ある家族と少年が花屋になる話
最終更新:2025-01-22 21:41:50
1874文字
会話率:21%
最近、我が家の床下からやたらと物音がすると妻がしきりに言うので、駆除業者を呼ぶことにした。
休みを取って、おれも立ち会った。やって来たのは初老の小柄な男。グレーの作業着と帽子を被っている。「はいはい、どうもすみませんねぇ、上がらせてもら
いますよ。へっへっへ」と男は慣れた様子だったので、特に不安は感じなかった。
「床下にね、入って調べてみますんでね。点検口はどちらかわかりますかね」
「あら、うちにそんなのあったかしら。まあ、外から見てもわかる通り、古い家なので、あるとは思いますけどねぇ」
男が訊ね、妻が答えた。わざわざ古い家などと貶さなくていいじゃないかと、おれはむっとしたが、仕方がない。夏は暑く冬は寒い。屋根がボロボロで天井にシミがあり、壁のペンキは剥がれ、妻はまだ知らないと思うが、おれの部屋に白アリが住み着いている。だが、妻が何よりも気に入らないのは、この家が姑、つまりおれの母親が昔、おれのために建てたということだ。
この家は、おれの実家から歩いて十分程度の距離にある。それもまた、妻が気に入らない理由の一つなのだろう。もっとも、今は父は死んで、母は老人ホームにいるが、それでも何かと母から意地悪されたとかで根に持っているらしい。おれに対しても同様に思っているようだ。仕事を言い訳にかばってくれなかったとかなんとか、妻は被害妄想の傾向があるから、おれは話半分に聞いていただけなのだが。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-09 11:00:00
4838文字
会話率:56%
今日はアメリカ防災の日。オハラ大統領の飼い猫ソックスが、Dr.ワ・ルイゾの重力無力化ペンキを踏んづけて逃げた。ペンキが乾けば、猫は成層圏を超えて宇宙へ飛んでいってしまう。猫を助けろ! ホワイトハウスは大騒ぎに……
最終更新:2024-05-12 05:00:39
9517文字
会話率:15%
「ねぇ、知ってる?空の色が青いのは、王様が間違って青いペンキを溢したからなんだって」
かつて人間の心は、色が宿っていた。
その心の色を塗り替えることで、人の心を変えるペイントと言う力を持つ者達がいた。
例えば、喜ならば黄色、怒な
らば赤、哀ならば青、楽ならば緑と言った具合に。
主人公、ブラン・ホワイトは自分の白い力に自信を持てないでいた。
ブラン達、ペイントには一週間後、自分達の実力を見極める為の試験が待っていた。
これは、ブランを筆頭にしたペイント達の旅の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 21:08:17
43965文字
会話率:47%
実際にあったビジネスの話です。
ペンキ屋(塗装業)である小規模企業が頑張ってたらDXに成功していた話。
ある日、ペンキ屋のおっさん社長フクは、倉庫を綺麗にしようと思い立つ。
何せペンキ屋の倉庫は凄くきた・・・、雑然としている。
どこに何が
あるかも分からず、使い切れない塗料の毎年の廃棄額はなんと200万円超。
この倉庫を綺麗にすることから端を発し、色々な人に相談し、話を聞きながら、改善している内に、小規模企業なのにDXの最先端を走っていたという実話を元にしました。
全10話で完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 22:00:00
14438文字
会話率:28%
普通になるために
周りの見よう見まねで心にペンキを塗る
同じ色になるために
最終更新:2023-01-20 23:55:06
1120文字
会話率:0%
その世界は夢か現実か。
または誰かの幻覚か、あの世の姿か。
今日もその世界は滅び新たに構築され住人を狂わせていく。
塗りたてのペンキのように輝くピンク色でその看板は塗られていた。
「ようこそ!夢見夜街へ!」
これは、その世界に住む住人の
一人の話である。
作者のTwitter
https://twitter.com/toracan_umineco
他の作品もよろしくお願いします。
残酷な表現が含まれます。
一応頑張って、控えめにはしますが……よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 09:30:09
6308文字
会話率:24%
お月様に色を塗りに来たペンキ塗り。しかし新人の少年は「お月様色」ではなく「お天道様色」をお月様に塗ってしまい…
最終更新:2022-05-29 17:36:51
3733文字
会話率:48%
『虹色の頭蓋骨』
俺の頭蓋骨を、俺が死んだら、ペンキで虹色に塗ってくれ、そんな言葉を残す、現在の自己の行く先。すると、脳内が虹色に変容し、自己に話し掛けだした。こんな不可思議な世界に、自己が居るという、連作の小説。
最終更新:2021-11-29 03:10:07
7602文字
会話率:25%
お菓子作りで有名な街、シュガータウン。その中にミツバチ5兄弟が働くペンキ屋があります。ペンキ屋と言っても普通のペンキ屋ではなく、お菓子にハチミツを塗るのがお仕事です。ある時、ハチミツを集めている菜の花畑が枯れてしまい、ハチミツが採れなくなっ
てしまいました。5兄弟は困ってしまい、仕方なく山向こうの花畑へハチミツを採りに出掛けることに。しかし、行く手には様々な困難が待ち受けていて……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-05-21 19:38:26
