「お上手なんだから」と本気にしてもらえない道楽公子は今日も華麗に空回る──
赤髪赤目の麗しき公爵家の末息子。
真実を見通す「天眼」と「怪力」のダブルスキル持ちの天才。
気に入らない者は全て拳でねじ伏せ、彼の暴れた後には血だまりが残る。
「
血紅(けっこう)の公子」とは、暴れん坊デルロイ・スカイラーを表すに相応しい二つ名だ。
しかし彼にはもう一つの顔がある。
一風変わった骨董品店の店主であり黒髪黒目の美丈夫、鑑定士のロイはデルロイのもう一つの顔だ。
「ああ、レディー・メラニアは今日もなんて美しいんだ。毎日のように貴女と会えて、僕は本当に幸せ者だよ」
「ふふ、今日もお上手ね。そんなことより、ロイさん! 私、昨晩は血紅の公子に会ったんです! とっても素敵でした……!」
ロイはずっと、客の一人である平民の女性メラニアに恋をしているのだが、彼女は「デルロイ・スカイラー」に憧れていた。
愛しい彼女から別の男(自分)の話をされ、心中複雑なロイ。
しかも、彼の本気の求愛はいつもメラニアに「お上手なんだから」と言われ、どういうわけか伝わらない。
「最大のライバルは自分、か。僕ほど完璧な紳士はいないからね。この世の誰よりも強敵だ」
はたしてロイはデルロイ(自分)に勝てるのか。
本気の求愛にはいつ気づいてもらえるのか。
人から悪意を向けられる血紅の公子へのゴタゴタ事件を、権力(力)と金(力)と拳(力)でゴリ押す男の、器用そうで不器用な一方通行の恋模様。
※2024年12月の文フリ東京に出展した「妄想リアリスト」さんの「一人称変化アンソロジー 僕→俺」に寄稿した作品の長編版です。
なお、ヒロインとの出会いも描かれている寄稿した短編は今の所アンソロ本でしか読めません。あしからず……。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
75757文字
会話率:41%
人類が宇宙に進出してから数千年。
生活のために軍に志願したら、念波という特殊技能持ちであることと、人型兵器コンバットアーマーの操縦適性があることが判明したケンジ・タナカは、常に転職したいと思いながら、汎銀河共和国宇宙軍特務隊上級大佐として働
いていた。
ケンジが定期的に起こる惑星反乱を鎮圧して帰路についたところで、突如出現したブラックホールに吞み込まれてしまい、目を覚ますと剣と魔法の世界に。
そして最下級貴族の『郷士』、グラック家の跡取りであるエルネストの体に魂が乗り移っていた。
この世界には、魔力で動く人型兵器『魔晶機人』とその上位機『魔晶機神』が存在し、操縦できる『操者』がの大半が貴族で、彼らが世界を支配し、支える存在となっていることを知るケンジ。
「とはいえ、私は最下級の郷士だ。魔晶機人を使って領地を開発し、プチリッチに生きていくんだ」
軍人時代からお上に関わるとろくなことにならないと思っていたケンジは、田舎領地の主としてほどほど豊かに暮らしていこうとするも、前世のエースパイロットとしての腕前と、膨大な魔力のおかげで徐々に注目されていくように。
果たしてケンジ……エルネストは、平穏な田舎貴族暮らしを手に入れることができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:00:00
457794文字
会話率:39%
人類が宇宙に進出してから数千年。
生活のために軍に志願したら、念波という特殊技能持ちであることと、人型兵器コンバットアーマーの操縦適性があることが判明したケンジ・タナカは、常に転職したいと思いながら、汎銀河共和国宇宙軍特務隊上級大佐として働
いていた。
ケンジが定期的に起こる惑星反乱を鎮圧して帰路についたところで、突如出現したブラックホールに吞み込まれてしまい、目を覚ますと剣と魔法の世界に。
そして最下級貴族の『郷士』、グラック家の跡取りであるエルオールの体に魂が乗り移っていた。
この世界には、魔力で動く人型兵器『魔晶機人』とその上位機『魔晶機神』が存在し、操縦できる『操者』の大半が貴族で、彼らが世界を支配し、支える存在となっていることを知るケンジ。
