拳王・剣王・銃王・導王・械王・暗王――六つの王が暗黒大陸・レヴォの統一という目的の元、戦い続けている。「リベリオンワールド」はそんな暗黒大陸を舞台にしたオープンワールド形式のVRMMOであり、そして今となっては多くの人間がプレイヤーとして
ゲームを中断することも許されずに閉じ込められたことにより、『第二の現実世界』と成り果てていた。
そんな中、大陸を統一し、ゲームをクリアすることによってこの世界からの解放されることを目的としているプレイヤーがいた。自らをジョージと名乗る彼は、かつては『刀王』と呼ばれ畏怖されていた、生粋のPVPプレイヤーである。日々戦いに明け暮れる彼であったが、自身の力がまだトップレベルに及んでいないことを自覚し、この世界における相方のラストという名の魔族の女と一緒に力をつけるべく、一ヶ月の間各地の戦場を渡り歩いてレベルアップを重ねていった。
そうして遂にカンストレベルに至った彼は、今度こそこの世界を終わらせる為に、同じギルドの仲間とともに、各地を巡って最後の戦争を仕掛ける。
――全てはこの世界(ゲーム)を、終わらせる為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:10:00
20061文字
会話率:60%
自分だけのダンジョンを作りだし、それを他の人と共有して攻略したり、攻略できない様なダンジョンを作って競うMMORPG「MAZE」。主人公である加賀引也はエニグマという名前で自分だけのダンジョンを生成し、そして誰にも完全攻略をさせる事無くサ
ービス終了を迎える――はずだった。
終了間際に眠りについた加賀が次に目を覚ました時には、自ら生み出したダンジョンの最奥に住まう“ダンジョンマスター”として目覚めることとなり、それまでゲーム内でパターン化された会話しかできなかったモンスターが加賀の事をエニグマとして、ダンジョンマスターとして敬い従う従順な下僕と化していた。
それまでになかった世界で加賀はどんな目的を持ち、どんな運命をたどっていくのか。ダンジョンマスターとして世界を蝕んでいくエニグマの歩む先には、何が待っているのであろうか。
※ この小説は以前にノベルアップ様「https://novelup.plus/my/story/645588091/edit」の方で掲載しておりました小説を改稿し、タイトルの方も変更して投稿させていただいております。一区切り分20万字程度までは改稿しながらの投稿となりますので、スムーズな更新ができると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-18 20:39:22
185187文字
会話率:61%
異世界で最強の古龍の弟子として一生を過ごし、世界を旅してきた主人公、瀧谷薫。彼は一生の最期に再び現れた神から、元の世界にまた転生させると言われた。もうあんな世界はごめんだと断る瀧谷だったが、問答無用に転生させられ、元の日本国の東京に転生さ
せられる――筈だった。
自分の肉親が、友人関係が、世界が。それまでオカルトとして鼻で笑われていたはずの魔法というイレギュラーによって大きく変えられてしまっている。そして前世での魔法の力をそのまま引き継いだ瀧谷は、今までのダメ人間として終わっていたはずの半生から、史上最強の魔法の才を持つ者として下剋上を果たしていくことに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 16:06:02
13974文字
会話率:54%
日本で高校一年生だった主人公の男子。
ある日突如として異世界に転移させられた。
よくある転移や転生によるチート能力は一切無く、実に平凡な状態のままで異世界に放り込まれる。
その世界は元の世界で言えば十九世紀末くらいだろうか、ガス灯や蒸気機関
が存在していた。
元の世界と大きく異なるのは数多くの地下迷宮が存在すること。
迷宮内部にはモンスターが跋扈している。
そして迷宮探索者と呼ぶ職業の存在。
突如異世界に放り出された主人公だったが、未成年者と言うことで保護される。
親切な人の手により農家を紹介され生活には困らない状態になるも、二年経過した頃、独立すべく他の町へ出向くことに。
しかし農家出身では職業に就けず門前払いされ、唯一門戸を開いたのが運搬賦役協会という団体だった。
そこでスカラリウス、即ち軽量運搬賦役、つまりは荷物持ちになる。
本来の賦役とは金銭による納税の代わりに労役を課されるものだが、ここでは薄給労働者であり最下層の差別対象だったのだ。
暫くは農家の収穫物を運ぶ仕事に就いていたが、ある時、迷宮探索者パーティーを紹介されメンバーと契約することに。
だが、それが不幸の始まりだった。
迷宮探索者パーティーの荷物持ちとなるも、やはり迫害や差別があり日々無能と罵られることに。
パーティーリーダーに対し口答えの一切が許されず、何かある度に殴られ蹴られ、パーティーメンバーからも罵声を浴びせられる。
やめたいと思っても契約時に定めた違約金を支払う必要があり、その額はスカラリウスに払えるものではなかった。
結果、止むに止まれずパーティーの荷物持ちとして過ごす。
だが、そんな日々も終わりを迎える時が来る。
無謀な迷宮攻略を強行したことでパーティーは瓦解、メンバーは主人公を置き去りにして逃げ出してしまう。
迷宮にひとり取り残された主人公は必死になって地上を目指す。
満身創痍になりながらも地上に帰還した主人公だったが、力尽きて路上で意識を失った。
世の中には捨てる神あれば拾う神あり、だろうか。
実力者ばかりが集まった迷宮探索者パーティーに拾われたのだ。
そして新たな活動拠点を得た主人公は、徐々に頭角を現すのであった。
※カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:10:00
172784文字
会話率:43%
「ほんの一瞬で私を虜にしたお姉たま。あゝ、優しく抱きしめて頂きたいのです」
女子校に入学したばかりのこと。
校内で迷っていると声を掛けてくる存在が居たのです。
ひと目見た瞬間、惚れ込んでしまいました。
とても好意的に接してくださるお姉たま
です。
私が少々の百合体質であることも承知の上で。
変態とは言っていますが、傷付ける気も無いのでしょう。
お姉たま!
