今から300年前……
魔王はモンスターと地上に降りたち人間を虐殺した。
人々は魔王を倒すべく仲間をあつめ、
やがてそれは「会社」となり「職業」となった。
そしてときは現代へ…
月詠 三言<つくよみ みこと>(35歳・女性)の職業は「魔王
退治」。
正社員として働いていたが、どこも短期でクビになっていた。
派遣を避け、正社員雇用を目指し、
就職活動をおこなうが不採用は100社以上……。
生活困窮におちいる寸前に見つけた求人は
「KAMASEYA!」という企業であった。
人材派遣会社「KAMASEYA!」の月詠三言が送る
笑いと悲哀と同情のRPG系
特殊人材派遣物語ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 14:46:12
2511文字
会話率:45%
『美詞(みこと)、あんた失業中だから暇でしょう? しばらく田舎のおばあちゃん家に行ってくれない?』
◆突然の母からの連絡は、亡き祖母のお願い事を果たす為だった。その願いとは『庭の祠のお狐様を、ひと月ご所望のごはんでもてなしてほしい』というも
の。そして早速、山奥のお屋敷へ向かった美詞の前に現れたのは、真っ白い平安時代のような装束を着た――銀髪狐耳の男!?
◆ 彼の名は銀(しろがね)『家護りの妖狐』である彼は、十年に一度『世話人』から食事をいただき力を回復・補充させるのだという。今回の『世話人』は美詞。
◆しかし世話人は、百年に一度だけ『お狐様の嫁』となる習わしで、美詞はその百年目の世話人だった。嫁は望まないと言う銀だったが、どれだけ美味しい食事を作っても力が回復しない。逆に衰えるばかり。そして美詞は決意する。ひと月の間だけの、期間限定の嫁入りを――。
◆三百年生きたお狐様と、妖狐見習いの子狐たち。それに竈神や台所用品の付喪神たちと、美味しいごはんを作って過ごす、賑やかで優しいひと月のお話。
*アルファポリスにも掲載中(タイトルちょっと変えてます)*年内連載再開予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 00:00:00
50406文字
会話率:51%
駅から15分ほど歩いた小さな路地の奥に、古い古民家がある。琴璃屋と書かれた看板の横を通り過ぎて扉を開けるとテーブルと椅子、の隣に棚があり、綺麗な石がいくつか置かれている。一見なんのお店かわからないが、壁の張り紙には一言、【貴方の体質、入れ替
えます】とある。物腰柔らかな青年が奥の框から出てきて言った。「いらっしゃいませ、琴璃屋へようこそ。どんな体質を入れ替えますか?」
現代ミステリーsf
●倉内伊織、いおり、主人公、26歳体質入れ替え能力あり。年の離れた姉がいたが交通事故で死亡。姉が能力保持者で、死ぬ寸前に主人公との体質を入れ替えた。普段は在宅勤務でウェブデザインの仕事をしている。琴璃屋(ことりや)店主。
●倉内絢璃、あやり、主人公の姪、16歳学生。頭がきれる。母の詳細を主人公に聞きたがるが教えてもらえない。
●倉内美琴、みこと、主人公の姉、享年28。生前は高校卒業後絢璃を産んだあと、会社員。7年前の事故で死亡。未婚の母。故人。体質入れ替え能力保持者。死ぬ間際に能力を使ったのは主人公がこの先少しでも生きやすいようにって愛情。
●琴璃屋、主人公が経営している店。体質を買い取り、その代償に他の体質を入れる。勿論有料。諭吉10人から30人くらい。顧客は口外しないよう契約を結ぶ。
体質は小さい石のようなものに入っている。
入れるときは主人公が半透明の白い石をにぎって対象者に触れる。入ると大抵は色がつく。出すときは色付きの石を主人公がにぎって対象者に触れる。石はまた半透明の白になる。石は普通の石。石英っぽい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 19:36:40
6436文字
会話率:52%
空から落っこちた心優しいドジな神様「隙間の尊(みこと)」とちょっとおっかない女王ヒミコとの日常。原則一話完結です。
最終更新:2020-09-18 12:45:59
12363文字
会話率:51%
我は北欧神話、最高神オーディンの右腕。森羅万象を司り、ヴァルハラの守護神ヘルツ・バッハ。