「とはいえ、私は最下級の郷士だ。魔晶機人を使って領地を開発し、プチリッチに生きていくんだ」
軍人時代からお上に関わるとろくなことにならないと思っていたケンジは、田舎領地の主としてほどほど豊かに暮らしていこうとするも、前世のエースパイロットとしての腕前と、膨大な魔力のおかげで徐々に注目されていくように。
果たしてケンジ……エルオールは、平穏な田舎貴族暮らしを手に入れることができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 11:48:09
6285文字
会話率:37%
西洋と東洋が交じり合って文化が花開く。
建物はれんが造りに変わり、装束は着物とブーツが共存する。
街には馬車が走りながら、その隣を電車が走る、そんな時代。
瑞穂帝国は、今まさに融和平和を謳歌している。
そんな帝国の首都に一人の少女あり。
女学院へと通う普通の女学生、その名はヨーコ。
彼女は地方から帝都へとやってきた、所謂『お上りさん』だ。
女学院へ入学して一年。
ヨーコは友人に囲まれて充実した毎日を送っている。
だが、彼女には問題があった。
それはお財布の中身。
ゆえに彼女はアルバイトを探した。
そして見付けたのは、とある研究所の求人情報。
【研究助手、求ム!】
粗末な紙にデカデカと書かれた文字。
それが目を惹き、彼女は港近くの小さな研究所の扉を開いた。
「ようこそ、我が研究所へ!」
ぼさぼさ灰髪男の歓迎の言葉がヨーコに贈られる。
それが彼女の、不可思議な日常の始まりとなったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:30:00
245690文字
会話率:50%
大大大大大好きなゲーム
《ラブ♡プリンス 〜ロイヤルな恋模様〜》
推しはセシル=グランディールだけ!
金髪でかっこいいし、なにより王子様ってところが最高!
言葉遣いも丁寧で、すごくお上品なところが大好き!
だけど私、そのラブプリの中
に転生しちゃって…
でもセシル王子と恋愛できる〜!ってめっちゃ嬉しかったんだけど…
他のキャラに出会ったらみんなかっこよすぎるんですけど!?選べないぐらいドキドキするんですけど!?
でもこのゲームって誰も選ばなかったら田舎に追放エンドなんだよー!?
お嬢様の暮らしから田舎はイヤー!
でもでもっ途中で元の世界戻れるかもしれないし、少しの間だけ迷ってもいいよね!?
でもでもでも、現実に帰ってみんなに会えなくなるのもイヤー!
どうしよーーー!!!!????
《AIに画像作成してもらってます。
なかなか希望通りにいかず…難しい。》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 21:52:55
50358文字
会話率:28%
舞踏会の席で、ずかずかとさして仲良くもない貴族たちの輪に入っていく婚約者をハリエットは難しい顔で見つめていた。
自分には荒くれ者の血が混じっているから上品なお前らとは違うのだと言う婚約者のウィリアムに半ば呆れたような気持ちになる。
彼は別のパーティーでは女性を隣に侍らせて、濃密な接触をしている。どうしてそう非常識なことばかりするのかと問いかけるハリエットに「嫉妬しているんだろう?」と返す。
しかし続けて「お上品なお前らとは違って俺は」と言うウィリアムに、ハリエットはやっとウィリアムが非常識さを誇っているのだと理解できた。
非常識なことがカッコイイと思っている彼だけれど、そんな彼にハリエットは常識を守るべきだと“人の側”から語ることができない。
だからこそ自分がその”人の側”から常識を語れない規格外であることをあかして、常識の大切さをわかってもらおうと考えたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 20:17:43
11466文字
会話率:38%
2XXX年、世界は核の炎に包まれた!