愛は深くなるばかり。
ですが、ライバルが出現して奪われそうになったり。
お姉たまのお姿にファンが激増。
お姉たまの隣は私の場所なのです。なのに。
そして、体育祭終了時に。
たぶんノーマルな先輩女子と百合度100%の後輩の淡い恋物語。
全6話。15,539文字(本文)の短編。
※カクヨムでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 19:07:06
15546文字
会話率:53%
「申し訳ないと頭を下げ彼は私のもとから去って行った、はずなのになぜ?」
丸茂愛理、二十六歳の会社員。
そのお相手となる駒崎雅哉はひとつ年上の二十七歳の会社員。
仲睦まじくこのまま行けば将来一緒に、なんて思っていたのも束の間。
急に別れを切
り出す恋人である雅哉。
理由の一切を告げずただ申し訳なさそうに頭を下げる。
出会って数年で唐突に関係が終わりひとりになる愛理。
しかし、別れたはずの雅哉と、その相手はいつも視界の隅に居る。
関係性を見せつけるかの如く。
一層、遠くへ行ってくれればと思うも、それも叶わずもやもやした感情を持つだけに。
そんな年の瀬も迫る頃に変化が起こった。
全4話、9,915文字の短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 20:00:00
9923文字
会話率:47%
逆ハーレム異能力バトルものです。ラブ要素もあります。
ヒロインの周辺の男は大体ヤンデレになります。
※「カクヨム」にも投稿しています。カクヨムでは現在172話まで先行公開しています
【あらすじ】
憧れの想い人・志波高秋が所属する
異能力犯罪対策警察を目指す主人公・仄香は、異能力学校に入学してすぐ『未来視』の異能に目覚め、憧れの人が連続殺人及びテロ事件の犯人となる未来を視てしまう。
志波は仄香のイメージとは大きく異なり、生命の終わりに美を感じるサイコパスだったのだ。このままでは日本は最強の異能力者による過去最悪の襲撃を受け死者多数、仄香の親友まで殺されてしまう。
仄香は『未来視』の異能を使い、仲間と一緒に連続テロ事件を未然に防ぐことを目指す。
【メイン登場人物】
▶紫雨華 仄香
この物語の主人公。『未来視』の異能を持つ。
高秋に憧れて異能力犯罪対策警察を目指し、名門武塔峰異能力高校に入学。
遅れた異能の発現とともに高秋の連続殺人を予知してしまう。
▶志波 高秋
『切断』の異能を持つ。
異能力犯罪対策警察第一課エースであり感情が欠落しているサイコパス。
日常的に小動物を殺害して快感を得ている。
▶伊緒坂 尚弥
『電撃』の異能を持つ。
仄香の幼なじみで、武塔峰異能力高校でトップの成績。
仄香をいじめている。幼い頃“奴隷ごっこ”という遊びで仄香に弄ばれていた過去がある。
▶宵宮 千遥
『読心』の異能を持つ。
異能力犯罪対策警察第一課の高秋の同僚。
高秋の高校時代からの同級生。無能力者に両親を殺された過去と憎しみがある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:10:00
92456文字
会話率:41%
俺が人生で最もやり込んだゲームである、初代『魔獣狩り』
すべての使用可能武器のプレイヤー・スキルを磨き、すべての難易度における敵の情報をすべて頭に叩き込み、最弱装備でも高難易度の敵をノーダメージで倒しきれるまで極め尽くした。
その上最終
アップデートで実装された「無限の成長」を十年単位でやり込んだ俺のキャラは、もはや公式チートというか、最後に実装された敵でさえ一撃で屠れるほど文字通りぶっ壊れとなっていた。
そんなキャラの性能を引き継いでいる体に、プレイヤーとしての知識をすべて持ったまま生まれ変わった俺は、ゲームの舞台設定からは千年経過している同じ世界で、クナド・ローエングラムとして生きていく。
あらゆる理不尽とそれに起因する悲劇を、その剛力ですべてぶっ壊しながら。
過去作『異世界娼館の支配人』がネット小説大賞SC賞をいただき、今年コミカライズされます! 原作の方も読んでもらえたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:10:00
111363文字
会話率:16%
朽ち果てているようにみえる、迷宮都市の成れの果て
己が誰かもわからぬまま、そこへ現れたプレイヤー
降りやまぬ雨の中、朧に霞むかつて迷宮都市であった廃墟の攻略を、お供の黒猫?とともに開始する
終末の向こう側、創世の彼方
そこに己が現れた意
味を探すために――
というお題目を唱えつつ、ただただ強くなりハック&スラッシュを愉しむことがメインであったりする折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 20:00:00
42013文字
会話率:5%
10年以上続いたMMORPG、「フィリウス・ディ・オンライン」がサービス終了する日、このゲームをこよなく愛する俺は、俺に惚れてるというゲーム中に登場する女神アストレイアによって、現実となったゲームの世界に召喚された。
