『王国の盾』シルト・グランツ公爵の一人娘であるモイラ・グランツは『王国の英雄』アドム・ベスティエ辺境伯の嫡男との婚姻を父から言い渡される。
獣化の特質魔法を使う野蛮人だと噂されている野獣英雄の息子なんかに嫁ぎたくないと泣くモイラに、父の
後妻である義母が「自分の実の娘を身代わりとして嫁に出す」と提案した。
母に捨てられるように身代わりとして辺境へと送られた少女は運命の出会いを果たし、そして知らなかった真実を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 18:00:00
131131文字
会話率:38%
【37歳未亡人の私が、15歳からの人生やり直し?】
25歳で行き遅れ実家の伯爵家を追い出されるように、
父親より3つ年上の辺境伯に後妻として嫁がされました。
5歳の義息子と3歳の義娘の面倒を見て12年が過ぎ、
二人の子供も成人して義母と
しての役割も終わった後。
亡き夫の形見として【若返りの薬】を渡されました。
15歳になった私は、義娘の同級生として王立学園へ通うことに。
初めての学校、はじめての社交界、はじめての……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 13:32:21
73945文字
会話率:36%
熊谷次郎直実には三人の子がいた。嫡子の小次郎直家、その次に桂の前という姫、そして後妻の子である玉鶴姫。後妻は平山季重の妹だったが、直実は一ノ谷の合戦での先陣の功績を争い季重と対立していた。
そんなある時、直実は世の無常を悟り突然出家してしま
う。
後に残されたのは後妻と子供たち。後妻はこの上は跡取りの直家を亡き者とし、玉鶴姫を季重の息子と娶せて熊谷の家を我が物にしようと計略を巡らせはじめるが……
説経節「熊谷先陳問答」を現代語に翻訳したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 18:25:31
19202文字
会話率:0%
ジード・アレイスターは公爵という高位貴族の身分に生まれたはいいものの、五歳の頃には母親と死別し、十歳で祖父と死別すると同時に、今まで育児放棄してきた父親が性格の悪そうな後妻と腹違いの兄を連れて戻ってきた。
このままでは虐待される未来に向かっ
て直行するところだったが、彼には誰にも明かせない秘密……世界的キラーソフトである《エンドレス・ソウル》という死にゲーの世界に転生した元地球人という前世があった。
そんなゲームの世界、その七百年後の時代に転生し、前世の記憶を駆使して自分を虐待してこようとする父親たちを軽く捻ってざまぁしたジードは、十五歳で独り立ちする為の準備期間を過ごすための下準備を整え、ゲームの知識をフル活用して、この世界では就活に役立つ戦闘力を身に付けることにしたのだが、実はジードの前世は、ド派手・高火力・燃費最悪・使いにくいの四拍子が揃ったロマン砲スキルばかりを好んで使い、廃人の多い通信対戦で千連勝を成し遂げた、界隈では強すぎてチート疑惑を持たれているほどの有名プレイヤーだった。
ロマン砲好きが高じすぎて脳が焼かれたちょっと頭の可笑しいジードは、リセットなしの死ねば終わりの今世でもロマン砲を実用化させたビルドを極め、数々の成功を収めていくのだが、実はこの世界、転生の神様曰く色々と訳アリのようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 06:06:03
94272文字
会話率:24%
(春子......ようやく君に会えた)
大正時代、女学校を卒業した才媛・春子は、先妻を亡くした学者の後妻として迎えられ、新たな人生の一歩を踏み出す。しかし幸せな生活もつかの間、特に懐いていた継子の長男が不慮の事故で命を落とす。この出来事以
来、春子は周囲の無言の非難に苦しめられることとなる。
さらに追い打ちをかけるように、その一年後、大好きな祖母が他界。初盆で帰省した春子は、家族の温かな歓迎にもかかわらず、かつての実家に自分の居場所がもはやないと感じてしまう。
