震えながら殿下の腕にしがみついている赤髪の女。
怯えているように見せながら私を見てニヤニヤと笑っている。
あぁ、私は彼女に完全に嵌められたのだと。その瞬間理解した。
口には布を噛まされているため声も出せない。
ただランドルフ殿下を睨みつける
。
瞬きもせずに。
そして、私はこの世を去った。
目覚めたら小さな手。
私は一体どうしてしまったの……?
流血場面が何度かありますのでR15にしております。
Copyright©︎2024-まるねこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 08:23:34
145076文字
会話率:39%
(旧題:注文の多い婚約者)
貧乏男爵令嬢のアビゲイルが結婚を考えていた恋人アーサーから突きつけられたのは、理不尽な十三の注文だった。
『結婚後は領地を出てはならない』『実家から連れてきた使用人は全員帰すこと』『実家への援助は禁止』『領主・夫
・夫兄弟の仕事への詮索禁止』等の注文が並ぶ中には、『白い毛皮を着てはならない』などという意味不明なものもあって、到底受け入れられるものではなかった。
「こんなの絶対受け入れられない!」とキレたアビゲイルに対し、アーサーは理解を示すことなく冷たく婚約破棄を言い渡したのだった。
新しい結婚相手を求めて夜会に頻繁に参加するようになったアビゲイルだったが、寄ってくるのは胡乱な男ばかり。まともな人が現れたかと思えば、何故かアーサーに邪魔されて惨敗続き。追い討ちをかけるように、毒母が顔も知らない富豪に自分を売り込んだと知らされる。
失意のアビゲイルの前に手を差し伸べてくれたのはアーサーだったが……彼には何やら思惑があるようで。
アビゲイル編/全11話完結
アーサー編/未定
※カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 17:00:00
64941文字
会話率:40%
貴族学院のお昼休み。食堂にて突然、婚約破棄が言い渡された。
言い出したのは第一王子アシュリー。言われたのは侯爵家のダイアナ。アシュリーはダイアナの喋り方が気に入らないと言う。用意周到、婚約破棄の決意書を用意していたダイアナは、アシュリー
がそれに署名した途端、急にペラペラと話しだした。彼女がゆっくりとろとろ喋っていたのは、アシュリーの命令に従っていたからだと説明する。
色々なことを誤解している王子と、それを長セリフで解く令嬢の話です。
会話文の多いハッピーエンドです。ざまあはありません。タグをご確認ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 22:26:58
40437文字
会話率:40%
始まりは婚約解消から。両親の不慮の死から公爵家の一人娘アンジェリーナことリナは、親族のバーバラ叔母と従姉妹のエミリに下女のような扱いをされ、事実上家を乗っ取られてしまった。社交界デビューの機会を奪われ、変人とうわさを立てられ、イアン王太子の
婚約者の座は知らない間に辞退したことになっている。「代わりは私よ」エミリは得意げ。「あんたなんか始末してやる!」簡単に婚約解消に応じる王太子には不信感しかないし、エミリ達はなんだかヤバそう! リナは、隣国に住む大魔術師の伯母マラケスタ侯爵夫人を頼って逃げ出した。伯母の小さな別邸についたものの、連絡が取れず生活に困ったリナは、町でジュース売りをして、貧相な騎士と知り合いに。騎士を助け、自分の道を進むよう促し、リナ自身もジュースやポーション作りとして自立するつもりだったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 18:16:28
108236文字
会話率:36%
家の都合で決められた婚約者の扱いがひどい。招待状は無視する、学園では目も合わさない。メガネっ子の私になんか、関心がないんだと思っていました。それならいっそ解放して欲しいものです。と、思っていたら、婚約者は真実の愛を求めてパーティ会場で婚約破
棄! でも、事情もあったみたい。元婚約者には幸せになって欲しい。私、彼の真実の愛探しを一生懸命お手伝いしました。知り合いのご令嬢も紹介しましたのよ? だのに強硬に再婚約を迫られて大弱り。一度婚約破棄されたら戻すのなんか至難の業。母だって、私のために他の縁談を探してますし、彼の友達だって私に親身になって寄り添ってくれたり。これはそんな私たちの愛と友情(と下心)の物語です! 多分12万字くらい。50話くらい。単純な純愛物語です(当社比)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 18:40:07
154526文字
会話率:40%
アルベルト王子は学園で平民出身のエリザベスと出会う。
初めて聞く庶民の生活に浮かれ、アルベルトは少女との間に〈真実の愛〉があるのでは?と思い始め、幼い頃からの婚約者との婚約破棄を望んだ。
だが、父である国王はそれを認めてくれなかった。
エリ
ザベスの天真爛漫さに心惹かれたアルベルトを始めとした側近たちだったが、一人の側近の言葉に衝撃を受ける。
婚約者達にいじめられたと訴えるエリザベスを守ろうとしていた自分たちの行動が正しいのか、アルベルトは悩むのだった。
そんなとき、〈真実の愛〉とは何かと見極めてくるように言われ、アルベルト達は隣国から始めて、各国を回ることになった。
〈真実の愛〉を貫いた者、元さやに収まった者、全く別の人物と結ばれた者、それぞれの国で、いろんな状況を見たアルベルト達が最後に選ぶのは?