複垢プレイヤーであ
った俺の、セカンドキャラの夜、サードキャラであったクレアも存在してる?三垢操作って現実になったらどうやんの?異世界にコントローラーあんの?というより夜とクレアは女の子だぞ。
ゲームの時代設定からなぜか千年経過している、ゲームの時とは微妙に違う世界を三位一体!?で冒険する、そんな日々の物語開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-25 00:20:06
653015文字
会話率:18%
この物語は、運命の女神オリーブと彼女の愛する者たちを支える姿を描いた恋愛譚です。オリーブは天界から地上の恋愛を見守り、苦しむ人々に助けを差し伸べる役割を担っています。彼女は、歴史上の偉大な詩人や作家たちの間で繰り広げられる悲劇的な恋愛を目の
当たりにし、彼らに真実の愛を見つけさせようと奮闘します。
物語は、オリーブが人間界で助けるべき愛を見つけるところから始まります。アルフレッド・テニスンとアリス・ファルコン、サミュエル・テイラー・コールリッジとサラ・ハンフリー、ヘンリク・イプセンとスヴェラ・ゴータフスン、そしてトーマス・ハーディとエマ・ガイフォード──それぞれのカップルが抱える悩みや不安を乗り越えて、真実の愛を見つける様子が描かれます。オリーブは彼らに必要な時にそっと手を差し伸べ、愛の力を信じることで二人の心を開かせ、恐れを乗り越える手助けをしていきます。
物語の終盤、オリーブ自身もまた、自分の心に閉じ込めていた愛に向き合う時が訪れます。彼女は、自分が見守り続けた愛を超えて、真実の愛を見つける決意を固めます。オリーブの心は、静かな支え手から、今度は愛を与える存在へと変わり、リチャード・グレイとの出会いを通じて彼女自身も心を開き、愛を育むことを決意します。
物語は、オリーブが他者の愛を見守る役割から、自分の愛を見つける役割へと変化していきます。最終的に、オリーブとリチャードは共に未来を歩むことを誓い、物語は温かな幸福感の中で幕を閉じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:10:00
20858文字
会話率:13%
春の訪れとともに、町に平穏が戻ったかに見えたが、そこには「死と乙女」と「罪の記録」という古代の魔術が絡む暗い陰謀が潜んでいた。主人公の朋美は、特殊な刺青を持つ魔術師として、その力を正しく使いながら仲間たちと共に真実を追求していた。
朋美の
仲間には、剣の達人である龍也、魔術に長けた光平、歌と人形遣いの里帆、そして圭太という優しい心を持つリズム担当がいる。彼らはそれぞれの能力を駆使し、困難な状況を乗り越えてきたが、最大の試練は「薔薇の館」で待ち受けていた。
「薔薇の館」は、古代の魔術と「罪の記録」が深く結びついた場所であり、ここで「死と乙女」の真実が解き明かされると信じられていた。しかし、黒幕と呼ばれる謎の存在が彼らの前に立ちはだかり、館の力を手に入れようと企んでいた。黒幕の配下たちは強力な魔術を操り、朋美たちに幾度となく挑戦を仕掛けてくる。
最終決戦では、朋美の刺青が覚醒し、仲間たちとの絆が最大限に発揮された。その結果、黒幕は打ち破られ、「罪の記録」と「死と乙女」の力が解放された。しかし、戦いの中で圭太が犠牲となり、仲間たちは深い悲しみに包まれる。しかし、その喪失は彼らの絆をさらに強固にし、新たな希望をもたらすこととなった。
朋美たちは圭太の犠牲に感謝しつつ、「死と乙女」の真実を解明し続ける決意を新たにする。彼らの前にはまだ多くの試練が待ち受けているが、友情と信念が彼らを支え、真昼の月が新たな未来への道を照らしていた。
「死と乙女の魔術記」は、仲間たちの絆と魔術の力を通じて、古代の謎と現代の脅威に立ち向かう壮大な物語です。愛と犠牲、希望と絶望が交錯する中で、朋美たちの成長と冒険が描かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 20:08:10
52114文字
会話率:9%
アセノヴグ大陸
その昔、邪竜神デモゴルゴが大陸を支配しようと目論見、大陸各地に眷属を送り込んだ。
それに抵抗する人々との戦乱が長きにわたり続いた。
人々もバンディカ帝国を中心とした精鋭を揃え抵抗を試みるも、
圧倒的な竜の力に人は次第に追
い詰められ、屈服するのも時間の問題と思われた時、
女神の使いが地上に現れ、勇敢な5人の若者に神器を与える。
神器の力は絶大で、各地の眷属の竜達は悉く倒されていった。
5人の若者は劣勢であった人々の希望となり反撃の狼煙となった。
やがて邪神竜の住む居城に5人の若者が一堂に会し、人の存亡をかけた決戦を挑む事となる。
長い戦いの末、邪竜神デモゴルゴの討伐を見事に果たす。
だが平和が訪れたのも束の間、大陸の各地では邪竜神配下の残党や、盗賊によって荒廃していた。
バンディカ帝国の皇帝は神器を持つ5人の若者を復興の旗印として、爵位と領地を与え大陸の各地を