運命の女神アルネ(よう子)と、我が父武神ようすけとの間に生を受け、現世に舞い降りた光明神バルドルの生まれ変わりなり。
右手に封じられた邪龍ファーフ
ナーの呪いと、未来を見通す神眼ゲッターリッヒェアオゲ。
千里の道を瞬時に移動する我が相棒スレイプニル(自転車)。
そして、我が忠実なる番犬ケルベロス(チワワ・オス・三歳)。
我はこの現世において、無知蒙昧な人類を導き、世界を破滅から守る為、覚醒する。
―――なんて事を考えていた時期が、俺にもありました……。
俺、小川おがわ命みことは中学時代一人も友達が居ない過去と決別し、今日から始まる新しい高校生活で生まれ変わるのだ。期待に胸を羽ばたかせた学校登校初日、その第一歩を踏み締めた瞬間、家の前でトラックに轢かれ即死した(享年十五歳)。
すると目の前に現れたのは、俺が過去に幾重にも思い描いた黒歴史の登場人物、戦乙女ヴァルキリー。
どうやら俺は彼女に現世での行動を全て見られていた様で、それが切っ掛けになり、勇者と勘違いされてしまい、本当にエインヘリヤルに召喚されてしまうらしい。
普通の高校生(元中二病)の彼が辿り着いた先は、召喚した魂を育てる”聖ヴァルハラ学園”。
其処で俺は、新しい高校生活を送る事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-11 00:00:00
4412文字
会話率:65%
日本最古の歴史書「古事記」には、神と呼ばれる存在は、まだこの宇宙が星々が誕生したばかりの太古の昔に異次元から転移してきた強力な能力者たちであったことが記されている。異次元の扉を開いたせいで力を使い果たした最高能力者、天之御中主神(アメノミ
ナカヌシノカミ)は後続の神々に国造りを任せることにした。
悠久の時が流れ、神々の住む天界「高天原」では地上の国を直接治める必要に迫られていた。
高天原の最高位、太陽神アマテラスは若き男神アメノワカヒコに神弓である天之麻迦古弓(アメノマカコユミ)を与え、地上平定を命じる。だが、遣わされた地上ではワカヒコを陥れる恐ろしい陰謀がすでに張り巡らされていた。
古事記では高天原を裏切ったとされるワカヒコ。その亡き後、愛娘として天と地の神の間に生まれた幼き女神・彩雲姫命(あやもひめのみこと)は形見である神弓を譲り受け、父を追い詰めた真の敵対者と対峙していく。
「この弓を使って、またお父様と――!」
しかし望む未来に彩雲が独りでたどり着くことはできない。
彩雲に訪れる絶望と死を予見したミナカヌシは、北斗の星々に祈りを捧げ一柱の女神を誕生させた――。
※他の小説投稿サイトとの重複投稿です。
※本作は、実在する神社が舞台の日本神話ファンタジー作品です。登場する人物・団体・地名・宗教・国家・歴史は架空のものであり、実在するものとは一切関係ありません。また、実在する神社とのコラボレーションやキャラクターの公認の有無に関わらず、ストーリー中のキャラクターの行動や思想は神社の考え方を代表するものではありません。
※キャラクターデザイン:いみぎむる先生折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 01:13:10
104687文字
会話率:37%
————ある日、私宛に一通の手紙が届いた。差出人は不明。
高校3年生の春、みことの元に差出人不明の封筒が届く。中には一通の手紙と一枚の写真。
移り変わる季節の中で、不思議な手紙が人と人の心を結んで繋ぎとめていく。
なぜ手紙が届いたのか。誰
からの手紙なのか。手紙が伝えようとしていることは一体何なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 17:12:27
12524文字
会話率:41%
10年前の交通事故により記憶をなくした少女、観月みこと。彼女は現在、人気女優として活動中。
大人気アイドルグループのセンター川瀬拓真。
2人は同じ高校の芸能科に通う高校1年生。
ただ、2人にあまり接点はなかった。
ある時、2人が連続ドラマ
の主演に抜擢される。
これまで接点のなかった2人が距離を縮めていき‥
みことの失った記憶とは何なのか。
みことと拓真のだんだんと縮まって行く関係にも注目です!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-11 14:56:08
