アウグストゥスにより実質的な帝政期に入ったローマ。その死を受け、二代目のローマ統治者となったティベリウスの死までを描きます。後継者ゲルマニクスとその妻アグリッピナ、実子ドゥルースス、腹心セイヤヌス、親友ピソ、理解者アントニア、実母リウィア。
彼らが織りなす人間模様にお付き合い頂ければ幸いです。
【第二部 目次】
第十章 混乱
第十一章 パンノニアへ
第十二章 ゲルマニクス
第十三章 ゲルマニア戦役(二)
第十四章 対立
第十五章 ゲルマニクス神話
第十六章 ピソ裁判
第十七章 海辺にて
第十八章 裏切り
第十九章 祈り
第二十章 シジフォス -苦行-
第二十一章 タルタロス -地獄-
終章 エリュシオン
【主な登場人物】
〇ティベリウス(BC42-AD37、在位AD14-37)
帝政ローマ二代目皇帝。アウグストゥスの死でローマ統治を引き継ぐ。
〇リウィア(アウグスタ)(BC58-AD29)
アウグストゥスの妻でティベリウスの実母。
〇小ドゥルースス(BC13?-AD23)
ティベリウスの最初の妻、ウィプサーニアとの間の子供で唯一の実子。父と共にユリウス一門に入る。
〇アントニア(BC36-AD39)
アウグストゥスの姉オクタウィアの娘。父はアントニウス。ティベリウスの弟、大ドゥルースス(故人)の妻で、ゲルマニクスの母。
〇ゲルマニクス(BC15-AD19)
アントニアの長男。妻はアウグストゥスの孫アグリッピナ。ティベリウスの養子で後継者。
〇アグリッピナ(BC14?-AD33)
ゲルマニクスの妻。アウグストゥスの孫であることを誇りにしている。
〇リウィッラ(BC11?-AD24)
小ドゥルーススの妻。母はアントニア。
〇ピソ(?-AD20)
ティベリウスの親友。
〇小ティベリウス(BC10-AD54)
後の四代目皇帝クラウディウス。父は大ドゥルースス、母はアントニア。ティベリウスが離脱した後のクラウディウス一門を継ぐ。
〇セイヤヌス(?-AD24)
ティベリウスの腹心で、親衛隊長官。
〇マクロ(?-AD38)
小ドゥルーススの友人。後の夜警隊長官。
2020.3 アルファポリスにリンク折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 10:04:56
311663文字
会話率:44%
政治の中枢に有って、尚かつ、互いに自分の家と、領地を統括する頭領同士で有りながら、恋愛関係を結んでいるという困難な状況を何とか続けて居たが、何かが切っ掛けで2人のバランスが崩れてしまった。
関係を修復したいアレンは謎を突き止め問題を解決
する事が出来るのだろうか?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-02 22:26:02
14432文字
会話率:51%
獣人には運命の伴侶、番という存在がいる。
世界最強の帝国の統治者、竜帝は、よりによって爬虫類が生理的に駄目な弱小国の王女リーヴァを番認定し求婚してきた。
人間であるリーヴァには番という概念がなく相愛の婚約者シグルズもいる。何より、本性が爬虫
類もどきの竜帝を絶対に愛せない。
けれど、リーヴァの本心を無視して竜帝との結婚を決められてしまう。
竜帝と結婚するくらいなら死を選ぼうとするリーヴァにシグルズはある提案をしてきた。
番を否定する意図はありません。
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 20:00:00
29866文字
会話率:36%
あなたは、その『眠れない』理由を知っていますか
不眠の自覚を持ちつつも日々をやり過ごしていたごく普通のサラリーマン・一条は、帰宅途中の電車の中で突然夢の世界に紛れ込んでしまう。そこで出会った夢を守る者“シーカー”の季倫(きりん)に予期せ
ぬ危機を救われ、夢の世界の生き物“ゴールド・フィッシュに”よって自分の眠りが徐々に奪われていっていたことを知る。その日を境に一条は夢の世界へ幾度となく訪れることになり、その中で、季倫の仲間である宇サギ(うさぎ)、斗影(とかげ)、四佳(しか)にも出会い助けられ、彼らとの絆と信頼関係を築いていく。