治めさせた。
それから40年、5人の若者も年を取り、生を全うした者、後世に託した者、病で生を終えた者、
それぞれの生を全うし、世代が変わり、人々に戦乱から復興の兆しが見えてきた頃の話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:00:00
130070文字
会話率:30%
この国には三人の王子がいる。
第一王子のアランは王太子として国王を補佐し、妻子とも円満な関係を築いていた。
第二王子のレオは武闘派の誉れ高く、幼馴染である侯爵令嬢と婚姻が決まっている。
第三王子のロビンは明るく素直な人柄で人気も高く、学園一
の才女と呼ばれる伯爵令嬢ソフィアと婚約していた。
無事に挙式を終えた半年、その二組の夫婦はほぼ同時期に妊娠し、国を挙げてその慶事に沸きあがっていたが、第二王子が国境で勃発した小競合いを収めるために城を留守にしていた時、
第二王子妃ブリジッドを誘い、王城近くの湖に来ていた第三王子ロビンとその妻ソフィアが、反国王派の刺客に襲われるという事件が起こった。
刺客が狙ったのはブリジッドで、それを庇おうとしてソフィアが前に出た。
バランスを崩したブリジットが湖に落ち、その間にソフィアは刺されてしまう。
流産したソフィアの目の前で、ソフィアの夫であるロビンと第二王子妃が仲睦まじく寄り添う姿を見て全てに絶望したソフィアはバルコニーから飛び降りてしまう。
自分の人生の走馬灯を見ながら死を受け入れたソフィアが目を開けると、結婚式の十日前に戻っていた。
自分が死にたいと思うほどのあの事件の真相を追及するべくソフィアは動きだす。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:00:00
57569文字
会話率:46%
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 18:00:00
204513文字
会話率:59%
政略結婚とはいえ12歳の時から婚約関係にあるローレンティア王国皇太子アマデウスと、ルルーシア・メリディアン侯爵令嬢の仲はいたって上手くいっていた。
辛い教育にもよく耐え、あまり学園にも通学できないルルーシアだったが、幼馴染で親友の侯爵令嬢ア
リア・ロックスの励まされながら、なんとか最終学年を迎えた。
やっと皇太子妃教育にも目途が立ち、学園に通えるようになったある日、婚約者であるアマデウス皇太子とフロレンシア伯爵家の次女であるサマンサが恋仲であるという噂を耳にする。
アリアに付き添ってもらい、学園の裏庭に向かったルルーシアは二人が仲よくベンチに腰掛け、肩を寄せ合って一冊の本を仲よく見ている姿を目撃する。
風が運んできた「じゃあ今夜、いつものところで」という二人の会話にショックを受けたルルーシアは、早退して父親に訴えた。
しかし元々が政略結婚であるため、婚約の取り消しはできないという言葉に絶望する。
ルルーシアの邸を訪れた皇太子はサマンサを側妃として迎えると告げた。
ショックを受けたルルーシアだったが、家のために耐えることを決意し、皇太子妃となることを受け入れる。
ルルーシアだけを愛しているが、友人であるサマンサを助けたいアマデウスと、アマデウスに愛されていないと思い込んでいるルルーシアは盛大にすれ違っていく。
果たして不器用な二人に幸せな未来は訪れるのだろうか……
他サイトでも公開しています。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 21:00:00
140955文字
会話率:61%
様々な崩壊後世界、ポストアポカリプスでマジック:ザ・ギャザリングに夢を見続けている狂人たちの叙情短編集。《Black Lotus》とか俺以外の全員突撃とか火花魔道士が二度と見られないと思っていた若い頃の力とかわかる人向け、ギデオンはもういな
いんだよな……とか時々ふと思う人向け。カクヨムと同時連載。
※※※※※※※※※※※※
この作品は、小説家になろうにて連載中、黒留ハガネさまの「崩壊世界の魔法杖職人」内の一文を元に作成したものです。本作「世界の終わりのマジック:ザ・ギャザリング」の内容に関する責任についてはすべて、阿野二万休に帰属します。本作に対する批評はすべて、阿野二万休へお願いいたします。
インスピレーションの源泉となった偉大なる元作品と作者さまに深い感謝と敬意を表するとともに、ここに作品へのリンクを貼っておきますので、皆様ぜひ御一読ください。ネット小説におけるポストアポカリプスジャンルの、現在進行系金字塔です。
「崩壊世界の魔法杖職人」 https://ncode.syosetu.com/n8281jr/
※※※※※※※※※※※※
「世界の終わりのマジック:ザ・ギャザリング」はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:00:00
52631文字
会話率:44%
西暦2225年。
