大陸の果てにある小さな村で暮らす少年、イドラは外の世界に憧れていた。しかしイドラが十歳の時に空におわす神から賜った天恵、ギフトは紙のひとつも切れずなんの役にも立たない代物だった。
ザコギフトと周囲に揶揄されるイドラだったが、そんな中、ふ
らりと村に現れた女旅人・ウラシマの指摘でイドラは自身のギフトが持つ本当の性質を自覚する。イドラのギフトを希望と称したウラシマや、『葬送協会』から派遣されたほんわかシスター・オルファ、別離を拒む母のリティとのやり取りを経て、やがてイドラは旅に出ることを決意。そんなイドラの前に突如、イモータルと呼ばれる誰にも殺せない異形の怪物が現れ——
出会いと別れを繰り返し、少年は不死を狩る長い旅へと導かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 20:09:12
675372文字
会話率:39%
宇宙港でバーを営む孤独な老人クレイグ。老人は妻を亡くしてから、宇宙へ飛び立っては戻ってくることを繰り返す。そのおかげで、相対性理論のウラシマ効果により、彼の齢はもう百二十に届いた。老人はなぜそこまでして長生きをするのか。
最終更新:2024-09-22 09:42:42
3246文字
会話率:6%
『怒りを歌え、女神よ。
かくて、炎の時は来たり。』
――ホスタージ『ナホトセット』より。
星団歴4259年に起きた別々の二つの事件――第十一代東銀河帝国皇帝コンパルディノス二世の崩御と、ロウスティス橋事件を引き金とした
第二次オートマータ戦争の開戦――は、仮初めの平和を謳歌していた東西銀河を再びの乱世へと陥れた。
と、このように書いてみせれば、後世の史家は安心するのかも知れない。
が、しかし、この世の乱れや平穏は、淀みに浮かぶ泡沫の如く、勝手に消えては生まれ、勝手に生まれては消えを繰り返しているものでもない。
そう。
それらはまるで、互いが互いの旧知の如くに、互いが互いの連結連環構造の一部を成しつつ、存在しているのである。
そう。
この物語は、皇帝崩御に始まる東西銀河の混乱を主軸に、これら乱れと何かしらの“縁”を持つ幾つかの歴史的事件を取り上げつつ、ひとりの少女と、彼女との“縁”を持つに至ったふたりの男についての、その“愛”と“怒り”についての物語を、語ろうとするものである。
…………多分ね。
※同時公開『銀河漂流ウラシマン (ディレクターズカット版)』
※『ノベルアップ+』様との重複投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 18:00:00
1000791文字
会話率:33%
童話『浦島太郎』には儚くも美しい愛の物語が隠されていた。
『大銀河・グレーテスト・オリンピック』の影響で破壊された地球を辛くも逃げ出した太郎とパートナーの亀女・カンムリは、新たな地球を探すため銀河を漂流。途中、最愛のカンムリを失った太郎は
それでも宇宙の果てを目指して旅を続け……。
*「ノベルアップ+」さまとの重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 01:05:02
5750文字
会話率:93%
懐かしのアニメについて。
キーワード:
最終更新:2024-01-07 16:25:59
1549文字
会話率:0%
凡才の主人公・島浦花菜とよくできる子の双子の姉・愛菜。
花菜の姉への溜まりに溜まったコンプレックスは姉の結婚式を荒らすという奇行で爆発。
花菜は精神科へと入院させられ精神障害者として人生を歩み始める。
自身も精神障害者で「ウラシマタロウ」と
なってしまったと感じている筆者の割り切れない感情をも反映させた一作。
※ 2023年8月26日から9月11日まで、毎日正午に一章ずつ掲載予定。全17章。
※ 初出:2020年9月折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 12:00:00
53079文字
会話率:28%
流れ星に願ってはいけない。
信じてたけど・・・願い事が叶わないから、自力で何とかした、女の子の話。
最終更新:2023-05-03 00:00:03
2152文字
会話率:30%
