おかしい、私は何故子どもの頃に戻ってる? しかも」
最強の敵として、かつてのライバルだった天才・ジークレインの前に立ちはだかり、しかし最期は彼を守って死んだ男・クロード。
しかし、次に気が付いた時には、彼は騎士養成学校の落ちこぼれであった
、10歳の時の姿になっていた。
かつてのライバル、かつて愛した少女。
そこはあまりに昔の自分がいた場所ににそっくりな世界だった。
そして、
「何故女になってるんだ――!?」
ただ一点、以前の世界と違うところ。
クロードはなんと、10歳の『少女』になっていたのである。
※登録必須キーワードの『BL』『GL』はあくまでTS転生ものであるが故のものですので、あまり描写はありません。要素として微量、と言う程度です。
※この作品は『ノベルアップ+』にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 19:00:00
338724文字
会話率:39%
本格派ハイファンタジー✕恋愛。ここに爆誕!
祖国から事情があり逃亡した錬金術師、ランツェリン・フォン・クレットガウは本拠としていた国が荒れて居た為、魔の森を抜けて別の国に本拠を移そうとしていた。
しかしそこでは明らかに貴人の乗る馬車が統率
の取れた襲撃者から襲われていて……。
ランツェリンは見逃せず、襲撃者たちから貴人を助け出す。そこで出てきたのは絶世の、傾国の美女としか見えない美しい令嬢、マルグリット・ドゥ・ブロワ公爵令嬢が現れた。
この物語はマルグリットを見捨てられなかったランツェリンとランツェリンに救われた事により惚れたマルグリットが策謀を駆使してランツェリンを絡め取る物語である。
※この作品はW主人公で話が進みます。ラントとマリーの視点を中心に様々な人物が絡んできます。お楽しみください。異世界転生はフレーバーです。世界観を説明するのに便利なのです。神様チートはありません。
※女性読者様へ
中世ヨーロッパの貴族社会を舞台としているので、純愛ではありますが主人公と女主人公以外のヒロインが出てきます。そして男主人公は女主人公以外とも情を交わします。簡単に言えば側室や妾、愛人などが出てきます。直接的な表現もあります。魔物に対抗する為に通常の平民よりも遥かに強い魔力持ちは常に求められる存在という社会構造がある為です。それを頭に置いて読んで頂けると嬉しいです。ハッピーエンド保証です((。・ω・)。_ _))ペコリ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 19:00:00
526008文字
会話率:48%
異世界の大帝国、ローダス帝国で大魔導士と崇められた500年を超える歳月を超えるレン・フィール・ウル・クロムウェル。貧民の生まれ、魔物を狩るハンターになり、使えなかった魔法が使えるようになり、魔法士、騎士、貴族と成り上がり、晩年には研究者をし
ていたが、突如現れ帝国や周辺諸国にに大きな被害を与えた蘇った邪竜との戦いで命を落とし・・・・・・たはずだった。
気がつくと日本に住む背の低い可愛らしい男子高校生になる寸前の玖条漣という少年の体に宿っていることに気付く。
レンは漣少年の体でも魔力はあるし魔法も以前に比べれば物凄く劣化はしているが使えることに喜んだ。
しかしすぐに漣少年の記憶や知識では存在しないはずの魔力探知が行われることに気付き、レンは地球でも知られていないだけで魔力を使った術や魔法が存在することを知る。
レンは前世ではコレクターであり研究者だ。自身の欠点も自覚はしていて、治す努力をしたこともあったが結局ほとんどの欠点は治らず、取り繕う術がうまくなっただけだった。
転生した時、レンは自身の持つ特殊な力が誰かにバレ、利用されることを嫌い、秘匿することに決めていた。だが近所で戦いを行っている魔力波動を感知し、好奇心に負けて衝動的に見学に行くことにした。そこには鬼と戦う巫女さんと陰陽師がいて・・・・・・。
これは異世界の大魔導士が案外ファンタジーが存在する日本という世界を舞台に、理性的に振る舞おうと取り繕いながらも昔ながらの欠点を隠しきれずに騒動を起こしてしまう物語である。
やっぱりバカは死んでも治らないのだった(結論)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 19:00:00
1028328文字
会話率:30%
会社帰り、店で中古RPGゲームを買った平凡なOL。その道中、運悪く赤信号のまま交差点に入ってしまい、車に跳ねられて死亡してしまう。
気がついたらゲームの世界、ふと鏡を見たら物語の主人公兼ヒロインを追放した悪役令嬢のアンゼシカ・ヨハーソン。
物語上、彼女は物語の悪役でありラスボス。ラスボスエンドを回避する為、生きる事を決意するのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 19:00:00
493267文字
会話率:31%
