「局長! これは……」
「ああ……間違いない。すぐに研究チームを立ち上げよう」
その日、宇宙局に激震が走った。未知の電波をキャッチし、それを音声データに変換した結果、異星人の言語らしいことが判明したのだ。
ついに訪れた異星人との交信の
可能性に、一同は興奮を隠しきれなかった。世界中から科学者や言語学者が招集され、解読作業が始まった。
「ズィーラ、ズズラ、ムーン……これで『こんにちは』だな」
「ズィーラ語と名付けよう」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-18 11:00:00
1562文字
会話率:35%
ある日、アパートの隣の部屋に二人の宇宙人が引っ越してきた。
『宇宙人』といっても、頭がおかしい人間という意味じゃない。本物だ。連中は黄緑色の肌に真っ赤な目をした、どう見ても地球外生命体そのものだったのだ。
ファーストコンタクトは、普通の
インターホンの音から始まった。何も考えずにドアを開けたおれが目の前の光景に度肝を抜かれたことは言うまでもない。驚きすぎて、自分が何を言ったのか覚えていないが、たぶん相槌を打つことくらいしかできなかっただろう。
一分か二分ほどの挨拶を終えた連中は、あっさりと隣の部屋に入っていった。残されたおれは呆然と床に座り込んだ。どっと湧き上がる疑問を脳が処理しきれなかったのだ。
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最終更新:2025-01-07 11:00:00
2464文字
会話率:42%
夢とは奇妙なものだ。脳が処理しきれなかった記憶の断片や、無意識に追いやられた秘めた自分の欲求が見え隠れする、支離滅裂で箱庭のような狭い世界。そこで朝まで踊らされるのだ。夢の中だとも気付かずに。
しかし、今夜は違う。見上げた空は雲さえも塗
りつぶしたかのように真っ白で、その光がまるで電灯のように煌々と世界を照らしている。周りを取り囲むビル群はやや反るように曲がっており、おれを見下ろしているみたいだ。
ここは間違いなく夢の中。そう、これは明晰夢だ。つまり今宵は、おれがこの世界を好き放題していいってことだ。これは心躍るというもの。さてさて……。
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最終更新:2024-07-30 11:00:00
3641文字
会話率:67%
魔導装具取扱店「か~まの店」店主、か~まいんと申します。
当店は、私が洋の東西を問わずかき集めた素材をもとに製作した、魔導装具を取り扱う商店でございます。
さて、今お客様がお求めになった、そちらのアイテム。
効果のほどはお手元に記して
おりますが、果たしてこれがどのようにして魔法の力を宿すに至ったか、ご興味はございませんか?
よろしければそのアイテムについて、少しお話しても?
私の昔話に、お客様の大切なお時間をいただけるのであれば幸いに存じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 18:55:34
72641文字
会話率:29%
配信者として人気を得るために国頭神社の祠を壊しに来た啓介達だったが、既に祠は破壊されており奇声を発する男が徘徊していた。
その前に祠を破壊した者達。
祠を管理しきれなかった者達。
どうなろうが、結末はもう決まっていた。
最終更新:2024-10-20 20:26:54
9207文字
会話率:42%
異世界トリップした天涯孤独のアラサー干物女子が、ホテル経営したり、飯テロしたり、逆ハーレム展開を天然でかわしたり、かわしきれなかったり、なんだかんだ世界を救ったらするお話です。
最終更新:2024-07-31 23:30:00
15119文字
会話率:37%
各小説の描写しきれなかった詳しいキャラデザや分かりづらかった所の解説、ちょっとした雑談
最終更新:2024-07-23 01:28:51
1846文字
会話率:0%
死のう。
おれは死を選ぶことにした。最後の食事も終えて、死に場所へと向かうおれ。
だが、突然の腹痛がおれを襲った。
我慢しきれなかったおれは、よく買い物をしていたコンビニへと入る。
九死に一生とはこのこと。いや、死のうとしている
んだけどね、これから。
死のう死のう言っていますが、主人公は自殺願望があっても自殺できない奴なので死にません。そこはご安心してお読みください。
