帝都を騒がす神出鬼没の義賊・怪盗ジェスター。
彼が持つもうひとつの顔こそ、私立探偵の橋本雅文である。
あるとき、帝都で発生した宝石商襲撃事件の犯人としてジェスターの名が挙がっているという話を聞いた雅文は、襲撃された宝石商・宮園家の生き残り
である美月の護衛として、彼女が世話になっている小野寺家に潜り込む。〈偽ジェスター〉が彼女にさらなる危害を加えることを危惧する雅文だったが、小野寺家に隠されていたのは彼の懸念を上回るおぞましい秘密だった……。
【登場人物】
橋本雅文/怪盗ジェスター・・・探偵と怪盗の顔を使い分け、理不尽な境遇に陥れられた人々を救い出すことを信条としている青年。義賊として広く知られており、司法の光が届かない難解な事情を抱えた人々からの依頼を請け負うことが多い。自分の名を騙って宮園家の当主夫妻を殺害した〈偽ジェスター〉を追うため、宮園美月の護衛となる。
宮園美月・・・・・宝石商・宮園家の令嬢。ある晩突如両親を〈ジェスター〉に殺害されてしまい、家を継ぐには若すぎたため、ひとまず遠縁の小野寺家に引き取られる。読書家で、自分でも探偵小説を書いている。以前から義賊のジェスターに憧れを抱いていたのだが……。
小野寺誠三・・・・小野寺家の当主。画商、画家。両親を失った美月を保護し、養父として養育する。不眠に悩まされているらしい。
小野寺加代・・・・誠三の妻。引き取られてきた美月に対して小野寺家で唯一厳しくあたり、家事を言いつけたり外出を管理したりする厳格な人。
松田晴海・・・・・小野寺家に雇われたばかりの使用人。美月に襲撃事件のことを根掘り葉掘り聞いてしまったため、彼女から敬遠されている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 10:33:18
81529文字
会話率:48%
魔法があり、不思議な生き物がおり、騎士と悪党がいる世界にて――
恩人と共に辺境を放浪していた青年ロイドは、ある日その恩人によって騎士の学校に放り込まれる。
魔法の経験はないし騎士の事もよくわかっていない田舎者な彼がそこで出会ったのはム
スッとしたエリルという女の子。
周囲から浮いているその子は、本来騎士に守られる側の「王族」だった。
二人の出会いから始まり、騎士たちが守りたいモノを守れるように自分の騎士道を、悪党たちが欲望に従って自分の悪道を、それぞれに突き進むお話です。
※趣味でつらつらと書いているモノなのでいきあたりばったりな物語です。
※この物語は、「星空文庫」さんでも投稿しております
※登場人物の絵を「pixiv」さんにあげたりしていますので、良ければそちらもどうぞ。
pixiv.net/users/1060304
※毎月20日付近の投稿を目指して次話を書いております。一応Twitterでお知らせします。
@RANPO_HANIWA
2019/08/24 追記
読者さんからのアドバイスでキーワード「R15」にチェックを入れました。
「一応」程度で、それほどではないと思いますが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 18:02:38
3051829文字
会話率:66%
きつい香水で、あたりに迷惑をかけている女の子がいる。ただ、その子は別に性格が自己中心的という訳ではない。だから、謎だったのだけど……
最終更新:2024-08-24 11:22:43
1754文字
会話率:50%
異世界来訪物語です。
1話あたりの文章量がかなり多めとなっておりますが、お楽しみいただければ幸いです。
(某所で投稿している小説の加筆修正は諦めました。)
最終更新:2024-08-23 17:00:00
2108110文字
会話率:28%
かなりベタな異世界来訪物語です。
1話あたりの文章量がかなり多めとなっておりますが、お楽しみいただければ幸いです。
(某所で投稿している小説を加筆修正して投稿しております。)
最終更新:2023-05-07 22:29:55
615621文字
会話率:32%
「ただいまより、罪人ウィステリアの死刑を執行する!!!」
公爵令嬢ウィステリアは、未来の王太子妃として教育を受けていた。しかし、王太子妃の座を狙っていた王女の陰謀により、彼女を殺そうとした犯人に仕立てられてしまう。
公開処刑が行われた
が、ウィステリアは笑顔を浮かべたまま毒杯を飲んだ。──舌の裏に忍ばせておいた解毒剤と一緒に。
この物語は、悪女が毒杯を飲み干してからが──始まりである。
★全てを失った悪女が、処刑後に一からやり直し、大陸一の巨大な皇国の皇妃を目指すお話。
★短編版:日間総合1位(2023-10-23)
連載にあたり、短編版『物語のスタートは、悪女が毒杯を飲み干してから』をサブタイトルに変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 19:47:57
242153文字
会話率:47%
性格は最弱だけれど回復魔法は最強!