三村 大知は現代の浦島太郎を体現したといってもよかった。
彼は『妣島(ははじま)サバイバル研修集団失踪事件』で30年ぶりに生還した1人だった。
政府機関に隔離され、2カ月にも及ぶのあらゆる検査を終え、ようやくこちら側に還ってきたというのに、
心は曇ったままだ。
かつての恋人、波多 真智子をドライブに連れ出し、悩みをぶつけることにする。
真智子もまた、妣島でなにがあったのか母親のように問いかけるのだが、三村は子どもっぽくはぐらかすしかない。
カーラジオから流れてきた音楽番組『大泉 仁志のミュージックG-LOC』でさえ、この集団失踪事件のことについて、あれこれ憶測で発言するほど、世間をにぎわせていた。
ディスクジョッキーたちの無責任なトークに苛立ちを憶えた三村は、ラジオ局に抗議の電話をかける。
応対したディレクターは、むしろ番組人気に火がつくと思い、三村に出演の交渉する。
そして生放送中、三村はスペシャルゲストとしてスタジオに飛び入り参加。ついに政府にも洩らさなかった集団失踪事件での真相を語りはじめる……。
「――まるでトラバサミに挟まれたも同然だった。おれたちは罠にかかったんだ」
三村たちは浦島太郎と同じく、異界へ行き、手厚いもてなしを受けたという。乙姫のような美女との契りまで交わしてしまった。
しかしそれは超えてはいけない一線だった。彼らは罰を受けたのだと告白するのだった……。
奇想天外な現代の龍宮城とは何か? そして謎の腰蓑姿の美女たちの狙いとは?
※本作は夏のホラー2022企画作です。テーマは『ラジオ』。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 06:12:52
52856文字
会話率:32%
ウラシマ作家の独り言ですね。
復帰したてなりに考えた事。
最終更新:2022-05-05 13:20:44
1432文字
会話率:3%
ちょっぴりSF要素のある恋愛小説。あらすじは話の進み具合によって時々増やしたり減らしたり変えたりしていく予定です。この作品はノベルアップ+さん、小説家になろうさん、エブリスタさん、カクヨムさんで同時に掲載しています。
時は未来。今よりちょっ
と便利になっているかもしれない、でも必ずしもそうだとも言えないような時代。常緑商店街に店をかまえる「藤見豆腐店」。その店主の一人娘である藤見木綿子(ふじみ・ゆうこ)は働き者の家業手伝い。幼なじみである常緑大学の大学院生、鳳荘助(おおとり・そうすけ)は今日も通学時に店に寄って好物のおいなりさんを買っていく。頭はいいけれどいつもぼんやりとしていて言葉が足らず、たまに思いがけず突飛なことをしでかす変人である荘助と、学はないけれど元気でさっぱりした性格の常識人である木綿子。二人は毎日のように顔を合わせているけれど、木綿子は荘助に会えばいつも小言ばかり言ってしまう。それでも木綿子はその関係に一定の満足感を得ていた。
ある日、常緑大学で教授をしている荘助の父親の口利きでとあるお屋敷で開かれるパーティー料理のための豆腐を卸すことになった藤見豆腐店。豆腐を配達した折に、お屋敷の使用人に気に入られた木綿子は、お屋敷で行われるパーティーを特別に見学をさせて貰うことになる。目立つことをする気はなかった木綿子だが、ふとした拍子に近頃話題の「過去から来た男」常磐治親(ときわ・はるちか)と出会い、話をすることになって――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-01 04:32:51
12530文字
会話率:32%
おとぎ話として知られるウラシマ太郎。だが、あれはすべて真実の物語だった。
竜宮城と玉手箱の力で、村で待っていたはずのごく当たり前の幸せな未来、そして若さまでも奪われたウラシマ太郎は、自分を捨て置いて平和に回り続ける世界に復讐を誓う。そし
て彼は玉手箱の時を封じる力を研究し、人々から時を奪う魔物『時喰い』を造り出した。
舞台は現代。これは、ウラシマ太郎と乙姫の血を継ぐ少年『ナナミ』と、時を奪われた少女『リュウ』の、人々の明日を取り戻すための戦いの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 18:00:00
28652文字
会話率:37%