そんなある夏の終わり、先祖の霊を送る川辺で、春子は「蛍太郎」と名乗る不思議な少年と出会う。彼の物憂げな瞳に宿る、昏い感情。その正体とは――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 11:52:44
12656文字
会話率:36%
真実の愛の邪魔者だった妻が残した長女は父親と後妻と異母妹に虐められていた。よくある話の長女は、夜会である男と出会う。
最終更新:2024-08-15 23:20:56
4352文字
会話率:39%
歳の離れた夫の前妻の息子からの恫喝を鼻で笑う未亡人のジェニファー。彼女は夫を愛していなかった。
最終更新:2020-01-12 11:52:12
4156文字
会話率:54%
「カルヴァート伯爵家は私が継ぐわ。ダレン様も私がもらう。いいでしょう? お父様、お姉様」
カルヴァート伯爵家の長女エレノアは、マーシャル伯爵家の令息ダレンを婿として家を継ぐことになっていたが、突如妹リリアンに次期当主の座と婚約者を奪われた
。リリアンの欲しがり癖はよく知っていたので、エレノアは特に失望することはなかった。エレノアは貧乏侯爵家の当主ヒューゴーの後妻として嫁ぐことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 07:55:09
5555文字
会話率:39%
ラフィはフォースター伯爵家の長女であったが先妻の子で、伯爵家は後妻の娘かその婿が継ぐことが規定路線となっていた。家を出て二四歳になっていたラフィの元へ、突然父から連絡が来る。お前はエドガー・ダンヒル男爵と結婚した。既に籍は入っていると。調べ
させてみると、エドガーは妻に振るった暴力のため、二回の離婚歴のある男だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 07:30:26
5234文字
会話率:29%
「俺が君を愛することはないから、多くを求めぬよう」
若き美貌のジョエル・フォンタナ公爵は、君命により嫁ぐため屋敷へと訪れたアリーチェにそう言った。
だがアリーチェは安堵する。……追い出されなくて良かったと。
アリーチェはマリーノ伯
爵家の長女だが、実家で蔑まれて過ごしてきた。それは実の母が亡くなり、後妻と異母妹が屋敷にやってきたため。そして彼女は精霊の加護を持たないが、妹は加護を持っていたため。
だがマリーノ伯爵家に公爵家との婚約話が持ち上がった時、妹はそれを激しく拒絶した。
「冷酷非情のジョエル・フォンタナの妻なんて絶対イヤだからね!」
こうしてフォンタナ家に嫁ぐこととなったアリーチェはジョエルの冷たい瞳に迎えられながらも、優しい使用人たちに受け入れられる。
その中で彼女はなぜジョエルが冷酷非情と言われるまでに心を閉ざしているのかを、彼女の持つ精霊の加護とは異なる力を知ることになる。
そしてジョエルの閉ざされた心を開いていくこととなるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 11:10:00
124014文字
会話率:46%
ダリアは悲劇の中にあった。
結婚があと三ヶ月と迫ったとき、すっかり準備も整えているというのに、婚約者が浮気をし、その浮気相手に子供ができたというのだ。そして婚約破棄を言い渡されてしまう。
ただでさえダリアは、五歳の時に母を愛人に殺され、
十三の時に後妻と折り合いが悪く家を出て他国に渡り医術を身につけるものの家の都合で帰国。故郷の国では異国の医学など、と低く見られておりダリアは医師として認められず、その道は絶たれた。やっと幸せな結婚ができると思った矢先の出来事だった。
失意のダリアは宮廷医の元へ嫁ぐことになるが、バロウ家を取り仕切る大姑はダリアに冷たくまるで嫁扱いはされない。夫であるリュシアンは仕事に追われているのかなかなか姿を現さず、いざ会えばダリアを罵るような発言をする始末であった。
しかし、ダリアは負けない。
悲劇など吹き飛ばすように生きてきて、これからもそうするつもりなのだ。
黒いドレスを身に纏い、黒く長い髪をたなびかせるようにしてツンと澄まして歩き、その鋭い眼光と人を見通す鋭い眼差しで、数々の悲劇と闘っていく。
そう、ダリアには悲劇など似合わない。