主人公ユウトは学校になじめず部屋に引きこもりオンラインRPG漬けの毎日を送っていたが、ある日、長年好きだった幼馴染のリナが自分の高校の先輩と付き合っていることを知ってしまう。
絶望のあまり自殺を図るユ
ウト――
だがその寸前、謎の美少女である同級生セリカに呼び止められ、不思議な提案をされるのだった。
「ゲームの世界似た異世界に転移して、人生をやり直してみない?」と。
そしてユウトはゲームと同等のチート級の白魔法の力を身に付け、剣と魔法が支配する異世界へ転移する。
しかしそこで彼を待ち受けていたのは、幼馴染に名前も顔もそっくりな貴族の娘リナと、血に染まる異世界の戦場だった。
※話が進むにつれR15相当のエロ、グロが増えていきます。苦手な方はご注意下さい。
※再投稿にあたって改題しています。
※スラスラ読め、ドキドキできる面白いお話を目指しています。
※話数は多いですが、一話あたりの文字数は少なめで読みやすくなっています。
※タイトル通り主人公は基本へたれで、ストレス展開もありますが、どんどん成長していきます。
※幼馴染との話が中心ですが単純な幼馴染ざまぁな話ではありません。
※カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。
※誤字脱字報告ありがとうございます。
以上、長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 01:10:24
467937文字
会話率:36%
その魔力は並ぶもの無く、扱える魔法はこの世にあるもの全てという絶望的なほどに強大な魔王がいたとされる。
その名はザーラレイド。
彼はとても良き魔王であった。
彼の善性とその力は当時、荒れていた魔界と人間界をほぼ平和に
まで持っていけたとされる架け橋的存在だった。
だが、彼は裏切った。その両界を。
虐殺の果てに、両界の勇者に討たれ、その生命を終えた彼は二十年後――銀髪の美少女シャルハートに生まれ変わっていた!?
※1話あたり2,000~2,500文字以内となっているのでサクサク読めます。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 19:42:10
451120文字
会話率:44%
タイトル詐欺は貴方が読む一度限り
「
メアリ・ワイザーマンは突然、ヴォルザード王国王子から婚約破棄を伝えられた。
そして告げられる愛人の存在と、メアリの死刑宣告。
彼女は必死に抵抗を試みることにしたが――。
※一話あたりの文字数を2,
000~2,500あたりにしています。サクサク読めます。
※この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
ですよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 12:00:00
12277文字
会話率:49%
『異世界には乙女ゲームが無いと、誰が決めた?』
カノン・ヴェルゼファン公爵令嬢は“主人公”アクリス・クラルハートが放った魔力砲を見て、思い出した。
――確か私、いつもこれで殺されていたような?
