明治時代から続く日本屈指の名家の末子で、弁護士として働く青年──十乃宮信昌(とおのみやのぶまさ)が家に帰ると、見慣れぬ少女が出迎えて来た。
彼女は──國江名陽葵(くにえなひなた)と名乗り、信昌の許嫁としてやって来たという。
彼にそ
んな趣味は無いのだが、実は実家から寄せられる縁談に辟易し続けていたのだ。
だが信昌は親族や弁護士としての仕事を通して、恋愛や結婚に忌避感を懐いていたため、それらに乗り気になれなかった。
そこで自身はロリコンだと偽ることで、見合い話を遠ざけようと企んだ。
まだ13歳の陽葵がやって来たのは、彼女が信昌の出した条件に適った結果だったのである!
おまけに、何故だか陽葵は縁談に前向きで……?
これはそんな一回りも歳の離れた、後にご近所さんで有名なおしどり夫婦となる2人の出会いのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 20:21:48
8349文字
会話率:32%
乗り鉄女子の美智留は、18歳の誕生日を記念に両親が用意していた観光SLチケットを使い、人生初めてのSLへと乗車することになる……
「んんん~~~~たのしかったぁ~~。ん? ここ。どこ?」
SLの蒸気を抜け、駅へと降り立った美智留の目の前の駅
は、見たことがない駅だった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-05 22:11:16
50021文字
会話率:64%
これは私が新米新聞記者だった頃に聞いた話である。明治時代後期に生まれ、大正時代・昭和時代初期を生き抜いた2人の男女の恋物語。
最終更新:2020-03-21 10:00:00
3509文字
会話率:11%
神社にあるお御籤を書き上げる職”籤師”。明治二十年、正登は代々籤師である津雲家に生まれる。神の言葉を司る籤師の存在は世間に知られてはいけないため恋も友情もなく一般人とはかけ離れた生活を送っていた。そこに一通の手紙が届く。「娘が御籤の通りに死
んだ。俺はお前たちの存在を知っている。娘を殺したのはお前だ。」無実を主張したが職業を明らかにすることはできないため無実を証明することができず殺人罪に問われてしまう。この事件をきっかけに籤師の歴史を探ることとなった。果たして正登は無実を証明できるのか。世間とは隔離された男を描く空想時代ミステリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-16 03:11:20
1377文字
会話率:40%
小学校の教員でありながら時代遅れの唐変木、しかも出戻りの妹つき。
そんな久成の元に初音という名の少々風変わりな嫁が来た。
山育ちの彼女は人里に慣れておらず、とある困った欠点があって……。
明治時代を舞台に、あやかしを嫁にもらった男の、奇妙
で幸いな日々のお話。
※自サイト(https://tg1130.sakura.ne.jp/)からの転載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-03 20:00:00
47051文字
会話率:43%
明治時代から歴史がねじ曲がった世界で零戦が北アフリカで戦う話です。
架空戦記創作大会2020冬のお題2、3の参加作品になります。
最終更新:2020-02-29 01:54:41
1390文字
会話率:6%
「妖魔が現れる度に、ひとつ、またひとつ。邪神城に不幸が訪れる……」
緋蒼村での事件が終わり、旅に出た二人。偶然辿り着いた旅館は、明治時代に一家惨殺事件の舞台となった忌まわしい洋館であり、今では『邪神城』と呼ばれていた。しかも、その事件の
犯人とされる女の姿が、いまだに亡霊のように目撃される有様で……。そして今、新たな悲劇の幕が上がる!
昭和の田舎村を舞台にした『連続殺人』シリーズ第二弾。
(シリーズ第一弾の『緋蒼村連続殺人 ――転生したら殺人事件の真っ只中――』とは、探偵役が共通の作品です)
(この作品は「カクヨム」「エブリスタ」「ノベリズム」でも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 12:02:21
105065文字
会話率:28%
・・・・・・主な登場人物
・丹波龍之介(たんばりゅうのすけ)
→明磧|《あけがわら》の大学に通う大学二年生になったば かりの男子で、ひょんなことから明治時代にタイムリープしてしまう。そこで出会う女性とは、どんな風になっていくのか?現代に
は戻ることができるのか?