作中、排泄や排泄物に関わる表現が出てきます。食事中の方、苦手な方はご遠慮ください。
強盗とやり合う場面がありますが、決して真似しないでください。
また、当作品において、描写における何らかの誘引・勧誘・助長の意図や目的は一切ございません。ただの創作であり、娯楽です。
こちらも過去に考えた作品。そう、小学生のころに。なんて言いたいのですが、現在です。
いい年をして、こんな作品を考えつくなんて。
私も死にたくなりました。
※ 誤字や脱字、漢字とひらがなに助詞の使い分けなどは、気がついたら修正しています。
※ カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 07:00:33
16992文字
会話率:33%
転生したヒロインはそもそもヒロインという事実に気付いていなかった。転生した悪役令嬢は自分が転生した世界の事を知っていた。その違いで、未来は大きく分かれたのである。知っていたからこそ、余計な事をして自滅する事になった悪役令嬢の話。
最終更新:2024-07-02 06:00:00
19511文字
会話率:8%
転生特典を活かしきれなかった少女の話。
悪辣女神の暇潰し、悪辣女神の暇つぶし、というタイトルと同世界観のお話ですが話そのものは繋がっていないのでそちらを読む必要はないです。
最終更新:2023-09-09 06:00:00
13353文字
会話率:14%
魔物絡みの依頼を受ける、請負人(コート)のリー。今は火龍フェイが同行員となるのを待ちながら、組織本部で訓練中。
同じくもうすぐ同行員となる恋人ラミエとのある計画は、どうやら双子のエルフたちの手を借りねば困難な様子で…。
レストア大陸
記第四弾です。冒頭にこれまでのお話をぎゅうっと凝縮しきれなかった長い人物紹介と用語解説があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 08:00:00
164174文字
会話率:36%
自殺しきれなかった少年、佐藤勉。
彼の自殺未遂からの二か月弱を追う。
最終更新:2024-06-19 14:02:41
32948文字
会話率:43%
「容姿だけが全てじゃないんだから!」
魔女の失恋を機に、容姿に関する価値観が少しずれてしまった国のお話
主人公のアルベールはそんな魔女の失恋相手の子孫にあたる。
アルベールは魔女と会うことにより運命が動いていく?
鈴木は美醜逆転の話が
書きたかったのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 22:21:04
10485文字
会話率:38%
青春と呼んでも良いような高校生時代を思い出す男性視点です。
台詞のみの台本形式を目指したのですが、最後に伏線を回収しきれなかったので、モノローグが入っています。
彼女の台詞の間の端々にあるように、彼女は様々な問題を抱えており、今の社
会(令和6年)だということを考えると、デリケートな話題を二人は話しているので、保険のためにR-15のタグを入れました。
恋愛(性愛)表現のレイティングではありません。
pixivの公式企画『執筆応援プロジェクト~言えなかったひとこと~』投稿しています。
公式テーマの通り『言えなかったひとこと』です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 19:50:42
4419文字
会話率:35%
江戸幕府が崩壊して魑魅魍魎が蔓延る世になり、明治政府は全てを排除しきれなかった。大正時代。
侍は霊力を異能に変えて、妖怪を退治するのが主流になり、妖怪は生き残るために人々に憑いて生活をするようになった。
そんな妖に憑かれた女性が、異能を持
たない霊力だけの無能と呼ばれる侍の元へ嫁ぐことで人生の転機を迎える。
恋愛要素強めの、和風ファンタジーをお送りします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 18:00:00
32854文字
会話率:42%
[魔物]
それは人類や既存の動植物とは全く別の生命体。似たような内臓器官は存在するが、[魔核]という生物で言う心臓にあたる特別な器官が存在する生命体の総称であった。
[魔物]は人類よりは劣るものの知性があり独自の言語で会話が成り立ち、人類の