急速なテクノロジーの進化により、人とAIが共存する時代が訪れていた。巨大企業ネクサス社は世界を支配する力を持ち、アンドロイドやAIによる社会インフラを掌握している。しかし、その裏で「オブリビオン」と呼ばれる謎の組織が暗躍し
、タイムトラベル技術や特異点と呼ばれる未知の力をめぐる争いが始まっていた。
翔太――
アンドロイド向けパーツを扱う商社に勤務する青年。
日常に埋もれがちな彼の生活は、PC内で彼を支えてきたAI「セラ」との出会いによって一変する。セラを現実世界へと連れ出すため、親友カズヤの協力で彼女に新しい身体を与えた翔太。しかし、それは単なる夢の実現では終わらなかった。
セラは「特異点」としての能力を持ち、未来の改変が可能な存在であることが明らかになる。彼女を狙うネクサス社の野望とオブリビオンの脅威に立ち向かうため、翔太は仲間たちと共に戦う決意をする。
人間とAIの絆、過去と未来を繋ぐ物語。
セラと翔太は、数々の試練を乗り越えながら、本当の未来を切り拓こうとする。
果たして二人は、ディストピア化した未来を変え、新たな希望を見つけ出すことができるのか――?
今、運命が動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:00:00
3763文字
会話率:42%
※これはあらすじではありません。
では何ですか?
さあ、何でしょう。
トントントン……。
病院の個室のドアが突如叩かれる。
「はい」
「失礼します。療養中に申し訳ありません。少しお話をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?」
返事をし
て間もなく病室に入ってきた2人組の男性。
不慣れな敬語を使うのは初老を過ぎた50前後とみられる男性だ。
「あ、すみません。怪しい者ではありません」
対応しようと立ち上がった母に対し、横にいた若い男性が何かを母に見せている。
「刑事……さん?」
どうやら警察手帳を見せていたようだ。
「突然すみませんね。○○さん……あなたが山道に倒れていた件と××さんが失踪している件についてお話をお聞きできますか?」
「はい……。何をお話すればよろしいのでしょうか?」
「率直にお聞きしますが、あなたが傷だらけで倒れていた件について。誰か……人や動物に襲われた事件ですか?それとも滑落などの事故ですか?」
「襲われた……。動物……?刑事さんはファンタジー作品に登場するようなモンスターは存在すると思いますか?」
質問を質問で返す青年。
その後も警察が質問をするものの中々要領を得る事が出来ない。
「では、質問を変えましょう。今、××さんは何処に居るかご存じですか?」
業を煮やした警察が質問内容を変更する。
「××……。あれは何処なんでしょう……」
青年の頬を一筋の涙が伝う。
「××さんはまだご存命ですか?」
「……はい。生きています。でも2度と会えないでしょう」
「大怪我をして動けないとかですか?」
「いえ、とても元気ですよ」
1つ目の質問に続き、話の要領を得ない回答を繰り返している。
「お母さん、スマホ取って。バッグに入ってるから」
青年は側にいた母に指示を出しバッグからスマホを取り出してもらう。
渡されたスマホを操作し、2人の警察に保存していた写真を見せる。
1つ1つ当時の状況を思い出すように説明をしながらの作業。
「これで全てです。すみません、疲れているので休ませていただいてもよろしいですか」
スマホ内の写真を全て説明し終わり、青年が話を締める。
「長時間失礼しました。また後日改めてお話お聞かせください。ご協力感謝いたします」
青年の────
続きは有料会員様限定配信(冗談です)
すみません。もう少し先があったのですが、あらすじの文字数制限……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:00:00
172993文字
会話率:45%
ある日、深山遊歩の下に差出人不明の荷物が届いた。
荷物の中身はβテスト用のゲームDVDだった。
差出人は不明ではあるものの心当たりがあるにはある。
遊歩は少し訝しがりながらもゲームソフトの規格に合うハードを探す。
最終的に送られてきたゲ
ームはPC用のソフトである事が判明。
遊歩は早速ゲームを開始する。
ゲームにログインしたものの、そこは見慣れた自室。
しかし、遊歩に声を掛ける見知らぬ少女が居た。
少女の自己紹介的には遊歩のパートナー兼ガイド役との事。
「遊歩、アナタには魔王から世界を救っていただきたいのです」
少女から告げられる遊歩の目的。
ゲームの内容としては王道中の王道。
快諾した遊歩は外を散策する。
公園で休んでいた遊歩に声を掛けてきたのはイジメっ子の鬼原だった。
ひょうんな事から鬼原との戦闘が始まる。
辛勝ではあったものの鬼原の討伐を完了しゲームを終える。
翌日、学校へ登校した遊歩に衝撃の事実が発覚する。
「鬼原……くん?誰それ?」
誰しもが鬼原の存在を否定する。
遊歩にゲームを送りつけた相手の正体は?
