「あいつがどこの国のどんな貴族でも関係ない。必ず追い詰めて絶対に殺してやる! 絶対に絶対に絶対に絶対にっ!!」
七星皇国の武家に生まれた陸立理玖。幼い頃は剣の才に溢れ、将来を期待されていた彼であったが「霊力」に目覚める事なく15才を迎え
てしまった。そんな彼を家に置く事はできないと生家を追われてしまう。だが理玖はただでは追い出されまいと、家宝の刀を持ち出して国を出た。
出奔した先で自由気ままに生きていたが、ある日帝国の魔術師の謀略に巻き込まれてしまう。復讐を決意し帝国へ向かうが、その道中の船旅で嵐に遭遇、目覚めるとそこは人外魔境の地であった。
数々の苦難に遭いながらも決して復讐を諦めず、意地と気合で生き抜く日々が始まる。そして数年後、理玖は魔境からの脱出を果たす。そこにはかつて無能者と呼ばれていた面影はなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 12:31:13
645659文字
会話率:59%
貴族の令嬢であるスファニ・マルセーニャはスリムト・ラッセンドルフと婚約し、何時もの様に仕事から帰る夫を待っていた。
だが、仕事というのは嘘で、スリムトはスファニに黙って浮気をしていた。
スファニは婚約破棄をしようと決めるが、浮気相手は婚約
破棄されたら贅沢が出来ないといい、挙句に子供の事を考えてよとまで言ってくる。
そう言われたスファニは、浮気相手とスリムトに復讐する事を決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 14:01:54
10147文字
会話率:48%
望まぬ相手と婚約しているクロエは、パン作りが大好きな貴族令嬢。彼女の婚約者セルジュは浮気性の最低野郎。ずっと我慢してきたクロエだったが、ついに復讐のチャンスが。彼女は幸せを掴むため、相棒のパン生地と一緒に立ち向かう!?
最終更新:2021-06-01 20:41:57
8783文字
会話率:46%
7大公爵家のひとつファザークルス公爵家の令嬢シェリルは、2か月後に嫁ぐ予定だった。しかし、婚約していたクリスティーナからある日、手紙で婚約破棄を宣言される。「私だって貴方となんか結婚したくなかったのに」この手紙は、シェリルを怒らせるのには十
分だった。そしてシェリルは王家から伯爵家、子爵家すべてが揃ったパーティーで私は復讐劇をはじめるーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 16:23:47
2384文字
会話率:19%
スキル【浮物】を手にした1人の男の話。
彼はどう生きていくのか?
《完結保証済》
既に書き終えて予約投稿してあります。一部にグロい表現があります。
長ったらしいタイトルとあらすじを抜きにした挑戦作&リハビリ作品です!
暇がある時にでもどうぞ
~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 12:00:00
8742文字
会話率:68%
理不尽な理由でパーティーを追放されたり、無実の罪を着せられた人の復讐の手伝い。それが俺の仕事だ。可能な限り依頼人の希望にあうように復讐を遂げる。俺の元に来る依頼は実に多種多様。貴族に恋人を無理やり奪われた青年、自分の研究結果を取られた学者
、ライバル店に酷い妨害を食らって店を閉じることになった店主などなど。その一例をご紹介しよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 12:35:32
7468文字
会話率:72%
コルトのジョブ【勇者】は全てのジョブの全てのスキルを使えるが、その性能は本職の半分になる。ついたあだ名は「器用貧乏」。しかし実際は豊富なコンボと本人の思考力が合わさり、「万能」な実力で仲間を支えてきた。
だが「器用貧乏の無能はクビだな」と
クビにされる。あまりにさりげなく支えてきたせいで、その功績が伝わらなかったらしい。
しかたなくコルトは、たまたま求人していた執事に転職する。
しかし就職先のフェテル伯爵家は、若い少女が領主を務める没落した貧乏貴族だった。
嫌がらせを続ける隣国の貴族たち、問題が山積みの領地……。コルトは鍛え上げたスキルと思考力で全ての問題を解決し、【執事】として再びフェテル家を王国一の名門に返り咲かせることにする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 18:02:08
13948文字
会話率:58%
私は魔力ゼロの公爵令嬢、双子の妹は聖女確実といわれた魔力の持ち主、魔力が絶対の貴族のなかで私は妹には出来損ないと苛められ使用人扱いされ、両親には無視されてきた。神託で王太子の婚約者に選ばれやっと人並みの生活がおくれると思ったらなんでも持って
いるはずの妹に陥れられ、婚約破棄され追放された。
そんか私がとった復讐の方法とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 20:07:20
4257文字
会話率:34%
「トレイシー!お前との婚約を破棄する!」
王太子に婚約破棄を宣言された公爵令嬢。そして王太子の横には元平民の聖女。
「婚約の破棄、承りました」
だがトレイシーは誰よりも強大な魔力を持つ存在で、そんな彼女が選んだのは復讐では無く……もふも
ふ!