※この作品では差別的な言動、シーンがありますが、フィクションであり、舞台となっている国とその年代の社会背景によるものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 18:47:05
176911文字
会話率:57%
前世の記憶を持ったまま、異国の貴族令嬢に転生した主人公。しかし、彼女の人生は辛く苦しいものだった。
家族に疎まれ、政略により後妻として嫁がされる。もちろん白い結婚であり、愛されることはない。あげく夫は早逝してしまい、継子をひとりで育ててい
くことに。
だが彼女は、己の不遇を仕方がないものだと考えていた。なぜなら彼女は前世で、夫の妾の子どもを虐げていたのだ。
これは自分に課せられた罰。償いのために、義娘を立派に育て上げなければ。彼女を厭う義娘に向き合い、必死に守ろうとするが……。
過去の罪を償うために必死に前を向いて生きる主人公と、そんな彼女のことを母と慕う義娘の物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 20:02:26
10421文字
会話率:58%
石女として離婚され、実家に出戻ったナンシー。しかし彼女は再び、とある侯爵家の後妻として嫁ぐことになる。
女遊びで屋敷に寄り付かない夫の代わりに、夫の弟ボニフェースが頻繁に屋敷にやってくる。義理の娘もまた叔父である彼によく懐いていた。
そ
んなある日ナンシーは継子と喧嘩をしてしまう。落ち込むナンシーにボニフェースは、最初からうまくいく母親なんていないと励ます。いつしか、書類上の夫ではなく、ボニフェースとクララとともに家族になりたいと願うように。
ところがナンシーたちのもとに、クララの実の父親が浮気女連れで押しかけてきて……。
幸せになることを諦めていたヒロインと、。彼女のことを幸せにしたい一途なヒーローの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 20:31:16
8825文字
会話率:70%
宰相の父を持つ侯爵令嬢サンドラ。母が死ぬと、父は使用人の女性とすぐさま結婚してしまった。父、後妻、後妻の連れ子である義妹の中で、寂しく暮らす彼女。
そんなある日、サンドラは義妹の代わりに隣国の将軍の元に嫁ぐことになった。サンドラは父親に、
将軍が死ぬまで帰ってくるなと命じられる。
嫁ぎ先でも冷遇されるに違いないとすべてを諦めて隣国に渡るが、驚くほど丁重にもてなされた。夫は意外と話がわかるらしい。ところが嫁ぎ先と祖国の関係は急速に悪化して……。
家族に疎まれているかと思いきや実は愛されていたヒロインと、妻のために戦争を終結させた一途なヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-15 21:14:07
8000文字
会話率:48%
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フラン
カは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 21:18:04
43668文字
会話率:49%
アルクス侯爵家の令嬢であるクリスティーナは侯爵家の当主である母を失った。
母の喪が開けると父親の婿養子であるクルスが愛人のカトレアとその娘のミーナを家に引き入れた。
そしてクリスティーナの婚約者であるエルビスをミーナの婚約者に変更しようとし
た。
クリスティーナの未来はどうなるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 18:00:00
1219文字
会話率:16%
とある世界のイリダール王国という小国に第一王女として生まれたラリーサ・イリダール。
逸り病で亡くなった父王の代わりに、幼い弟たちが成人するまではと政務を代行し、気づけば二十代も半ば――すっかり行き遅れとなってしまったが、後悔はない。
弟
たちの誰かが王位を継いだ後は、教会で祈りをささげて過ごすか、どこかの貴族の後妻として降嫁するか――とにかくのんびり過ごそうと思っていたのに、気づけば隣国の大国トリーフォン帝国の皇帝に嫁ぐことに!
