※当作は、現在投稿している「無秩序に誓って!」を大きく変更し、再編集版として再投稿を行っているものとなります。
※当作はカクヨムでも投稿させていただいています。
――――――――――――――――――――
あらすじを説明しろって? まぁ、い
いけどさ……。
えぇっと。この物語はごく普通の中学生の僕、立花葵とその同級生、速水りえが、下校中に謎の悪神に襲われ、それを助けた女神様によって異世界にいきなり召喚されてしまうとこから始まる。
勇者になったり、女神様に会いに行ったり、その途中で神様に襲われたり……。まぁ、なんやかんやあって、数多の世界を自由自在に行き来できちゃったりする最強能力“無秩序の冥護”とかいう自分の力を知った僕は、りえと冒険の途中で出会ったエマの面倒をもとの世界で見ることに……。
面倒で何よ? だって? いや、あらすじなんだし、しょうがないでしょ。事実なんだし……ってイタいイタい。謝るから、つねるのやめて。
まぁ、なんだ。ともかく……。いろいろあって、五大神を何とかすることを女神様に約束した僕たちはあらゆる世界を行き来きしながら、神様と戦うことに……。
って何なに? 前に原宿でみんなで食べたクレープおいしかったわよね、だって? いや、確かにおいしかったけど、なんで今?
ん? もうあきたから早く締めて、だって? はいはい。了解。
この物語は、女神様との誓いを守るため、どんな困難にもめげずに立ち向かう最強で完璧な主人公、世界を守る勇者、立花葵の前代未聞のほのぼの、ときにシリアスな異世界召喚記である。
読者をだますなって? いや、嘘はついてないからセーフでしょ!
※真相は本編を読んで、お確かめください。by作者。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 22:13:22
103272文字
会話率:25%
突然異世界へと飛ばされた男女による冒険活劇。
特にチートらしいものも得られた様子もないので、できる限り慎重に調査を開始します!
最終更新:2025-01-10 22:07:36
461248文字
会話率:52%
突然の事件で命を絶たれ、なぜか異世界で“0歳”の赤ちゃんとして転生してしまった私。しかも「女の子!?」と聞けば、もう頭は真っ白。チート能力なんてまったく無いまま、寝返りすらできない体で始まる新生活は、とにもかくにも波乱含みだ。さらには両親
を失った“領主様”の立場なんて、どう考えても赤ちゃんには荷が重すぎる。前世で弁護士をしていたとはいえ、ここでは日本の法律など通用せず、何をどうすればいいのかさっぱり分からない。そもそも言葉すらろくに話せないなんて、歯がゆいことこの上ない。
それでも、生き延びるためには「はいはい」すらできないところから、歩き方を覚え、言葉を学び、あっという間に迫る危機に備えなくてはならない。自分も家もあぶないと感じるからこそ、一刻も早く“幼児”から“領主”へと成長せねばならないのだ!
とはいえ、かいがいしく世話をしてくれる侍女エミー&ローザの存在が、私の心を大きく支えてくれる。抱っこやお世話をしてくれるだけでなく、何かと優しく声をかけてくれるのが本当に頼もしい。そんな彼女たちの献身に触れるうちに、次第に言葉が少しずつ通じ始め、「ありがとう」と伝えられるようになる瞬間は、胸がきゅんとするほど愛おしいのだ。
しかし、そんな穏やかな日常の裏では革命や社会不安の噂が飛び交い、貴族社会特有の陰謀も渦巻いているらしい。私に課せられた領主としての責務は重く、いつどんな危機が襲ってくるか分からない。けれど、前世で培った弁護士としてのスキル――論理的思考や交渉術――が、ひょっとしたら何かの切り札になるかもしれない。赤ちゃんスタートの私が貴族令嬢としての教育や試練をこなしながら、領主として領民を守り、幸せにできる日は訪れるのか? スリリングな成長と冒険、そしてちょっぴりお得な“法律ネタ”も詰まった物語は、読み始めたら止まらないこと間違いなし。ぜひ一緒に、私がこの世界で“生き延びる”ための奮闘を見届けてほしい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 21:08:48
340854文字
会話率:22%
赤石悠人は、常に疑問に思っていた。
「聡助~、今日も格好いいよ~、大好きだよ~」
「はいはい、お前はいつもそれだな」
「ちょっ……あんた! 今しおりんの胸見たでしょ!?」