幼い頃から魔法を極め、最終的には同
時に六体の魔神と戦い、そして相討った大魔術師。
それが、カノンの前世であった。
ここは親友が作り上げ、カノンが前世で唯一の趣味として遊んでいた『乙女ゲーム』の世界。
その世界のカノンは主人公と敵対し、最後には主人公の魔力砲によって木っ端微塵にされる悪役令嬢。
最終的にはどのルートを進もうが、アクリスに滅ぼされる未来が待っている。……冗談じゃない。
なんとか、登場キャラとの接触を回避し、今度こそ寿命を全うしてみせる!
討ち死には御免だ。老衰で死んでみせる。
※一話あたりの文字数を2,000~2,500あたりにしています。サクサク読めます。
※この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 08:23:04
17904文字
会話率:32%
王太子が父王に願い出た。
「私の婚約者を、ルドヴィカ・サンティ侯爵令嬢から、彼女の妹、キアラ嬢に替えてください」
姉ルドヴィカは評判の悪女で、奔放三昧。周りの人間に辛くあたり、朝帰りを常として、婚約者にも顔を見せない。そんな女性より、健気で
可愛い妹姫が良い──。
かくして悪女ルドヴィカは、王宮に呼び出された。
"希代の悪女"。しかし現れたのは、やせ細った怯えた少女で……?
少女が「自分が"ルドヴィカ"だ」と名乗ったので、周りは騒然となる。
ドアマットなヒロインが誤解されていることは多々ありますが、ひとめ見たら分かるのではないか…?と思って書きました。楽しんでいただけましたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 11:20:55
8363文字
会話率:29%
夜、私のベッドへ。"妹"が、いつものように一緒に寝に来た。ただし、ライオネル大公殿下(♂)のお姿で。
※この短編は『冷酷な王弟殿下のふたりの花嫁』の番外にあたり、盛大に本編のネタバレをしています。予めご了承ください。
最終更新:2022-11-22 19:01:28
2222文字
会話率:14%
独身童貞のまま40の誕生日を迎えた僕は、何の因果か突然神様から異世界に飛ばされてしまう、しかも異世界に辿り着いた僕の姿は10歳の子供の姿に変わっていた!
右も左も分からない僕に襲いくるスライム、そんな僕を助けてくれたのは屈強だが根は優し
くて力持ちの半獣人アランと見目麗しい美貌の魔術師ルーファウスだった。
優しい異世界の住人に見守られながらスライムに襲われたりゴブリンに襲われたりする見た目は子供、中身はおじさんのジタバタ異世界冒険譚です。
この作品はpixiv・アルファポリスにも掲載しています。
なろう転載にあたり何となくタイトルを一部変更しています、ご了承くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 12:00:00
842744文字
会話率:48%
[第1部~第3部完結] [第4部連載中] [第5部執筆中]
「我が名はティルフィング!ソーマ!其方はこれより我が契約者だ!よろしく頼む!」
世界大戦の勃発に瀕して、古き神々は帰還を果たした。人の世に神秘は蘇る。
神々の力によっ
て神秘が科学を凌駕した現代。
世界は英雄、魔術師、そして伝説の道具である”遺物”とその契約者である”遺物使い”によってバランスを守られるようになった。
そんな世界において、魔術師でありながらブリタニア王立魔導学園において”遺物使い”について学ぶ低血圧系少年、伏見双魔はある日、魔剣の少女、ティルフィングと契約を交わす。
突然の契約に混乱する双魔、待ち受けていたのは元気いっぱいの魔剣に振り回される日々?
そして、二人を結ぶ因果の糸とは……
低血圧少年と元気いっぱい少女を中心に繰り広げられるごちゃ混ぜローファンタジー風味です!お楽しみいただければ幸いです!
1話あたり1000~3000字ですので気軽に読めるかと。
※カクヨム、ノベルアップ+でも連載始めました
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 20:25:03
1567321文字
会話率:53%
『盟約のティルフィング』シリーズの短編集です!「シリーズ」から本編第1シリーズに跳べるので未読の方は是非ともそちらからお楽しみください!第1シリーズを読んでくださった皆様!お待たせしました!ゆるゆると第2シリーズにも繋がるお話を書いていく
予定ですのでよろしくお願いします!
