ここは、月霞市国。日本のどこかに存在する小さな国。
ここには、競争や効率、成果を求める日々に疲れた人々が、静かに移り住む国。
この国には、大きな会社はひとつもない。
誰もが、自分の「好き」を大切にしながら、自然体で暮らしている。
必要以上
にに欲しがったりしない。
花を育てたり、物を作ったり、ゆっくりとお茶を飲んだり。子供達も好きな事をたくさん学べる環境。秩序は親が教える。いじめもない。
そんなふうに、心をすり減らすことなく、優しい時間を生きる人たちの国だ。
ここは、心の澄んだ人だけが辿り着ける、優しい世界。
登場人物
◆ リリカ(27歳・女性)
この国に来て、もうすぐ一年。
ロングヘアーに小柄で華奢な体つき。
フリーのフラワーアレンジメント作家として、自宅横のアトリエで花と向き合う日々。
週に一度、木曜日だけは図書館でボランティアをしている。その帰りに立ち寄るカフェが、最近のささやかな楽しみ。人見知りで恥ずかしがり屋。思ったことをすぐに言葉にできない性格。紅茶と本が大好き。
◆ アオイ(32歳・男性)
この国に移住してきて2年になる。
フリーランスのプログラマーとして働く傍ら、地域のイベント企画などにも顔を出す。長身のイケメン。
柔らかな物腰と、どこか色気のある佇まい。
本心はあまり語らないタイプ。
週に数回、お気に入りのカフェで深煎りのコーヒーを飲むのが日課。
◆ シノさん(カフェのマスター)
月霞市国の図書館近くのカフェの店主。
柔らかな笑顔と落ち着いた声で、誰からも愛されている。
カウンターの奥から、静かに客たちの様子を観察していることが多い。
常連たちの微妙な心の動きを、さりげなく後押ししてくれる存在。
◆ ノノ(28歳・男性)
リリカの高校の先輩で、リリカより一足先にこの国に移住した。
木で器やカトラリーを作る職人。
リリカの家の近くに住んでおり、よくお互いのアトリエを行き来している。
おっとりとした雰囲気の中に、時折鋭い観察力を覗かせる。
リリカの良き相談相手であり、心の支えでもある。
◆ 美月(28歳・女性)
アオイの仕事仲間。主にデザインを担当している。
連絡はほぼ毎日のように取っているが、会うのは2ヶ月に1度程度。
必要以上に踏み込まず、程よい距離を保つ関係。
アオイにとって、仕事のパートナーであり、プライベートには深入りしない存在。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
47760文字
会話率:24%
――〝孤高の眠り姫〟
それが彼女に付けられたあだ名だった。
流れるようなポニーテールに、汚れを知らぬ真っ白キメ細やかな肌。
いや、美辞麗句さえも必要ないかもな。
目にした誰もが絶世の美女と認めることだろう。
しかし
、そんな彼女には常人とは違う一つの大きな特徴があった。
彼女は〝全ての人を拒絶する〟のである。
見た目が良ければそれだけで彼女の周りには男女共々集まってくるはず。
……まるで角砂糖に群がるアリのごとく。
しかし、それすらも決して受け付けることはなかった。
眠り姫は今日もまた、己の世界の中でくぅくぅと寝息を立てていらっしゃる。
だが、そこに馬鹿電波ツインテールと変態秀才腐れ縁野郎も加わって……!?
「……見るな、寝にくい」
「美佳は先輩のことが大好きなんですーッ!」
「でも僕は可愛いモノが大好きなんだ。それはもう、蜂蜜塗って食べちゃいたいくらい」
あ、いや、なんだどうした畜生め。
平和な日常はどこに飛んでいっちまったのか。
どいつもこいつもキャラが濃すぎる。
……さすがの俺でもお手上げかもしれん。
天の神様よ、いるなら今すぐ降りてこい。
ワンツーパンチを二、三発噛ましてやるからさ。
「畜生め、お前ら少し黙ってろぉおッ!!?」
喜劇、純情、時々涙。
今から紡ぐは、そんな温かな恋物語。
――――――――――
こちらの作品は『第12回ネット小説大賞』に
エントリーさせていただいております。
よろしければブクマや感想や星評価などで
やんわりと応援していただけますと幸いでございます!