夢での出来事を受け入れ始めた矢先、急遽親しい人の死を知らされ、その理由が自分と同様に眠りを奪われたことである可能性が高いと知り動揺する一条のもとに、ある理由からゴールド・フィッシュと共に行動する空須(からす)が現れ、宣戦布告を突きつける。それをきっかけに一条は四佳からシーカーを統べる“姫”と呼ばれる夢の統治者の存在を聞き、この状況を打破するために謁見を申し出る。そこで姫からある過去の出来事を打ち明けられ、一連の事件の原因になる事実を知り愕然とする。一条は意を決してゴールド・フィッシュに接触を試み、ゴールド・フィッシュと共に再度姫との謁見に向かう。そこで明らかになるシーカー、姫、空須、ゴールド・フィッシュの関係と結末に、一条は驚き、悔しさ、優しさ、悲しみ、喜び、様々な感情に巻き込まれていく。
数々起こる不思議な現象、親しい人の死、夢の世界での悲しい出来事を乗り越え、一条は自分の眠りを取り戻し、また夢の世界を救うため、シーカーと協力し“最大の問題”へと立ち向かう。眠りが奪われる本当の理由とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 21:46:05
94927文字
会話率:57%
この世界では、「生まれながらの○○」と呼ばれる神のギフトが一握りの者に授けられる。
海沿いの小さな村、アリンダで誕生した一人の男の子"けいや"は、200人の眷属を従える神の子であった。彼は、「生まれながらの統治者」
の運命にあり、様々な苦難を難なく乗り越えていく。
しかし、他人との才能の差に気づき、常に孤独であることを強いられる。「ああ神よ、なぜ我を創りたもうた。」と嘆き悲しみ、そして、苦しむ。
今、運命に抗うけいやと仲間たちの成長物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-29 20:43:18
12266文字
会話率:50%
(全章版はこちら→https://ncode.syosetu.com/n3811fs/)
中学三年生の常盤はやとは、ふとしたことがきっかけでクラスメートの夏芽さやかと知り合う。さやかはいつもちょっとした出来事からも想像力を膨らませるのが得
意で、一見あり得なさそうでありながらも思わず納得してしまうような話をするのだった。
はやとの家の近くの公園に、子供の頃から馴染み深い彫像があった。ある時、はやとは偶然出会った男に彫像にまつわる謎めいた話を聞かされる。はやとはさやかと共にいくつかの手がかりを元に像の調査を始め、その像が異世界へのトンネルになっていることを突き止める。その異世界ことパリティ・シティは、さらなる冒険への扉を開くのだった。
二人はその後、パリティ・シティが元々未来の世界で人工的に創られた余剰次元空間であることを知る。パリティ・シティはある日の事故によって現在の時代まで時間を逆行してしまった隔離世界だったのだ。
夏のある時、パリティ・シティに住む聡明で孤独を愛する少年、船戸航に出会う。はやととさやかは彼からある探検に誘われる。それは現在行方不明になっているパリティ・シティの構築者の一人であるパリィ博士の極秘研究文書を手に入れに行く探検だった。その文書は隔離された街を元の未来に戻すことを可能にするとされており、街の統治者たちもそれを追っていた。はやとの一行は文書を手に入れることに成功するものの、突然船戸くんは文書を破棄してしまう。
徐々に明らかになってくるパリティ・シティの謎・・・。はやとはパリティ・シティのみならず自分たちの世界まで支配しようと企む「パリティ・シティ当局」の存在や、パリィ博士の親友だった「クラン博士」を知る。もう一人のパリティ・シティの構築者であるクラン博士は未来への希望を強く抱いていながらも現在を愛することのできない理想主義者だった。
謎が明かされて行く中、はやと、さやかとパリティ・シティで知り合った三人の友人とで「パリティ解放団」が結成される。解放団の急務は、軟禁されているクラン博士を救出することだったが、彼は突然「パリティ・シティ当局を打倒するため」と言って去ってしまう。
個性豊かな解放団の仲間との温かい交わり、さやかの恋、パリィ博士の負傷などを通して解放団の一人一人が成長を遂げ、冒険はいよいよ佳境に入る・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-13 07:16:28
184026文字
会話率:18%
彼女は何の変哲もない人生を過ごす、三十路間近の会社の独身OL。いつも通り仕事を終わらせ、家に帰るために横断歩道を渡った時に、大型トラックとの不慮の事故が起き亡くなってしまう。死を覚悟した彼女が瞼を開けるとそこはまさかのファンタジー世界!しか
も転生先は統治者のいない無法地帯だった!?