「みっ……見てる訳ねぇだろ! 何でお前は毎回毎回殴ってくんだよ!」
どうして自分たちと大して能力に差がない男が様々な艶麗な女性たちから好意を寄せられるのだろう、と。
赤石悠人は、その理由を探りたい。
これは、五人の女子学生から好意を寄せられ、常にハーレムを展開しているラブコメの主人公と、そんなラブコメの主人公を批判的に見つめる、特筆するべきところもない、端役でしかない男子学生の話。
合理主義を標榜する男子学生が様々な境遇の人間と相対し、学び、自嘲し、苦しみ、自身と見つめ合い、少しずつ成長していく物語。
※主人公は誰しもをクリティカルに見るので、性格は悪いです。ラブコメは基本的に王道に沿っていきます。
ラブコメと文学的な要素の組み合わせで、ライト文芸的(なつもり)です。
純文学の美点とラブコメの美点のハイブリッド作品(のつもり)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 19:00:00
1638140文字
会話率:60%
ブラック企業に勤める花村望は、今日も嫌な上司に仕事を押し付けられていた。
帰りは次の日の朝。
始発で帰る事にした望は寝不足でホームに落ちてしまった。
気が付くとそこには、美しい女神様が!!
えっ、これって異世界転生ってやつだよね
?
女神様からもそうだと聞いて浮かれる私。
えっ?
能力はガチャで決まる?
はいはい、良いですよ。
『職業・第10級女神 スキル・転送』
目の前に大きく文字が表示された
「えっ? なにこれ……」
職業……女神?
勇者とか魔導師とかじゃなくて?
「……おっ、おめでとうございま〜す。い〜や〜、職業女神、待ってたんだよねぇ〜。こんな仕事、もう嫌だったんだよねぇ〜、じゃ、具体的な引き継ぎは後で誰か連絡係をよこすから宜しく〜、あ〜、良かった〜」
女神は急に態度を変え、あっという間に何処かに行ってしまった。
「えっ? なに? 異世界は? 勇者は? 私、これからどうなるの? もう、訳わかんないですけどぉ〜」
これは、異世界転生したかったけど、女神にさせられてしまった私の物語……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 08:10:00
189090文字
会話率:41%
「これは、成るべくしてなった事だと思う」
そう言った彼が口にしたのは豆乳だった。
「俺がのんびり筋トレに励む事が出来る環境を手に入れる事は!」
「何言っているんですか、貴方は」
引っ越しの途中に立ち寄った食堂にて。思わずツッコミを入れてきた
幼馴染みに笑う。
「だって、ずっと気にしてんじゃん。都から俺を引き離す事になったって」
「それはそうですが……。貴方はムキムキだろうが脳筋だろうが王族です。辺境の領地に移るとは」
「はいはい、止め!何か貶された気もするが、感謝してるんだ、ホント。俺だけだったら城から出られてないかもしれない」
それを聞いて彼女は溜め息をついた。本当、いつもほしい言葉をくれる。この男は。
「それにしても、よく彼女たちが着いてくる気になりましたね。自称執事はともかく」
彼女の視線の先には母親と2人の子供が和やかに料理を食べている。その横のテーブルに着いているのが、自称執事の美丈夫と彼らのもう1人の幼馴染みだ。
「そろそろ拠点変えようと思っていたから、丁度よかったんだって。俺の影響なくなるし。だから、成るべくしてなったって思ってる。王位継承権云々関係なくな。ともかく王都脱出お疲れ様」
「貴方こそ」
「俺は馬車の中で腕立てと腹筋していただけだからなぁ」
「そういえばそうでしたね。流石に引きました」
「仕様がないだろ、暇だったんだし。……ん、何かアイツ酔ってる?」
そう言って視線を向けた先は幼馴染みの男。何故か手から水を噴出させている。
「ちょっと!何でお酒飲んでいるのですか!?」
子供たちは喜んでいる。が、彼は普段ならこんな事しない。
「水芸しない!床が濡れる!自称執事、なぜ止めない!「無理」って、最初から諦めるなぁぁっ!」
布巾をひっ掴み、そちらに駆け寄る彼女。
それを見ながら平和だなー、と彼は思った。
--と、いうメンバーでお送り致します。やんごとなき筋肉アニキとその護衛で幼馴染みの筋肉ダルマと幼馴染みのインテリ令嬢、王子様な外見の美中年、母親な料理人とその子供のウサミミフードと義理の息子の辺境のんびり生活(ただし筋トレ重視)。恋愛なんてない!チートもない!あるのは楽しい筋肉生活だけだ!!