一応、第1シリーズのあらすじも以下に載せておきます!
ちょっとテンション低めの主人公が幼女やら美少女やらに引っ張られて騒動に巻きこまれる話!皆さん好きじゃありませんか!?私は好きです!!この作品ほ基本方向性はそんな感じです!!
「我が名はティルフィング!ソーマ!其方はこれより我が契約者だ!よろしく頼む!」
世界大戦の勃発に瀕して、古き神々は帰還を果たした。人の世に神秘は蘇る。
神々の力によって神秘が科学を凌駕した現代。
世界は英雄、魔術師、そして伝説の道具である”遺物”とその契約者である”遺物使い”によってバランスを守られるようになった。
そんな世界において、魔術師でありながらブリタニア王立魔導学園において”遺物使い”について学ぶ低血圧系少年、伏見双魔はある日、魔剣の少女、ティルフィングと契約を交わす。
突然の契約に混乱する双魔、待ち受けていたのは元気いっぱいの魔剣に振り回される日々?
そして、二人を結ぶ因果の糸とは……
低血圧少年と元気いっぱい少女を中心に繰り広げられるごちゃ混ぜローファンタジー風味です!お楽しみいただければ幸いです!
1話あたり1000~3000字ですので気軽に読めるかと。
※お願い 気をつけてはいるのですがどうしても誤字が多くなってしまうようなので、誤字報告をしていただけるとありがたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 21:53:30
121983文字
会話率:60%
この作品は同サイトで連載中の『盟約のティルフィング ー魔剣少女と契約した低血圧系魔術師、実は女神の生まれ変わりでした?魔導学園で学生と講師を両立しながら何とか生きてます。』(https://ncode.syosetu.com/n0022g
b/)をリメイクしていくものです。具体的には三人称視点から一人称視点への変換を試みたものとなります。挑戦的な試みですが、楽しんでいただけると嬉しいです!
〈ご注意!〉本作は序盤からアクセル全開という感じではありません。山があったり平地があったり、ゆっくりお散歩のようなテンポで進んでいくかと思われます。
ちょっとテンション低めの主人公が美少女たちに引っ張られて騒動に巻きこまれる話!皆さんお好きじゃありませんか!?私は好きです!!この作品ほ基本方向性はそんな感じです!!
「我が名はティルフィング!ソーマ!其方はこれより我が契約者だ!よろしく頼む!」
世界大戦の勃発に瀕して、古き神々は帰還を果たした。人の世に神秘は蘇る。
神々の力によって神秘が科学を凌駕した現代。
世界は強大な力を持つ英雄の子孫や魔術師、そして伝説の道具である”遺物”とその契約者である”遺物使い”によってバランスを守られるようになった。
そんな世界において、魔術師でありながらブリタニア王立魔導学園において”遺物使い”について学ぶ低血圧系少年、伏見双魔はある日、魔剣の少女、ティルフィングと契約を交わす。
突然の契約に混乱する双魔、待ち受けていたのは元気いっぱいの魔剣に振り回される日々?
そして、二人を結ぶ因果の糸とは……
低血圧少年と元気いっぱい少女を中心に繰り広げられるごちゃ混ぜローファンタジー風味です!お楽しみいただければ幸いです!