6062文字
会話率:32%
あらすじ
西暦2030年、神奈川県平塚市。 少年、浮遊戦空(ふゆうせんくう)と少女、凪ノ唄夜鈴(なぎのうたよすず)の中学1年生コンビは。
現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノがリアルタイムで影響しあう新たな空間・複合現
実(ミクスト・リアリティ)。
略称【MRゲーム】、1000万人が遊ぶ大人気ゲーム『エレメンタルワールド・オンライン』で遊ぶこととなった。
戦空/センクウは戦闘、夜鈴は/ヨスズは情報にステータスを極振りして、ゲームプレイをエンジョイする。ログアウト可能・デスゲームなし、どこにでもある普通のゆるいゲームで遊んでいた。
しかし、2人は運営側であるもう2人と1人。将護三ッ矢(しょうごみつや)と明浄みこと(めいじょうみこと)は、【本物の神様】である星明幸(ほしあかりさち)の野望に巻き込まれることとなる。
神様の野望とは、『神のゲーム』と呼ばれ。この科学の世界でありながら、本物の魔法。【1000万人を異世界転移】するものだった。
かくして、異世界『アンノーン』で繰り広げられる剣と魔法と科学と恋愛の冒険が始まる。
このゲームのログイン・ログアウト方法はただ一つ《デートして、キスをする》。そして、ゲームのクリア方法は《真実の愛がなければクリアできない》とあった。
《『神のゲーム』の名の通り、『賭けるものは人生』であり。クリアしたものは全てを手に入れ、リタイアしたものは、現実でもゲームでも【一生子孫を残せない体になります】。そして沖縄に島流しです》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-03 21:18:34
5682文字
会話率:49%
みことさんの ねこさんtaleのスピンオフ的な立ち位置になれればうれしいです
語彙力皆無
設定が全て把握しきれてません。助けて。
数回に分割して投稿していきますので、よろしくお願いします。Rでした
最終更新:2020-06-16 23:46:11
6313文字
会話率:53%
シェアハウスのハウスキーパーとして、住み込みで働くことになった木崎みこと(22)。
シェアハウスで一緒に住むのは売り出し中の男性アイドル達!
生活を共にし、何かは生まれる?
キーワード:
最終更新:2020-05-21 22:23:08
13939文字
会話率:45%
とっても愛らしい容姿の九十九《つくも》詠流《える》、俗に言う男の娘だ。
詠流《える》は、容姿のコンプレックスから、立派な立派な男になりたい、つまり紳士《ジェントルマン》になりたいと想いをはせ、家令《ハウス・スチュワード》の零西水琴《れいぜ
いみこと》の誘いにのり、執事喫茶のに住み込みで修行するため門をたたいた。
先輩執事のエリッヒのようになりたいと決意する詠流《える》だが、紳士には女の子の心を理解することが必要、そのためには女の子になりきるのが近道という論のため、修行期間はメイド服で給仕することになってしまう。
家令《ハウス・スチュワード》の零西水琴《れいぜいみこと》、先輩執事《バトラー》のエリッヒとノエル、そして執事喫茶のお客様である鮎川《あゆかわ》里桜《りお》とその従者《ヴァレット》レイチェル。
彼らと触れあう中で、詠流《える》は紳士道たるものを理解していくのであった。だといいね。
そんな物語。
執筆年:2013年4月
縦書き小説用原稿。stay homeの時間つぶしの一助のため、初公開します。
なろう用に書き直ししていないので、違和感あるかもしれません。
タグ付けとか難しい。。。
薄めのラノベ1冊分の物語。完結まで毎日投稿予定。
当時非常に駆け足で執筆したため、粗も多いかと思います。
イギリス使用人制度への理解と紅茶への造詣が執筆のサブテーマです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 17:00:00
72846文字
会話率:55%
宮崎の高校に通うギャルの少女恵比寿ミコトは、異様なものを見た。それは、町が人を襲うという光景だった。襲い掛かる町に、ミコト自身殺されるという瞬間、ミコトは過去の「神代」の世界で目を覚ました。しかもミコトが居たのは、神代に暮らす「みこと」と
いう少女の体の中だった。