ように文明を築き時には動物をペットのように可愛がる事もある。だが人類に対しては忌み嫌うかのように敵対し、人類は古来より[魔物]に悩まされていた。
しかし時間の経過と共に人類の進歩、[魔法]や科学といった技術の発展もあり、次第に[魔物]に対して対処できるようになっていた。
だがそんな時に現れたのは[魔人]という人類と似た容姿を持ちながら[魔物]を従える存在が人類を絶望に陥れる。人類は彼らによって為す術なく人や土地、思い出を理不尽に奪われていった。
それでも人類は滅亡しなかった。なぜなら[魔人]の出現と同時期に後に[英雄]、[勇者]と呼ばれる存在が現れると、人類の反撃の狼煙があがった。侵略された都市や土地を奪い返し、[魔物]の殆どを人類が生存する大陸から追い出した。[魔物]を追い出した事でいつしか[魔人]は消えていた。
そこから先は共通の敵が消えた事で種族や人種、宗教、経済や資源など様々な要因で人類同士の諍いが起こりつつ時代は流れていき現代にまで至った。今では多少の対立はありつつも人類は平和を謳歌していた。
だが忘れてはいけない。人類は[魔物]には勝ってはいるが[魔人]には一度も勝った事がない。彼らは当時の人類の全てを集約しても倒しきれなかった存在。もし彼らが現代の人類に再び宣戦布告をしたら、果たして人類は彼らを倒すことはできるだろうか…………
『人類よ。我らを倒し、自らの存在意義を世界に知らしめていけ』
──────────────────────────────
これはそんな世界のある男の厳しいながらも生きた旅の記録である。
──────────────────────────────
普段はR18のノクターンノベルで作品を投稿している作者の新作オリジナル作品。[魔法]と科学が混在する世界における日常と青春、強大な敵に対する絶望と抗い、そして芽生える友情と絆の物語でもある。
二週間ごとに土曜日の23時に定期的に投稿する予定です。ときたま投稿した部分の修正も織り交ぜつつ完結まで目指します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 23:00:00
153149文字
会話率:58%
ユーシス王国の聖女アイナは浄化の力で、毒の瘴気に侵された人々を日々救っていた。
そんなある日、アイナを目障りに感じた親友の公爵令嬢から死の呪いを受け、彼女は意識を失った末に崖から海へと落とされてしまった。
しかしアイナの持つ聖女の力によ
り、呪いを浄化して一命を取り留める。
アイナは見知らぬ砂浜で目覚めるのだが、彼女の体は浄化しきれなかった呪いの効果で子供のものになっていた。
困惑するアイナだったが、そこでとある青年と出会い保護される。
ただ、その青年こそが人間と敵対していた魔族の王こと魔王だったのだが……。
「魔族は瘴気なんて発さないし、俺たちも苦しめられているが」
「魔族って悪者じゃないんだ……」
これは親友に裏切られた元聖女が幼女の姿となって、意外と優しい魔王の元で幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 11:38:14
14309文字
会話率:23%
異世界恋愛ジャンルを読んでいて、どうしても気になりました。
「令嬢」の使い方。
もしかして、以前に同じことが気になって、同じことを書いているかたがいるかもしれませんが、検索で探しきれなかったので書きなぐりました。
最終更新:2022-08-03 12:00:00
807文字
会話率:0%
小学校の新任教員として働くことになった大西花梨は、赴任したばかりの校舎で、次々と奇怪なことに巻きこまれる。その発端になるのが転校生の中村唯。転校してきた当日から不思議な少女だった。彼女から早朝の教室で描いていた不思議な絵を渡され、導かれるよ
うにたどりついた物置部屋で古い大きな木製の車輪を見せられた赴任当日から、教室の内外で繰り広げられる不思議なできごと。それは、担任の大西先生だけでなく、同僚の住野先生、北原先生やクラスメートの青木涼介、小林美月たちの運命を翻ろうする日々になる。そして唯本人も…。
なぞの転校生唯は、「ふふふ」と不思議に笑いながら、その車輪についてよく知らないと言う。そして車輪のせいかどうかはわからないが、新しい学級ではいじめられる存在になってしまう。そしていつしか不登校へ。