「今更この記憶が戻ってもな……いや、前の経験と今の知識を合わせれば……?」
十五歳で前世の記憶を取り戻した彼の願い事はただ一つ。その願いを叶える為に前世の記憶を持ち合わせた試行錯誤の日々が始まる───!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-12 05:02:44
65944文字
会話率:73%
魔界の統治者、大魔王の下に生まれた魔王だったが、魔法が苦手なせいで人間界に単身で放り出されてしまった。
もとの世界に帰る方法は1つだけ。それは人間界を征服する事。
そこで魔王は持ち前の歌唱力で、人間界でいま最も流行っている存在『歌い手』とな
ることで、世界征服をしようと目論んだ。
魔法がダメダメな魔王さんが人間界という見知らぬ地で歌を歌うお話です。
イラストはお友達に書いてもらっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 21:24:48
3575文字
会話率:19%
この世界は、七つの世界によって成り立っており、それぞれの世界に住む多種多様な種族の人々は、全ての世界の総合統治者、『魔王』を選定するため、数百年から数千年に一度、どこかの世界を舞台に、それぞれの世界の代表者や軍隊を用いて争いをしていた。そ
してこの年、それぞれの世界の北極星が紅く輝き、人々は、その時が来たことを悟るのであった。
しかし、人々は未だ知らない。此度の戦争の、異端さを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-02 01:15:25
24275文字
会話率:62%
人間と吸血鬼が密かに共生している世界。七君主と呼ばれる吸血鬼たちの統治者の一人、白薔薇姫の物語。
最終更新:2019-06-28 01:00:00
442文字
会話率:29%
和国という名の島国で神人といわれる絶対の統治者が亡くなった。それと同時に各地域に潜伏していた猛者たちが和国を手中にしようと様々な勢力が軍を作り力を得て名乗りを上げていった。そして神人が亡き後、各地で不可思議な力を手にした人間たちが現れた。人
々は彼らを神人の恩恵と呼んだ。激化する戦とは無縁だった刀鍛冶の弟子、梅木義忠は人を助ける刀を打つため日々努力していた。しかしそんな彼の日常は続かなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-19 22:29:51
5579文字
会話率:59%
かたや海、かたや大国に挟まれた王国、シルヴァーレには十七歳にして国をまとめあげる若き統治者がいた。その若さで国を治め、民をなにより大事にする彼は、その美しい容姿もあり支持は絶大だった。
その君主を守る役目が与えられている騎士団に所属している
男、ギルヴェール。
ある日、彼が城下町へ見回りに向かうとそこで酔っ払いに絡まれている少女を見つけた。酔っ払いを追い払い、改めて少女に目をやるとそこにいたのはやけに見覚えのある顔。生まれ持っての記憶力のよさからギルヴェールは即座に彼女を君主、リアン王子だと見抜く。が、それが運のつきだった。
王子は女だった、という事を知ってしまった為にリアンの近衛騎士になる事を強制されるギルヴェール。
リアンの行動に振り回されながらも、時折見る年相応の表情に心を許していく。
やがてギルヴェールはリアンの冷たく閉ざされた一つの『嘘』に触れる事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 21:47:20
82336文字
会話率:39%
希望を失い、家族惨殺をしたシュラは、異世界に生まれ変わります。そこでおじいさんとおばあさんに良くしてもらい、生き直しを図りますが、村が魔物の襲撃に会い、異世界でも不条理なのかと途方に暮れます。村の被害を察知した統治者の兵士に会って、魔物に復
讐を誓うシュラでしたが……
バッドステータスとは毒や麻痺を指します