その相手の目的とは?
現実世界とリンクするゲームの謎。
遊歩と現実世界の運命や如何に────。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 20:00:00
69836文字
会話率:37%
荒廃した世界――原因不明の瘴気が地上を覆い、人々は「地下都市」に逃げ込むしかなかった。
だが地下都市もまた、瘴気に侵されつつある。
住人たちは、瘴気が人体を蝕み「狂花病(きょうかびょう)」と呼ばれる症状を引き起こす恐怖に怯えながら日々を生き
ていた。
狂花病に侵された者は、徐々に人間性を失い、最終的には怪物「喰らい花(くらいばな)」へと変貌する。
ある日、少年カイと少女リリィは地下都市の崩壊に巻き込まれ、地上へ放り出される。
そこで彼らは、自分たちの体にも狂花病の兆候が現れていることを知る。
絶望的な状況の中、地上で出会った謎の青年・イサムから「瘴気の源を破壊すれば、狂花病を止められる」と告げられる。
地上には怪物化した喰らい花や、正気を失った人間たちが徘徊していた。
生き残りをかけた危険な旅路の中、カイとリリィは互いの隠された過去を知りながら、命の限界を超えた絆を深めていく。
だが、瘴気の源に近づくたび、狂花病が二人を蝕み、彼らは自らが怪物になる恐怖と戦わねばならなかった。
命の終わりが迫る中、二人は運命に抗いながらも切ない恋心を交わす。
果たして、彼らは瘴気の源に辿り着き、世界を救えるのか。
そして彼らの愛は、狂花病の呪いを越えられるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:00:00
52434文字
会話率:44%
黒木終夜(自称)は転生者である。
彼が転生したのは、発売から20余年、今日まで愛し続けてきた大人気ゲーム。
ロボ×ファンタジー×青春のセカイ系シミュレーション『ハーベストハーベスター』の世界だった!
ガンパレードな世界観が売りのこのゲー
ムには、終夜が愛して愛して愛してやまない最推しキャラ、黒川めばえがいる。
しかし彼女は前世、“踏み台型ラスボス少女”と呼ばれ、不遇な扱いを受けていた。
「俺は、彼女が踏み台にされて終わる正史を認めない!」
推しの未来を切り拓くため、久遠に続く絶望の夜を終わらせるため。
終夜は自らに降りかかる死の運命に抗い、命を燃やし立ち向かう!
愛と希望が世界を救う? かもしれない現代SFファンタジー、開幕!!
