教皇ロマンシス。歴代教皇の中でも八十九歳という最高齢で就任。
前任の教皇が急逝後、教皇選定の儀にて有力候補二名が不慮の死を遂げ、混乱に陥った教会で年功序列の精神に従い、選出された教皇。
元からの候補ではなく、支持者もおらず、穏健派
であることと健康であることから選ばれた。故に、就任直後はぽっと出教皇や漁夫の利教皇と揶揄されることもあった。
しかし、教皇就任後に教会内でも声を上げることなく、密やかにその資格を有していた聖者や聖女を見抜き、要職へと抜擢。
教皇ロマンシスの時代は歴代の教皇のどの時代よりも数多くの聖者、聖女の聖人が在籍し、世の安寧に尽力したと言われ、豊作の時代とされている。
また、教皇ロマンシスの口癖は「わしよりも教皇の座に相応しいものがおる」と、非常に謙虚な人柄であった。口の悪い子供に「徘徊老人」などと言われても、「よいよい、元気な子じゃのぅ」と笑って済ませるなど、穏やかな好々爺であったとも言われている。
その実態は……「わしゃ、さっさと隠居して子供達と戯れたいんじゃ~っ!?」という、ロマ爺の日常。
短編『わし、八十九歳。ぴっちぴちの新米教皇。もう辞めたい……』を連載してみました。不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 09:23:10
49752文字
会話率:47%
「新たなる教皇よ。王太子であるわたし、ゲスナーとシスター・カスリンとの婚約を認めて頂きたい。そして、真の聖女であるカスリンを虐げ、聖女を騙るその女の処刑を求める!」
王太子が、真の聖女であるところのシスター・カスリンを抱き寄せ、偽聖女だ
としてシスター・ソフィアを指差した。
豊満な肢体のシスター・カスリンが密着したときに、王太子の顔がニヤけるのが見て取れた。
そして、わしは・・・
「フハハハハハハハっ!! その娘は、我が教会一の阿婆擦れよ! その阿婆擦れを娶る覚悟があるなれば、其方らの婚姻を承諾しようではないかっ!?」
シスター・カスリンと王太子ゲスナーの二人を指差して、高笑いを上げた。
うむ。わし、めっちゃやらかしたっ!!
しかーしっ、数週間碌に寝とらんかった上、死に掛けても強制復活させれてという過酷な後始末死の行軍がようやっと終わりそうなときに、ハニトラ要員の女子にころっと騙されておるアホ王太子の相手をして疲労感マシマシじゃったからこう……許されるじゃろ。
わし、堪忍袋の緒が切れるまで我慢したし?
設定はふわっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 21:18:00
12071文字
会話率:40%
「魔法少女なんてもう嫌だッ!!あたし悪堕ちする!!」
魔法少女間の人間関係やそのブラック企業体質に嫌気がさした篠宮 蛍こと魔法少女『リリィオパール』。
そんな彼女が逃げ出した先は、魔法少女の宿敵「魔王軍」であった。
悪堕ち――した設定にして
魔王軍とともにかつての仲間に復讐する。
魔法少女より、悪堕ち魔法少女のほうがよっぽど楽しい。
ちょっと抜けた魔王軍の面々とイかれた魔法少女たちの戦いを描くほのぼのギャグコメディです。
※読みやすい長さで短めのものを不定期に更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 21:10:11
3070文字
会話率:47%
ミレーヌの婚約者であるバスティアンは繊細な美少年だ。
婚約当初は喜んでいたミレーヌだったが、「些細なことでも傷ついて落ち込んだり、傷ついたりする自分は嫌われてしまうのではないか」などと、様々な不安を抱えているナイーブなバスティアンに対して
、次第に三歳児とか五歳児とかの引っ込み思案な男の子の面倒を見ている親戚のお姉さんのような気分になってきた。
「婚約者、もう辞めたい……」そう祈った時に現れた男爵令嬢。男爵令嬢はミレーヌにとって神の御使いのように感じられた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 14:55:01
4158文字
会話率:18%
『ふっ、フィフスを倒したか……。
しかし! 奴は四天王の中でも最弱!!』
……って、魔王様酷くない!??
四天王って……
四天王って……
何か扱い悪くない??
