ。通報したしすぐに助けがいく――
だが修吾は言う。
「妖怪の相手なら任せとけ。だって俺は――」
ずっと妖怪と共に生きてきた、遠野の人間だから。
そして配信を見ていたリスナーたちは、目の当たりにする。
スキルもステータスも無いダンジョン不適格者が、なぜ今まで無事でいたのか、その理由を。
この物語は、各地がダンジョンと化した妖怪と民話の地遠野を救うべく立ち上がった、一人の配信者の物語である。
【この作品は、カクヨムにも掲載しております。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:00:00
368178文字
会話率:50%
陰キャで誰も知らない古武術道場の跡取り主人公と、陽キャでメディアへの露出も多い名流の跡取り、北辰葵。
人工知能マヨイガのお陰で安全に真剣勝負ができるようになった時代。
その大会で活躍する古武術流派は多くの門下生と道場を抱える。そんな中、主人
公は大会に出場することすらできなかった。
だがドイツから留学したセレブなアレクシア・シーメンスが主人公に目を付けたことで、彼の運命は大きく動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 17:30:00
96914文字
会話率:28%
不思議と後に聞いた話しに符号する。
もしかしたら、そうだったのかもなぁ………おしいことしたとゴチる。
最終更新:2024-05-22 21:37:49
833文字
会話率:5%
この世には様々な理がある。その理を外れた存在を人は怪異と呼び、恐れ、崇めた。この世に存在するだけで理を歪めて綻びを生み出し、やがて世界そのものを変質させてしまう怪異。【かがりびと】とは世界をあるべき姿に戻すため、その歪みや綻びを縢る、いわば
怪異の専門家である。これは蜃気楼なるマヨイガに住む、声を持たない静かなる灰色のかがりびと鎮目、記憶と感情を封印された青年嵐堂、無垢なる亡霊ミカゲの三人が出逢う、哀しくて優しい怪綺談。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 10:02:41
42516文字
会話率:39%
去年見知らぬ男に言われた通り、俺はわざわざ接点のない田舎町にやってきた。おばけと名乗るその男は俺にマッサージを受けるように勧めてきて……。(pixivにも同じものがあります)前回のマヨイガの続き。途中で切れている気がするのはその方がいいかな
と思ったからです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 12:48:23
10823文字
会話率:55%
マヨイガの続きです。女性主人公だと上手くいかなかった。
最終更新:2023-08-30 10:28:33
8092文字
会話率:44%
知り合いから久しぶりの電話。何でも、先輩が目の前で消えたらしい。その先輩の遺体は山中で見つかった。俺は彼の疑いを晴らすために先輩が消えたという場所へと向かう。そこにはあるはずのない建物があって……。一部グロテスクな表現を含みます。pixiv
にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 15:52:22
12596文字
会話率:38%
遠野物語にも語られる「マヨイガ」。柳田國男に憧れた大学生は、マヨイガを探し東北の山へ登る。
最終更新:2023-02-08 12:00:00
1113文字
会話率:10%
加賀谷陽一は番組で見た座敷童の出る宿が、岩手県にある祖父の蔵だったと知る。ひょんな事からそこに泊まる事になった陽一は、不思議な家に迷い込んでしまう。
最終更新:2021-05-01 17:00:00
9047文字
会話率:21%
道に迷った子供の前に現れるという、建物の妖怪マヨイガを題材にしたちょっと切ないお話。
自サイト『千才の迷い森Blog』、小説投稿サイト『エブリスタ』にも載せています。
最終更新:2020-12-30 20:43:57
7305文字
会話率:22%
俺はシガン、背中に竜虎を背負ったスカジャンがトレードマークの大学生だ。
いや大学生だった、が正確だろう。
マヨイガって変な家に勾留されてたんだが、そこから出るには門番の鬼を殺さなければならず、なんとか五年かけて鬼を殺した。
外ではきっと大学
を退学になっているし、行方不明にもなっているだろうと思っていたのだが、マヨイガを出た先は地球ですらない異世界だった。
俺は生き残るために財布の有り金すべてを賭けて万能の理力、言霊を手に入れる。
気がついたらハーレムができていたりして、この世界で生きていくしかなくなった俺は、堅実な金儲け策を考えたりしつつ、冒険者として強敵を追い求め続ける――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-08 06:25:11
209637文字
会話率:43%
遠野の昔話には、「マヨヒガ」の話がある。
何かこの家の物を持ち帰ると、その家に幸運が訪れるというが、現代では……?
