クコ皇国には心葉堂という老舗茶葉店がある。かつては病にも効く『丹茶』を目玉商品にしていたが、先代たちが亡くなってからは『普通に美味しい茶葉を売る店』になってしまっている。
そこを切り盛りするのは、修行半ばで戻ってきた十六歳の新米茶師の蒼、そ
して店長代理の兄の紅だ。
先々代かつ国の魔道最高役職の祖父がいるものの、なぜか茶葉の生成には関与しない。おまけに、蒼自身は両親の死のショックで丹茶は生成できなくなるし、修行から戻ってくると六歳からの幼馴染である十歳上の紺樹は硬派から胡散臭い敬語キャラになっているしで、精神的に踏んだり蹴ったり。
おまけに、首都中央に皇族公認の敵対茶葉堂である『華憐堂』が開店してしまい、さらにその一人娘が紅に惚れてしまう始末。悪いことは重なるもので、首都全体の気候も不安定になり、人々の様子もおかしくなってきて……。
溺愛はされているものの、甘やかされてばかりでは成長できない!世界の謎だろうが、皇族の陰謀だろうが!大事な人を守るためなら戦います!
※「クコ皇国の新米茶師と、いにしえの禁術~心葉帖〜」の改稿版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 20:41:21
732280文字
会話率:36%
蒼月は天才と名高いアゥマ(浄化物質)使いにして、老舗茶葉店の新米茶師の十六歳少女。店長見習いとして頑張る兄の紅暁は、元国の主要機関の期待の星だった。そんな二人が祖父と共に心葉堂を切り盛りして半年が過ぎようとしている。
そんな時、クコ皇国の首
都に皇族公認の敵対店が開店した。華憐堂は茶葉店としての実力もあり、一人娘が紅暁にべた惚れになる始末。首都がより一層賑やかになる中、人々の生活は異常気象により不安定になっていくばかりで――。
※自サイト掲載あり、第一章までは改稿2019.01.22折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 13:00:00
743293文字
会話率:35%
――「決して、あの方に執着してはいけないよ」。
さびしい少年は別離を恐れ、 香神木は瞳で愛しみ、 桜は禁忌をささやいた。
――「絶対に、あれを侵すことは許さない」。
◇
山の社の老神官に拾われた、忌み子で
捨て子のアララギ。ひとり孤独に妖退治を続ける彼の唯一の心の拠り所が、社に祀られた香神木の神霊だった。
永い命の香神木と死に別れることを恐れるようになったアララギは、人でなくなる禁術に手を伸ばす。しかし禁術の果てに、アララギは香神木を失ってしまう。
悲嘆と絶望の中、命の危機に瀕したときのみ、香神木の加護に守られることに気づいたアララギは、失くしてしまった香神木の残り香を少しでも感じるべく、死闘を求め、さらなる妖との戦いに身を投じていく。
やがてアララギは、都を脅かす炎の大妖・絡繰灯龍の好敵手として名を馳せるようになるが、周囲の人々の好意にも嫉妬にも、まるで見向きもしなかった。そんなアララギのあり方は、都の権力者の掌中の珠にして、微笑みひとつで周囲を魅了していた、花のような姫君の運命も狂わせていく。
一方、社の桜に惹かれた娘フヨウは、アララギ不在の社の留守居役に収まるべく試行錯誤する。香神木が失われた日以降、社の桜は満開のままなのだった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 19:47:29
128909文字
会話率:24%
念動力、呪術、ナノマシン………etc。
ありとあらゆる科学の粋を継ぎこまれた生物兵器。
令和最強の忍び、真田流助は、時の政府に反逆し敗れ、落ち武者となった。
流助の祖父、真田百郎太は禁術を使い、流助を異界へと転移させる。
そこで親切な少女無
乃に助けられ、恐るべき姫侍、日出ずる誉と敵対し、
異界を乱世へと引き摺り込んでいく。
桜吹雪と共に現れた一迅の闇が異界を覆いつくし漆黒に染め上げ吹き荒れていく。
忍法炸裂!痛快、忍者による異界騒乱伝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 13:22:58
176905文字
会話率:39%
「お前は本当に才能がないな」
「その実力で魔術士見習い? 面白い冗談ね」
「貴様は歴史ある名門校の汚点だ!」
周囲からいつもバカにされ、蔑まれるレイシスは今日も授業をサボっていた。
成績は常に最下位でありながら、このやる気のなさ。
