遥か千年の昔、黒竜に打ち跨り、カルガの弓と竜槍で、
虹のパロミラル湖の守護者として勇名を轟かせた小さな民、アードラ族。黒竜を失い
いまやそれも伝説と化してしまった。古の文化を伝えながら樹海に没しようとする山城でほそぼそと
暮らす日々。森の
少年ピウィが出会った謎の老人が語る迫りくる異変に、仲間とともに挑む。パロミラル湖をとりかこむ樹海地方をピウィが駆け抜け、弓がうなる。最後の黒竜が咆哮を上げるとき・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 15:50:13
157778文字
会話率:31%
むかしむかしの中国に、王様が遊び惚(ほう)け、荒れ果てた紹(しょう)という国がありました。国を憂(うれ)いた将軍、田杜(でんと)は、真面目で正義感が強く、国を立て直そうとします。そして、周りの信任を得て出世し、齢(よわい)38で宰相(さい
しょう)まで昇り詰めました。しかし、彼が煩(わずら)わしかった王様はその任命の儀に酔っ払って入ってきて、任命の儀と分からずに、彼に隠居(いんきょ)の話をします。この事態に、側仕えの家来達が現れて、いつのまにか、王様の代わりにクマのぬいぐるみが玉座に鎮座(ちんざ)していました。これはその任命の儀のお話です。
――『冬童話2023』への参加作品です。ルビを多めに振った中国の昔話ですが、童話要素は少なめです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 19:28:50
8350文字
会話率:44%
神様の手違いで、異世界に転移する事になった。転移した場所は、何と魔王城の玉座の間! いきなりラスボスの部屋である。
だが俺は勇者ではないし、勿論主人公でもない。
たまたま転移された場所に魔王が居ただけ……
果たしてどうなるやら?
最終更新:2022-12-27 15:32:46
102487文字
会話率:38%
魔族の王たる魔王様は成長しなくてよいのですか! 四天王の一人、宵闇のデュラハンは今日も余計なことを言い出す。自分が「いらんことしい」なのに気が付いていないのが痛い。しかし、魔王様は真っ向からそれに反論し、デュラハンこを成長していないと言って
馬鹿にする。そんな中、玉座の間では無限の魔力を密かに狙う者が現れ、欲と野望の泥沼をかき混ぜる。さらには、魔王様が頭を抱える!? 裏切りと陰謀のベールが今、はがされる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 21:49:14
15331文字
会話率:56%
もし、ラスボスである魔王が魔王城にいなければ、いったいどうなるというのか! 勇者は帰ってくるのをじっと待つのか!? つまり、魔王が引きこもりで魔王城から一歩も出ないのは、世のため人のため勇者一行のためなのだ。そんな苦しい言い訳を聞きながら四
天王の一人、宵闇のデュラハンはため息をついて頭を抱えていた。普段から玉座の間で暇を持て余している魔王様に外へ出るよう提案し、またしてもデュラハンは大きな過ちを犯してしまう。そんな中、人間たちは着実に魔王城の近くまで支配地を広めていた。魔王様とデュラハンはその危機にどう立ち向かうのか! 剣と魔法の世界に「チャリ」は許されるのか!? デュラハンと魔魔チャリは無事に魔王城に帰れるのか! 手に汗握るサイクリングでハンドルはネチャネチャになるのか?? 壮大なファンタジーが今、幕を開ける!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 21:38:06
16920文字
会話率:51%
世間は盆。
魔王様は次なる戦いの下ごしらえとして策略を練られるために将棋盤を持ち出したのだと信じたい。
魔王軍四天王の一人、宵闇のデュラハンは魔王様の連続攻撃の前になすすべなく連戦連敗を余儀なくされた。そんないつもと変わらない玉座の間に
魔を指す者が現れ――事態は急展開を見せそうで見せない。
将棋盤の前で正座をよぎなくされ、デュラハンは今日も頭を抱える。デュラハンに勝機はあるのか? 栓抜きは凶器に入るのか!? 手に汗握る残虐ファイトが今、幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 20:25:30
8587文字
会話率:52%
るるるるーるるらーる
最終更新:2022-11-29 23:28:30
393文字
会話率:0%
「メタ」数多の種族と魔術や生活、そして魔族を絶対とする「魔配他従」が蔓延る世界。魔族と謎の存在カミの恐怖により支配された世界。何も考えなければ幸せな世界。