・瀬世良詩織(せせらしおり)
→龍之介の幼馴染みで、小学校進学後すぐに仙台の方に引っ越すことになった。が、大学二年生になったとき、龍之介と同じ大学の学部に編入学してきた。それは何故なのか?また、龍之介が唯一、手をつないだことのある女の子。
・豊前里子(とよまえさとこ)
→彼女は、一体何者なのか?現時点では、謎多き人物。ただ一つ分かっていることを挙げれば、性別は女性で、見た目が十五~二二歳くらい。
そんな、彼らが織りなす物語とは何なのか?
どのような結末を迎えるのか?
目が離せない一話完結エピソード。
作者からのコメント
→是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。青二才な私ですが、キャラクター性は大事にしたつもりです。それと、この話は、本当だったらクリスマスが終わる前に投稿したかったのですが、時間が見いだせずできませんでした。すいませんでした。
以上となりますが、下に注意書きが続きます。
*****************************************
・この作品は、フィクションとなっております。
・この作品に登場する『豊前製糸工場<とよまえせいしこうじょう>』は、『大分(株)豊前工場』とは、なんら関係ありません。
・この作品を食べたり飲んだりすることはできません。
・楽しんで読んでくれると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-26 04:22:32
10469文字
会話率:6%
明治のミッション女学校を舞台にした百合小説。全8話+エッセイ4篇。
物語後半において、父権社会および男尊女卑をあらわす言動が出てきますが、明治時代という設定上やむをえないものであり、他意はありません。気にされる方は本作をお読みにならないよう
お願いします。
【BGM】ヴィヴァルディ『モテットより~まことの安らぎはこの世にはなく』
※一度投稿したものの、執筆に行き詰まり削除した作品です。
あれから8ヶ月――ようやく完成したので、満を持しての再投稿。
カクヨムにも投稿しています。
カクヨムでは、なろう未掲載のエッセイを連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 00:00:00
16442文字
会話率:6%
明治時代に実際に語られた怪談、明治時代の怪談小説、愛知県犬山市の博物館明治村にまつわる怪談などをの短編怪談・評論集です。
最終更新:2019-08-24 12:21:44
15859文字
会話率:8%
今、令和という新時代に入ったなか私は思うのだ。
小説をはじめとする日本文学は転換機にあるのではないか、と思うのだ。
明治時代に花開いてから、もう一世紀以上日本近代文学は続いている。
しかし、今の文学というのは明らかに伝統を踏襲してないし、陳
腐で半定型化している。
日本文学はどのように進化するべきか、小説の役割とは何なのか、
令和に入った今、このネット世界で文学進化論を展開する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-12 22:31:10
838文字
会話率:0%
明治時代のこと。
函館から東京へ運び込まれた「函館氷」の登場により、これまで一部の人しか食べられなかった高級品、「かき氷」が庶民の身近なところへやってきた。
勢いを増す氷事業。その勝ち馬に乗らんと、続く者がいる。
その手、その足は、不確か
な領域にさえも伸びていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 20:00:00
3979文字
会話率:3%
レモンが日本に伝わって来たのは、明治時代のこと。
静岡に始まり、和歌山、広島へと伝わる苗木たち。
その栽培が広島の諸島で始まった時、例年に増して霧の濃い月が続いていた。
時間違いの満潮。沖合の不審な高波。
そして、砂浜に流れ着いたもの……
瀬戸内の海は、静かに荒れている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-20 12:50:05
3700文字
会話率:0%
明治時代初期。
事故から奇跡的な生還を果たした、とび職の老人は、大工仕事を引退。
彼は勉強をし、按摩の仕事をしはじめたのだった。
彼の仕事は印象に残るもので、それがまた忘れられないものを、人々の記憶に刻むことになる。
最終更新:2018-06-05 19:44:26
3229文字
会話率:3%
舞台は明治25年。西郷従道を会頭とする政治結社「国民協会」が、山形県へ遊説に訪れた。巨大な達磨のような風貌の従道会頭は、演説会の会場で無駄話をして弁士に怒鳴られる。