筋肉の筋肉による筋肉のための隠遁生活 (スローライフ)、開幕します。
「明日は俺、馬車に乗らずに走るから」
「止めて下さい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 01:00:00
582995文字
会話率:36%
僕の名前は咲見(さきみ)暖斗(はると)、中学2年生。夏休みを利用した本物の空飛ぶ戦艦の、体験乗船のメンバーに、このたび選ばれた。超ラッキー!! だったんだけど、あれ?
男子は僕だけ‥‥。え!? 他の15人全員女子!?
で、なんか色々あ
って、僕が人型戦闘兵器DMT(デアメーテル)に乗って戦うことになって。
‥‥ただ、問題はそこじゃなくって。
そこにはクラスメイトの女の子がセーラー服に白衣を羽織って待ちかまえてるんだけど。
「暖斗(はると)くん。運動負荷心電図検査(CPX)、始めるよ~。でもその前に」
「え? 何? 愛依(えい)さん。急にかしこまって」
「うん。暖斗くん。いつも、DMTに乗って戦ってくれるでしょう? わたし達みんなを守るために。ちゃんとお礼を言ってなかったなあって」
「いやあ、改まってそう言われると。僕の方こそ戦闘の度に君に面倒かけてる感じで」
「それは、わたしは医療人として当然のことをしてるだけだよ?」
「出た。『医療人』」
「それじゃ、そろそろ検査しよっか」
「はいはい。いつものヤツだね。一発合格するよ?」
「良いかな、その意気。合格したら、あなたは自室に帰れてのびのび。医務室(ここ)で毎日24時間わたしと顔を合わせる苦行から、ついに解放されま~す。がんばってね」
「うん」
「じゃ、センサー付けるから、Tシャツ脱いで。はい、ちょっとヌルヌルひんやりしますよ?」
「‥‥あれ、暖斗くん、ちょっと体格良くなったんじゃない?」
「そうかなあ、まあ、パイロット用の訓練とかやってるし。一応だけど」
「うんうん。男子の中2は成長期だからね。背も伸びるし。」
「あんまりジロジロ見ないでよ。愛依さん。ホント、『医者の顏』の時と、『素の顏』と、キャラが違うよね。君は‥‥。あれ? 愛依さん?」
「暖斗くん。ウチ男の子の兄弟とかいないんだからね‥‥。そういうこと言わないで」
「あ、顏赤くしてバックヤードに消えていった」
「『素の顏』が出ちゃったか。上着脱げって言ったのは君でしょ? おーい。検査はぁ?」
「ダメ。この顏じゃ人前に出られないよ。ち、ちょっと待っててよ‥‥」
「ホント、『医療人モード』と『素の中2女子』とのギャップが」
「‥‥もう! 今度暖斗(はると)くんが『赤ちゃん』になっても、ミルクあげないんだから。もう」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 21:23:05
1161010文字
会話率:45%
「勇者よ。それでは旅立ちなさい。その与えられしチート能力で、異世界を救う冒険へと……!」
真っ白な空間で、桃色髪の美女がそう言って杖を振ると、俺は目を開けていられないほどの光に包まれて……そして、再び目を開けると、白い空間に美女が一人、立
っていた。
「ふう、今日はこれでおーしまいっ! あー疲れたっ! 寝るよ! 抱き枕くん♡」
「誰が抱き枕だ! つーか出てけ!」
「そんなこと言わずにほら、身体は正直ですよぉ?」
「うわちからつよい!」
この桃色髪の美女は、女神だった。
そしてこの白い空間は……俺の寝室だ。ある日起きたら急にこうなっていた。ポスターもフィギュアもパソコンも消え去り、ただ俺とベッドだけがこの白い空間に残って、そして、白く透き通るローブ一枚羽織っただけの、この女神様がいた。
「おい、カップラーメンそろそろできるぞー」
「はーい。この人転生させたらすぐ行きまーす! それっ!」
「えちょなに今の――」
白い空間には普通にドアを開けて出入りも自由で、女神は何食わぬ顔で居候までし始める始末。タイミングが悪いと転生者とハチ合うので気まずい……。
「抱き枕くん、オスの臭いがプンプンしますね~♡」
「そんな恰好でこんなに密着されりゃね!」
背中から抱き着かれて、うなじを吸われて寝る時もあれば……。
「ほら! だっこ! だっこして! ぎゅーして!」
