どうやら、人は死ぬと【転生ルーレット】で来世を決めるらしい。
知ったのはもちろん自分が死んで最後の大勝負を挑むことになったからだ。
虫や動物で埋め尽くされた非常に危険なルーレット。
その一発勝負で、幸運にも『ショタ召喚士』を的中させること
に成功する。
―――しかし問題はその後だった。
あの野郎、5歳児を原っぱにポイ捨てしやがった!
召喚士うんぬんの前に、まずは一人で異世界を生き抜かねばならなくなったのです。
異世界言語翻訳?そんなもん無い!!
召喚魔法?誰も使い方を教えてくれないからさっぱりわからん!
でも絶体絶命な状況の中、召喚魔法を使うことに成功する。
・・・うん。この召喚魔法の使い方って、たぶん普通と違うよね?
@『カクヨム』『アルファポリス』でも、先行で投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 09:10:00
1096252文字
会話率:53%
「何度もごめん。……結婚を延期して欲しいんだ」
男爵家の一人娘パトリシアは家業の出版社を継ぐため、大学卒業と同時に婿取りをする予定だった。
しかし同窓生でもあった婚約者のルーファスからは、多忙を理由に入社後も何度も式の予定を延期させら
れている。
そのたびパトリシアは、仕方ないと自分を納得させて受け入れてきた。
実際、彼は新部門の小説出版の仕事も任され、特に彼が担当する作家アンジェリカの、激甘なロマンス小説は大ヒット。パトリシアもすぐファンになったからだ。
けれどもパトリシアはある日、「アンジェリカを殺すしかない」というルーファスの走り書きを見付けてしまう。
人畜無害そうな婚約者が、何故か殺人を企てている!
このまま結婚か、はたまた婚約破棄か、それとも殺人が先なのか。
調査を決意したパトリシアの前に、ルーファスがアンジェリカと浮気をしている疑いが現れて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 19:22:15
20892文字
会話率:41%
ーーかつて神は危惧した。
自分が作り出した存在である感情を持つものたちが罪という咎めを背負うことを恐れなくなったからだ。
人々はそれを嘆き、そしてそれを悲劇と呼んだ。
何十年という日々を過ごしても、何百年という時を過ごそうとも、その
悲劇は収まることはなかった。
そんな悲劇が続いたある日、神はある存在を作り出した。
ーー罪という咎を許さない者
ーー罪という咎めを背負う者を許さない者
そのような存在を神は『罪狩り』と呼んだ。
罪狩りは罪人(つみびと)から見ると言わば『死刑執行人』と呼ぶべき存在であった。
神から与えられた力によって罪狩りは影ながら暗躍し、世界に蔓延る罪人たちを文字通り狩り続けた。
そのため、罪狩りたちも力を与えた神に忠誠に近いものを持って生きていた。
ーーしかし、それはある一人の罪狩りを除いての話である。
ーーそして、これはそんな罪狩りの御話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 23:00:00
1137173文字
会話率:49%
中学校に入学した私は、部活に入る気なんてさらさら無かった。
何故なら小学校の頃に入っていた陸上クラブで、周りから妬まれて、味方のいない状況になり、嫌な気持ちになったからだ。
しかし日本語ラップ部という、ラップをする部活の部活動紹介に衝
撃を受けた。
『なよなよすんな、過去過去引きずんな 大切なのは今だろう!