1話あたり1000~3000字ですので気軽に読めるかと。
※お願い 気をつけてはいるのですがどうしても誤字が多くなってしまうようなので、誤字報告をしていただけるとありがたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 20:00:00
25557文字
会話率:46%
中央に湖があり、それを中心に放射線上に道が走る。
湖を大きく囲むように大小12の山があり、山頂には神社が立つ。
湖の中央には、小島が一つありそれ自体が神宮となっており一本の橋でつながっている。
更に湖に沿って走る道の脇には8つの寺が存
在している町
遠くから見れば、いや上から見れば町が時計の文字盤のように見える街。---市。
戦国時代には難攻不落の自然の要塞と言われたり、
戦いの無い世では、水路もあるので自然都市なんて都合のいい言われ方もしている。
太古からある町。別名アンティーククロック(年代物の時計盤)と呼ばれ現在は観光都市になっている。
交通の便もよくまた治水もしっかりとしており、住むにはいいのだが昔ながらの村制度が未だに根ずく面倒な土地でもある。
京都、大阪、奈良の県境あたりに位置し、程よく大都市から離れており
多少高地でもあるので寒いのは玉に瑕(キズ)である。
その街で行われる儀式に巻き込まれた少年と
その儀式に巻き込まれることを嫌がる少女が、理不尽な存在に立ち向かう。そんな物語。
アンティーククロック(年代物の時計盤)という別名で呼ばれる街で起きる不可解な現実。
そして、12の刻印者で奪い合う理(ことわり)と方位の欠片。
禍(わざわい)が夜を走るとき、凶刃が不幸をまき散らす。
そんな中、少年は、怒りのまま叫ぶ「お前らが弄んだ人たちに詫びてこい!」
少年は、現実世界で非常識な存在相手に戦いを挑む。
自ら手に入れた非常識な能力を使って。
短期でやります。
もし、評判が良ければ続けます。
その時は、皆さんに助言を追わせていただきますのでお願いしますね折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 22:33:34
79794文字
会話率:19%
山野辺家は山の神に仕える巫女一族だったが、夕子はその能力をきちんと持っていない落ちこぼれ。
巫女だった母が亡きあと、伯父夫婦の家に居候をしていたが、高等学校を卒業するにあたり、家を出ることを考える。しかし『巫女』という時代錯誤なあやしい出自
が邪魔をして、就職がままならない。
どうしたものかと悩む夕子に縁談が舞い込んだ。
山野辺の巫女筋の縁組をしたいらしい。
その相手というのは『祓い屋』という、これまた時代錯誤な仕事を持つ田舎の一族。
もう後がない夕子は一念発起。汽車に乗り、お相手の草薙家へ単身で乗り込むのであった。
※他サイトにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 20:09:56
8006文字
会話率:33%
水上家は、集落の豊穣を祈願する巫女の家系。龍の末裔である天沢家と共に地域を見守ってきたが、時代が下がるにつれ、その威光は遠ざかりつつあった。
双子で生まれたため、忌み子として隠され育った主人公は、名前がない。
同じ顔をした姉・水上綾子の影
、身代わりとして暮らしている。
虐げられていた彼女は七歳のとき、禊のために訪れた洞窟で銀色の髪を持つお兄さんと出会う。はじめて他人と会話をし、名前をもらった。はじめて『自分』を得た。
しかしそれ以後、お兄さんの姿を見ることはなかった。
それから十年。綾子の許嫁である天沢の息子との祝言が近づく。
姉が嫁げば、自分は存在意義を失ってしまう。
身代わりとして、最後の神事をおこなう前夜。洞窟で禊をする主人公の前に、十年ぶりにお兄さんが現れた。
秘されて生きてきた少女が、頑張って幸せになる、和風の異類婚姻譚です。
※時代設定は、明治大正期あたり。古い慣習が残る地方が舞台。
※他サイトにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 20:14:00
8459文字
会話率:21%
「おい、聞いたか?」一人の男が言った。「山の奥深くにあるっていうあの洞窟、すごいらしいぜ。」
「そうそう、あの洞窟の中には、巨竜が住んでるって話だ。」別の男が続けた。「何でも、そいつは数十年前に大陸中を恐怖に陥れたらしい。」