「はいはい。よしよし」
正面から抱き合って、頭を撫でてやる時もある……。
……逆もある。
「さあ、寝るよ! 抱き枕くん!」
寝ることが何より好きな女神様は、今日も俺を抱き枕にして、幸せな眠りにつくそうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 23:34:18
40571文字
会話率:35%
「はいはい、貴方のイージス・ゲヘナ・ファルミウムはここに。私の放送をご覧になるのは初めてですか?では、こちらをお勧め致します。これは魔王に呪われし少女と魔王達の物語……愛と狂気のバトルロイヤルですよ」
最終更新:2025-01-02 09:45:18
18831文字
会話率:59%
「アリシア・シルバーストーン!お前との婚約は破棄だぁっ!」
王城の小ホール、今は王立学園の卒業を祝う会が開かれている、その会場の少し高くなったところで、我が国の第一王子殿下が声をあげた。
卒業生の代表として挨拶に登壇した王子殿下は、それ
はもう、目に見えて楽しそうだ。傍らにギラッギラに着飾った女生徒を携えて、勝ち誇った顔をしている。
「アリシア!返事をしろゥよ!」
「アリシア!どこだ!」
三回目。ようやく私の出番。
「はいはい、私、婚約破棄代行サービスの者です」
この婚約破棄、依頼人のアリシア嬢に代わり、こちらで承ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 10:47:21
7595文字
会話率:25%
私は昔から空気を読むのがうまかった。だから、悲劇のヒロインになりたい異母妹マリンの望み通り、悪役を演じている。そうしないと、マリンを溺愛している父に食事を抜かれてしまうから。
今日のマリンのお目当ては、バルゴア辺境伯の令息リオだ。
は
いはい、私が頭からワインをぶっかけてあげるから、あなたたちはさっさとくっついてイチャイチャしなさいよ……と思っていたら、バルゴア令息に捕まれた私の手首がゴギッと鈍い音を出す。
悲鳴をあげるバルゴア令息。
「叔父さん、叔母さん! や、やばい!」
「えっ何やらかしたのよ、リオ!?」
そんな会話を聞いたのを最後に、あまりの痛みに私は気を失ってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 18:04:00
183465文字
会話率:39%
はいはい、ええ、そうですね、むかしむかしのことでした。それがどれくらい昔かと言いますと、いやあ、それはもう本当に昔のことで、いつのことだか、はっきりとした年代までは覚えていないんですが、それくらい、もう随分と昔の話なんです。
お年寄りは
若い方たちと時間の感覚が違うと言いますよね? ほら、お年寄りの言う『ちょっと前』は十年くらい前のことだったりね。でも、それは本当にちょっと前のことのように思えるんですよねえ……。不思議なものですねえ、時間の感覚って。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-19 11:00:00
1396文字
会話率:62%
「かんぱーい!」
「おー」
とある一軒家の居間。天井に向かって掲げたグラスに入ったビールを一気に飲み干していく二人。縁側を通って、開けっ放しの窓から心地よい風が流れ込み、蚊取り線香がほのかに香る。「家を買ったから、都合のいい日に遊びに来
いよ」と誘われ、この夜、彼は手土産にビールを持ってやってきたのだった。
「ははは! どうだ? 中古にしては、いい家だろう?」友人が彼に訊ねた。
「ははは、何回聞くんだよ。はいはい、いい家だよ。広くて昔ながらの感じで、まあ、サザエさんの家みたいだけどな」
「いいじゃないか。国民的な一家だろ?」
「まあな。でも大丈夫か? 結婚する予定もないのに、一軒家なんて買っちゃって。しかも坂の上だしな」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-07 11:00:00
2251文字
会話率:90%
最近、我が家の床下からやたらと物音がすると妻がしきりに言うので、駆除業者を呼ぶことにした。