だが、それを受け入れない者たちもいた。
彼らが己の信じるものを貫いたとき世界どう
答えるのか。全ては神のみぞ知る。
聖歴900年始まりの年及び現在の記録折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 14:00:00
6910文字
会話率:49%
世界最悪のテロリスト組織【カズラの樹】―――それを統べるのはヴァインという青年だった。
ヴァインは口を開けば罵詈雑言、自分にも他人にもスパルタ、笑ったと思えばそれは嫌味。
……そうせざるを得なかった。自分の求めるヒーローになるため
には。そう、かつて世界樹を枯らした事もあるという『蔓』の能力を使うには、そういう呪いが課せられるのだった。
ヴァインが求めるのは正義も悪もない、だけど寂しくて怖くて辛い思いをする人を助けてくれるヒーローだった。それはただの慈善稼業。だけどヴァインはそれでよかった。
自分は嫌われ去って行くだけ。その足跡に幸せの種を残せればいい。そんな彼に、ついて行こうと思う人は徐々に増えていき……いつの間にか、各地で『語られない正義』を執行する組織の頭になっていたのだった。
ヴァインは玉座でニヤリと嗤いこう呟く……
(俺の求める孤高のヒーローはどこにいった? この状況はなんだ?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 00:00:00
29895文字
会話率:48%
焔人 生まれた時から罪を背負った人間。
彼らはその身に地獄の炎を宿し、同時の人外の力を持つ。
ある時、エルドラ帝国第八代皇帝アレイトスが崩御したという知らせが全土に駆けた。
皇帝アレイトスは地ノ国と呼ぶ大陸の王、地ノ王としても君臨していたが
、この知らせを受け、代々帝国の暴政に苦しめられていた民衆の反乱がはじまった。
反乱は鎮圧されたがその影響は凄まじく、帝国の支配は終わった。
帝国の支配から解放された国々は空席となった地ノ王の玉座を奪うべく群雄割拠の戦争がはじまろうとしていた
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 13:50:48
5379文字
会話率:21%
そこに彼は立っていた。周囲の把握に努めれば、目前で偉そうに足を組んで肘をつき玉座に座す傲慢そうな女がいることに気がつく。思わず息を呑むと話しかけられた。だが、少し取り合ってみれば終始遊ばれてばかりだ。なるほど、さてはこいつ性格悪いな。さて、
なにやら重要な使命を託されたようだが、一度くらいこいつをおちょくってやらないと気が済まない。やると決めたらやるのだ。決意を胸に彼はあくどい笑みを浮かべ、そして──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-02 03:55:20
7316文字
会話率:36%
うだつの上がらない毎日を送っていた白羽明星は気付けば異世界転移しており、その際に背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほど
の高度にある巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城で明星が玉座に座ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 15:59:25
81838文字
会話率:23%
現代では体内に様々なナノマシン。ウイルスや細菌を模倣して作られた、生体拡張薬を投与し、人間としての機能が大きく拡張されていた。スポーツは肉体と知恵のぶつかり合いではなくなり、より高度な科学力を競う物へと成り果てている。
世界は電子空間へ
のフルダイブ技術が発明され、完全にルールが定められ、整備された環境での競技、ヴァーチャルスポーツ全盛の時代だった。
御伽想滋は、ゲームばかりをして自堕落にくらし、たまに賞金のある大会に出場し、日銭を稼いでは停滞した生活を送っていた。ある時、友人の誘いで始めることになったゲームのタイトルは、デザイア・アンリミテッド。それはかつて想滋プレイしていたタイトルの続編で、とある因縁のあるものだった。
友人に合わせ軽い気持ちで始めたゲームだったが、ひょんな事から大会に出場することとなる。想滋は再びヴァーチャルスポーツ、競技の世界に入り込む事となったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 19:29:10