本作は他の小説投稿サイトにも掲載しています。
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/works/16818093074277199620
【ハーメルン】
https://syosetu.org/novel/340622/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:00:00
427133文字
会話率:41%
64歳。
適応障害と不安障害、ヘルニアに高血圧、決め手に糖尿病一歩手前の男性。
薬でごまかしながら働き続ける理由は、一つだけ。
『死にたくないから』
その日もいつもの1日。
色褪せた1日になるはずだった。
突如襲う胸の痛み。
終わる人生
。
消えていく意識の中で後悔する。
そして悟る。
努力とは、最後の瞬間に満足するためにあったのだと。
彼は赤子の姿で目覚める。
隣には鮮やかな『深紅』の髪を持つ赤子。
異世界で彼は誓う。
最後の瞬間、自身の人生に満足するために努力することを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:00:00
938641文字
会話率:27%
個人商隊による僅かな交易だけで、永らく他国のとの正式な交流もなく謎に包まれていた孤月半島の唯一国【ツクヨ】
一応、陸続きの煉皇国とは過去に何度か正式な使者による外交はあったが、最終的には皇国側が匙を投げる形になり良好な関係を築けないでい
た。
何故なら、当時の皇国側の使者が唯一残した言葉によると『彼の国は、あの世とこの世の境目であり、生命ある者の住む地ではない。にも関わらず、敢えて其処に根を下ろし暮らす彼の国の者たちは生者に在らず、もはや死者かそれに準ずる異質であり相互理解には至らないのだ』という記述のみが残っていた。
しかし、そんな謎多きツクヨの外洋に面した浜辺へ一隻の難破船が漂着する事で物語は動きだす。
驚く事にツクヨ側は難破船で生き残っていた人々を手厚く介護し、更には難破船を修復し無事に祖国へと送り返したのだ。
そしてその難破船には煉皇国の向こう側に位置するエルフレント精霊国の準王族が外交特使として乗船しており、彼も無事に祖国の地に戻ることが出来ていた。
その事に感激した精霊国の国王は、『是非我が国にツクヨの方をお招きし、改めて感謝の意を伝えたい』と申し出た。
それから数度の書状によるやり取りで、最終的には新たな外交を踏まえたある程度の地位着く若者たちの招待という形に落ち着く。
そういった経緯で選ばれたのは、ツクヨの中でも特別な意味を持つ【スサ】の称号を冠する二人の兄妹。
兄のスサ・勒炉と、妹のスサ・刀禰夜。
この二人が選ばれた事も、この二人が精霊国に向かう事にも意味があったのだと、いずれ人々は知る事になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:45:44
4756文字
会話率:25%
遊戯迷宮・・・世界に点在する大迷宮で最深部には迷宮種と呼ばれる核が存在する。
構造も出現する魔獣も千差万別だが各迷宮の目的はただ一つだけ。
それは発芽して迷宮樹へと成長し新たな迷宮種を生み出し増え続ける事・・・
冒険者・・・遊戯迷宮に適正
を持った人類の希望、彼等は迷宮内でのみスキルやステータスといった迷宮の恩恵を魔獣と同じ様に受ける者達。
冒険者達が迷宮を攻略する理由は資源の有効活用ともう一つ、発芽の阻止又は種の奪取。
何故ならば迷宮は成長して迷宮樹になった時点で内包していた魔獣を世界に放つ、つまり大氾濫を招くのだ。
そうなれば迷宮近隣の生態系は壊滅、人類の歴史も終焉へと近づいていく。
この物語は冒険者でも魔獣でも無い存在になったカレアル・エージスが命の恩人で照れ殺し癖のある女魔族の
カノジアと共に迷宮と世界の真実に近づく冒険譚となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 16:29:32
146709文字
会話率:32%
ふと目が覚めたら、白い空間にいました。
寛いでいたら、いきなり穴が空いて落っこちました。
そして、気がついたら、九尾になってました。
、、、、え?
江戸時代の京都から異世界転生してきちゃった変人こと秋音と、やんちゃで明るくて真っ直ぐなキキ
ラ。
そんな二人が不思議で雑多な愛しい世界『リッカドス』で繰り広げる滅茶苦茶な冒険は、暖かくて、切なくて、悲しくて、でもやっぱり幸せです。
笑って、泣いて、また爆笑。時々神秘的な二人の冒険譚は、いつか終わりを迎えるその日まで、楽しく続きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:45:12
43171文字
会話率:44%
機動捜査隊は覆面パトカーで密行し、重要事件が発生した時に現場へ急行し、初動捜査に当たる警察の執行部隊である、犯人と遭遇することがあるため、常に拳銃が携帯を義務づけられている危険な職務である。機動捜査隊は広域連続強盗殺人が起きたことを知らされ
た、犯人は青のアキュラ・インテグラで逃走していた、機動捜査隊はカーチェイスを繰り広げるのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:39:44
2995文字
会話率:71%
あらすじ
生きる意味がわからない。働くこともできず、引きこもるだけの生活。
そんな俺の平凡で最低な日常は、ある日、"赤い目"を持つことで一変した。
目が霞み、痛みが走った後、俺の視界は異様な赤へと染まった。
だが、それは単なる幻覚ではなかった。
病院へと駆け走る俺の前に現れたのは"ハリネズミのような異形の男"。
彼の暴走によって院内は地獄と化し、人々の身体に無数の針が突き刺さる。
――そして、俺も死ぬはずだった。
しかし、その瞬間、"赤い目"が発動した。
俺に向けられた殺意は、そのまま相手自身に跳ね返り、針男は苦しみ悶えた。
その間に俺は逃げ出した。
だが、すべてが終わったわけではない。
俺がいたことは病院の防犯カメラに映っているはず。
――そう思った矢先、警察が動き出した。
「今日、とある病院で大量殺人が起きてね」
街で声をかけてきた刑事は、まさに"俺を追う者"だった。
俺はただ生き延びたかっただけなのに、気づけば"殺人事件の容疑者"として追われる立場になっていた。
"赤い目"があれば、俺は絶対に死なない。
だが、それは"殺されない"というだけの話で、"平穏に生きられる"わけではない。
この力を持ったまま、この世界をどう生きればいい?
俺は何を選び、何を守る?