「国民協会というのは、一応は政治結社ではないのか。演説会では無駄話をして
弁士に叱られ、自ら演説の一つもなさず、経綸(国家政策)も語らず、ひたすら酒を飲んで都都逸を唸りカッポレを踊っているこの男を会頭にするとは、議員先生たちは一体何を考えているのだろう」
駆け出しの新聞記者中山はそう首を傾げるのだった。
東日本大震災復興祈念企画「明日ヘノ懸ケ橋」に寄せた作品(2011年)。山形県天童市を舞台に、西郷隆盛の十六歳年少の実弟西郷従道と、二人の新聞記者の交流を描いた歴史創作です。史実から取ったエピソードもありますが、基本的には創作作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-05 21:03:56
19911文字
会話率:40%
「兄様、貴方をお慕いしています」
明治時代、一人の将校が書いた回顧録紛いの手紙から始まる、二人の人間の複雑な関係の物語。
興味がありましたらどうぞクリックをお願いします。
もし誤字脱字、気になる点、またはおかしな点がありましたらお知らせく
ださい。
感想もよければお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 20:57:08
14232文字
会話率:5%
場所は横浜。
明治時代からある西洋建築。
それらの外壁補修工事に、田舎から上京してきた主人公、立野絵理が携わる。
最終更新:2019-06-30 02:48:00
21164文字
会話率:28%
死神番外編。
明治時代。双子の姉弟である葵と若葉はいつも一緒だった。
だがある日、若葉は誘拐され変わり果てた姿で戻ることとなった。
そして、残された葵の人生は、一変する事となったのだ。
この作品は、「夏至南風」というHPに掲載していたもの
を加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-24 01:28:02
9343文字
会話率:39%
――これは、一人の青年の魂を取り戻す物語。
明治時代。機械人形≪アンドロイド≫研究が発達している大日本帝国。
その一角で、機械人形に生命を宿らせようとする一人の青年がいた。
彼の名を丸子誠二と言う。
丸子は、軍服の男椎名とともに国立
機械人形研究所に向かい、そこで大英帝国への機械人形の調査に向かうよう命じられる。
そして、それは、大英帝国で発見された、魂を持つ機械人形『ゼロ』を探せ――という命令だった。
■機械人形≪アンドロイド≫の成立により少し違った世界を描いています。ご注意ください。
■セルバンデス/カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-24 21:00:00
47520文字
会話率:56%
25歳
職業バンドマン
彼女無し
そんな俺が何故か明治時代にタイムスリップ!
そこで出会う妖艶な女性…
異世界転移系明治時代パンクロックファンタジー!!
始まります!
最終更新:2019-05-01 13:16:04
2298文字
会話率:24%
時は明治時代。妖怪やら妖やらが出没する街妖街。黄泉の国の女王イザナミが"恐扉【きょうと】"を開き妖怪達とそれらを討伐するため作られた"妖鬼隊"が対決した。
そして10年後、妖街6番通りに妖鬼隊の一員千
夜と沖田が平凡な生活を送るっているが……!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 23:57:01
6232文字
会話率:53%
ある日、死んだはずの恋人から、手紙が届いた。病死して、異国の地に埋葬されたはずの恋人から。
手紙を受け取った少女は、驚きつつも、恋人が生きていたことを喜ぶが。
…所詮は手紙だ。
周囲の人々から、恋人の死を裏付けるような連絡が続
く中、不安が生じてくる。あなたは、本当に…。本当は、もう…。
手紙の返事が途絶え、数年後、迷いと覚悟をないまぜにして、死んだはずの恋人を探しに、若い女が独り、異国の地に降り立った。
招かれざる客として、大陸を訪れた女の名は、冬柴千代。世慣れた仮面の下に、擦り切れた淡い想いを隠して。
生と死と、昏い魂の物語が紡がれる中、異国の妖とともに、墓場より這い出したモノが何者であるか。それは、
…あなたの目で確かめていただきたい。
舞台は、日本で言えば明治時代後期の中国大陸、まだまだ西太后も御健勝ながら、清朝も末のころのお話です。
【完結しました】
【明治妖狐譚シリーズ(外伝作品)】
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エブリスタにも投稿してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-27 14:15:28
46889文字
会話率:44%