異世界への扉はすでに開かれていた。
しかしその扉の位置は常にランダムであり、故に異世界から現世に迷い込んできた者、そして現世から異世界へ迷い込んできた者たちが元の世界へ戻ることは困難を極めた。
東京下町、新小岩のとある雑居ビルに事務所を構え
る私立探偵神崎は、現世人と異世界人のハーフ。
魔王の息子に生まれるも、嫡男ではない彼には異世界は居心地が悪く、何となく気に入った現世で探偵業を営み、勝手気ままな暮らしを楽しんでいた。
彼の探偵事務所だけに現世と異世界を自由に行き来できる扉があり、「異世界案件」は彼のみが解決できるのだ。
今日もまた、異世界案件を抱えた依頼人が彼の元を訪れる……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-20 13:45:37
117593文字
会話率:41%
寂れた雑居ビルに店を構える臓物屋。そこに入る客は皆元気がなく、弱々しく、濡れ鼠のようだ。
常連がいない店。常連になれない店。
今日も店主は包丁を手に取る。
最終更新:2019-10-11 23:25:40
901文字
会話率:41%
あなたの心に浮かぶ景色はどんなものですか?青く輝く海、オレンジ色したミカン畑、赤く染まる夕焼け、灰色の雑居ビルなんて言う人もいるかもしれないね。これはそんな大切な『景色』を探すための私、高崎雨音のひと夏の「冒険」の物語。
最終更新:2019-09-27 17:04:38
25598文字
会話率:69%
今朝、雑居ビルの隙間から見上げた空。
ふと思ったこと。
本文にはマイクラの話は出てきません。
マイクラの知識が1.3.1で止まってて、最近やり始めたらクロスボウとか追加されてて焦りました。
最終更新:2019-09-07 22:40:28
2548文字
会話率:2%
従姉妹の和美ちゃんに巻き込まれた怪談ナイト。
怖いものが苦手な美羽は、いちま様と一緒に強制参加に。
学校の七不思議、廃病院での肝試し、雑居ビルの話、いちま様との最初の話、病院での話。
最終更新:2019-08-13 17:53:26
18491文字
会話率:31%
人がひしめき合う都心にあるアキハ市。その一角にある雑居ビルの二階には、知る人ぞ知る癒やしの場があるらしい。
そこには一人ひとり細部が異なる制服に身を包んだ美少女たちがおり、訪れた者に至福の時を与えるという。
花の香りと蜜の味。そし
て、それらを際立たせる上質な飲み物と軽食を用意したその場所は――準メイド喫茶『ポイズナス』。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-12 13:38:22
31416文字
会話率:42%
雑居ビル3F、占いの館「杏子」は、それなりに客の来る店だった。今日の仕事を終え、店じまいをする杏子の店に、黒尽くめの男が訪れる。仕方なく、鑑定に応じた杏子は、鑑定中に、愛用のタロットと、命式表が、少しずつ薄くなってきていることに気づく。鑑定
を終えると男は、金を払わず一目散に逃げるのだった。不快感の中、帰路につく杏子の前に、「夜明けの騎士団」と名乗る集団が彼女を取り囲む。踏み入れてはならない一線を踏み越えたことを知らされた杏子は、ただ彼らの命令に従うしかなかった。彼女は、夜明けの騎士団の元、占い師の職を捨て、ある計画のために「魔女」として生きていくことを決める。
タロット、四柱推命、西洋魔術、そして、変わらない日常が、絡み合い、一人の女性をバラバラにしていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-24 14:48:05
1233文字
会話率:67%
台北に観光に来たあたし、こと柳原伊澄。
夕ご飯を食べてホテルに帰る途中、悪いと思いつつ開いていた雑居ビルのドアをくぐってビルの一番上の階に居たお爺さん。そのお爺さんがあたしにいったのは、自分の力を受け継いで魔法使いにならないか、という
ことだった。
お爺さんから魔法、道の力を受け取ったのはいいけど、目を覚ました時にあたしが居たのは泰という中国に似た地球とは違う世界。
その国は西夷といわれる外国の干渉を受け、道は時代遅れの異端の技として迫害されていた。
揺れる時代、期せずして強力な道士になってしまったあたしは、否応なくその混乱の巻き込まれてしまう。
恋愛要素薄目の女性主人公の活劇として書くつもりです。
呪文詠唱の中国語は英語経由での翻訳なので雰囲気重視ということでご了承ください。僕は中国語はできません。
ガールズラブタグは保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-02 20:00:00
58451文字
会話率:34%
【4000PV突破! 皆様、ありがとうございます<(_ _)>】
[ブラックでもホワイト企業。5時を過ぎたら、捜査はしない]
滝馬室。四十歳、独身。会社経営。安物スーツで通勤するごく普通の勤め人。
運悪く、満員電車で痴漢
間に違われた彼は、駅員から必死で逃げていた。
潔白を訴える彼が何故、逃げるのか?