その
うえ魔術士としての評価も「B」なのだから救いようがない。
誰がどう見ても問題児であり、彼が落ちこぼれであることは明白だろう。
だがこの評価こそ、レイシスが計算して作り出した『隠れ蓑』だった。
強力な魔法を使うことなく、ひたすら不真面目な行動を取るのも、すべては過去を隠すために――。
『翼』。それはとある魔法国家の軍に所属する、最強の魔術士6人にのみ与えられる畏怖の称号。
でも本当は違う。
なぜならレイシスは、厳重に情報統制されていた"7人目"の『翼』だったのだから。
これはあらゆる魔法を極め頂点に至った魔術士が、幸せを築くべく走り続けた記憶の一部。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 00:11:40
474373文字
会話率:36%
禁術によって、伯爵令嬢アデリナは幼馴染の騎士ジェフリーと身体を入れ替えることに成功した。
期限は一週間。
その間にアデリナは恵まれた体格で剣を振るう喜びを、ジェフリーは贅沢三昧に着飾る喜びを得るのだ。
思い思いに過ごして、後ろ髪を引かれな
がらも入れ替わり終盤を迎えたのだが――
ちょっと、どうして私が婚約破棄されているの!?
その中にいるのは、私じゃないのに!!!
入れ替わり中に起きた珍事に戸惑うアデリナだったが……!?
騎士と入れ替わっている最中に婚約破棄されてしまった令嬢と、令嬢のフリをして元婚約者を追い詰め、愛する人を手に入れる騎士のお話。
※R15は念の為折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 18:12:01
21363文字
会話率:19%
――――私、禁術に手を染めます!
無口で無表情の婚約者にやきもきしていたフローラ。
王城図書室で見つけた魔術書に載っていた禁術で、王子様の心を読むことに。
******
こちらの作品は、石田うる様にタイトルをいただき(強奪し?)、
ビビビッときた笛路が勢いと萌で書きました。
石田うる様、ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 18:14:52
3998文字
会話率:41%
剣と魔法の世界を舞台に、必死に生きていくレイとノアの物語。
古風なヒューマンドラマ系のバトルファンタジーです。
東の大街道沿いの要塞都市シエンナには、国境の街道を守るシエンナ騎士団があった。騎士団とは言っても名ばかりで、ここ東の要所
シエンナで汚れ仕事をやらされる、傭兵隊に毛の生えた程度の集団だ。ここを治める領主トラヴィス直属の騎士団でもないし、もちろん強大な力を持っている中央、国王直属の騎士団とは何の関わりもない。
それでも、シエンナ騎士団に入れれば、身分が保障され、衣食住に困ることはなく生きていくことはできる。この時代、それが目当てでここシエンナにやって来る者も多かった。辺境の北の地からやって来たレイもその一人だった。まだ少し幼なさの残る顔立ちながら、鍛え上げられた体と身のこなしからは剣術を修練して来た者の姿勢が窺えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 14:54:33
148863文字
会話率:53%
自分を普通だと、とぼける女子高生 言葉 祈(ことのは いのり)は姉と親友に勧められたVRMMOをやることに...
キャラクリに出てきた神の使いを可愛い可愛いと愛でていたら神様が出てきて気に入られ錬禁術と言うのを勧められ、錬金術と勘違いした
祈はその職業で色々なことを巻き起こす...?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 19:00:00
343990文字
会話率:72%
この作品は「異世界最強禁術魔法使いはチート能力で世界各地で大暴れして自分だけの闇の組織を作っていく〜」の続編となります。詳しい概要は前作をご覧ください。https://ncode.syosetu.com/n0261ho/
最終更新:2023-02-23 17:23:30
35694文字
会話率:25%
冴えないどこにでもいる高校生は異世界転生をしてしまった。
異世界に行ったからには楽しいことをしよう!
そうだ!前世から好きだった魔法使いになろう!
それもただの魔法使いじゃなくて、人々から恐れられる禁忌の魔法を使いたい!そうだ、闇の組織も
作ろう!