「噂による
と、その巨竜はもう数十年も人里離れた場所にひっそりと住んでるんだって。だが、あまりにも恐ろしすぎて誰も近づかないんだ。」別の常連が言い添えた。
「そうだな。でかいってもんじゃないらしいぜ。まるで山そのものが動くみたいな感じらしい。しかも、竜の目が光るだけで、近くにいるだけで震え上がるって話だ。」別の者が酒を飲みながら、恐怖に満ちた表情で語った。
「あの竜、どうやらすごい力を持ってるらしい。山を震わせるほどの咆哮で、あたりの動物たちを一網打尽にするんだ。」一人が加えた。「そしてその洞窟の中には、巨竜が過去に奪ったもの、つまり数え切れないほどの財宝が眠っているらしい。」
「でも、誰もその洞窟に近づこうとはしないんだ。巨竜の力に打ち勝つ勇者なんて、なかなか現れないからな。」酒場の老舗の店主が語りかけた。「もしもあの竜を倒せる勇者が現れたら、大きな名声と富が手に入るかもしれないが、命を賭ける価値があるかは誰にもわからない。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 19:28:40
956文字
会話率:34%
人間のいなくなった密林の世界で、半鳥人(ハルピュイア)に育てられた人間の子供アレガは育ての親を女盗賊団に殺される。女盗賊団に唯一の男として所属することになったアレガは、不死鳥を探す人間の一団と遭遇する。
自分を人間だと知ったアレガは半鳥人と
して戦うのか。
※ターザンやアバターあたりを目指した作品です。
日本ファンタジーノベル大賞落選。
忖度内ご意見お待ちしております。今後の参考にさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 19:27:09
163184文字
会話率:42%
苦労するのは大人。ちびっ子はやりたい放題で勝手に上級職になっていく!
幼い頃に盗賊の襲撃を受けて、奴隷商に売られた少年は、邪神召喚用の生贄奴隷として買われてしまう。
儀式で生命を失いそうになったところを、帝国の十三番目の騎士団に助けられた
。
邪神の顕現は阻止できたものの、十三番目の騎士団は壊滅的な被害を被り、多くの人の生命が失われ、帝国は多大なる被害を被った。
帝国の人々はその日の事件を『エレッツハイム城の悪夢』と呼び、五年の歳月が過ぎた今もなおその傷を引きずり、恐れていた。
生贄奴隷の生き残りーーチートなちびっ子たちと、彼らを救出した闇に生きるエリートな大人たちーーの歪んだ思考と、掛け合いと、成長の物語です。
剣と魔法の世界。
1話あたり1000文字~2000文字程度の短め構成です。
様々な人間関係、からみがあるので、展開はすごくゆっくり。気長にお付き合いください。
血生臭いシーン、戦闘・暴力シーンが多少あります。
※カクヨム、アルファポリスで掲載中のものを修正して掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 21:11:25
64897文字
会話率:28%
1話分あたりの字数って、執筆する時皆さん気にしてます?
私はけっこう気になっちゃうので、それが自分の執筆スタイルにもなってしまってます。
考えたことあります? 字数の事。
※あまりにもな感想・レビュー等は削除させていただきま
す。
※このお話は自己自主企画『24夏のエッセイ祭り』の出展作品です。
※このお話は自己創作系エッセイ集にも同時に掲載されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 06:10:00
2596文字
会話率:3%
取り立てて特徴のない主人公の灯里。普通の家に生まれ両親は共働きで家にいる時間が少ない。そんな両親が灯里に与えたのが時間つぶしと寂しくならないためのパソコン。
灯里はSのパソコンにどっぷりとハマって行き、中学生の頃にはオンラインゲーム
で遊ぶようになる。
高校受験が終わりお祝いにと貰った怒頭界で新たなゲームをパソコンにいれ、そこで遊んでいたら一人の女の子と出会った。
それから一緒に遊んでいくと、次々と仲間が増えて楽しく毎日冒険に繰り出すようになっていく。
リアルの方では――。
仲のいいクラスメイトの大悟、そして男子人気ナンバーワンの美少女が隣の席というあたりを引いた灯里。
しかし灯里の周りでは何やら思惑が動きだしていて――。
ありそうでもなさそうな現実恋愛ストーリー!!