タイトル出オチでお気楽に読める短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 18:09:11
6027文字
会話率:30%
隠居した大聖女のロゼは、地味だが優しい宮廷魔術師のエリスと王子の恋を応援していた。しかし彼はエリスを「地味だから王宮から追放する」と恋人関係の破棄を要求する。
さらに王子は新たな恋人を紹介する。その人物とは同じ宮廷魔術師のノエルだった
。魔法も容姿も派手なノエルに敵うはずがないと、エリスは絶望する。
だがそんな彼女を救うために、ロゼは怒りを示す。そしてエリスを弟子に取ると宣言し、優男のクラウスと協力しながら、地味な外見を変身させていくのだった。
この物語は地味だからと裏切られた宮廷魔術師が、美しく変わり、最後には優男のクラウスと共にハッピーエンドを迎えるまでの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 22:22:12
8573文字
会話率:70%
金融魔導士――銀行員とも称される彼らは、金を稼ぐことの専門家だった。
そんな銀行員から融資を受けて、冒険者たちがダンジョン攻略に励む世界で、
一際大きな力を持つ冒険団があった。女勇者の率いる【黄金の獅子団】である。
主人公は【黄金の獅子団
】で勇者たちの手伝いをしていたが、
ある時、女勇者の裏切りにより時間の流れが停滞する空間へと封印されてしまう
主人公は無限に等しい時間を利用し、復讐を成し遂げるために金融魔導士へと転職する。
そして長い年月が過ぎ、最強の力を手に入れた彼は転生することで空間から脱出した。
しかし主人公にとって予想外の出来事が起きる。転生先は彼を裏切った女勇者の弟だったのだ。
子供の姿になった主人公は大貴族の四男坊として、地方の領主の座と、系列の地方銀行を任される
主人公は領地経営をしながら、地方銀行を経営し、スローライフを過ごす。
そして成果を挙げることで、女勇者への復讐を果たすのだった。
LINEノベルでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 21:43:28
100228文字
会話率:76%
下級貴族の生まれながら魔法の練習に励み、貴族の子女が集まるデルフィーラ学園に首席入学を果たしたレミリア。
しかし進級試験の際に彼女の実力を嫉妬したシルヴィアの呪いで魔力を奪われ、婚約者であったオルクには婚約破棄されてしまう。
が、そんな彼
女を助けてくれたのはアルフというミステリアスなクラスメイトであった。
レミリアはアルフとともに呪いを解き、シルヴィアへの復讐を行うことを決意する。
レミリアの魔力を奪ったシルヴィアは調子に乗っていたが、全校生徒の前で魔法を披露する際に魔力を奪い返され、醜態を晒すことになってしまう。
※他サイト転載、完結済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-24 19:00:00
93641文字
会話率:44%
王侯貴族の集うルイズ学園の卒業パーティーで、婚約者のアイゼン・ジクリード公爵令息から婚約破棄を告げられたフローラ・ジュペル伯爵令嬢。
理由は、フローラが不当にアイゼンの隣に居るアンジュ・ネイビア子爵令嬢をいびり、虐め、貶めたというもの。
全
く心当たりがないのに、次々と証人が出てくる。
パーティーという晴れの場で完全に孤立したフローラを救ったのは、ガブリエル・ド・ルイズ殿下……この国の第二王子だった。
ガブリエルの求婚によって婚約者となったフローラは、その後ガブリエルの秘密の趣味を教えられ、それを使って復讐をする事になった。
ガブリエルの真意は見えない。不当な婚約破棄に怒りと悲しみに打ちひしがれていたフローラが、ガブリエルとの『復讐』で幸せになっていく物語。
※長編改稿していきますので、アルファポリス様掲載分とタイトル・内容が異なります。
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義にて連載していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 00:55:04
53596文字
会話率:38%
冒険者パーティーでサポーターをしていたルンベックは突然リーダーのケントから追放処分を言い渡される。とくに特異なこともなく、唯一収納魔法しかできないルンベックは、それでも自分をあざ笑いながら追放したあいつらを見返してやると誓うのであった。これ
は有用な収納魔法で成り上がった末までの物語。
※見ようによっては「ざまぁ」ですが、そう感じないかもしれません。
※ストレスフリーではないかもしれないので、読む場合は注意してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-01 18:36:47
9862文字
会話率:38%
転生者にして世界で三人しかいないと言われる回復系の属性を持つディーンは、大国であるアマノカ王国にむりやり男爵家の養子として国に奉仕させられていた。しかし、貴重な属性持ちの血を残したいという打算から組まされた婚約が婚約者によって破棄され、さ