そんなんこんなで、異世界を渡り歩きながら、勇者や魔王にも恐れられる存在になっていき、ついには世界を裏で動かす組織の支配者になる物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 22:01:55
323627文字
会話率:24%
魔法科学研究者のレヴィンと妻のヒルデは透明化できる薬の研究に励んでいたが、ある夜、家に男達が押し込み、研究資料を奪おうとする。恐怖したヒルデは実験段階の薬を飲み、男達の目から逃れるが、資料と共にレヴィンは誘拐され、自身の身体は透明化してし
まう――夫と誘拐犯の行方を捜しに、透明になったヒルデは駆け回る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 13:55:31
107645文字
会話率:70%
燃える森、赤く染まる夜空、轟く鬨の声、響く軍勢の足音。
喧騒から離れ、世捨て人として隠居していた稀代の大魔導師が異変に気付いた時には、四方を囲まれてしまっていた。
もはやこれまで、逃げ道なしと行うは「転生の禁術」。
現世を離れ、次世
で再び英知を極めんと、躊躇なく実行した禁術により大魔導師の魂は未来へと飛んだ。
そして、目が覚めると……幼い少女になっていた!
しかもこの少女、とてつもない魔力を秘めており、大魔導師が唯一使えなかった回復魔法の才能までもっているではないか。
禁術は大成功……と思いきや、なんと少女は災害に巻き込まれ死に瀕していながらも、まだ意識があったのだ。
「死にたくない」という少女の願いを聞き届け、窮地を救う大魔導師。
結果、少女の魂は残ったまま。
転生は失敗し、1つの幼い体に少女の魂と大魔導師の魂が同居する事態となってしまった。
頭の中に声が聞こえると不思議がる少女に、どうとでもなるじゃろうと楽観的な大魔導師。
ところが、少女といろいろと話していると「紋章」やら「神聖魔法」やら「オリファス教」、はては「魔王」などなどなど。
大魔導師が知らない事柄だらけ。
これはおかしいと確かめてみれば、なんと前世からとんでもない年数が経過していた!
さらにこの少女、オリファス教会が誇る養成機関の新入生で聖女候補生だった!?
これは、聖女を目指す少女と、暖かく見守りながら少女を最強へと育て上げる古の大魔導師による、成長と救世の物語である。
1章、2章投稿保証付き。
書き溜めが無くなるまでは毎日更新。
当作品はカクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 18:28:02
301271文字
会話率:37%
気が付いたら家族に冷遇されているラーシュのもとに幽霊として出現していたハル。ずっと冷遇されていて辛そうなラーシュをただ見る事しか出来ない自分の歯がゆさが辛かった。
そして、彼女が婚約者にはめられて魔物に襲われる事態に――。
ある意
味メリバ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 21:00:00
4078文字
会話率:23%
頭脳明晰で超エリート高校首席の努力家、風間千鶴。
彼女は親友由梨と下校途中、車に轢かれて瀕死の怪我を負ってしまう。
由梨は千鶴を助けたい一心で、禁術である『神剣』を使って千鶴をある場所へと送った。
その場所とは、神々が凄む『宇宙』だった
!
千鶴は、神の秘書『星天師』に任命され、仕事を仲間とともにこなしていく。
由梨の本心を知るために。
そして、由梨と再会するために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 02:11:08
95507文字
会話率:29%
「――公爵令嬢、お前との婚約を破棄する!」
夜会で叫び出す王太子、彼の言葉に目を剥く公爵令嬢。
王太子の傍で彼らの様子を見つめるピンクブロンドの少女は、内心でほくそ笑んでいた。
(今回もうまくいったわ)
魅了の魔法でターゲットを虜にし、婚
約破棄させる。それがピンクブロンド泥棒猫たる彼女の役目だ。かき乱すだけかき乱しておいて煙のように消えるまさに嵐。
そんな彼女は今日も、新たなターゲットを魅了すべく聖王国という国のとある学園へ潜り込む。そしていつものように順調にホイホイ男たちを魅了していたのだが、とある男だけが思い通りにならず……。
そこから始まるピンクブロンド泥棒猫と男の戦い。それはいつの間にか恋へと変わっていくのだった。
※ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 12:01:37
21100文字
会話率:35%
俺の名前は多摩太郎(たまたろう)。
ごく普通の大学に通う、ちょっと太めのぽっちゃり系の大学4年生だ。
大学に向かう途中、歩きパソコンをしていた俺は前を見ていなかったゆえに魔法陣の中心に居た最強剣士候補とぶつかってしまい、誤って転生させられ
た。
呼び出された世界は戦国時代さながらの戦乱の世。その中でも弱小国だった。
最強剣士を呼び出すための禁術で呼び出されたので俺の身体が耐えられず、何故か10歳の時の姿になっていた。
現世通りの年齢だろうが10歳だろうが俺に闘えるスキルはない。
あるのは手に持っていたパソコンのみ。
こんな電気も通ってない世界では、パソコンなんてゴミ同然だろうに。
言葉も通じずパソコンも使えず、帰る方法も分からない。
こんなのは生きている意味がない。
そう思った矢先、急にパソコンの画面が光り始め・・・?!
