世界の変革は突如として始まった。
混乱に襲われる人々は救いを求める。
だが、勇者など現れる訳もない。
世界はそんな優しくはないのだから。
……みんな分かっているんだ。
今の混乱した世界が今の現実であり、生きている世界だと。
受け入れなけれ
ば死ぬ。
死ぬのは誰だって怖い。
……決めたよ。俺がこの世界の英雄になる。
この物語はただの普通な青年が崩壊した世界で傷つきながら仲間と共に世界を救う物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-21 08:00:00
27668文字
会話率:33%
平成が終を告げた最初の夜。一人の男が異世界へと旅立った。
すっぽんぽんで到着した男は姉を求め、耳かきを求め、そして服を求めた。
好きなものは、姉と姉のする耳かき。
竜や龍、犬やネコ、エルフにサキュバスにもあった。しかし姉はいない。
あぁ、ど
こに最高の姉はいるんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-19 00:31:39
33718文字
会話率:55%
俺はヒーローになった。
子供の頃、夢見た正義の味方になれた喜びは確かにある。
それに託された力だから文句を言うなんて失礼なことはするべきではない。
そう、わかっているんだ。
でも一つだけ、不満を言っていいならば――――
「どうして女の子
なんだ!」
俺はヒーローになった。
でもそれは夢に描いた格好いいヒーローではなく、小柄で可憐な魔法少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 21:57:19
63496文字
会話率:33%
死んだと思ったらなんか異世界っぽいところにいた。軽く人類滅亡の危機だったが、今を生きるために俺は面接を受けに行ったんだ。
合格? 遅いよ! 何日経っていると思っているんだ。
え、なにこれ。武器? これって適正ないと扱えない奴じゃん。
あれ、おかしいな。工場勤務だったはずなんだけどなー。
おかしい奴が現れた。奴こそが人類の救世主だ! そう語るは人類最後の軍事組織アイルの総司令官。
人類の天敵『トランキル』
人類の希望『アイル』
この二つに盛大な勘違いをうけ、俺は最強の兵士になっていた。
だが俺はまだそれを知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-04 12:58:09
13036文字
会話率:36%
常人には決して理解されない、優しさと暖かさがある。
俺はそれを知っているんだ。
最終更新:2018-12-27 22:12:15
1818文字
会話率:7%
この作品は牧田紗矢乃さん主催、第四回・文章×絵企画の投稿作品です。
都市伝説じゃない、ソイツは本当にいるんだ。
最終更新:2018-12-25 00:00:00
669文字
会話率:0%
俺の友人の爺さんが見せてくれた儀式を、俺は今もしているんだ。
キーワード:
最終更新:2012-04-01 00:00:00
587文字
会話率:0%
わたくし、悪役令嬢メイリア・エルトゥルーセルは見事前世を思い出した……断罪イベントの真っ最中で。
このまま行けば国外追放まっしぐら。どないせいと言うのよこれ。絶望していると、主人公であるソフィアから思わぬ制止の声が。いったいどういう事だとい
ぶかしんでいると、主人公から言われたのはあまりにもなお言葉。
「わたし、2週目のキャラも攻略したいんです。でもそれには悪役令嬢も必要だから……メイリア様、私のために学園に残って、私のために馬に蹴られてください!」
なんですって!?なぜわたくしがあなたの駒になれなければいけないのよ!?