読者の皆様にじっくりとお楽しみいただけますよう
始めのうちは毎日3話ずつ公開いたしますっ。
それでは何卒っ!
よろしくお願い申し上げます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 03:02:02
130063文字
会話率:16%
銀河を舞台に、若き星庭師アリシアとAIフェアリーが織りなす物語。
彼女の使命は未開の文明に知識の「種」を撒き、発展を促すこと。
しかし、失敗した文明は自滅するか、彼女の手で消される。
背後には全宇宙を「平面化」せんとする超文
明「彼ら」の影が迫り、
行く手には元同僚が生み出した無限増殖兵器「機械群」が牙を剥く。
「創造」と「破壊」の狭間で、
コーヒーを愛し、爆弾を手作りするお茶目な庭師が選ぶ未来とは――
※カクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 07:00:00
10653文字
会話率:40%
そんなにお茶好きって、いないの? この世は、コーヒー好きだらけなの?
最終更新:2024-01-19 21:17:37
1206文字
会話率:4%
実家で飲むお茶とコーヒーが、なぜだかとても美味しい!
気の持ちようで味に違いを感じるって事はあるかもしれないけど(笑)、同じ市内の同じ水道水。
なんでだろう?と思ったことを綴ってみました。
最終更新:2024-01-05 05:00:00
2092文字
会話率:0%
人の不幸は蜜の味なのだろう。私は現在90歳。哀しいのか嬉しいのか身体はぴんぴんしている。お喋り相手の娘っこに買わされたのは和菓子の一式コーヒーの一式化粧品の一式洋服の一式キッチン用品の一式庭いじりの一式。これから買わされるのは多分健康食品の
一式だろう。しょうがないから買ってやる。仕方なく。そう言いながら私は今日も熱い日本茶を淹れ娘っこが訪ねてくるのを待っている。お茶が減るのが楽しみでお茶うけを用意するのが生きがいだ。
この作品は作家でご飯に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 10:59:39
9246文字
会話率:13%
俺は三度の飯より百合が好きな、生粋の百合スキーだ。
そんな俺が今一番推している百合ップルが、駅前の高校に通っているアカリちゃんとユイちゃん。
二人はいつも放課後に、駅前のシアトル系コーヒーショップのテラス席でお茶をしているので、俺もそこでキ
ャラメルマキアートを飲みながら、二人がキャッキャウフフしている光景を眺めるのが日課になっていた。
今日も今日とてありがたく百合成分を摂取していた、その時だった――。
「おっ、アカリとユイじゃん。何してんのここで」
突如二人と同じ学校の制服を着たのいかにもなチャラ男が、不躾に二人に声を掛けてきたかと思うと、「今から三人でデートしよう」と、とんでもないことを言い出しやがった!?
フザけんなよッ!!?
俺は百合の間に挟まる男が、宇宙一嫌いなんだよおおお!!!!
「オイ、やめろよッ! 嫌がってるだろッ!!」
気が付くと俺は、チャラ男の肩を掴んで喧嘩を売っていた。
――が、何故か俺はそのチャラ男に、異様に気に入られてしまい……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 21:05:45
4143文字
会話率:37%
とある雑居ビルの3階にある自動販売機。何の変哲もない自販機だが、ある噂が。そこで買った飲み物を飲むと、それにちなんだ模擬体験が出来るらしい。コーラを飲んだものは野球場で試合を観戦している場面に。紅茶を飲んだものはウサギとネズミのお茶会に。そ
して今回、ある男は缶コーヒーを飲もうとしていた……。小説家になろうラジオ大賞4 参加作品。テーマは「缶コーヒー」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 16:47:59
1000文字
会話率:50%
せっかく憧れの綾さんと“お茶”できたのに…
綾さんはスマホに入ってきたメッセにため息をつきます。
最終更新:2022-12-05 15:10:48
844文字
会話率:66%
煌びやかな芸能プロダクションに入社したものの、お茶汲みライフに明け暮れる山下美久。
有名人のためにコーヒーを淹れていたら、なぜか悲しくなってきて……。
最終更新:2022-04-15 01:31:24
5838文字
会話率:12%
侯爵令嬢であるレアルチアは、7歳のある日母に連れられたお茶会で前世の記憶を取り戻し、この世界が設定だけ見た少女マンガの世界であることに気づく。元々、当て馬キャラが大好きな彼女の野望はその瞬間から始まった。必ずや私が当て馬な彼の恋を応援し成就
させてみせます!!!と、彼女が暴走する裏側で当て馬キャラのジゼルはレアルチアを囲っていく。ただしアプローチには微塵も気づかれない。噛み合わない2人のすれ違いな恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 20:23:42
92652文字
会話率:32%
とある高校、星雲学園に伝わる秘密の力〈星のかけら〉
それは想いが形となり願いを叶える力と化したもの。
そんな力〈星のかけら〉が次々と起こす、超常現象や不可解な事件。
謎を解くために不可思議現象探偵部、通称〈議偵〉
が立ち向かう!