それでも人が滅びることは無い。
このろくでもない時代には、無法者がはびこり、変異した化け物が闊歩し、暴走した機械が動き続ける。
戸惑うことなんて許されず、生き残るためには順応しなければならない。金
と暴力を持ち、強かじゃければ死んでしまう。なめてくるやつは、ブチのめせ。
もちろん、できるだけお上品にだ。
この変わり果ててしまった故郷で、いったい何ができるだろうか。
さぁ、この終末どうする?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 11:33:15
35439文字
会話率:27%
イルサンティア帝国の皇女ティアベル。彼女は継母である皇后の思うままに殺人という名の汚れ仕事を請け負い続けてきた。愛がない継母、いつの間にか返り血だらけの服。継母の溺愛を独占する皇子。そして彼女は愛に飢えた殺人鬼と化し、異母兄により殺される。
しかも実の母により愛を知るまで何度でも人生をやり直すという「呪い」までついてきた。ティアベルは愛を知れるのか!?
「いやそれよりも復讐が先だな。」
やり直し皇女の復讐劇、ここに開幕ーーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 20:54:52
409文字
会話率:34%
「あら。貴女がわたくしの新しい侍女なのね。
田舎の男爵令嬢らしく、しみったれた貧乏くさい顔だこと。」
就職初日の初対面。
私を見るなりそう言い放った、人生で初めての「御主人様」。
あの瞬間、私の脳内で試合開始のゴングが鳴り響いた。
「はぁあ?!上っ等じゃないの!いいわよ、やってやろうじゃない!!
そのお上品な鼻を今にへし折ってやるんだから!
完っっっ璧な超優秀な侍女っぷりを発揮して思いっきり依存させて、それで私無しじゃいられなくなったところで、満を辞して寿退職してやるわ!!
この女(御主人様)に『貴女がいないとやっていけません。どうか退職だけはご勘弁を!』って無様に泣きつかせてやる!!」
心の中で叫び掲げたドロッドロの目標を果たすべく、私の完璧な侍女を目指す奮闘の日々が始まった。
これは「悪役令嬢」の御主人様と「貧乏侍女」の私の、5年間に渡る戦いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 15:45:52
92001文字
会話率:19%
【できれば最後の※まで確認下さいm(_ _)m】
「よってフローネ=アンカスの斬首刑を決行する!」
「嫌ぁぁぁー!」
――ガシャーン!
私の短い人生は、こうしてギロチンに首を刈られて終わった。
の、はずだったのに……。
「嫌ぁぁ
ぁー! どうしてですのー!」
死んで生まれ変わった私は、新たな体で野太く悲痛な叫び声を上げる。
「こんな……こんな薄毛斜め七三分けの、全てがたるんだオッサンに生まれ変わるなんてぇぇぇ!