相手は年下。年上女になんて興味はないだろうし。お飾り正妃として当り障りなくのんびり過ごそうと思っていたんですけど……ね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 14:23:34
161270文字
会話率:54%
好きな人が家族になった。
最終更新:2024-06-02 14:33:16
458文字
会話率:0%
伯爵令嬢アメリアの人生は散々なものだ。
両親はアメリアに興味がなく、母親は男と家を出ていった。父である伯爵はアメリアの母が出ていくと、すぐに浮気相手を後妻を迎えた。
新しい母親にはアメリアと同い年のカタリナという娘がいて、カタリナは
何でも「欲しい、欲しい」とアメリアのものを奪ってしまう。
悲惨な幼少期を終える頃には、アメリアは声を失っていた。機能的には問題ないものの、精神的なもので出なくなったのだ。
そんなアメリアの様子を、私はアメリアの中からずっと見ていた。
何度も助けようとした。アメリアの中にいるのだから、つらい時は交代をしたいと願った。
けれど、それも叶わない。
だが、転機が訪れる。アメリアは聖女の力に目覚めたのだ。第二王子ミュゲルと婚約をし、やっとアメリアが幸せになれる。
そう思ったのに、今度はカタリナが城へとやって来るように。
そして、カタリナは窓からアメリアを突き落とした。
「バイバイ、お姉様。ミュゲル様とは、私が代わりに結婚してあげるからね」
そう言って、笑いながら……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 12:17:31
72973文字
会話率:36%
伯爵令嬢アメリアの人生は散々なものだ。
両親はアメリアに興味がなく、母親は男と家を出ていった。父である伯爵はアメリアの母が出ていくと、すぐに浮気相手を後妻を迎えた。
新しい母親にはアメリアと同い年のカタリナという娘がいて、カタリナは何でも「
欲しい、欲しい」とアメリアのものを奪ってしまう。
悲惨な幼少期を終える頃には、アメリアは声を失っていた。機能的には問題ないものの、精神的なもので出なくなったのだ。
そんなアメリアの様子を、私はアメリアの中からずっと見ていた。
何度も助けようとした。アメリアの中にいるのだから、つらい時は交代をしたいと願った。
けれど、それも叶わない。
だが、転機が訪れる。アメリアは聖女の力に目覚めたのだ。第二王子ミュゲルと婚約をし、やっとアメリアが幸せになれる。
そう思ったのに、今度はカタリナが城へとやって来るように。
そして、カタリナは窓からアメリアを突き落とした。
「バイバイ、お姉様。ミュゲル様とは、私が代わりに結婚してあげるからね」
そう言って、笑いながら……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 15:02:13
12600文字
会話率:28%
両親が亡くなった後家を親戚に乗っ取られ、使用人として働かされていたモニカ。そんなモニカに突然の結婚話が舞い込んだ。お相手は辺境貴族で13歳も年上。それも嫁に来た女性が4人も一年以内に死んでいるらしい。嫁に行ったら死んでしまうと嫌がって誰も行
かない。意地悪な叔父家族に使用人として働かされるぐらいなら嫁に行こうとモニカは決意をする。「大丈夫私は体が丈夫だから絶対に死なないわ!」新しいお屋敷で過ごすモニカと辺境貴族で騎士の団長でもある美しいカイトとのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 10:05:10
105335文字
会話率:42%
ルベルは3ヶ月前に父を亡くした。子爵だった父の後を継ぎ頑張っていたけど、後妻の母と婚約者から「妹のクラリスを愛してるしまった。君には新しい嫁ぎ先を用意した」と追い出されてしまう。
やけ酒しながら向かった先で待っていた男は、呪術の研究者と
自称し「探していたのは嫁ではなく呪術の実験に付き合ってくれる人」だと言った。
酔ったルベルは彼の手をとってしまい…。
「君の嫌いな生き物は?」
「ウシガエル」
「呪術成立だ」
短気な元女子爵×呪術研究所所長様のコメディファンタジー☆