そんなの絶対ごめんだ。メイリアは主人公より先に2週目キャラを攻略することを決意する。まずは聡明で次期宰相、だが奥手でヘタレだと期待の声が高い第2王子キシュタリアから……ってあら、あっさり企みがばれましたわ。流石次期宰相、頭が良いのね……。
遂にお縄につかねばならぬのか、そう覚悟したメイリアだったが、キシュタリアから意外な提案を受ける。
「僕もソフィアのことは怪しいと思っているんだ。どうだ、僕と手を組んでみないか。」
メイリアは見事2週目キャラを攻略し、主人公をギャフンと言わせられるのか。
これは性格が悪くて高飛車で有能でだけどちょっと抜けて思いの外一途な悪役令嬢メイリアが、奥手でヘタレで流されやすくてでも賢くてちょっと優しい第2王子キシュタリアをあちらこちら振り回しながら、ざまぁを目指すお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-17 11:41:35
7311文字
会話率:25%
ぼくの名前はキィタ。黄色い毛だからキィタ。拾ってくれた彼には申し訳ないけど、彼のネーミングセンスはいまいちだと思ってる。ぼくらはいつも一緒にいた。だからこれからもずっと一緒にいるんだ。あの女が邪魔してきたって問題ない。ぼくらはいつも一緒だよ
。
旧題「会えただけでよかった」
自サイトからちょっと校正して移植しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-25 14:09:00
14784文字
会話率:33%
ん?ちょっと、そこで何をしているんだ?……え?何?俺?俺は、夜間警備員だ。今ここの、夜の間の警備をしている。例えばお前のような奴がいないかどうかを確認しているんだ。じゃないと施錠されたら夜の間外に出られないだろ?だから、さっさと出な。
え
?あぁ、俺の名前?……そんなの知ってどうする。何となく?まぁ、良いけど……。俺の名前は……────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-18 15:00:50
2235文字
会話率:31%
18の春に気づいた後悔。
後悔していたことにすら気付けていなかった。
けれど、まだ間に合うかもしれない。
過去を掘り返して、いまを飾る。
これは小説ではない。現実だ。
魔法も異能も存在しない、淡々とした現実だ。
だからこそ感じるものもある。
これは、そんなちっぽけな人間のロードムービーだ。
最高で最低なファンタジーに疲れたら、思い出して。
親近感なんて湧くわけがない。
もしかしたら異世界のようにさえ感じるかもしれない。
けれどこういう人間が、確かに君の近くで、
今も必死に生きているんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-30 17:00:00
31837文字
会話率:1%
遠い未来のお話であり、これは"俺"と"彼女"の"ラブストーリー"だ。読んでくれれば分かると思う。全編、愛に満ち溢れている。決して屈強な男が数々の銃撃戦を潜り抜け、魔術や超能力と対峙
するだけの物語じゃあない。あ、カラテも使えるんだ俺、実は。いや、そんなことより彼女だ。俺は彼女を愛している。今なら分かる。愛しているんだ。心の底から愛していたんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-03 18:54:25
29766文字
会話率:30%
右手と左手は僕と君のよう。
片手だけではすくえない水も両手だといっぱいすくえるよ。
荷物を持った右手が疲れたら左手が
代わって持つように、いつも助けあってるんだ。
そう言った君はもういない。
でもね、本当は僕の横にいるんだ。
最終更新:2018-08-02 14:11:17
739文字
会話率:100%
深ぁい森の奥にはね、お菓子づくりが大好きな魔女が住んでいるんだ。
お菓子が大好きな魔女の家だから、壁はビスケット、屋根はウエハース、柱は色とりどりのキャンディー。窓硝子だって飴細工だし、ソファはふわふわの柔らかいカステラ。戸棚もダイニン
グテーブルも椅子もクッキーで――そう、全部お菓子でできた、お菓子の家さ。テーブルの上にはケーキやパフェやアイスクリーム……あふれるほどのお菓子だって並んでいるしね。
それにね、家だけではないんだよ。
家の外に出れば、綿菓子が浮かんだ青い空だってゼリーだし、夜になれば月はキャンディー、星は金平糖。家の隣にある泉は水飴。木の幹はパイで、葉や果実は砂糖菓子――そんなふうに、森まで全部がお菓子でできた、お菓子の森だ。
ほら、これはそのお菓子の森の泉から採ってきた水飴さ。昨夜は暑かったから、月が溶けて混ざってるだろう。こういう月の混じった水飴は格別においしいんだよ。
そうそう、お菓子の森の中には特別な魔法のお菓子もあるんだよ――。
※2018夏のホラー参加作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-25 17:00:00
6829文字
会話率:25%
