剣や魔法、忍術もあり、科学もある。それが当たり前に存在して、さらに異世界からこの世界へ遊びにくる人もいる。そんな世界に僕は疑問を持っていた。何故日本という異世界と文化的に繋がっていて、この世界の母国語が日本語なのかという疑問点もあるが、一番
不可思議な点は”自分”だった。僕はまるでそういったキャラを与えられているかのように、ずっと嘘の笑みを浮かべている人間で、だからそういうキャラでお笑い芸人をやっている。この世界の人間もこの世界へ遊びに来た異世界の住人も、皆この世界でお笑い芸人をやっている。まあこの世界の住人は皆やってるからやってるみたいな感じでやって、一年くらいするとそのまま継続するか辞めるかする。僕はウケたから続けている。そんなある日、オールラフトーナメントという大規模な大会が行なわれることになり、これに優勝すると、願い事がなんでも一つ叶うらしい。僕は思った。本当の笑顔になりたい、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 15:00:00
6759文字
会話率:25%
幼馴染の双子、ナッツンとサーナから告白を受ける。
「お笑い芸人をやるからマネージャーをしてほしい」
と。
思っていた恋愛の告白じゃなくて拍子抜けするが、まあ承諾することに。
そこからネタ作りを手伝ったり、出場できるライブをマネージャ
ーらしく探していくが、ナッツンとサーナ、特にナッツンが変。
そこを掘り下げていくと、なんと、一緒にいることの口実としてマネージャーをしてほしい、と言っていたことが発覚し、ナッツンもサーナも俺のことが好きだったのだ。
「じゃあお笑い芸人はやる気が無いのか?」
と聞くと、実はそれぞれお笑いも本気でやりたくなってきていて。
結果、今は恋愛よりもお笑いだ、となり、お笑いを本気でやっていくことに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 05:30:00
11699文字
会話率:37%
全21話。96000字で完結。お笑い好きな女子高生・瑞華に思念体であるガンズが憑りついた。ガンズはこの世に未練があって、ネット長文をやりたい。瑞華は叫んだ「いや囲碁や映画脚本家であれよ! ネット長文って知らない文化!」と。どうやらネット長文
というのは一つの趣味らしく、やっても旨味があるモノではなかった。ガンズは元女性スパイで唯一の娯楽がそのネット長文で、ネット長文とはお笑いの台本の面白さを競うコミュニティ。しかしそのネット長文は完全に過疎っていた。というわけでそのネット長文を復興させないといけなくて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 06:10:00
96412文字
会話率:36%