毒も使い方によっては薬にもなるんです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 20:55:14
30664文字
会話率:24%
港町の食堂の息子ピートは神蓋の力を持っていることをユグナシード帝国の皇帝に教えられ皇族に取り立ててもらう。友好国クルースで修行に励んでいたピートは帝都に召喚され戦に行くよう命じられるが皇妃の反対にあって初陣は取り止めとなる。だがここで皇帝が
皇妃に意趣返しをして初陣が駄目なら留守番をさせるとピートを副帝にしてしまう。副帝は皇帝と同格、皇帝に何かあればピートが帝国の統治者、出陣した帝国軍から急使が帝都に派遣され帝都軍壊滅、皇帝陛下戦死と伝えた。うそ~んとピートは嘆くが皇族になって約一年半で大帝国ユグナシードの実質皇帝に成り上がりきってからの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-01 00:44:54
8085文字
会話率:23%
クレッセンコロリア国の王都オークンには、この大陸一の大国に相応しい王城が街の中心部に聳え立っている。
王都オークンには王城よりも高い建物はなく、それがこの国を治める王の権力を体現していると言っても過言ではない。
国土、経済力、軍事
力など、あらゆる分野で他国の追随を許さない。
それら全ては統治者である王の手腕と、有能な部下達の働きの賜物である。
他国や魔物の脅威を感じることはなく、民は豊かな生活を享受している。
そんなクレッセンコロリア国には一人の姫がいた。
母親譲りの美しい見目。父親譲りのカリスマ性を備えた、誰からも愛される絵に描いたようなお姫様だ。
しかし、彼女は人前に姿を表すことはあまりなかった。
式典や王族主催の催し物などには顔を出すが、それ以外では殆ど表に出ることはない。
普段は王や王妃、また王族に連なる者達が暮らす、王城の奥にある建物。その建物内にある彼女自身の部屋に引き篭もっていることが多い。
か弱い見た目から、やや病弱気味なのではと市井では噂されていた。
これは、そんなお姫様の居る部屋を護衛する女騎士二人の会話録である。
――☆――
気分転換で思い付きをそのまま書き殴りました。
中身の無い内容なので、頭空っぽで読めます。
気がついたら一万字いってたので、読むのに少し時間かかるかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 19:11:36
9480文字
会話率:52%
幾十数年前に突如として出現した異形の生命体「骸(ネクロ)」。それは、他を寄せ付けない程の力を持って、人の文明を侵蝕し、瓦解させていった。
人間の社会システムは維持できなくなり、都市のほとんどが放棄され、荒廃した。
そんな世界で、生存者
達は集団を作り、主に中心となった人物を統治者として小規模の都市「領域」を創り上げた。
無論、犠牲がいないというわけでは無い。
生存者の中には、ネクロに等しく、またそれ以上の力をその身に宿す者達がいた。
それが強大過ぎる故か。そんな力を持たない領域の統治者や他の人々は次第にそれを恐れるようになっていった。
そして、統治者らは彼らを「咎人」と揶揄し、ネクロの研究過程で生み出した「枷」と「鎖」を以て、咎人の行動を縛った。
枷は咎人に埋め込まれ、鎖は咎人を管理する統治者クラスの人間、「看守」と呼ばれる者達に与えられた。
そうして咎人は戦いを強要され、多くの者が消えていった。
そんな世界の中で。一つの領域に所属する咎人の少女、レーナは、咎人の主力としてネクロ討伐を繰り返す、虚ろな日々を送っていた。
だがある日、レーヴェと名乗る青年に出会い、彼女の運命の「形」は変わっていく。
これは抗い難い呪いを背負った一人の咎人と、「死神」と畏れられた一人の看守の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-18 19:55:56
17418文字
会話率:43%