それは――――――――彼が警察官だからだ。
都心の片隅に紛れた雑居ビル。
風が吹けば倒壊しそうな、このビルの上にある小さな会社。
水を売って生計を立てる会社の従業員は、わずか三人。
だが、それは世間を欺く仮の身分。
警察庁が警視庁に命じて、反社会的集団を密かに見張る為に設けた、監視チーム。
公安警察「ゼロ」から派生した集団。
”サード・パーティー”と命名されたチームは任務遂行中、警察手帳や手錠を携帯しておらず、同じ警察官からも一般人と区別がつかない。
それどころか、長い監視任務は警察内部から軽視され、いつのまにか、左遷組の吹き溜まりとなっていた。
組織の意向に不服の左遷組。
「何としても、手柄を立てて警視庁に戻る」
と掲げた部下に、滝馬室は一言添える。
「このまま、普通の会社員で行こうよ」
彼らは、警察官に復帰出来るのか?
※不定期更新です。
カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-10 12:00:00
142461文字
会話率:26%
本の数が世界一ある街、神保町。そこに不気味な雑居ビルがある。
今日も今日とて訳ありの人達がビルを訪れる。
日本文学界最高峰の小説家に「文筆家としての新たなる開闢を与え、後にも先にもただの一回のみであつたが、その一回で天地返しをしてしまつた
代筆屋は誠に奇才だつた」と言わしめた粗暴な男、神崎千里。その稼業は代筆屋。
文字に命が宿る瞬間をどのように演出するかはクライアント次第。そして報酬は気分次第。
そんな代筆屋は依頼者に対し「付き纏うぜ」と言う。
今日は一体、どんな人が来るのでしょう。
H31.1.5 第一章 小説家編 完結
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 20:00:00
48778文字
会話率:50%
理不尽なストレスに疲れ果てた登場人物は携帯に向かって思わず「馬鹿野郎!」と検索するとそこには『発散堂』の文字が。店主・御手洗が今日も登場人物たちのストレスを発散するために今夜も新宿・百人町の雑居ビルから出動だ。1話完結のショートストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-07 19:22:00
40749文字
会話率:32%
理不尽なストレスに疲れ果てた登場人物は携帯に向かって思わず「馬鹿野郎!」と検索するとそこには『発散堂』の文字が。店主・御手洗が今日も登場人物たちのストレスを発散するために今夜も新宿・百人町の雑居ビルから出動だ。1話完結のショートストーリー。
最終更新:2018-09-30 16:49:15
25765文字
会話率:29%
東京都の人が寄り付かない雑居ビルでひそかに経営している探偵事務所。山崎探偵事務所。
その探偵事務所には、まったくと言っていいほど【人】が来ない。しかし、あることがきっかけで【人】が来ない代わりにある者達が次々にやってくるようになってしまった
。そのある者達とは、【妖怪】だった?!今日も山崎探偵事務所に妖怪達が相談にやってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-06 00:43:43
7176文字
会話率:45%
とある雑居ビルの一室に、女は事務所を構えていた。
"四月一日(わたぬき)相談事務所"
知る人ぞ知るその場所には、迷いを抱えた人々が訪れる。
恋愛や仕事はもちろん。
果ては除霊や解呪まで。
真理の摩訶
不思議の世界をお楽しみ下さい。
ーー真理(まあや)の命題(テーゼ)の解(ほど)き方ーー
※この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-03 00:00:00
9488文字
会話率:31%
―――『特別』を、大切な者達を護るために、あらゆる敵を屠る―――
「いらっしゃいませ!便利屋『魔喰』にどのような要件でしょうか?」
新潟県のとある市の雑居ビル二階にある、少し変わった名前の便利屋『魔喰』。そこは、犬の散歩から配水管修理
、不倫調査、家庭教師、等々と簡単なものから癖のあるものまでどんな内容の依頼でもそつなくプロ並みにこなす。
便利屋の中の便利屋、『魔喰』だが、他とは違う依頼も受けている。
それはどんなモノか?