逃げ続けるのか、それとも――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:33:38
53152文字
会話率:27%
まって、私は悪役でこれってハードモードだよね!?
何でアンタの好感度スタート時点で70%もあるわけ!?
彼氏と別れて1ヶ月、親友が死んで1ヶ月。
二次元オタクの天馬巡(てんま めぐり)は、いつも通り推し活をしていると突如まばゆい光に包まれ
乙女ゲームの世界に召喚されてしまう。
自分は、いずれ悪女と呼ばれるようになる偽りの聖女。一年後に召喚されるヒロインが現われる前に攻略キャラの好感度を上げなければ死亡確定…!?
取りあえず、推しである攻略キャラの皇太子に的を絞るが、実は彼の中身は元彼で―――…
元彼なんて攻略対象外!!
死亡エンドを回避するため、元彼から逃げるため奮闘するが、何をしても元彼皇太子の好感度は上がるばかり。終いには、攻略の邪魔をしてくる始末。
アンタは私を殺す気か…!?
よりを戻す気は無い、死にたくない聖女(悪女)とよりを戻したい皇太子(元彼)の一方通行ドタバタラブコメディ
アンタなんて攻略してやんない!他の攻略対象とハッピーエンドを迎えるんだから!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:30:00
3727413文字
会話率:47%
『ヒロインを暗殺しにきたはずの暗殺者は悪女に惚れ、誘拐を企てた――――――――』
現実の恋愛はフィクションの恋愛より甘くない――――
恋愛作家の連城冬華は、財閥の御曹司である久遠夏目と和解し晴れて恋人同士になった。
だが、
しかし……最近やたらと夏目が自分にベタベタと甘えてことあるごとに愛の言葉を囁き、スキンシップも日に日に激しくなってきた。それはもう激甘で……!これじゃあ、心臓と身体が持たない!
そんなある日、担当編集者との打ち合わせを終えた冬華はとある人物とぶつかってしまう。
なんと彼は鮮やかなオンレジ色の髪を持つ今をときめく俳優、相葉春夏秋冬だった。
そして、そんな春夏秋冬は冬華に一目惚れしたと言ってきて――――――……?
「私の恋人は、好きな人は一人だけ。やっと幸せになれたんだから、これ以上邪魔しないで!」
『俺様キャラはタイプじゃないので、どうぞフィクションの世界にお帰り下さい』の第二部恋人編。
―――――――今開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 19:15:16
108404文字
会話率:40%
異世界から帰還した五十嵐 健斗は、変わり果てた景色に衝撃を受けた。原因不明の高熱化により、地上には人が住めなくなり、真冬でも熱風が吹く砂漠と化していた。しかも時空の歪みのせいで、到着したのは2099年。彼が異世界に転移してから80年後の日
本だった。
有識者は、人類を絶滅させないために地下にすべての機能を移したが、科学力では自然の脅威には敵わなかった。そこで帰還者の叡智を結集し、迷宮を造り利用する計画が進んだ。だがそれも限界を迎えていた。
最終手段が帰還者迷宮。その中でも高い能力を持つ帰還者を集めた『迷宮特区』が、最後の希望となっていた。
主人公は、そんな迷宮特区で、帰還者迷宮の主人となる。彼は自分が暮らしていた頃の街を、ダンジョン内に作ろうと考えたのだが……。
「ケント! 遊ぼっ! チョコむいて」
「おい、ケント、暇だから手合わせしようぜ」
「あたいのピコピコは?」
「新しい眷属を創ってみた。ダンジョンボスにしてくれよ」
彼がいた異世界から、親しい魔王達が遊びに来るようになると、今度はそれを目当てに多くの冒険者が集まってくる。
これは、ドタバタで、ゆる〜いダンジョン街づくりの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:24:53
565595文字
会話率:52%
11月のよく晴れた日、一人の男が支配と虐殺の果てに、銃殺刑となった、乾いた音とともに、長きに続いた絶望と憎悪の時代は終わりを告げた。
レッドロウ王国の東にある、小さなムーギ村では、収穫祭が行われていた。両親が亡くなってから、祖母と一緒
に暮らしていたベルゼは、今年で18歳になる友達とともに神父から祝福として、魔法のようなものを掛けられるが、直後に気絶してしまう。
目覚めると同時に、過去か前世か、経験していないはずの記憶が頭に土石流のように流れてくる、なにより、人格すら変わったのか、今までの私が塗りつぶされていくようだ。
ベットの上で激しい頭痛と動悸に冷や汗をかくベルゼを心配そうに見つめる祖母と異様なまでに冷静な神父、ベルゼは戸惑い、苦しみながらも神父に事情を説明すると、「君は転生者かもしれない」と告げられる。
転生者とは? 私に一体何があったんだ、自らの謎を解き明かす為に
神父に連れられ、王都に向かう。
この時はまだ誰一人、気付いていなかった、怪物が目覚めた事に
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 19:22:23
317668文字
会話率:87%