ふ抜けんな、すぐ寝んな、うつ連打じゃねぇ 自分の心、崩れんな!』
このフレーズに心を打たれた私は日本語ラップ部に入りたいと思い、また、そのフレーズを歌った黒髪ツンツンの弦太先輩に恋をしたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 06:30:00
101220文字
会話率:24%
伊奈佐徹(いなさ・とおる)は、平凡な高校生だった。将来の夢が「じいちゃんみたいな稲作農家」であること以外は。だが、徹が農業高校に転校し、農業ガール達とラブコメをする未来は、永遠にやってこなかった。なぜなら異世界に召喚され、勇者として魔王と
戦うことになったからだ。しかも日本への帰還は不可能。そのため徹は魔王討伐後、第二の人生として異世界で稲作農家を目指す。勇者は農業魔法が使えない?勇者が農業なんてカッコ悪い?ーー世間の目や異世界の常識なんて、気にしないのが勇者メンタル。「勇者が農業だと?」「解せぬ」「ハーレム建設ならまだしも」ーーそんな周囲の困惑なんてどこ吹く風だ。
だが、勇者と言っても、実は農業はど素人。果たして稲は実るのか。
勇者が考えた最強の農業が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 23:07:35
583360文字
会話率:42%
真珠漁を営むイェーヌスは最近、仕事仲間でもある友人クリーメンスのことが気がかりだ。唯一の家族である妹のマーガレータを亡くしてから明らかに様子がおかしくなったからだ。食事も仕事も疎かにし、ついには所持が禁じられている真珠と添い寝をしだし……壊
れていく友人を見届けた最後にイェーヌスが目にしたものとは?
なんとなく中世ノルウェーをイメージ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 20:18:17
2822文字
会話率:36%
前世の記憶を持っているお嬢様ことソフィアは8歳にして実の父と母を亡くした。
血縁者である家族はソフィアの兄2人だけとなってしまった。ソフィアも兄2人も葬儀の時は悲しみに明け暮れた。しかし、ソフィアはいつまでも感傷に浸っては入られなかった
。
父と母を亡くしてすぐに兄2人は騎士育成のための寮へと移り住むことになったからだ。
ソフィアが泣いたのは11年前の父と母の葬儀を行った時が最後だ。
ソフィアは未だに誰にも頼れない。
そんなソフィアを救うのは一体誰なのか、この時のソフィアはまだ何も知らない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 19:52:20
147392文字
会話率:37%
禿(とく)王朝は滅んだ。
四百年以上も続いていた膨大な國は、一夜にして滅んでしまう。皇帝が暗殺され、政が行われなくなったからだ。
誰が何のために、どうやって殺したのか。それすら謎のまま、月日は流れていった。
國の主がいなくなって
から数ヶ月後、仙人になるための試験が行われることとなった。それに参加したのはふたりの青年で、どちらもが含みを持っている。
明るくて気さく、誰とでもすぐに仲良くなれる黒髪の青年爛 梓豪《バク ズーハオ》。
美しいけれど儚げな銀髪の青年、全 紫釉《チュアン シユ》。
ふたりは互いに相棒となり、昇格試験へと挑むことになった。
出された数々の課題をクリアしていくと同時に、ふたりの過去や謎も明かされていく。
そして徐々に惹かれ合っていって……
架空の古代中国を舞台にした、美しい青年ふたりの恋、そして國に潜む皇帝暗殺の謎を描く中華BLミステリーです。
焦れったくてキュンキュンするかもしれない、ふたりの初々しい初恋物語。そして昇格のために深めていく絆は、彼らの過去と心を結びつけていく。
「お前ら、もう付き合っちゃえよ!」がモットーな、ふたりの無自覚いちゃコラ中華BLです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 12:02:35
350871文字
会話率:39%
魔王・アルフレッドは、勇者アリスに追いかけれられていた。というのも、アリスはヤンデレだったからだ。
なぜアリスはヤンデレになったのか。昔、所属していたパーティーに虐められて、それで病むようになったからだ。魔王が王国に出現し、そして姫をさら
ったとき、パーティーは酷い怪我を負った。そのとき、アリスは自分を虐めていた人間が手酷い仕打ちを受けたことに満足して、パーティを抜ける。その後、自分は魔王に恋していることに気が付き、魔王を(物理的に)手に入れようと決意した。
しかし、実は魔王がさらった姫も、ヤンデレだったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 20:15:19
3764文字
会話率:21%
魔王を討伐して以降、勇者カーラには悩みがあった。