らには彼に嫉妬する王太子や高位貴族、義理の家族の奸計で冤罪を被せられ国外追放される。晴れて自由の身になったディーンは、彼を慕う王国一の美少女とともに国王の追手が追いつく前に国を抜け出した。
しかし、これからはゆっくり過ごそうと思っていた彼は、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまう。
最初のトラブルとして、ダンジョンに転移してしまった彼は、付いてきてくれた少女、国外追放された悪役令嬢、主人に殺されかけた奴隷の少女、自分を追って異世界転移した大和撫子、見捨てられた元聖女、亡国の姫といった六人の美少女たちとともに攻略に乗り出す。
一方、彼を追放した者たちは、貴重な回復系の魔法使いを追放したことで国民の反感を買い、没落していくのだった。
※ざまぁは第一章にもありますが、第二章からの方が多くなっていく予定です。
※主人公は最初からある程度強いですが、めちゃくちゃ強くなるのは第一章の終盤あたりです。
※毎週日曜日更新!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 17:00:00
70121文字
会話率:54%
俺、フォルナは死にかけていたところを拾ってくれた村で狩人になった。そこは貧しいながらも、余所者の俺を受け入れてくれた優しい村人ばかりだった。
しかし、初めての狩りから意気揚々と帰った俺を待っていたのは貴族によって滅ぼされた村だった。
公爵家の長男に「学園に通う前に軍を率いる練習をしたかった」というふざけた理由で滅ぼされたことを知った俺は復讐を決意する。
そんな俺の前に、二百年前の英雄“勇者”を名乗る青年と、復讐の手助けを申し出てくる悪魔が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 12:00:00
16416文字
会話率:41%
拷問、恥辱の限りを尽くされた元魔導師貴族の令嬢は、超位魔法で叛逆する!
◆◇◆◇
誕生日、暖かな日常は崩れ去った。
突如発令された『亜人追放令』。
亜人討伐を掲げる『陰魔導教団』と亜人を収容する敵国家、その看守を担う『呪法騎
士』たち。
そして、領主にして最高位魔導師であるアルヴィレッダ家に代々伝わる、『冥竜』と称される種族が一体――『業灼竜』の血脈。
尊敬する両親、愛しい妹、可憐な使い魔、頼もしい使用人たち――その全てを屋敷と共に壊されたアヌリウムは、襲撃者との激戦の末に牢獄にて目を覚ます。
そして、『蟲風呂』や永久回復が可能とする、生きたまま四肢を切断されたり臓物を引きずり出されたりする『解剖遊戯』、家畜の如き所業――人としての尊厳と心を削ぎ落す地獄を味わう。
この世のものとは思えないモノ。しかして屈辱と復讐の業火に焼かれた少女は、やがて『風霊魔』を宿す少女と画策し、脱獄を図る。
『業灼竜』を己の身に降ろす大規模降誕術式。
それを成し、黒と紫に彩られた莫大な炎――『竜属性冥位魔法・業灼術式』を宿した時。
一度破滅したただの令嬢は破壊の権化と化し、目に映るモノ全てを破砕し、焼き尽くしていく。
その対象の一つ目として。
まずは、自分の囚われていた『最高位収容牢』、そして他にも数多くの亜人を捕らえて母国『アザヴィール』にまで介入している国家『リカヴィテ』の軍事都市――それを、陥落させる。
数奇に交わる運命は、一人の少女に復讐の業火を灯させた。
拷問、恥辱の限りを尽くされた元魔導師貴族の令嬢は、超位魔法で叛逆する。
災厄級国際指名手配魔導師『破壊令嬢』――そのとある一ページの詳細より。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-25 12:34:55
11847文字
会話率:36%
「フロレンティナ・ローゼライト公爵令嬢!貴様との婚約を破棄する!」
夜会でそう叫んだのはこの国の第一王子、バイデン。
しかしフロレンティナは彼と婚約どころか会ったことも数えるほどだった。
どこかで見たことのある光景に貴族たちはまたか……と
王家に見切りをつける。
フロレンティナの母親は、かつてバイデンの父親である国王と婚約していたが、夜会で婚約破棄された過去を持っていたのだ。
そして父親は、そんな彼女にずっと愛を誓っていた男だった。
サティーナを泣かせたら決闘だと男同士の約束を容易く破り、さらには息子まで。
愛のために生き、愛のために行動する男は、愛する娘のために復讐を決意した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 12:00:00
13035文字
会話率:36%
ローウィ家の長女ヴァネッサは、人を人とも思わない傍若無人な振る舞いを重ね、現在行き遅れ状態のどうしようもない貴族令嬢だった。
そして今回は妹の婚約者と結婚すると、爆弾発言をかましてくれて。
普段はノミより小さい姉の長所だけを見てきた妹テ
ィスタだったが、とうとう我慢の限界を迎えてしまい、とある作戦を決行する。
それは、自分の婚約者より更にグレードの良い貴族令息を贈ること。