この作品は、アルファポリス、カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2024-01-12 21:01:56
3506文字
会話率:36%
あたしは七面鳥のゆるキャラ。
もう辞めたい。
最終更新:2022-11-26 15:00:00
1033文字
会話率:0%
修学旅行と言えば一回ぐらいは経験があると思う
なぜか売ってあるドラゴンが巻き付いた短剣のストラップ
俺はそれ・・・ではなく、その隣にあった健康長寿のドラゴンの置物をじいちゃんのお土産として購入した
それから数年後
当時中学生だった俺「巽夏
彦」も立派な真っ黒社畜
毎日終電どころか会社に泊まる始末
「もう辞めたい」と思いながら仕事をこなす中、俺に届いたのはじいちゃんこと「巽龍之介」の訃報だった
流石に慶弔関連の休暇ぐらいはきちんと取らせてくれる
俺はじいちゃんの葬式と遺品の整理をしに、田舎へと戻っていったのだ
そんな中、爺ちゃんの介護をしていた寅江さんより、俺は中学時代の修学旅行で購入した健康長寿のドラゴンの置物を預かった
じいちゃんが大事にしてくれていたようで、それは昨日買ってきたかと思うぐらい綺麗なまま
だからだろうか
例え、百年間大事にしていなくても
例え、職人の手ではなく、機械で作られた量産品であっても
「大事にされていた」という事実だけで「この子」はこの置物についてくれたのだろうか
拝啓、じいちゃん
貴方が旅立ってから一週間が経ちました
俺は、じいちゃんが大事にしてくれていたドラゴンの置物の付喪神を名乗る「りんどう」と共に暮らしています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 02:17:09
1092064文字
会話率:59%
自他共に認めるダメ男ノイル・アーレンス。
彼はある日訪れた王都で、絶世の美女でありながら稀代の変人であるミリス・アルバルマに騙され、彼女の経営するなんでも屋で働くことになってしまう。
そこに集まってくるのは過酷な依頼と個性的過ぎる面々。
学
生時代の後輩であり、自分はノイルの所有物だと主張する美女フィオナ・メーベル。
自分にはノイルが必要で、ノイルにも自分が必要だと考える一見常識人な村娘ノエル・シアルサ。
ノイルと結ばれることを虎視眈々と狙う、愛らしい妹シアラ・アーレンス。
完璧で周囲からの信頼も厚いが、ストーカー気質でノイルの身体を狙うエルシャン・ファルシード。
「ノイルは我のものじゃ、未来永劫何があろうともな」
彼女たちに偏執的な愛情を向けられるノイルは、いつも通り胃を痛めながら思うのだった。
なんでも屋の店員ですが、正直もう辞めたいです――と。
※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 00:46:43
1518269文字
会話率:35%
なんでも屋『白の道標』。
実家を追い出されそこで働く事になってしまったニノン・ロマリィは、あまりにも個性的な者たちに囲まれた日常を過ごす事になる。
それは彼女にとって、常に予想外の出来事に見舞われる大変な日々に他ならなかった。
事あるごとに
修羅場に巻き込まれ、平穏とはほど遠く、辟易としてしまう毎日。
けれど、退屈とは無縁の日常。
うんざりしつつも満たされ、趣味の釣りに勤しみながら、ニノンはどこか嫌いになれない変わり者たちとの関係を深めていくのであった。
※本編『なんでも屋の店員ですが、正直もう辞めたいです 〜釣り好き男は変人たちに愛される〜』の外伝になり、ニノンを中心にしたその後のお話です。
時系列順ではありません。
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 02:38:41
51803文字
会話率:46%
異世界に召喚されたマナはお城に連れていかれると、王妃様から妃候補として選ばれた事を告げられます。王太子にはいたく気に入られたものの、他の王妃候補があまりにも強すぎる。
カリスマ姫、パーフェクト公爵令嬢、美騎士令嬢に天才魔女、この層々たる顔
ぶれを前に、気弱で何の取り柄もないマナは妃候補を辞めて普通に暮らしたいとまで思い詰めます。けれど、そんな事が口にできるはずもなく、チートな妃候補と共に聖メディアーノ学園での学園生活が始まってしまいます。
わたしににあるものと言えば可愛らしいフェアリーだけ、それでも自分なりにやってみます。
何の取柄もない弱気少女が異世界で人の温かさに触れながら頑張る物語。
基本は恋愛ですが、それ以外の要素も多いのでファンタジー寄りです。
誤字脱字などあれば、教もらえたら嬉しいです。
アルファポリスでも投稿させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-14 19:40:56
91283文字
会話率:56%
仕事で疲れました。
仕事もう辞めたい。
最終更新:2019-12-11 22:49:28
2911文字
会話率:34%
入社二日目で死にそう。もう辞めたい。
最終更新:2018-04-04 20:26:21
411文字
会話率:12%
うちのお嬢様は変な事をよく口にする変人で有名だ。
せっかく恵まれた容姿で、家柄もいいのにもったいない…
「騎士!マヨネーズ作ったから味見しなさい!」
「えっ、ちょっ、お嬢様?!なんか変な匂いするんですけdッむぐっ!」
「あれ?顔色がどんどん
真っ青にって…大丈夫!?泡吹いてるわよ!?騎士!?騎士!!」
…もう辞めたい…
そんなお嬢様と初めてあった日の事を話そうか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-17 21:12:30
1480文字
会話率:36%