結構モテる女子なのに、男運が悪くて失恋を繰り返す治癒師と、そんな彼女を想いながらも、壊滅的にタイミングに見放された魔法騎士が、グルグルぐずぐずしながら、恋人になるまでを、両者視点で綴ります。
前後編15,000字程度で、時間差連続投稿です
。
お気軽にどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 19:00:00
29531文字
会話率:40%
軍事技術が進歩した世界で、体の一部をサイボーグ化した女性軍人リーシャ。彼女の単独任務中に偶然助けることになったのは、今はもう存在していない国の青年将校フェリクスだった。220年前の亡国にタイムスリップしたリーシャは、彼の国の運命を変えていく
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 07:00:00
101279文字
会話率:36%
現代の東京から、うっかり魔法が存在する世界に迷い込んでしまった、女子大生セリナ。彼女は、相棒のバイオリンを奏でることで、予測不能な魔法を発動する。セリナを見つけた騎士ディートフリートは、そんな彼女の世話を焼くことになるのだが。
上下編の短め
のお話です。上がセリナ編、下がディートフリート編。名刺代わりです。気軽に読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 12:32:23
36360文字
会話率:33%
今より昔、東の果ての島国が幕府によって治められていたころの話。
宮中に仕える女官として静かな生活を送っていた主人公は、ある陰謀によって冤罪を着せられて宮中を追放される。居場所を失った彼女がたどり着いたのは、花街・傾城町(けいせいちょう)
。
そこで彼女は辛酸を舐めながら、花散里太夫として傾城町の頂点に上り詰めた。
しかし、彼女はもともと宮中で磨いた知識と洞察力を持つ才女。傾城町では、彼女の出世物語は表向きは華やかな世界ながらも、暗躍する陰謀や秘密が渦巻いており、男の下で喘ぎながらそれを闇に葬って来たという後ろ暗い秘密の代償でもあった。
ある日、彼女は偶然にも、他所の店で起きた不審な事件に巻き込まれるが、そこで知り合った侍によってかつて自分を陥れた宮中の陰謀と繋がる手掛かりを見つける。
花散里は事件の謎を解き明かす一方で、花魁として華やかに艶やかに傾城町で暮らして、人々の信頼を得ていく。彼女の持つ冷静な判断力と芯の強さ、そして隠された優雅な風格が、町の人々や客の心を動かしていく。
「没落した女官」が「花魁」として再び立ち上がり、陰謀と愛憎が交錯する世界で真実を追う姿を描いた、華麗でスリリングな時代小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 19:00:00
6635文字
会話率:39%
【小説情報】
三人称小説/1話あたり約2500文字/超長編 全100万字(予定)/硬筆文体
チート描写はありますが、異世界転生・転移作品ではありません。
長い物語になるのでゆっくりお付き合いください。
【あらすじ】
『惑星アナトリア』の文
明は、この星を侵略しようとする勢力『アニマ』と護ろうとする『四大精霊』との争いに巻き込まれ崩壊を見せた。
『四大精霊』に与し『アニマ』の尖兵『コラプス』の大軍を異空間に封じ込めた『ノイルフェール』と呼ばれたシナノは、全ての力を使い果たし、虚無の中に消え去ろうとしていた。
それを全力で救った風の大精霊ユーフェミアだが、彼女もまた力尽きてしまう。
それから5000年。『魔術」が貴族を中心に普及した世界は、歪な状態ながらも文明を取り戻した。
その中で生を受けたシェリルだが、彼女は捨て子であり実の両親を知らずに幼年期を孤児院で過ごしてきた。
頼れる者は自分だけ……そう言い聞かせ頑なに生きてきたシェリルは、努力の末『ホーリーウェル魔導学院』に入学する。貴族社会の縮図のような階級社会の中で、孤児院育ちのシェリルは、主席の座を守り続けていた。
そんな彼女の前に、オリハルコンの冒険者プレートを持つ、一人の男が現れた。
その男の名はシルヴェスター。彼は悠久の時を生きる、この世界で唯一の『賢者』の称号を持つ存在だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 19:00:00
158829文字
会話率:35%
海に住まう少女ナディアはマーメイド。優しい両親の下で元気に育ち、友達と海の中で楽しく過ごしていたが、人間の世界、そしてマーメイドが違う形で進化した姿ローレライに興味を抱くようになる。
そんな彼女の前に現れるローレライのマリーナ、そして人間族
の若者マックスと出会い、ナディアの人生に大きな転換期を迎える。
ナディアの視点で語る一人称小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 07:00:00
50421文字
会話率:27%