うっ、おぇっ、くっせえですわぁぁぁ!」
これは女伯爵だった私が、あらぬ冤罪にかけられて処刑された悲劇。
かーらーのー。
悲劇と喜劇な臭い転生による領地発展物語。
※(中身はともかく)薄毛七三分けの、お腹でっぷりオジサンが、令嬢言葉でキャアキャアと騒いでは泣き叫びます。
令嬢言葉で誤魔化そうとしていますが、臭い話と消臭対策ばかりです。
嫌な気持ちになられそうな方、自衛して下さいm(_ _)m
※ある雨続きの日、作者は朝っぱらから奇襲をかけられた。
敵①玄関の子供靴臭
敵②洗濯物の生乾き臭
敵③子供部屋の雄臭
ブチッときて「臭い」「消臭」と検索→「加齢臭」のワードに、自分も年齢的に……ヒィ〜!? と、疑惑に駆られて生まれた作品です。
ちなみに加齢臭に性別はない模様。
とにかくあの日は深刻な激臭攻撃に「くっせえですわぁぁぁ!!」とお上品(?)に叫び、気持ちを紛らわせたくて仕方なかった。
やった……いや、マジで(余計、脱力した……何しとんよ、自分……)。
※なので完全に家で発生した激臭達への恨みと、勢いと、調べた予防対策を元に作成しています。
ただし効果は補償していませんし、臭いは感じ方も含めて個人差があるものとご理解下さい。
※カクヨムにて投稿中の新作です。
目標の10万文字が見えてきたので、こちらにも投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 12:20:00
176629文字
会話率:24%
私はとあるお屋敷で働いています。奥様はお上品で人格的にもとても素晴らしい方です。なのに、旦那様は、「お前なんていらん。とっとといなくなれ。俺が愛するのはアリーだけだ!」といつも奥様の面前で吐き捨てます。それなのに奥様はいつもニコニコと笑って
それを聞いていらっしゃいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:22:50
569文字
会話率:19%
平民がお上品に青春のイベントを最大に楽しむ話。
お上品に色々話しているが全員文化祭の気持ちで野次馬根性で眺めている。
令嬢が平民地区にやってきて困ったなぁの空気をてっぺんは理解しない。
経営者は現場を知らずに文字だけで判断するんだよな、とい
うコリティとセインの視点で起こること。
女子にモテアピールして自滅した男子が将来商人の娘の尻にしかれるし本命だった子は平民街であの人と結婚したの?と思われるのを回避するのでやはり止めてあげてればよかったじゃんとのちに思い出す平民少女談。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 06:00:00
5221文字
会話率:41%
漫画や小説で、すれ違いはよくある。
其れは全て言葉が足りないから起こる事が多い。
そして其れは無意識下で行われる『其れぐらい言わなくても分かる』という思考が働いているのだと思う。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申
し訳御座いません。
注意事項2
お上に立つ人あるある。
頭が人より回る。そして人間に好意的だから過大評価しがち。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 17:35:26
850文字
会話率:18%
どいつもこいつも選ぶ側だと思って注文つけやがって。
色気、愛嬌、それがないと女じゃない。いる価値ない。
そうやって全てに虚無になった時、彼に出会った。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事
項2
とあるボカロPさん、複雑な心情を映すのがとてもお上手なんですよ。
アニメ見てて、ぶっ刺さる場面を見ると頭抱えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:16:09
947文字
会話率:27%
何でもないただのOLが妖精界に召喚され、人間界に帰るために先生になる!? 生徒とのほのぼのもあり、騎士とのドキドキもあり、悪魔とのヒヤヒヤもありだけどお上品なファンタジーです!
ノベルアッププラス様、魔法のiランド様、スターツ系列様各サイ
トにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 16:50:00
434398文字
会話率:54%
「おぉー……意外だ」
と、思わず呟き、彼は咳払いをした。
独り言などは恥ずかしい。お上りさんと思われかねない。しかし、軽く辺りを見回してみれば、誰もが横になってのんびりしているようで、こちらを気にする様子はない。
「ここが天国かぁ
……」
彼は確認するようにそうしみじみと言った。
そう、彼は死んだ。つまらない事故で、死ぬには早い年齢だった。しかし、当人はそれをさほど惜しんでいなかった。地獄に堕ちると思っていただけに喜びの方が勝っていたのだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-08 15:00:00
1069文字
会話率:42%
ここは剣と魔法のファンタジーな世界。貴族家三男坊の“サグ・ブラームス”は階段から落ちた衝撃で前世の記憶を思い出す。この世界がゲーム“アルバトロス戦記”と酷似している事に気付いたサグは記憶にある攻略情報を頼りに修羅の道へと踏み出すのだった。―
―という話。主人公サグは究極の悪人を目指している都合から常にチンピラムーブをかまします。バトルものです。どちらかと言えば厄介事に自分から難癖付けて突っ込んでいくような奴です。お上品なキャラは殆どいません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 12:31:14
91447文字
会話率:27%
①現世で殺人の冤罪吹っかけられて死ぬ。
②クソみたいな女神からゴミ能力を授かる。
③多くの世界線からの元凶悪犯罪者が集う監獄に転移転生。
④ダンジョン凸ります!お偉いさん方に献上します!←今ココ
⑤お上に気に入られて釈放!オレウレシイヤッタ
ー!!