みことの案内で、彼女の暮らすオノゴロ島を見て回るミコトは、神代の世界が穢れに呑まれつつあり、穢れから生み出される禍神によって、日に千人の命が奪われている事を知る。そして、同様の大量死「イザナミ現象」という謎の異変が、ミコトの暮らす現代でも起きていた。
再び現代で目覚めたミコトを、禍神と化して襲い掛かる町から救ったのは、天原隠零というクラスメイトだった。翌日、再び神代で目覚めたミコトへみことが話したのは、別禍ツ神イザナミが穢れを生み出し、それを倒す事が出来るのが、みことのような「天子」と呼ばれる存在だった。
現代へ戻ってきたミコトは、神代のみことの友人アマテラスの生まれ変わりが、天原だと知った。そして、過去に起こったイザナミとの最終決戦でみことは死に、その後悔を、天原は今も抱え続けていた。
オノゴロ島を旅立つ直前のみことの中で目覚めたミコトは、これから先の未来に待つ「みことの死」を回避しようと行動するも、
「知っている…。イザナミを倒せば、天子は死ぬ」みことは自分の死を知った上で、イザナミを倒すために島から旅立った。
海上のみことの前へ、イザナミが現れる。みことはイザナミと死闘を繰り広げるも、イザナミの攻撃によって、オノゴロ島は消滅。みこと自身瀕死の重傷を負う。
みことに旅を辞めさせる事は出来ないまま、現代へ戻って来たミコトは、「現代のミコト」である今の自分に出来る事を考えた――その一つが、天原と「友達」になる事だった。
神代での旅の終わり――一〇〇〇日目の今日。イザナミとの決戦の地に辿り着いたみことが口にしたのは、ミコトとの別れだった。そして、産まれたばかりの我が子を、神様の力で未来へ送り出したみことは、イザナミとの決戦に挑んだ――この時未来へ送られた赤ん坊こそ、神代(過去)から現代へ流れ着いた恵比寿ミコト。神代のみことは、ミコトの母だった。
××年後の現代。地上は穢れに覆われて荒廃し、成長したミコトが、破壊された町中で向き合う相手は――イザナミと化して現代に蘇った、母親(みこと)だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-30 18:44:37
198799文字
会話率:21%
クローン人間――それは禁忌とされている技術。だがとある国では秘密裏にその研究が進められていた。女子高生の俺っ娘で勝気な性格をした悠貴美誠(ゆうきみこと)は、スクールライフを満喫する主人公。だがある日、一人の英国紳士との出会いで運命が変わって
いく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-20 11:13:31
172379文字
会話率:53%
古来より存在し妖魔の力をその身に宿す妖人(わざびと)。彼らは兼ねてより普通の人間、直人(ただびと)に恐れられ対立していたが、時が経つにつれその存在は一般には忘れられ、空想上のものへと変わっていった。
しかし、日本各地に人に人ならざる力を
与える聖脈が突如現れると、それに呼応するように渋谷で正体不明の異形による大量殺戮が起こる。それまで密かに暮らしていた妖人はその事件の黒幕として扱われ、かつての陰陽師と聖脈の力を得た人々、聖人(ひじりびと)による迫害を受け、再び争いの道を歩むこととなる。
そんな中で妖人として育った半鬼半人の少女、魅琴(みこと)。妖人と直人との狭間に立つ彼女はこの争いそのものに疑問を抱き、その特殊な境遇に戸惑いながらも、亡き母の遺志に報い、そして共に暮らしてきた仲間を守るために刀を振るうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 22:09:21
24524文字
会話率:46%
10年前に起きた地元での殺人事件を忘れられずにいる八重樫尊(やえがしみこと)。
死体をトルソーのように加工し、教会に飾られていた事件。幼いながらに尊は死体の飾り方に心奪われ、魅了されてしまう。
その事件と似たような事件が10年経った現在、上
京先でも起こった。
同一犯だと確信する尊は、ある日バーで出会った見ず知らずの男にトルソー事件についての思いを酒の勢いで話してしまう。
その男とバーで度々会い話を重ねるにつれ、尊は犯人に近づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 17:05:45