王子達がいろいろな国を巡るお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 16:03:15
160988文字
会話率:45%
王国騎士団の事務官を務めているヴェルメイオ男爵令嬢は仕事にうるさく(毒舌)、各師団から煙たがられるほどだった。そのヴェルメイオ男爵令嬢が5回目の異動を言い渡された。
統括師団長に呼び出され、そこに行くと公爵令嬢であったときの元婚約者の姿
があった。
国の影に生きる公爵令嬢が元婚約者とよりを戻すまでの話。
*内容に不快を感じましたらそのままそっと閉じてください。
*作者の目は節穴のため、誤字脱字は存在します。
*後書きに簡単な登場人物紹介を入れています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 20:00:00
10383文字
会話率:48%
国内で権勢を誇るハリス侯爵の一人娘であり後継ぎであるアビゲイルに一目惚れされた伯爵令息のダニエルは彼女の望みのままに婚約をした。アビゲイルは大きな目が可愛らしい無邪気な令嬢だ。ダニエルにとっては家格が上になる婿入りに周囲の人間からは羨望さ
れる。そして盛大な二人の披露宴の夜、寝台の上でダニエルはアビゲイルに向かって、別の女性の名前を呼んでしまう。その晩は寝室を追い出され、翌日侯爵に呼び出されたダニエルはその失態の為に離縁を告げられる。侯爵邸を後にするダニエルの真意とは。
※このお話はアルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 17:42:51
11717文字
会話率:28%
「申し訳ないと頭を下げ彼は私のもとから去って行った、はずなのになぜ?」
丸茂愛理、二十六歳の会社員。
そのお相手となる駒崎雅哉はひとつ年上の二十七歳の会社員。
仲睦まじくこのまま行けば将来一緒に、なんて思っていたのも束の間。
急に別れを切
り出す恋人である雅哉。
理由の一切を告げずただ申し訳なさそうに頭を下げる。
出会って数年で唐突に関係が終わりひとりになる愛理。
しかし、別れたはずの雅哉と、その相手はいつも視界の隅に居る。
関係性を見せつけるかの如く。
一層、遠くへ行ってくれればと思うも、それも叶わずもやもやした感情を持つだけに。
そんな年の瀬も迫る頃に変化が起こった。
全4話、9,915文字の短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 20:00:00
9923文字
会話率:47%
公爵令嬢のエリザベス・エクセターは相思相愛だったはずの婚約者である王子殿下に裏切られた。
浮気相手の男爵令嬢は彼の周りの側近候補たちをも籠絡させ、意のままに扱っている。
このまま目をつぶって学園を卒業し、彼と結婚するの?
私はまだ彼に愛され
ているの?
こんなに冷たくされているのに、それでも彼に対する恋心を捨てきれない私が悪いの?
そんな葛藤の日々に現れた聖女様の言葉。
「彼らは魔女に魅了されています」
一体、どういう事?!
東奔西走の日々の末に見つけた光明!
そして『婚約破棄』宣言!
私たちの選択は、如何に·····
*王道、を目指してみました。目指しては、みました。
*頑張る女の子を書きたかったのです。
*お嬢様言葉は難しいのです。
*アルファポリスさまにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 06:00:00
41009文字
会話率:36%