レベルが上がり、強くなりすぎてしまったカーラには戦いを楽しめる『敵』がいなくなったからだ。
しかし、そんな彼女にも転機が訪れる。相手を弱体化させるスキルを持つ少女、メイとの出会いだ。
カーラはメイとの出会いを境に、再び戦いを楽しめるようになっていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 22:17:35
392729文字
会話率:49%
チェルカは自身の婚約者のことで悩んでいた。
王女の専属護衛騎士となってからというもの、婚約者は王女に夢中になってチェルカのことをおざなりに扱うようになったからだ。
婚約者に王女との距離がおかしいと何度伝えてもそんな目で見る方がおかしいと返さ
れる。それならいっそのこと婚約解消をと願っても、チェルカの事も大好きだと言う婚約者はまともに取り合ってはくれない。
優しかった婚約者が人が変わったようになった事や、複数の男性が同じように豹変してしまった事から、やがて王宮魔術師であるチェルカは疑いを持ち始める。
もしかして婚約者は魅了に掛かっているのではないかと。
ノーリアリティの完全ご都合主義なお話です。
モヤモヤのムカムカ案件にて血圧上昇にご注意を。
誤字脱字……ごめんね。←すでに諦め
アルファポリスさんにも時差投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 21:00:00
88603文字
会話率:41%
ある日わたしは婚約者に婚約解消を申し出た。
常にわたし以外の女を腕に絡ませている事に耐えられなくなったからだ。
幼い頃からわたしを溺愛する婚約者は絶対に認めないが、わたしの心は限界だった。
アルファポリスで連載、完結した本編のifストーリ
ーとなります。途中から本編とは全く異なった物語、ラストとなります。本編を読まずともこちらだけでも
お楽しみ戴けるとは思いますが、こちらを読まれてから本編をお読みになると、かなり、お胸くそが悪くなられる可能性がありますので、どちらかというと逆から読むのをお勧めいたします。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 09:22:56
36808文字
会話率:33%
生まれたとき、期待されていた魔力がゼロだと認定された私は、伯爵である父の大きな期待を裏切った。そのため父に愛されることはなく、罵倒されて育った。
そして八歳のときに魔術師だった母親がなくなると、父親は子連れ女性と再婚し、今度は三人で私を
虐待し始めた。その上使用人達からも見下されて、彼らの仕事までさせられた。
そんな最悪の家庭環境の中にいたドアマット状態の私を救い出してくれたのは、同じ一門の伯爵家の三男の幼なじみだった。
その後私は、一門の長である侯爵様の取り成しで、我が家の嫡女と認定された上に、その恩人の幼なじみと婚約することが決まった。
しかし、その七年後に二人の婚約は解消されてしまった。弟が生まれたために私が廃嫡され、婿取りではなくなったからだ。
婚約者を心から愛していた私は大きなショックを受けて悲しみに沈むが、彼は平然としてそれを受けいれてしまった。その様子またショックを受けた私だったが、学園の卒業式に予想もしないとんでもない展開を迎えたのだった。
ドアマット伯爵令嬢と幼なじみの伯爵令息、そしてもう二人の幼なじみの意外とハイスペックな四人組の恋愛模様と友情の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 19:00:00
28184文字
会話率:23%
一六歳のクレア・バジョット伯爵令嬢は興奮していた。『シャイニングウィザード』の異名を取る希代の魔道士ムトー・バーナンキと、婚約を前提とした顔合わせを行うことになったからだ。クレアはムトーの大ファンだった。一方ムトーはゴリマッチョな体形・いか
つい顔・ハゲ頭の三重苦で、女性ウケはとても悪かった。だから二五歳まで独身だったのだ。二人は顔合わせの席で出会い……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 07:17:57
5916文字
会話率:41%
父が再婚するとアリスの屋敷内での立場はがくんと落ちた。継母と義姉が家の中で力を持つようになったからだ。
窮屈になったアリスは、唯一の楽しみと称して、よく墓地に出かけるようになった。
しかしアリスが出かけようとすると、必ずメイドが止めにくる。
「もういい加減におやめください! ティートニア家のお嬢様が、ストーキングが趣味だなんて!」
「大丈夫よ。私がストーカーなんて真似、すると思う?」
アリスが出かける先には、たびたび美形の男──今をときめく公爵様が復讐を誓いにやってくる。
アリスはその復讐を応援し、見守ることに喜びを感じていたが……。
ごくごく微量のざまあ有り?