41717文字
会話率:38%
AS(アーマースーツ)。簡略的に説明してしまうとそれはとある科学者が作った特殊なパワースーツである。
このASは戦艦や戦闘機、戦車などの従来の兵器などが効かない凄まじい物であった。
だが大きすぎる力は目を眩ませる。
多くの権力者達がASを利
用しようとしたが、それを危惧した開発者は国際条約を作り『ASを使った戦争行為は行わず、代わりに防衛力としての利用する』ということになった。
これがいつの間にかスポーツとして見られるようになり、世界各国では操縦者の育成やASの技術進歩が進められた。
そして、国際機関が民間のAS教育機関を作ると、多くの若者が殺到した。
それから数年後、たった一人の青年がいた。
青年 葛葉 命都(かつらば みこと)とそれに関わる愉快でイカレタ仲間たちがASと一緒に紡ぎだすハイスピードSFアクションである。
……多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-03 23:48:31
98432文字
会話率:59%
安倍晴明の先祖返りの二人。
人ならざる者を見る・聞く・話す・触ることのできる安陪春明《あべのはるあき》と
見る・聞く・話す・触るができない近ノ衛美琴《このえみこと》の
女の子に見える春明と、男の子に見える美琴の不思議な物語が始まります。
最終更新:2020-03-01 20:57:53
41313文字
会話率:61%
喪失を紡ぎ続ける人生で唯一、復讐を心の拠り所よりどころとして生き長らえて来た双剣使いの男、ジェイル。
時は、現在より遥はるか未来。
純粋知性同士の、厄災と呼ばれる大きな争いは、世界の大半を焦土に変え、その影響で大きく狂わされた生態系は、オ
ルディウムと呼ばれる怪物どもを生んだ。
文明を大きく後退させられた人類は、新たに発生した亜人類と呼ばれる他種族と手を携たずさえ、オルディウムの脅威に対抗しながら、限られた生活圏で生活している。
主となる時間軸より十五年前。
正体不明の神殿の調査を命じられたジェイルと彼の恋人ラピスは、国王に命じられるまま、封印されていた古代兵器の封印を解いてしまう。
それらは、かつて純粋知性と、それに肩入れした狂科学者達が生み出した、十代前半の少女達をベースに造られた人類の負の感情を燃料に稼働する"祟り神たたりがみ"と呼ばれる殺戮兵器だった。
封印時に大幅な弱体化を施されているにも関わらず、かつて数多の国々を滅ぼした兵器の力は人一人で抗うには前に、なす術すべもなく瀕死の目に遭あわされるジェイル。
そしてラピスは、彼の目の前で───
死んだかに見えたジェイルを生き長らえさせたのは祟り神が一柱、アリア=リリウムワイズ。彼女はある理由で、ジェイルを自らの神子みことし、自らの力を分け与える。
復讐の炎を保つために、その魂をも薪まきとして焚くべ続けるしかないジェイル。
その精神は疲弊に疲弊を重ね、彼の残された人間性も少しずつ焼き尽くしていく。
果たして彼は仇かたきを討うてるのか。
それがもし叶ったところで、彼が人として生きていく道など存在するのか。
鬼を討たんとする者は、それを凌しのぐ鬼となるより他にないものを───
作者が、自分の生きる意味を問い続けるすべての人達に、魂を野晒しのざらしにしながら必死に、真摯しんしに紡つむいだ物語。
もしもこれが、誰の心も震わせることが出来なければ、自決するしかないという覚悟で臨のぞんだ、入魂の一作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-28 23:16:29
100984文字
会話率:35%
みこととさとるはお互いに話した事もないただのクラスメート、でもみことはさとるくんのことが気になっていてバレンタインの日、チョコを渡す決意をする。
いざ話しかけるとさとるはそっけない態度で返してきて(ファースト・バレンタインより)ーーーー
様々な人間のバレンタイン模様を見て行く、その先に交わることはあるのか
(※こちらは、声劇台本になります。
ラノベ作品をお読みになりたい方はブラウザバックを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 00:04:38
8921文字
会話率:90%