例えば、見えないモノが視えたりする。
例えば、勝手に物が動き、宙に浮かぶ。
例えば、知らない声が何処からか聞こえる。
例えば、気づくと自分が居るはずのない場所に居る。
そう言った依頼者の周りで起きる摩訶不思議な出来事の解決依頼。
そう妖怪や幽霊、悪魔、妖精などの人ではない神秘のモノ達、怪異が起こす出来事を解決する『祓い屋』だった―――
奇妙な表と裏の顔を持ち合わせる『魔喰』。
その社長を勤める柔和な男性、御門秋にはある目的がある。それは、誰もが認めない、汚れ穢れた最悪の行為。
それでも、自分の『特別』を、大切な者を護れるなら。
「『最凶』としての力を振るおう」
………今日も便利屋『魔喰』に依頼はやって来る。
(マグネットでも掲載してます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 09:10:13
98081文字
会話率:34%
笹川 十三は、幼い頃からぼうっとした性格であった。
ふとした拍子に心を囚われる出来事があると、そればかりにのめり込み、前後さえも分からなくなるほどに、随分とぼうっとした性格であった。
両親はそんな彼に「おまえはぼうっとした奴だから、今にあ
っちへ連れていかれてしまうぞ」と、事あるごとに脅したてたものである。
それは、奇しくも予言のように的中し、既に四十歳を越した十三を、思わぬ旅路へと誘うのであった。
彼が訪れたのは、近年オープンしたばかりのテーマパーク。
そして今、彼が彷徨うは、地面の底の、底の底。
深く深くへ下ったところの、雑居ビルのようなところであった。
彼は思う。
「これは、いわゆる世間一般で言うところの『あの世』だとか『彼岸』だとか、あるいは『冥界』とでもいうべきところなのだろう」と――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 19:27:31
8510文字
会話率:1%
路地裏の更に奥、古びた雑居ビルの二階に『ナキリ探偵事務所』は存在していた。
そこには世間から隠れている魔法使いとの対話を望む者を仲立ちする、『仲介士』がいる。
ある春の日、ナキリ探偵事務所を訪れたのは一人の女子高校生、高間木イクミだった。
魔法使いであり仲介士である百鬼レイジは、イクミの依頼を受けてその魔法使いを探し始める。
「魔法使いと巡り合うことが、必ずしも幸せであるとは限らない」
それでも、イクミにはどうしても伝えたい言葉があった。
イクミの探す相手は、尖央大学の魔法研究会にいた。
現代を生きる魔法使いたちの姿に、イクミは翻弄され――そしていつしか魅せられていた。
「魔女先輩を紹介します」の続編にしてスピンオフ。
ようこそ、尖央大学魔法研究会へ!
魔女先輩を仲介します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-02 21:00:00
39530文字
会話率:36%
人生積んだ主人公田中が、半ばやけくそに、繁華街を飲み歩いていると、
ピエロに声をかけられる。
言葉巧みに連れて行かれたのは、
古びた雑居ビルだった。
最終更新:2017-12-14 13:59:21
1984文字
会話率:8%
所長はドワーフ、部長はハーフエルフの「異世界旅行社」の見習い添乗員モモ。
初めてのツアーは「満開のエルダーフラワーの香りにさそわれて~賢者の里日帰りツアー」。
雑居ビルのエレベーターが着いた先は、異世界?!
予約なしのお客様が来たり、賢
者の石を持って行方不明になったお客様がいたりと、波乱万丈のツアーレポートです。
人の命について、賢者の教えを聞いてみませんか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-11 18:39:11
24421文字
会話率:23%
闇夜に潜む怪しげなるモノ……それは人を喰らうモノも居れば、人に食い物にされるモノも居る、人の営みの影に隠れ生無き生を歩むモノ
公の目に触れる事の無いソレら、近くて遠い隣人達は確かに存在する
だがそんな隣人達と人とが関わり合いに成る時、必ずと
言って良い程に誰かが傷つく事と成る。
己が悟りを開く為、極楽浄土を目指す為、彼は今宵もその狭間に身を投じるのだった。
うらぶれた田舎町の雑居ビルに有るその店は日常と非日常の狭間の存在である
看板すらも無く胡散臭いテナントに囲まれたその店にやって来るのは、一癖も二癖も有る常連客達
自らを常識人と自認する店主は、それ以上に癖のある店員? 達と共に今日も美味い珈琲を入れるのだった。
これは異界へと旅立った警部の生前を知る者達の物語……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-22 00:06:14
87679文字
会話率:22%