〜
星雲学園の生徒たち〜
☆探偵部メンバー☆
【部長】 ◇秤(はかり)宙(そら) 〈2年生〉
・とある事件の謎を追い友人の獅斗と探偵部
を立ち上げた。普段学校ではあまり目立た
ず、基本的に一人でいる。
好物はコーヒーとジャンクフードの天秤座
【副部長】◇小寺(おでら)獅斗(らいと) 〈2年生〉
・探偵部の力仕事担当。力自慢のナイスガイ
宙とは高校で出会って以来一緒にいること
が多い。顔が広く割と誰でも仲良く話して
いる。
好物はジュースなど甘い飲み物と量が多い
食べ物の獅子座
☆新入生☆
◇早乙女(さおとめ)穂花(ほのか)
・名前の通り夢見る乙女なGIRL。優しい彼女
はその優しさゆえ周りに振り回されること
もしばしば。中学の時に力がきっかけで友
達に嫌われてしまい傷心気味。
好物は和菓子とあったかいお茶の乙女座
※概要
基本は主人公である宙視点で話が進みますがエピソード1はヒロインである穂花視点で進みます。ヒロイン視点なのでギャグが少なめですがエピソード2になり次第、ギャグ要素多めでいこうと思っています。もちろん恋愛要素や探偵には必須の謎解き要素も入れていくつもりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 02:23:24
13579文字
会話率:49%
●黒城 魔夜(こくじょう まよる):主人公
男 黒髪セミロングに先が金髪。
右眼が赤い。左眼は黒。左眼の下に少し傷。18→19歳
185.5cm→186.4cm
好物は、餃子、カボチャ、トマト、チーズ、マカロニ、ネギ、牛乳、ポカリ、アボカド
、炒飯、お茶、アスパラガス。
嫌いなものは、マヨネーズ、揚げ物、海老、油物、納豆、寿司、クリーム、甘いもの、炭酸、コーヒー、キノコ。
俺 お前 貴様 てめぇ、あんた。
武道家の息子。妹が2人と姉が3人いる。典型的な不良 好戦的で喧嘩好き
暴れる 短気 普段 冷静 頭も良く
洞察力も優れる。努力怠らない
ややサイコパス。非情 冷酷 冷徹 冷血
無情。色白の美肌。綺麗な細身の筋肉。
背中に黒い蛇の刺青を入れてる。
黒蛇の王 こくじゃのおう と裏では呼ばれてる 有名人。
高い戦闘力。
少し短めのボロボロのダークブラウンの蛇柄の革ジャンに
前を開けて黒いインナーシャツ、首に黒い革の輪チョーカー
黒い蛇柄の革パンに黒いブーツ。
手に黒革グローブ、両腕に黒革のリストバンドをしてる。
左耳にピアスしている。のちに外す。
言葉遣いや口も悪く わざと挑発したりもする。本性 極悪残忍卑劣 手段選ばない
タフガイ。頑丈。
プライド高く 知恵も回る 悪運。
首後ろに黒い蛇を巻いて飼っている。
とても利口で賢く主人公の指示に従う。普段 マフラーみたいにじっとしてる。
猛毒。雄 名前は蛇王 じゃおう。
大事。
槍の使い手 かなりの達人。
素手の武術や体術も父や師匠から教わってる。神童 才能ある。
B型 2月1日生まれ。右利き。
少しだけ氣も使える。指弾も得意。
後ろ腰に伸縮自在の黒い蛇柄の槍を
携帯 意志を持ち 三節棍や蛇腹剣のように変形して追う トリッキー 読めない動き。
黒い兜鎧 黒い薙刀 黒い太刀と脇差 黒い小手 この姿も登場すること多い。
母は陰陽師 名門。
時折 禍々しい邪悪なオーラを発する。
師匠や父 母 姉 にだけあんた 使う。
あとは お前や貴様。
蛇王のことを相棒と呼ぶこともある。
黒い槍を大事にしてる。
大きな重い黒い戦斧や符術や鉄扇も扱える 色んな武器を一通り使える。
他人に一切 妥協しない 周り敵
蹴落とす 手段選ばない。
70kg.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 07:19:56
2452文字
会話率:0%
毎日飲みたいのはコーヒー?