現世ではオタクだった男が、戦乱の世をパソコンの力で無双していく痛快ファンタジー!(になるといいな)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 01:05:53
149533文字
会話率:15%
この世界には魔法が存在している。
魔法とは人類の範疇を超えた術であり、魔法を使用した反動は使用者に跳ね返る。一万年に一度反動を受けない人間がいると言われているが、人類には大きすぎる力であるためこのラナソル国では禁術とされている。
そんなラナ
ソル国での少女たちを巡った話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 01:20:46
321文字
会話率:0%
世界に数多の奇跡あれど神の痕跡は数少ない。タルタロス大戦で大陸は疲弊し、各地に魔物が溢れ人々はその脅威に怯えながら暮らしていた。
その荒廃した大陸で神の痕跡『聖痕』を追い求めていた騎士団があった。――聖痕探索福音騎士団。神の痕跡を認定し保護
する為に世界を巡る騎士団。カミラ・ランドールは『聖痕』探索の任務を帯びとある村に到着していたが、魔物の強襲に騎士団は壊滅的な被害を受け彼女も死に掛けていた。そこに現れたのは一人の『魔法使い』だった。その男は奇跡を破壊する殺戮者であり禁術を行使する男であった――。
世界に満ちる神秘の奇跡を追い求め、殺戮する。これは神を殺す終焉の物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 20:50:32
28625文字
会話率:32%
とある国の美姫が病に倒れた。
王は娘を救うため、“彼女を救った者を夫とする”とのお触れを出した。
だが誰も救うことができず、姫は日々弱っていく。
ある日、姫はある人物を呼び出した。
それは醜い顔をローブで隠した、魔法使いの男だった。
「お願
い、私を――して欲しいの」
こちらはアルファポリスでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 19:37:52
2579文字
会話率:23%
人が美を意識するのは、今も昔も変わらない。ただ、現代は美容整形によって造られた美が溢れている……。あらゆるコンプレックスを抱えた患者を治す魔術『千美禁術』の使い手、美容整形外科医の神多千寿はそんな現代の美意識に疑問を抱いていた。
しかし、患
者を治す事で『生かされている』千寿にとって、それは矛盾にもなった。
そんなある日、患者のカウンセリングをしている時に、突如、千寿の前に現れる酔っ払い少女、天満千鶴。彼女は過去に千寿が最も愛した女性、奈津美の娘だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 17:11:08
13407文字
会話率:50%
♦ざっくりあらすじ
最強が鬱展開をぶっ壊す物語。
♦あらすじ
「魔王の名において、最強を認めよう」
人間でありながら、魔王直々に最強を認められた『ブラッドリー・ミュラー』。
磁力を司る最強の魔術剣士。
魔術や剣術の腕もさること
ながら、頭もキレて人望にも厚い。
そんな彼は、同じ参謀からも敵からも一目置かれる存在。
彼がいれば勇者たちを退けられる。
魔王軍の皆はそう考えていた。
――――しかし、それは誤算だった。
勇者は自分の仲間を生贄に、禁術を使い異界から怪異を呼びよせる。
ブラッドリーたちは奮戦するも、怪異の侵入を許してしまった。
そして、異界からの来訪者は魔王城を占拠する。
敵だった女神の力により生き返ったブラッドリー。
女神から世界を救ってくれと頼まれるが、彼は拒否する。
しかし女神はブラッドリーにその使命を遂行させるために、自らが犠牲となり強引に力を授けた。
こうしてブラッドリーは再び現世に蘇った。
彼は魔王の意思を継ぐため、敵である“勇者”として世界を救うことを決意する。
※カクヨムにも投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 21:16:30
129298文字
会話率:35%