休みを取って、おれも立ち会った。やって来たのは初老の小柄な男。グレーの作業着と帽子を被っている。「はいはい、どうもすみませんねぇ、上がらせてもら
いますよ。へっへっへ」と男は慣れた様子だったので、特に不安は感じなかった。
「床下にね、入って調べてみますんでね。点検口はどちらかわかりますかね」
「あら、うちにそんなのあったかしら。まあ、外から見てもわかる通り、古い家なので、あるとは思いますけどねぇ」
男が訊ね、妻が答えた。わざわざ古い家などと貶さなくていいじゃないかと、おれはむっとしたが、仕方がない。夏は暑く冬は寒い。屋根がボロボロで天井にシミがあり、壁のペンキは剥がれ、妻はまだ知らないと思うが、おれの部屋に白アリが住み着いている。だが、妻が何よりも気に入らないのは、この家が姑、つまりおれの母親が昔、おれのために建てたということだ。
この家は、おれの実家から歩いて十分程度の距離にある。それもまた、妻が気に入らない理由の一つなのだろう。もっとも、今は父は死んで、母は老人ホームにいるが、それでも何かと母から意地悪されたとかで根に持っているらしい。おれに対しても同様に思っているようだ。仕事を言い訳にかばってくれなかったとかなんとか、妻は被害妄想の傾向があるから、おれは話半分に聞いていただけなのだが。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-09 11:00:00
4838文字
会話率:56%
顔面一千万点、性格二十点。
伯爵令嬢、レティシア・フォンディアは自分が『かわいい』ことに至上の価値を見出していた。
彼女はいつだって完璧な人だった。
周りの目が全てであり、自分のかわいらしさが何よりも大切だった。
見た目が可愛らしいだけ
ではダメ、性格も、仕草も全て。
どれだけ同性に嫌われても、悪役令嬢として噂されても構わない。
自身が『かわいい』ことこそが最も重要であり、他には何もいらない。
そう、レティシアはルックスは抜群だが性格は最悪の悪役令嬢だったのだ。
そんなある日、顔見知りの令嬢から
「よくも私の婚約者を奪ったわねっ!」と
全くもって身に覚えのない話をされてしまう。
みんなの理想の『かわいい』私でいるために淑女を演じて、令嬢を落ち着かせたが。
聞く耳も持たずに、何度もしつこく責め立てる令嬢。
どうしてこんなにも、責められなければならないのだろう。
どいつもこいつも、私が何をしたっていうの?
レティシアは限界だった。
その時、彼女の本性がむき出しになった。
今までの演技を捨て、本音を吐き出した。
だが、ふと冷静さを取り戻したその瞬間、視線の先にアナスタシス公爵令息が立っていることに気が付く。
彼がどうしてここにいるのか。
(あぁ、ついに本性バレちゃったのね。)
私の『かわいい』ところが好きなんでしょ?これでもう婚約は解消ね。
はいはい!さよなら、さよなら。
そう思っていたのに。
…どうして彼は私の手を離してくれないの?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 11:48:25
40909文字
会話率:34%
とある自称恋愛導き師(詐欺師)に唆されて非モテから脱却した小坂一樹(アホ)唐突にヒロインから王子様候補扱いを受けた。
生涯添い遂げる女性を探すため自己鍛錬していた小坂一樹。雪の中ジョギングをしていたら何やら公園に可愛い女性がいた。
彼女は彼女でめんどくさい性格。主人公はただのアホ。重い彼女が織りなす壮絶なラブコメです!
あと沢山の食材が喋るよ。
カクヨムでは10/4序盤編完結。11/18第一部完結。
割と滑ってるギャグや、めんどくさい性格な奴等てんこ盛りの作品です。サブタイトル募集中!
◇はナレーションさん。神の視点。
一週間に一話、二話程度の不定期投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 17:10:00
24177文字
会話率:47%
演劇部の練習中、落ちてきた照明に頭を直撃され
死んだ男子高校生の希。
あれ?僕転生してる?よっしゃ悪役系転生じゃないし無双確定かぁ?