昔、世話になった上司マシタさんに助けて欲しいと依頼され、2年間という約束でシステム開発に従事した。眠ることを知らないコンピューター相手に、以前プロジェクトで一緒だったオオシタ達、プロジェクトメンバーと協力して忙しくもどこかおかしな毎日24時
間続くの戦いの末、開発を無事終了。自宅に戻ったら僕を待っていたものは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 10:29:02
8787文字
会話率:18%
父の失踪後、猟師として稼いでは妹と2人で暮らしてきたタロウ・ウラシマ。だが、ある日妹が何者かにさらわれてしまう。さらったのが南村に住む何者かであることが分かったウラシマは、同門で友人のタロウ・ゴールドと共に、幼い頃より叩き込まれた太郎空手を
武器に、妹奪還のため南村へと向かう──多分…………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 01:10:31
452文字
会話率:50%
苛められていた異星人を助けたら・・・
最終更新:2019-10-30 06:00:37
2888文字
会話率:32%
ウラシマ効果の輪廻めく断章。
最終更新:2019-10-25 10:12:19
345文字
会話率:0%
史上初の試みとなる恒星探査。幾つかの恒星系を巡り星々を調査した。一〇年が経ち、故郷へ帰る決断をする。船の亜光速飛行により、地球との経過時間に大きな差異がある。故郷では一〇〇〇年が過ぎ去っているはずだ。帰っても知り合いは誰一人いない。それ以
前に人類は存続しているのか。八人の乗員に不安が募る……
2019.06Up
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-10 10:47:48
14774文字
会話率:47%
気が付いたら俺は、スチームパンクな異世界で神様扱いされていた。
しかし、スチームは一次冷却水だった!
最終更新:2019-04-15 19:00:00
10072文字
会話率:34%
志摩浦太郎は父の跡を継ぎ、”便利屋巡り堂”の代表取締役となって三ヶ月。
怖い先輩従業員達に厳しくしごかれながらも、忙しない日々を送っていた。
しかしその日々は、ある日突然一変する。
素行調査を行っていた浦太郎は、調査対象の男をひょんなこと
から助けてしまい、変わった亀と共に砂漠へと放り出されてしまったのだ。
そこは、突如湧いて来た砂に覆われたかつての地下迷宮の成れの果て、”エンド”と呼ばれる世界の果てだった。
浦太郎が元の世界に戻る手がかりは、「世界の果てを目指せ」と言う言葉だけ。
かくして浦太郎は、砂漠をさすらう冒険者”マグ”となり、幻獣として授けられた亀や呪われた剣姫を仲間とし、世界のハテで世界の果てを目指すことを決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-27 13:12:56
68814文字
会話率:43%
コールドスリープから目覚め、100年後の未来に来た男。
男は、100年後の世界を楽しんでいた。だが、ある時、彼は一人の老婆に出会う。
彼女との出会いにより、彼は、決して誰も開こうとはしない箱を開く。
その先には待っているものは…
最終更新:2018-05-17 22:48:54
7849文字
会話率:19%
■海に漂うボトルメール。開ければ「誰かの現在」と「誰かの過去」が交差する。時間旅行には何もタイムマシンが必要なわけじゃない。誰かが未来に想いを馳せて、誰かがその想いを受け取ったなら、それはもうタイムトラベルなのだ。
最終更新:2018-04-16 12:59:54
493文字
会話率:7%
安楽島琥太郎(ウラシマ コタロウ)はバイトをバックレて、カフェで一服していると、突然異世界へ召喚された。
「汝、異世界のモノよ。私に異世界の怪奇譚を伝えよ。」
美しき召喚師アスビー、エルフ娘の騎士キャトル、謎のセーラー服占い師ヨミたちと
共に異世界で、遭遇する怪奇と冒険に呑み込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-05 22:08:01
316535文字
会話率:32%