俺の名前は佐藤那音。17歳で身長175cmのイケメン高校3年生だ。
好きなものは金と権力と女の子とエビフライだ。
嫌いなものは虫全般と海老の尻尾だ。
そんな普通な俺だけど、最近少し困った事態に陥っているんだ。
異世界に転移して勇者になった俺
の前に、海老の尻尾よりも固くて不愉快な事件が次々と沸いて出て、普通に困ってる。
詳細は冒険譚を読んでほしいので、これ以上は秘密だけど、とにかくスゴク困っているんだ。
これ以上困った事態に追い込まれると、俺は絶対発狂するだろう。
だから本気を出す事にしたんだ。本気を出そうと決心して、全力で頑張ろうと思い込んだんだ。
その結果、俺の全てが壊れても悔いは無い。
中途半端に頑張るのが一番愚かだと、17年の豊かな人生経験で学んだからな。
そんなワケで、冒険が始まるんだけど、読んだ後は冒険前のプロローグもあるんで、ソッチもどうかよろしくな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-25 11:03:13
9123文字
会話率:18%
紹介したい人がいるの。そう言って娘が連れてきたのは自分の元彼だった。
幼稚園を卒業して、小学校も中学校も高校も無事卒業できた。女手一人で育ててきた娘。いじめや学費、反抗期、あなたも私も分からないことだらけだったけど、どうにか無事一段落過ぎた
。かと思ったら、今は大学に通う娘が連れてきたのは、自分の元彼だった。
紹介したい人がいるんだ。そう言って父が連れてきたのは自分の親友だった。
幼稚園から一緒にいる親友は、私と違って美人で頭がよくてモテた。喧嘩する事もあるけど、やっぱり最後は仲直りして、あんたがいてくれて良かった、なんて思ったりするんだ。そんな親友が、父の再婚相手だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-14 20:52:05
14863文字
会話率:32%
残念ながら君はこの殺人都市に迷い込んだ。死よりも苦しい地獄を味わいたくなければ生き延びるしかない。だけどここには人知を超えた能力を持つ殺人鬼たちがうろうろしているんだ。彼らから生き残るためには彼らの決めた理不尽すぎるルールを破らないことだ。
え?そのルールは教えてくれないのかだって?ははっ、そんなのは自分で見つけていかないとダメだよ。ほら、君がこれから見る犠牲者を踏み台にしてね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-07 23:55:52
2334文字
会話率:29%
ねぇねぇ、知ってる?
以前、ここにとっても強い人達が来たんだよ。
あの時は楽しかったなぁ。
でもね、強いと言ってもその人達はまだまだ未熟で、仲間一人置いて逃げ帰っちゃった。
僕にはわかるんだ。
彼等は一層強くなって、必ずここへ戻って来るっ
て。
だから待っているんだ。
退屈だけど、あの時より更に楽しい日がやって来るまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 07:33:47
23854文字
会話率:51%
きっと皆それぞれ違う形の穴を抱えてるのに。同じ形の何かで埋めようとしているんだ。
高校生活最後の夏。父の急死で叔父の家に預けられた少年「彼方」は
祭りの夜の海辺で、過去を捨てられない女「静」に出会う
限りなく価値観の違う彼らの奇妙な日々に
、故郷に帰ってきたオカマ「ヒヨリ」、逃避行中のホスト「ユキト」、愛に飢える幼馴染「美冬」が加わって、忘れられない二週間が始まる
どうしようもなく弱くて、か細く、危ういそれぞれの夏
「カクヨム」「エブリスタ」でも同時掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-04 12:44:31
9105文字
会話率:17%
俺は死に直面して不思議な力を手に入れた。
生ある限り、苦しんでいる人のためにこの力を使いたい。
そして一人でも多くの人を助けたい。
神様からの電話。必要な人に届け。
きっとたくさんの人がこの電話を待っているんだ。
最終更新:2018-06-02 10:09:40
10068文字
会話率:40%
「ミシェル!ミシェル・ブラウニー?」
私をそう呼ぶのはブラウン第2王子。
金髪碧眼の正に王子様って容姿をしている。
身長も高く細身ではあるがちゃんと筋肉もついており、そこらへんの騎士には負けないと言っていた。
自称なので実際はどうな
のか知らないけど。
(そうだ。私は今、ミシェル・ブラウニー男爵令嬢、ブラウン第2王子を誑たらし込んでいる女狐・・・と言われているんだ。そんなつもりは無かったんだけど、現在何故か王子に傾倒けいとうされている)
「大丈夫かい?ボーとして。もうすぐ会場に着くよ」
そう、私たちは王立学校の卒業記念パーティ会場に向かっている途中なのである。
実は男爵令嬢とは仮の姿、高レベル冒険者から女王となるまでの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-23 21:34:45
37277文字
会話率:48%