そんな腐りきったこの世界をぶっ壊して叩き直します(決意)
※ハーメルンにて同時掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 10:27:40
7614文字
会話率:45%
廃れる一方の商店街救済策として、『商店街まるごと、土地・人員等々ひっくるめて、移動可能な治安維持施設にしよう』と、誰かが言い出した。
言いだしっぺは、誰とは明らかになっていないが、一九七〇年代から八〇年代に掛けての、とっぴな変形合体アニメや
SF人形劇からヒントを得たらしい。
お上の言うことには、基本唯々諾々の連中は、それを押し進める。
国民、住民、消費者といった人々の呆れ顔をものともせず、政策は推し進められる。
ハウスメーカー、不動産会社、重工系企業がトリオでタッグを組み、それらの下請け・孫請け・ひ孫請け各種等々フル活用する。
そして、第一号が決定される。
第一号(の生け贄)は、振川町商店街に決定する。
商店街の人々にとっては、寝耳に水、寝耳に水、 寝耳に水。
非難轟々、反対の嵐あめアラレだったが、結局は押し切られる。
ズルズルでなあなあで、飴と鞭で押し切られる。
テレビ画面に映る古川町商店街の近所の歌茂川は、広がっていた。
画面いっぱいに、土色の流れを湛えて、広がっている。
建造物群の間を流れ抜け、水面を広げている。
五人が見ている間にも、川は水位を増し、水量を増す。
あれよあれよという間に、建物群の一階部分は、呑み込まれ始める。
振川町商店街ヶ艦は、出動する。
本来の目的とは異なる、救助活動に、出動する。
被害地域こそ広がっていないが、家屋の浸水度が増している。
浸水している全家屋のほぼ一〇〇%が、一階部分を水に沈めている。
逃げ遅れた、家屋に閉じ込められた人々は、二階や三階から、はては屋根の上から、手を振っている。
救助を求めて、手を振っている。
商店街ヶ艦が来たことで、みんなの気持ちに望みが出て来たのだろうか。
手を振る速度、アクションが、速く大きくなる。
川に艦をブチ込み、川の流れを変えて、救助活動をする。
歌茂川氾濫救助活動についてのお咎めは、無かった。
お役所から振川町商店街ヶ艦への処分も、無かった。
新聞、テレビ、ネットにより、振川町商店街ヶ艦の救助活動が、全国的に報道されたことが一因だと思われる。
また、その報道内容が、振川町商店街ヶ艦に好意的だったことも一因だと思われる。
尤も、お役所その他等々からの、皮肉コメントはあったが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 10:07:05
16783文字
会話率:28%
小さい頃、お隣に大好きな女の子がいた。
落ち着いていてお上品で、かっこよくて優しかったゆずきちゃん。
私はそんなゆずきちゃんが大好きだった。
でもゆずきちゃんが引っ越して、私たちは離れ離れになってしまう。
これは私とゆずきちゃんの
出会いと別れと、再会の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 07:12:30
5559文字
会話率:41%
あたしはお上品だから「お汁」ではなく、「おつゆ」と呼ぶことにする。
最終更新:2023-12-28 07:00:00
516文字
会話率:100%
子爵令嬢マルガレータが婚約者のエリックとともに参加した、社交パーティの最中に起きた出来事だった。
マルガレータ「も、もうっ。騎士団長さんったらお世辞がお上手なんですからっ」→ドゴォッ!!→屈強な肉体の騎士団長、きりもみ回転の末に白目を剥い
て倒れ伏す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 09:00:00
4544文字
会話率:33%