ヴァネッサに贈った相手は、長身、イケメン、押しも押されぬ侯爵家。
非の打ち所がない完璧な男性であったが、それは見た目だけだった。
これは誰もが幸せになれる、とある国のお話。※ただし前置きに「ある意味で」と付くけれど。
□ アルファポリス様にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 10:36:08
16643文字
会話率:20%
没落した貴族令嬢という過去を隠して、ロッタは王宮でメイドとして日々業務に勤しむ毎日。
でもある日、子宝に恵まれない王妃のマルガリータから国王との夜伽を命じられてしまう。
その理由は、ロッタとマルガリータの髪と目の色が同じという至極単純な
もの。
ただし、夜伽を務めてもらうが側室として召し上げることは無い。所謂、使い捨ての世継ぎ製造機になれと言われたのだ。
馬鹿馬鹿しい話であるが、これは王命─── 断れば即、極刑。逃げても、極刑。
途方に暮れたロッタだけれど、そこに友人のアサギが現れて、この危機を切り抜けるとんでもない策を教えてくれるのだが……。
※アルファポリス様に投稿したものをそのまま転記しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-09 10:43:45
43548文字
会話率:35%
世界を救ったパーティーの一員であるウィズは魔法使いなのに魔法が使えないという状況が続いていた。
威力が高すぎて仲間に迷惑をかけてしまう、それを知っていたウィズは親が伝説の魔法使いという立場を活かしてアイテムや武器を割安で購入して貢献してい
た。
それから半年、勇者という権限を行使して酒池肉林を築いていたパーティーは成り行きでウィズを追放する。
その権限は勇者としてではなく、ウィズの立場で成り立っていたことをパーティーは知らなかった。
無銭で飲食することもできなくなった元勇者達は地位をかけて最難関ダンジョンに挑む。
結果は惨敗。彼らは切磋琢磨していた時よりも弱くなっていた。
『悪かった! 帰ってきてくれぇ!』
一時の栄光が忘れられない勇者達。
『地位が欲しいだけなら王様の靴でも舐めたらいい』
そう言ってウィズは最難関ダンジョンに単独で挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 16:36:14
58652文字
会話率:56%
「人間はどうして婚約なんかするのかしらね……」
「タヌキと婚約したって仕方がないから」
『令嬢の湯』――それは東方の辺境の街に存在する、隠れた人気スポットである。
そこの湯守の令嬢ダニエラは、昔は王都の有力貴族の令嬢だったという。だが婚
約者である王子に一方的に婚約を破棄された挙げ句、でっちあげの罪を着せられて王都を追放されたという。
その温泉の常連客である鍛冶師の青年「タヌキ」は、そんな彼女の過去を知って驚く。いつも気怠げで孤独そうな彼女を何とか救ってやりたいと「タヌキ」が思っている時だった。
王子の使いであるという使者が辺境の街を訪れ、ダニエラに「前年身罷った王妃にした全ての罪を全て赦し、再び王子と婚約しろ」と迫ってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 12:04:54
12665文字
会話率:45%
全ての生命に対し発動する絶対の定め、"レベルキャップ"が存在する世界。
四大貴族家の一角、リンデルハイム家に生まれた末男、クラインは幼い頃より将来を嘱望されていた。
だが、15才の誕生日――、成人の儀を迎えたクラインの頭
の中に声が響く。
『レベルキャップに到達しました、これ以降の能力上昇はありません』
何と、クラインはレベルが上がらぬままに、レベルキャップに到達するという前代未聞の落ちこぼれだった。
現当主の父は激怒し、「お前などリンデルハイム家にふさわしくない」とクラインを追放する。
流浪の身になったクラインは、討伐パーティーのポーション奴隷に身をやつしていた。
ある日、そのパーティーからも用なしだと追放され、手負いになった荷役奴隷の猫獣人クロネと一緒に置き去りにされてしまう。
せめてクロネの痛みだけでも取ってやろうと、最後のポーションを作ったその瞬間、クラインの脳内にファンファーレが鳴り響いた。
『レベル0のまま、他人のためにポーションを100万本作成の条件を達成。特殊職能"ポーションマスター"に覚醒しました』
覚醒したスキルは『どんな高位ポーションでも瞬時に作れる』という恐るべき能力だった。
クラインはその力に震えた――この力があれば全て取り戻せるんじゃ⁉
すぐに復讐の言葉が脳内によぎるが、ふと気付いた。
いくらレアポーションが作れるとは言え、自分のレベルは0のまま……。
不意をつかれればひとたまりもないだろう。
俺は力を付けなければならない――。
このスキルを最大限に利用し、二度と人生を奪われぬために自分の領地を手に入れると決意する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 12:00:00
200916文字
会話率:48%