ビール?お茶?シチュー?
すし酢?
最終更新:2020-12-19 22:08:43
292文字
会話率:25%
たわいもない会話から
そっとうまれた恋心
あなたへの想いを綴る、ノート…
最終更新:2020-10-22 01:03:12
364文字
会話率:20%
喫茶店、Cafe Shelly。
ここで出される魔法のコーヒー、シェリー・ブレンド。
このコーヒーを飲んだ人は、今自分が欲しいと思っているものの味がする。
このコーヒーを飲むことにより、人生の転機が訪れる人がたくさんいる。
今日のお客様は
子どものこと、家計のこと、そして友達のことで悩んでいる主婦の雪江。
今回も定例的に開かれている主婦友達のお茶会が憂鬱で悩んでした。
しかし、今回のお茶会はなんとカフェ・シェリーで開かれた。
そこでシェリー・ブレンドに自分の望みを教えてもらい、さらにマイのセラピーで大きなことに気づく。
悩める主婦、雪江は何に気づき、どう生きていくことにしたのか?
この作品はAmeba Blog(https://ameblo.jp/cafe-shelly/)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 15:47:41
14792文字
会話率:45%
さて、2人で考えて・・
最終更新:2019-04-24 07:39:47
520文字
会話率:12%
お昼も過ぎ、各々が珈琲タイムやティータイムを楽しみそして午後へ
の活力と繋げていくであろうこの時間いかが、お過ごしでしょうか。
こちらは思いの丈を一話完結で書き殴った散文です。
もしよろしければお付き合いください。
最終更新:2018-05-23 12:19:51
1777文字
会話率:0%
挑戦と探究と冒険を愛する「挑戦部」の五人は、全員お茶やハーブティーを心から愛する茶飲み友達でもあった。しかし、楽しい茶会の最中、コーヒー党首領・キリマンジャロと名乗るメカ怪人に襲われたことからコーヒー党の野望を知る。その野望とは、全てのお
茶とお茶の文化を消し去り、全世界の嗜好飲料をコーヒー一色に染めるというものだった。
憤慨した挑戦部の部員たちは、コーヒー党の野望阻止とメカ怪人の打倒に挑戦することを誓う。
そして、茶道家元の孫娘である生徒会長の援助を受け、「挑戦隊チャレンジャー」を結成するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-30 10:45:15
30763文字
会話率:58%
雪の結晶を模したダイヤモンドが気に入って、これにした。
女は今日、その結婚指輪を捨てようとしている。
ものに罪はない。しかし、私はこれを罪あるものにしてしまう。
そうなる前に捨てよう。そう思ったのだった。
今朝、あの人を殺した。
一丁前に叫び声をあげ、赤い血を流したことが腹立たしかった。
私も死のうかと思ったがやめた。もし同じくらい痛くて叫んで、同じ色の血が出たらどうしようと思ったからだ。
PM3時。
いつもこの時間になると、お茶が欲しくなる。今日はコーヒーにしようか。
コーヒーは懐が深い。甘いものの気分の時も、苦いものの気分の時も、どちらもコーヒーなのだ。私はこれまでに何杯コーヒーを飲み、これから何杯飲むのだろう。
時間は進み、夕食の時間だ。
今日はただいまもおかえりもなく、テーブルの向こうに見えるのは向日葵によく似た花だけだ。
女は指輪を外した。
女の薬指には、指輪の日焼け跡が遺っていて、女は泣いた。
そういえば涙は血液と成分が同じらしい。
彼女の耳に、一斉に蝉爆弾が押し寄せた。
おわり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 21:18:47
436文字
会話率:0%