家族に蔑ろにされているアリスが公爵カルロスと幸せになる話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 10:14:49
10994文字
会話率:30%
「あ~あ。言っちゃいましたね」
告白の返事の一言目は、予想外の言葉であった。
まるで英語禁止ゲームで英語を言ってしまった時のような軽いセリフだった。
電話越しに彼女は続けて言った。
「告白ってしたくなっちゃうもんなんですか?」
僕は、答えることはできなかった。頭が真っ白になったからだ。ただ、理解していることは勇気を出した告白に望んだ返事がこないということだった。
「先輩とは長く友達でいられると思ってました。恋人になったらいつか別れがくるじゃないですか、だから長くお友達で居たかったです」
東京でも雪が降り始める季節、僕は失恋をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 18:02:28
18354文字
会話率:36%
この国は徐々に傾きつつあった。
自身の我がままを押し通す暴君が国王になったからだ。国民は失望し、次第に疲弊していった。
神に救いを求めるほどに――
「エレノア・キャスパー! 貴様との婚約を破棄する! そして、ここにいる伯爵令嬢を妻に迎える!
」
夜会で王侯貴族が談笑している中、侯爵令嬢エレノアに婚約者である第二王子ジェイコブが、突如として婚約破棄を宣言した。ジェイコブの隣で伯爵令嬢が申し訳なさそうにしている。暴君である国王もジェイコブを支持し、エレノアを敵視している。心が悲壮感に満たされたエレノアは、国王への発言の許可を乞う。
婚約破棄を宣言されましたし、正体がバレても良いので国王と元婚約者に申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 04:20:36
7055文字
会話率:20%
愛人を殺した。順風満帆な俺の人生に邪魔になったからだ。死体を埋めて車を走らせると、なぜか助手席に埋めたはずの愛人の死体が──。
※これは「夏のホラー2023」参加作品です。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。
最終更新:2023-08-06 08:00:00
1264文字
会話率:10%
※この作品は、別サイトにも投稿している重複投稿作品です。
私は、どうやら転生したようだ。
前世の名前は、憶えていない。
なんだろう、このくだりに覚えが?猫?夏?枕?まあ、そんな事はどうでもいい。
私の今の名前は、アウエリア・レン・フォール
ド、8歳。フォールド家の一人娘であり、伯爵令嬢だ。
前世では、多分、バンビーだったと思う。
よく思い出せぬ。
しかし、アウエリア・レン・フォールドの名前は憶えている。
乙女ゲーム「黄昏のソネア」の登場人物だ。
まさか、乙女ゲームの世界に転生するなんて・・・、いや某駄目ろうでは、ありきたりだけど。
駄目ろうとは、小説家になろうというサイトで、通称が駄目ろう。駄目人間になろうっていう揶揄らしいのだが。
有名な面接系の本には、趣味に読書はいいけど、決して小説家になろうの名前は出さない事と書かれている。
まあ、仕事中に読んだり、家で読み過ぎて寝不足になったりと社会的には、害のあるサイトとして認定されつつあるからね。
それは、どうでもいいんだけど。
アウエリア・レン・フォールドは、悪役令嬢である。
それも殆どのルートで処刑されるという製作スタッフに恨まれているとしか思えないような設定だ。
でもね、悪役令嬢とはいえ、伯爵令嬢だよ?普通は処刑なんてされないよね?