5214文字
会話率:29%
落書きさん。白夢ちゃんの笑顔。それが過去の記憶全て注がれたペンキバケツの輪郭にそんな心の色姿に馴染むなら。それを好きになるのは。。。この世の三千個の虹色の景色よりも好きになる事。何故かって。それは白夢ちゃんの瞳の仕組みを作る過去の記憶の柄そ
んな俺好みの透明な仕組みをした瞳を通してその奥にいる白夢ちゃんが大好きだから。全ての色が命宿す時一番好きな命ある色は白夢ちゃんだっ!!。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 17:41:39
1121文字
会話率:59%
「せんぱ~い!今度はこのペンキについて、ひとつお願いします!」
ヴィダル王の威光も眩しいこのピジニリシュ国立研究所に再び証拠品が届けられたのは、陽も落ちてからの話であった。
「またあ?もう、とりあえずそこのテーブルにでも置いておいてよ。
」
華美なドレスと釣り合わない口調でそう言って振り返ったのは、豊かなプラチナブロンドをがしがしと掻き毟る
侯爵家の令嬢、エミリー・トーロフ。彼女の手には異臭を放つビーカーが握られていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 14:07:24
757文字
会話率:48%
パレードがやってくる。あなたの大切なものは何ですか? 見つけられたら家にお帰りなさい。でも、見つけられなかったら――。サーカスがやってくる。ペンキの剥げたカルーセル。どこか懐かしいあの移動遊園地のサーカスがどこからともなくやってきて、いずこ
かへと移動していく。さあ、次の街へ行きましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-27 23:24:04
8480文字
会話率:30%
航空運輸業を継いだ青年ジョージは、私的依頼で輸送した時に事故で鉄鋼を落としてしまう。コストカットのために無許可で公有地を通過したことがバレるため、紛失届けがだせないまま2か月が過ぎる。付き合っているリサと買い物中に「謎のモノリス、今世紀最大
の発見!?」というニュースを見てジョージは硬直する。モノリス研究チームが調査を続ける中、製造番号と擦れたペンキの一部が発見され、メディアが落とし主に懸賞にかけて探しはじめる。SNSから色々特定されて逃げられなくなったジョージは、彼女のために嫌われるよう振る舞う。喧嘩別れの翌日、ジョージはMUTUBEの生放送をしながら警察に向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-02 19:00:00
8379文字
会話率:48%
僕が僕のためだけに書いた、最高の恋物語
最終更新:2020-10-27 23:07:06
920文字
会話率:0%
神崎拓眞は平凡な若者だ。ごく普通の学生生活を過ごし、ごく普通の友人関係を築き、ごく普通の労働を行い、ごく普通の毎日を繰り返してきた。
特技は物覚えが良いことぐらいで、趣味はゲームとカラオケ、真面目というには無計画で不真面目と言うにはシッ
カリしている。
その日は、仕事を終え沈む夕陽を電車の窓から眺めているだけだった。
特筆するような事は何もなく、雲のかかった夕暮れに魅了されることも、列車事故の気配も無かった。ただ、仕事の疲れに少し目を揉んだだけの、そのわずかな瞬間に、バケツペンキをぶち撒けたような赤い空と地面の不気味な世界が目に飛び込んできた。
“そういう”話の存在は知っていても、詳しい訳でも、然して興味がある訳でもない。訳のわからぬまに、彼は一歩を踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 14:35:12
1074文字
会話率:0%
私は看板だ。
乾いた大地に一本だけ刺さっている。
ボロボロの木の杭にペンキのはがれた三つの矢印が錆びたくぎで打ち付けられていて、三つの道を示している。
もうずっと、地平線まで続く道を見ている。
私が示す矢印が、いったいどこを指している
のか
私はそれを、通る人々に聞いてみることにした。
※不定期投稿で短期完結にするつもりです。台詞が主体なので苦手な人は控えてください。
・作品に関しては各々の解釈を得てください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 17:10:00
1850文字
会話率:68%
日本における自殺者の数が右肩上がりであった20✕✕年。日本政府は、世界にこう発信したのであった。
日本人の自殺者”0”とー。
世界中に衝撃が走ったその発表により、各国より問い合わせが殺到する。連日テレビでも取り上げられ、マスコミもこぞっ
て裏を取ろうと必死である。
そんな中、東京のとある裏路地にいる若者がスマートフォンで、その記事を見ながら、チッと舌打ちをする。
??「嘘つきだらけか、この国のやつらは」
そう吐き捨てると、裏路地の扉へと入っていく。扉にはペンキ文字で書かれている。
welcom to LIAR折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-04 17:19:07
5813文字
会話率:42%
場所は横浜。
明治時代からある西洋建築。
それらの外壁補修工事に、田舎から上京してきた主人公、立野絵理が携わる。
最終更新:2019-06-30 02:48:00
21164文字
会話率:28%
はじめての ペンキ塗り
最終更新:2018-02-10 12:03:20
547文字
会話率:0%