注意:本作は新字旧仮名です。また、柳田國男氏の著書「遠野物語」の二次創作です。「遠野物語」の著作権は、2012年を以っ
て切れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 17:51:23
723文字
会話率:0%
ある日、高杉真宵は両親を事故で失ってしまった。
両親が残した莫大な借金を抱え、なにもかも失うかと思った瞬間、手を差し伸べてくれたのは――怪しい男。ある人の妻となれば、借金を肩代わりしてくれるという。
追い詰められていた真宵は、その人の妻とな
ることに決めた。
「私を……お嫁さんにしてください!!」
すると、その男は心底嬉しそうに笑って言ったのだ。
「あなたは、この世で最も尊い方へと嫁ぐのですよ!」
――なんと、真宵を嫁にと望んだのは、化け物みたいな神様だったのだ。
人を本能から恐怖させてしまう神……朧に嫁いだ真宵は、あの世でもこの世でもない別世界「マヨイガ」で新たな生活を始める。一年間だけ妻であれという朧の真意もわからぬまま、マヨイガでの食事の支度を任された真宵は、みならい神使ふたりと、四苦八苦しながら美味しいご飯を作っていく。
これは、人外旦那様と子リス系若奥様が、人と神様の垣根を越えて、美味しいご飯を食べながら、愛情を育んでいく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-27 07:00:00
123824文字
会話率:39%
鏡の世界に行き、自分自身を殺した「僕」は自ら越えてはならない境界を越えてしまったことを悟り、最最後に人間としての“思い出”を取りに行く為、故郷を訪れる。子供の頃に秘密基地として使っていた山奥の廃寺を訪れ、“思い出”を手にした「僕」はふと
、その近辺に伝わる昔話を思い出す。それは自分を失う代わりに自身の願いを叶える物を得ることが出来る不思議な屋敷にまつわる昔話であった。興味本位でその屋敷を探し始める「僕」……だがその行動がこれからの彼の運命を大きく揺るがすことになるとは、まだ知る由も無かった。
「僕」が闇の深淵へと歩む、闇行シリーズ第6弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 18:11:38
13554文字
会話率:1%
あるお昼ごろのこと、お姉さんのお膝の上で至福の時間を過ごしていたアリス。
そこへ、しゃべるウサギが現れた。
興味を惹かれアリスはウサギを追いかける。
そしてそのあと……
※不思議の国のアリスと小説家になろうをモチーフにしたパロディです。
最終更新:2018-09-07 20:05:40
79968文字
会話率:42%
田舎の診療所の医師・清滝。
一本の電話が彼を美しい姉弟の元へ導く。
彼らは何者なのか。
最終更新:2018-06-27 16:43:28
7437文字
会話率:38%
なぜか人に忌み嫌われる系高校生(自称) 鬼崎 青一郎。
そんな彼が、歩く茶碗という怪異を追いかけて迷い込んだのは、意味をなくした妖怪たちが集う場所。
マヨイガ【忌み無し荘】であった。
マヨイガに迷い込んだ人間に課せられる使命はたった一つ
。
【妖怪のご主人様になること】
拒否権はなく、一癖も二癖もある妖怪たち、そして妖怪よりも厄介な学校の生徒たちに囲まれながら、青一郎は現実と妖界の二つの世界で一体何を手に入れるのか?
これはそんな、意味のない物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-08 00:13:15
61441文字
会話率:47%
人混みにいても都は孤独だった。
学校にいても、家にいても、寂しさは消えない。
だから家出をした。
行くところもない都は街中でただボーっと立ち尽くすしか出来なかった。
そんな都に隣のクラスの男子が声をかけてきて…
最終更新:2016-09-11 16:02:59
3448文字
会話率:21%
遊んでいる途中大きな家に迷い混んでしまった少年。この家に迷い混んでしまったワケとは?
最終更新:2015-05-31 13:47:09
2391文字
会話率:23%
マヨイガ。それは山奥に突然現れて訪れた者に福を与えるという、不思議な家。山の奥の奥、まるでマヨイガのような一軒家に住むぼんやり家主と近所のキレ系狼のお話。
最終更新:2015-03-07 00:00:00
8078文字
会話率:43%
水面に映る月は怪しく揺れ動き、彼の姿はブレていく。
それは一夏の思い出。永遠の契り。
ずっと続くと思ってた。
言葉を飾る事に意味は無い。ここに遠野凪紗の物語は在るのだから……。
完結しました。毎朝5時に予約投稿しています。
お付き合い頂
きありがとうございました。
また別作品でお会いしましょう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-28 05:00:00
51238文字
会話率:61%