ん、あれ手足が動かん…あーはいはいそゆことね最強の魔物になるってことね…じゃあ身体動かす方法探すかぁ…んん
?そもそも身体が動かねぇぞ、ってまさかこのゴツゴツした茶色い表面…嫌に広がった上の感覚…もしかして!僕、木になってる?!?
転生した男子高校生のゆったりファンタジーです
時々戦ったり、むふふなことしたり、王道系が描きたいです
いろんなジャンルのことも取り入れてみたいです
初投稿なのでよろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 01:16:36
6168文字
会話率:17%
「実は余は魔王なのです」「はい?」「さあ我が騎士、共に救済の旅に出ましょう!」「今何つった?」
聖パラティヌス教国、未来の聖女と聖女を守る聖騎士を育成する施設、学院を卒業した新人聖騎士ニッコロは、新米聖女ミカエラに共に救済の旅に行こうと誘わ
れる。その過程でかつて人類に絶望を与えた古の魔王に関わる聖地を巡礼しようとも提案された。
しかし、ミカエラは自分が魔王であることを打ち明ける。魔王である彼女が聖女となった目的は? 聖地を巡礼するのはどうしてか? 古の魔王はどのような在り方だったか? そして、聖地で彼らを待ち受ける出会いとは?
普通の聖騎士と聖女魔王の旅が今始まる――。
「さあ我が騎士、もっと余を褒めるのです!」「はいはい凄い凄い」「むー、せめて頭を撫でてください!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 17:00:00
448628文字
会話率:52%
人生の鬱屈を異世界ファンタジーざまあ小説執筆にぶつけていた女が、転生して乙女ゲームの悪役令嬢エリザベスになった。はいはい予定調和とばかりに適当にすごしていたら案の定穏便つつがなく王太子に婚約破棄されることに。
特になんの感慨もなく家に帰ろう
としていたエリザベスを引き留める者がいた。入れ替わりに王太子の婚約者になった男爵令嬢マグノリアだ。彼女も予定調和の被害者で、正直王太子と結婚したいとはちっとも思ってない。
王太子を押しつけてしまった罪悪感から、エリザベスはマグノリアに、ある提案をする。 ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 06:00:00
5728文字
会話率:43%
サイテー!彼氏のくせに私を泣かすなんて!
最終更新:2024-11-05 20:00:00
3845文字
会話率:20%
てめえにいう資格はねえんだよ。
最終更新:2024-11-01 20:00:00
1659文字
会話率:35%
さ~!みんなではりきって予言しまくろ!!!
最終更新:2024-08-29 20:00:00
1636文字
会話率:0%
笠井 結斗の学校生活は、いつもぼっちであった。
高校2年生になって、しばらく経ったころ親の再婚が突然決まり結人に年の変わらない妹が出来た。
妹はクラスメイトで隣の席に座る学園のアイドル、西条 陽菜。
彼女は、一人でいる結斗によく声を掛けてく
れていた。
彼にとって、そんな一時はとても安らぎの時間だった。
ここから、きっと家族として楽しい生活が……
「おい、早く飯作れ」
「はぁー、はいはい」
学園のアイドルとは、まるで違う……不良娘の陽菜がそこにはいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 08:12:05
116556文字
会話率:62%
「また君か。どうして、はいはいって聞けない?」
「理不尽に怒鳴られても黙って聞いてろって言うんですか?」
「仕方がないだろう。お客様は神様なんだから」
「お言葉ですが、お客様は神様ではありません」
「最近はそういう風潮も増えてきているみたい
だけど。我が社ではまだお客様は神様なの。君、明日からもう来なくていいいよ」
派遣先のコールセンターをクビになった、アラサー女子の三池。
「カスハラを、撃退したら、クビになり。お、一句できた」
すると、異世界の神様にスカウトされ、異世界に飛んで行った108の煩悩を消すお仕事をもらえた。
「猫にしてくれる? あとね、お世話係と護衛と食事係はイケメンにして。それでね、いつでもおいしいごはんが食べられて、病気にならなくて、のんびりしたい」
三池は三毛猫ミケとなり、異世界に。三毛猫ミケのときどき仕事、だいたいのんびりスローライフの物語──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 17:08:38
9762文字
会話率:55%