高二の春、引きこもりの浩介は公園で一人の女の子、皐月と出会う。彼女は浩介を鎖で縛った挙げ句、浩介の主人だと名乗り無理矢理に異世界へと連れて行く。そこは色んな世界が重なり合う多重世界だった。三百年間もの争いが続いた世界で浩介は候補者として彼
女に鎖で繋がれ旅をする。
そこで、それぞれの世界の統治者と出会い彼らが保有する神器を取り込んでいく。
そして、三百年前の争いの原因とその争いを納めた皇子の魂の欠片に触れて自らの運命を知ることになる。
※ツンデレ、毒舌どS、真性S、アダルトなロリ、作者にもよく分からない女性達のオンパレードとなっております。
主人公は置いてきぼりです。
というか壊れていきます。
気にしないで下さい。
そういう話です。
シリアスにするつもりが……
若干コメディとなっております。
どうぞ気が向いたらお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-17 19:20:23
440561文字
会話率:29%
この島において人間のテリトリーは人口500人ほどの小さな町のみ。町の外には謎の存在である精霊と精霊の影響を受け変貌した不思議な世界。そんな状況の人間を助けられるのに助けない奴がいた。「統治者として特定の生物に対する贔屓はしない」世界線を跨い
で泳ぐ巨大な島亀の上で巻き起こる、島の主たちのシリアス多めでお届けする日常系物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-09 20:12:07
4121文字
会話率:66%
“コミカルはシリアスよりも強し”
【あらすじ】
世紀末に起きた大地震の後、トウキョウは奇妙な才人の集う経済都市“ヘイロー”と化した。その徹底した実力主義の都市から零れ落ちた街で、トレーラーハウスを根城に、何でも屋として日夜奔走する冴えない青
年がいた。名は九十九・流<つくも・ながれ>。喫茶店で一息ついていた彼の元に、一部が破損している女性型アンドロイドが駆け込み助けを求めてくる。ヘイローの統治者である風真・礀<かざま・はざま>に古文書を届けてほしい、と。流されるがままに依頼を引き受けてしまう九十九だが、彼女から手渡された拍子に見てしまった古文書の奇跡によって、様々な災難が降りかかってくる──。
◆◇◆
【登場人物】
・九十九流(つくも・ながれ)……何でも屋を営む孤高の庶民派男子。ある事件がきっかけでコミカルパワーを覚醒させるが、あまり役に立っていない。漫画で義務教育を終えた25歳主人公♂
・ジュリア……九十九と同じ貧民街に住む喫茶『やろう』の店主で、九十九の世話をしてやっている。昼はカフェ、夜はバーを営んでいるが、九十九の仕事を仲介することも。アフロヘアの黒人♂♀
・モンジュ……礀に仕える100番目の秘書。古代都市の遺物であるコアボックスを原動力に活動するアンドロイドで、ある事件をきっかけに九十九の世話をするようになる。
・一ノ瀬紫乃(いちのせ・しの)……九十九の妹。孤児院にいた頃に一ノ瀬家に拾われ、幼くして孤児からお嬢様にクラスアップ。趣味のバイクであちこち回り投資からイケナイ情報まで売買している。毎週ゴミ出しするぐらいの意識で九十九を気にかける心優しい20歳♀
・ルゥナ=バレンティン……さすらいの旅人で、武道をたしなむ超人でもある。持ち前のフィジカルを生かしコツコツと色々な仕事をこなしヘイローに上京。ある事件をきっかけに九十九の世話係に転職。チョコレート色の肌に蒼い瞳をした謎の18歳♀ ※カクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-28 13:14:48
86368文字
会話率:49%
古代メキシコのシャルトカンという部族の統治者、アウイツォトルは大きな眼を持ち、黒い髪をし、いたずらっぽいおどけ顔をした男と伝えられている。人前では決して姿を見せず、蛇、あひる、魚といった動物の姿をして現われたとも伝えられている。
最終更新:2018-01-15 18:00:00
1209文字
会話率:0%