※ノリと勢いで読んで下さると助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 13:34:49
10444文字
会話率:51%
成り上がりの男爵家に生まれた姉妹、ヘスティアとデボラ。
美しく貴族らしい金髪の妹デボラは愛されたが、姉のヘスティアはみっともない赤毛の上に火傷の痕があり、使用人のような扱いを受けていた。
デボラは自己中心的で傲慢な性格であり、ヘスティアに対
して嫌味や攻撃を繰り返す。
火傷も、デボラが負わせたものだった。
ある日、父親と元婚約者が、ヘスティアに結婚の話を持ちかける。
辺境伯家の老人が、おぼつかないくせに色ボケで、後妻を探しているのだという。
こうしてヘスティアは本人の意思など関係なく、辺境の老人の慰み者として差し出さることになった。
ところが、出荷先でヘスティアを迎えた若き美貌の辺境伯レイモンドは、後妻など必要ないと言い出す。
そう言われても、ヘスティアにもう帰る場所などない。
泣きつくと、レイモンドの叔母の提案で、侍女として働かせてもらえることになる。
いじめられるのには慣れている。
それでもしっかり働けば追い出されないだろうと、役に立とうと決意するヘスティア。
しかし、辺境伯家の人たちは親切で優しく、ヘスティアを大切にしてくれた。
戸惑うヘスティアに、さらに辺境伯レイモンドまでが、甘い言葉をかけてくる。
信じられない思いながらも、ヘスティアは少しずつレイモンドに惹かれていく。
そして、元家族には、破滅の足音が近づいていた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 18:10:00
104820文字
会話率:40%
使徒という存在が秘術という不思議な力を使う世界で、二人の男女が異文化交流をしながら愛を育んでいく話です。
フェレス伯爵家の長子として生まれたナディアには、腹違いの可愛い妹がいる。ナディアが生まれてすぐに実母が亡くなり、伯爵家にはすぐに後妻
がやってきたのだ。しかし後妻は妹ばかりを可愛がり、事あるごとにナディアを詰った。けれど教育や食事に手は抜かれなかったし暴力を振るわれている訳でもないので、扱いの差くらいは仕方のないことだとずっと我慢をし続けていた。妹はナディアを慕っているものの、大きくなっても姉の真似をしたがり姉の物を欲しがったがそれでも可愛らしいものだった。姉である自分が我慢をすれば、存在感の薄い気弱な父も義母に叱られることもないのだ。そう思っていたけれど義母はついに本性を現し、ナディアの婚約者と伯爵家の相続権を奪おうとした。もうどうすることもできなかったナディアは実母の実家に駆け込み、助けを求める。そして、気づいた時には隣国である異国の地に旅行に来ていた――!
隣国では文化や風習が違い戸惑うことも多かったけれど、何故か王弟閣下が自ら案内をしてくれることになり、いつしか二人は兄弟のように仲良くなって――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 00:29:01
131971文字
会話率:71%
ウルジア国随一の名門、ヴォルカティーニ公爵家の長女として生まれたアディーナは母の死と交換にこの世に生を受けた不吉な子として、生まれたときから離れで僅かな使用人の手で育てられた。
彼女にはその国の者なら誰でも持つ魔力もいっさいない上に、不気味
な子として忌み嫌われた。
それは彼女が人の霊が見えるからだった。
魔力の代わりに並外れた霊能力を持って生まれた彼女のことを理解する者は誰もおらず、彼女は亡くなった母から淑女教育を受け、彼女が生まれる前に亡くなった祖父から勉強や武術を教わった。
父親や後妻に入った義母や腹違いの兄弟たちも、昼間いつ訪ねても彼女が寝てばかりいるので、殆ど会うこともなかった。
何故なら彼女の元にはこの世に未練を残した霊が毎夜訪れ、彼女に話しかけ、色々な願い事をしてくる。
お陰で彼女の生活はすっかり昼夜逆転の生活となっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 06:00:00
38285文字
会話率:50%