92374文字
会話率:41%
「クハハハッ!よくぞ我が魔王城まで辿り着いたな、選ばれし勇者タテワキの一党よ!!」
「魔王バルタザールよ!貴様の野望もこれまでだ!オレと、オレの仲間達で、貴様の命運を断ってみせる!!」
此処は剣と魔法の世界エウレーカ。
人間、亜人、魔族
、魔獣が入り乱れ、血で血を洗い覇権を競う、命の価値の低い世界。
邪神教の狂信者の手により、悠久の眠りから目覚めた魔王バルタザールは、人類を支配せんと配下と共に戦乱を巻き起こした。
対する人類側は、古より伝わる秘術を用いて、異界の勇者、タテワキ・ミドウを召喚し、対抗する。
両陣営が相見え、魔王城の広い玉座の間で、いざ矛を交えんと接近する。
彼我の距離が縮まり、世界の命運が懸かった運命の一戦が、此処に――――
「あれ?お前ら、そっちに雇われてたのか?」
「そう言うアンタ達こそ、魔王に雇われてたのね。」
何故か足を止め、武器を下ろす四天王と勇者の一党。
「ぬっ!?どうした四天王達よ!戦うのだ!!」
「みんな、一体どうしたんだ!?」
訝しむ勇者と魔王。
そんなそれぞれに、彼らの配下と仲間は振り返って。
「すみません、魔王様。俺達、アイツらとは戦えません。」
「ぬなっ!!??」
驚愕に目を見開く魔王。
「ごめんね、タテワキ君。私達も、彼らとは戦えないわ。」
「え……!?ど、どうして!?」
開いた口が塞がらない勇者。
「どうしてって、なあ?」
「ねえ?」
何やら、唯ならぬ雰囲気に陥った決戦の舞台。
魔王配下の四天王達と、勇者の一党の面々は、口を揃えて、こう言った。
「「「「社則だから。」」」」
そう言い残し、四天王も勇者一党も、みんな仲良く魔王城を後にした。
後に残ったのは、呆然と立ち尽くす勇者と、肩を怒りに震わせる魔王のみ。
突然、ハッとした勇者が、懐から1枚の紙を取り出す。
そこには、こう書かれていた。
『社員同士による戦闘行為は、その一切を拒否させていただきます。』
それは、ある商社と交わした、契約書だった。
「むっ!勇者タテワキよ、その紙は、もしや……」
それを見た魔王が、徐に自身も懐から紙を取り出す。
それを互いに見比べる勇者と魔王。
その紙は、勇者が持つ契約書と、寸分違わず同じ物であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 12:00:00
447196文字
会話率:38%
社畜としてボロ雑巾のような日々を送っていた主人公は、突然異世界に召喚されてしまう。
目の前に現れた玉座に構える鎧を身にまとった魔王。そのあまりに恐ろしい姿、不可解な状況、すべてに困惑し固まる主人公。
しかし、そこで魔王が見せたのは……
「我が名は“ヘガデール4世”なり!!!」
背筋が凍るようなクソ寒ギャグだった。
魔界最強ギャグセン最低ハイテンション馬鹿魔王と、何の変哲もない一般人男性のほんわかギャグコメディ
サクっと読める。どこから読んでも面白い。そんな金太郎あめ的な作品を目指してます。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 21:41:55
9933文字
会話率:75%
この世界は、偽りに満ちている。
例えお前の見るものが美しく見えようと、
お前の聞くものが水の流れの様に穏やかであろうと、
愛しい人が語る物語が誰にでも優しい世界であろうと、
それは全て、造られたものでしかないのだ。
私の知る世界は、見
てきた世界は、感じた世界は、
お前の思う世界とは酷くかけ離れ、悪意に満ちていた。
人が人を騙し、力あるものが真実を隠し、力なきものを容赦なく踏み潰す。
どんなにお前が否定しようと、どんなにお前が望みを持とうとしても、
この世界が変わる事は無い。
だが、私はこの世界を救う唯一の方法を―
お前たちの望む世界を手に入れる術を知ることが出来た。
後はただ、時を待つだけ。
お前を滅ぼし、私は先へ行く。
そこに多くの死体が転がっていたとしても。
愛したお前の躯が横たわっていようと。
さぁ、力なきものよ、私を見よ。
私はこれよりお前達の王となり、正義と幸福、そしてこの世界の真実を―
その目に焼き付けさせてやろう。
どんな苦しみが待っていようと、逃げる事の出来ない本当の世界へ。
天空の玉座を賭けた戦いへ。
だから月、僕は・・・君を殺してみせるよ。
『グラズヘイム』
それがこの世界の総称。6つに分断されるこの世界には最初“王”が5人居た。
それぞれが光・風・焔・海・闇を使役し、平和を保っていた。
だがある日、闇の王の言葉でソレは無残にも崩れ果てた。
「僕はこの世界を知りたい。例えソコにどんな結果が待ち受けていようとも。」