※あまりにも酷い内容の感想などは削除させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 16:20:31
7793文字
会話率:52%
――なろうに登録して約2年。ある日、私は気がついたのです。恋愛モノを読む人には、大きく分けて2種類の読者タイプがあるのでは? 私はこうだけど、他の皆さんはどうなんだろう……?
恋愛モノを読む/書くにあたり、私がずっと抱え続けてきた些細な疑
問に、よろしければ付き合ってやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 23:10:04
2759文字
会話率:4%
────引きニートが死んだ時、物語は始まる。ハーレムを作りたい童貞は、異世界でどう生き抜くのか。
2017年に連載していた「TS転生してまさかのサブヒロインに。」の文章改良版になります。
コミカライズをしていただくにあたり読み返しているう
ちに、文が読みにくいなと感じ、軽く表現の変更をおこないました。
ストーリーの内容に変更はありませんが、少しでもお楽しみいただければ嬉しく思います。
またコミカライズにつきましては、活動報告を確認いただければ幸いです。
https://syosetu.com/userblogmanage/view/blogkey/3297274/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 12:00:00
305412文字
会話率:47%
ある日の夏。
帰り際に小さいころからよく遊んでいた公園に立ち寄る男性。
心地の良い風に気温、少しぼーっとするだけのつもりがいつの間にか寝てしまっていた。
目を覚まし、あたりを観察すると明らかにおかしい世界。
なぜか自分の姿が確認できないこと
、そして、突如として読めなくなった字。
さらには壊れていく思考。
どうしてこうなった?!
え、ここはどういうこと?
普通のホラーとしてありきたりのはずなのに、釈然としない終わり方。
皆さんの考察力と想像力に任せすぎな作者による即興小説!
友人に話した内容とは少し違うため、ちょっとおかしなつながりはきにしない!
考えれば考えるほどたくさんのIFストーリーができる可能性?!
作者はきちんとした小説なんてかけないため読者にぶん投げてくスタイルです。すみません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 18:30:00
3127文字
会話率:2%
機械の時代より幾星霜を経た魔法の時代。
王立魔法大学を卒業した私は、入社初日から寝坊して遅刻するという鮮烈な社会人デビューを飾ろうとしていた。
このままだと、会社の諸先輩方をドン引きさせてしまうことはほぼ確実であろう。
だが、そんな
ルーキーにあるまじきデビュー戦はあと一歩のところで阻まれることとなった。
自前の豪脚をフル回転させながら、会社手前の最終コーナーを駆け抜けようとしたところ、うら若き乙女とぶつかってしまったのである。
しかも、相手は我が王国の姫君というのだから驚きだ。
見つめ合う私と姫。
そして、私と姫がゆっくりと近づいてひとつになろうとしたとき、突如、目の前で爆発事故が起きた。
あたりを埋め尽くすかのようなまばゆい光に飲み込まれそうになる私たち。
だが、私のとっさの判断により、なんとか姫を守ることに成功する。
かくして遅刻しそうになった私は、姫を守った栄誉とともに、新卒ながら魔術研究大臣という地位を手中に収めることとなった。
我が生涯はこれにて安泰ということなのだろう。
もしやこれが運命というやつなのだろうか。
――と、思っていたところ、その運命は私の性根と同じようにグニャグニャとねじ曲がっていたようで、おかしな方向へと進み始める。
なんと、数百年ぶりに魔王が誕生してしまったのだ。
王国は、すぐさま民と領土を守るために魔術師団を防衛に当たらせることとなる。
ついでに、一国の大臣たる私も……。
これは愛と勇気を胸に世界を守ろうとした者たちの戦い。
私と姫と魔術師団の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 21:11:46
100919文字
会話率:27%