大西先生は、唯は小学校の一大イベントのひとつ、運動会にも出られないと思っていたが、当日姿を現す唯に驚きつつもうれしさを隠しきれなかった。しかし唯はまた、不思議なことを聞いて大西先生を不安にさせる。大西先生の不安をよそに、運動会では組体操が進行されていた…
運命の車輪は廻る、廻るーー。
生徒に翻弄される日々の中、ずれていく日常、変わらないもの、変えてはいけないもの。
見えないはずの運命が見えてしまった彼女たちはどうなっていくのか。
スピリチュアル現代ファンタジーの幕開けがここに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 23:00:00
25293文字
会話率:53%
『あなたに1日だけ差し上げます。そのあとは・・・』の後日談というか、回収しきれなかったものを投稿します。
まだ、本編を見ていない方は、少量のネタバレを含みますのでまずは本編の方からよろしくお願いします。
最終更新:2021-06-08 19:00:00
5105文字
会話率:33%
西暦202X年、日本で全高3.8mの人型ロボット車両【アーク】が市販され始めると、犯罪に用いられるケースが多発。警察もアークを導入したが対処しきれなかった。
政府は警察の手に負えない事件をアークによって解決する特務機関【アルカディア】
を設立。その操縦士となる条件は卓越した操縦技術のみ。なんの資格も必要なく、年齢も問わない。
そこに集められた者の多くはアーク操縦アーケードゲーム【機甲遊戯アーカディアン】の上位プレイヤーであり、未成年の少年少女たちだった。
そこに秘密結社【ザナドゥ】が現れる。アークではなく怪獣型ロボット【機甲獣】で破壊と殺戮の限りを尽くす、並の犯罪者とは比較にならない強大な敵が。一体その正体とは。
戦え、楽園《アルカディア》の勇士たち!
日本の未来は君たちの肩にかかっている!
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
この作品は「https://novelism.jp/novel/rFyND380RQuk430mBlNAHw/」「https://www.pixiv.net/novel/series/1453721」「https://kakuyomu.jp/works/1177354054935357060」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 02:44:53
320108文字
会話率:38%
この世でただ一人、魔王を滅ぼす力をもつ勇者として生まれた天賦黎人は魔王との一騎討ちに敗れてしまう。
魔王に敗れ、自分の死を悟った黎人だったが、それから数百年経った後の世界で目を覚ますことになる。
数百年後の世界では、魔法や体術などを用いた戦
闘が黎人の生きていた時代よりも進んでおり、かつて史上最強の力を持っていた黎人の魔力は、ほぼ戦力にはならないFランクと判定されてしまった。
しかし、勇者だった頃の経験と生まれ持った勇気で、いつか魔王を倒すことを再び決意する。
自分を封印から解いた術者の謎。倒しきれなかった魔王。そして、自分だけが有した勇者の技や魔術を狙う影。
数多の困難を跳ね除け、Fランク冒険者は再び勇者に成り上がる!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-08 17:12:22
18648文字
会話率:40%
現代世界をループする主人公星宮司郎の物語。最初はループに気付かず、死なずにしっかり一回目の人生を終えた後、場面は高校生時代に巻き込まれた列車暴走の瞬間に戻る。
その事故で主人公は自身の人生で1番愛していた彼女だけでなく、クラスメイトを全員
失った司郎。
1度失った大事な人を救う為に、1人孤独に運命に抗おうとする司郎。結果的に愛する人間は助けられたが、その他のクラスメイトと乗客は全員死亡。
力の無さに打ちひしがれていた所を、最愛の彼女に説得され、亡くなっていった人達の分を今度こそ生きようと考えた司郎は、与えられた2回目のチャンスを生かしきれなかった1回目の人生の分も含めて、幸せに生きていった。
がしかし死んだ先の光景は再び、あの列車事故の中だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 12:23:51
18315文字
会話率:53%