この一言で、世界は大きく鼓動した。
もう何千年と主の居ない”天空の王国”の玉座が解放され、王位を巡る争いが始まった。
激しくなる争いの中、果たして闇の王は何を求めたのか。
明かされるこの世界の全てとは-
今、運命の糸が紡がれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 17:39:41
362283文字
会話率:47%
魔王がいなくなった玉座の間で、200年もの間、主人の帰りを待つ犬がいた……。
我が輩は犬である。
名前はヒュプノー。
ヒュプノーは今日もまた、魔王城を守るべく、侵入者を排除する。
そんな彼の前に現れたのは……。
最終更新:2022-09-30 21:38:56
1771文字
会話率:37%
2024年、日本人の全携帯電話に謎のVRMMOソフトが登場。
ソフトは「Fallen World」という異世界ゲーム。
ある日、このVRMMOというソフトが自動で開かれ、ホーム画面に行くとメッセージが出てきて
「未来のない世界と未来のある世
界 どっちがいい?」
【Yes】か【No】
最後に日本中が「Yes」ボタンを押して電話が光り、光芒が日本中を電話に飲み込む。
主人公日黒公生さんも「Yes」ボタンを押して、光に飲み込まれてしまいます。
日本人は全員闘技場に送り込まれ、公生のクラスは城の王室に送り込まれる。 玉座に座っているのは国の王、レイリス。
彼は王座から立ち上がって叫んだ
「少年たちよ、お前たちは世界を救う勇者となり、魔王を倒す勇者となるのだ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 20:43:06
220506文字
会話率:28%
魔王城の玉座の間にて、魔王ジルベールは勇者シャノンと相対していた。「もうどうにもならないのか?」「もう無理よ……」そこに敵対感情は見えず、お互い悲壮な顔をしている。魔王と勇者という相反する二人は、お互いを愛し合っていた。けれど、己の宿命が
それを許さず、それぞれ魔族・人類を背負って戦うことになる。可能であるならば、全てを放り投げて二人で逃げたいと思いつつも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 18:11:21
9260文字
会話率:36%
40XX年○月✕日、今まで誰も割ることが出来なかった大地を、一筋の稲妻がふたつに分断した。混沌とする雲の中を金の光が時折姿を見せ、それに遅れて大きな音が何処とも知れず響き渡る。
そんな中、そこには似つかない場違いと思われる真っ黒に光り輝く
何かが空からゆっくりと降下してきた。その光は確かに黒いはずなのに不快さはなく、ただただ神々しく見える尊い光であった。
その光は、分断されたちょうど間、割れ目にたどり着くと分断された大地の両方に新たな生命を誕生させた。片方に人間、もう片方には魔族。その日、荒地が広がる何も無い台地に初めて生命が誕生した。
それから約4万年後経った今。魔族の生まれた地『フェルナンド』と人間の生まれた地『デオグラフィア』の割れ目は簡単には行き来できないほどに広がっていた。
男が目を覚ましたのは黒と水色で彩られた広い部屋。目の前にどっしりと佇む玉座はまるで男の状況を表しているようで───
ひょんな事から魔王にならなければ行けなくなった新参魔王と愉快な仲間たちとの日常物語。
国を運営したり配下を増やしたり、時には戦争したり!?
主人公の息つく先やいかに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 08:58:33
4953文字
会話率:45%
玉座を乗っ取られ穢されたために荒廃する国を、正すために冒険に出る。
最終更新:2022-07-27 16:00:00
76508文字
会話率:45%
元々は孤児だった私が、聖女として迎えられてから十年。
神に祈りを捧げる聖女の儀まで後半年というところで、婚約者であるリオン殿下に呼び出される。
そうして玉座の間に向かった私を待っていたのは、私を苛めていた令嬢と、彼女の横で親しげに立つリオ
ン殿下だった。
「聖女とは名ばかりの卑しい娘め! お前の横暴振りは俺の耳にも入っている。今すぐ聖女の位を返上し、ここから――いや、この国から去るがいい!」
そう吐き捨てるリオン殿下によって、私は国外追放されることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 05:46:37
8810文字
会話率:31%