アウエリア・レン・フォールドさん、つまり私だけど、私が処刑されるのは、貴族学院卒業前に家が取り潰しになったからだ。何の後ろ盾もない悪役令嬢なら、処刑されても仕方がない。
という事で、私は、ゲームが始まる前、つまり貴族学院に入学する前に、実家を潰す事にした。
よく言うでしょ?
ゲームはスタートする前から始まってるってね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 06:00:00
180966文字
会話率:46%
中学二年生のクラス替えの直後に、大木萌子の平和な日常は崩れ去った。
あいつらから酷い暴力を受けるようになったからだ。
この部屋から出られなくなって、もう五年になる。
ひとりぼっちの部屋で萌子は、いつものように悩んでいた。
夜中に食べ
たら太ってしまうだろうか?
分かりきった疑問に「太るに決まってんだろ!」と、声に出して自分にツッコむ。狭い室内に虚しく声が反響した。
ふと、姉の事を思い出す。
二年前まで一緒にこの部屋で過ごしていた姉は、体重が八十キロを超えた頃に出て行ってしまった。
部屋に鳴り響くノックの音と共に、意外な結末への扉が開かれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 10:48:53
7053文字
会話率:9%
二人の物書き少年、カムイ13歳とシェロ14歳はネット小説を書いた。カムイが小さな賞を授かる幸運に恵まれた。昼過ぎにシェロが祝賀会といい、自宅に彼を招待する。「黒耳シェロの天才クイズ」。カムイが大好きな謎解きをシェロが用意しプレゼントした。し
かし、カムイが解答に夢中になっている間に親友のシェロが居なくなってしまった。のちに失踪事件に発展する。二人の家は、同じマンションの隣り合う部屋だ。そればかりか、その日の夕方、カムイが帰宅すると、大変な知らせを親から告げられる。カムイの母親とシェロの父親が事故で死んだと知る。シェロの失踪と何か関わりがあるのかは分からないが。親の死があって、シェロの行方不明は失踪との断定が遅れた。通報をしたのは夜中だ。夜中に警察が訪ねてきた。通報者はシェロの母親ミクだ。警察は夜中の間に宅内を見て回り帰って、翌日に最後に会っていたカムイに事情を訊くことに。
カムイは警察に最後にどんなやり取りをしていたかを問われて答えるのだが。そしてクイズの内容を説明するのだ。クイズのやり取りの最中に彼は部屋を出て行ったきり戻らなくなったからだ。二人の少年はと、二人の両親も裕福ではないため、携帯電話を持たない。
警察は毎日のようにカムイを事情聴取する。クイズの内容がこれまたチンプンカンプンであり、カムイの説明で警察は混乱して行く。警察はそのクイズに失踪のヒントがあるのではないかと、少年カムイと少年係の二人の刑事が謎解きを始める。骨織警部と此処堀巡査が事件の担当者だが、なぜかその疑いはカムイに向けられていく。隣り合う隣人の失踪と親の死が同時に起きた。警察は早い段階で家宅捜索を開始。シェロの自宅の電話機に盗聴器が仕込まれていた事をつかんでいた。おまけに盗聴器からはカムイの指紋だけが検出される。さらにはシェロの部屋中どこを探してもカムイの指紋だけしか出てこない。警察はこの少年がシェロの失踪に関わりありと疑っていく。
登場人物、秘伝カムイ。黒耳シェロ。カムイの父ムサシ。シェロの母ミク。少年係の刑事、骨織損三郎(ほねおりぞんざぶろう)警部と此処堀腕次郎(ここほれわんじろう)巡査。
※推理初挑戦。推理要素や謎解き要素は、あまりないかもしれません。推理小説っぽく仕上げた作品です。テーマに沿って書きました。締め切りがあることで完結まで書き上げられました。三十三話、完結済み。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 23:00:00
59314文字
会話率:18%