Blow'in In The Wind ー風に吹かれてー の同じ世界を舞台にした、一般平民の十五歳の少年を主人公にした物語です。
本編の方を先に読んでもらえると、より分かりやすいかと思います。
こちらは、「風に吹かれて」の世界をより細かい描
写と主人公視点でわかりやすいように書いていこうと思っています。
こちらも長編、小説家になろうのみです。
不定期になるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:55:53
34451文字
会話率:26%
僕が尊敬していた、頭のいい伯母さんはもうこの世にはいない。……いや、いるのかもしれないけど、決して僕の目に映ることはない。ここにいるのは、猫を前にして感情をだだ漏れにする人の形をしたナニカだ。
これは僕と猫と伯母さんのお話。
※見切り発
車、着地点不明ですが、更新早めの予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:16:15
21271文字
会話率:29%
かつてギルド最高位・レッド級(国家戦力級)として名を馳せた男は、ある決断を下した。
「戦う者を支える側になりたい」──そう考え、彼は剣を置き、鍛冶屋の道へと進んだ。
五年間の修行を終え、彼は新天地を求め旅をする。
今や彼の名を知る者はなく
、ただの無名の旅人として道を歩んでいた。
そんな中、道中で出会ったのは、一匹の大型魔獣「鉄爪獣(アイアン・クロー)」と、苦戦する三人の冒険者。
彼らは連携を取りながらも決定打を欠き、徐々に追い詰められていく。
そして、ついに魔獣の爪が魔術師へと振り下ろされ──
──銀閃が走った。
獣の巨体が真っ二つに裂け、静寂が訪れる。
しかし、それは彼の旅の終わりではなく、始まりに過ぎなかった。
やがて、彼はある場所で、奇妙な噂を耳にする。
「名もなき鍛冶師が鍛えた剣が、持ち主の意思に応じて形を変える」
「誰も知らぬはずの鍛冶の技が、ひそかに広まっている」
そして、彼が足を踏み入れたその場所には、
かつての戦場に似た"違和感"──
"それ"は、彼が関わるはずのなかった歴史。
だが、決して無関係とは言えない何か。
鍛冶屋として生きるはずだった旅人は、知らず知らずのうちに、
世界のもうひとつの流れに、足を踏み入れていく。
これは、鍛冶師の旅であり、
同時に、ある"交差点"へと続く物語の始まりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:10:59
10201文字
会話率:34%
あらすじ
魔法と知識、そして料理の魅力が詰まったアストレリア学園(Astrelia Academy)。
学園内にある**ネブラティーナ学食(Nebratina Gakushoku)**は、学生たちの空腹を満たし、心を和ませる人気の食堂だ。
その厨房で鍋を振るうのは、元冒険者のリアム・クロフォード。
かつて森や遺跡を駆け回っていた彼は、旅先で出会った異世界の料理に心を奪われ、料理人の道を選んだ。
今では、豪快で頼れるガルド・ベイスン総料理長のもと、食堂の味を支える立場となっている。
厨房にはもう一人、明るい声が響く。
調理助手のクラリス・メイベルは、失敗しても笑顔を絶やさないムードメーカー。
「失敗も美味しい思い出に!」が口癖の彼女がいるだけで、厨房の雰囲気が自然と和やかになる。
料理の香りが人と人を繋ぎ、新たな出会いを生む。
やがて、学園食堂を起点に、さまざまな人々がこの不思議な異変に関わっていくことになるとも知らずに。
——これは、料理と仲間たちが織りなす異世界学園ファンタジーの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 14:22:55
50748文字
会話率:55%
運送業のドライバーとして働く天峰 緋真(あまみね ひさま)は、特別な野心もなく、日々淡々と仕事をこなしていた。
体力には自信があり、多少の無理は効くが、どこにでもいる普通の社会人。
この日もいつものように配送を終え、帰路についていた。
だ
が、そんな日常は、たった数秒の出来事で終わりを迎える。
交差点に飛び出した一匹の柴犬。
向かってくるトラック。
判断の猶予はない。
本能的に駆け出し、柴犬を弾き飛ばした瞬間──
ガシャアアアアンッ!!!
強烈な衝撃が全身を貫き、視界がブレる。
何かが砕ける音。
肌を切り裂く痛み。
そして、全てがスローモーションになったかのような静寂。
(……ああ、やっちまったな)
地面に倒れ込む中、柴犬が助かったかどうか、それだけが気がかりだった。
それでも、だんだんと思考はぼやけ、まぶたが重くなっていく。
次に目を覚ましたとき、そこは見知らぬ森の中だった。
「……は?」
青空が広がり、木々がざわめく音が聞こえる。
だが、何かが違う。
空気が妙に澄み、肌を撫でる風すら異質な感覚を伴う。
(俺……助かったのか? いや、それとも──)
状況を理解する間もなく、茂みの奥から現れたのは、
異様な光をまとった、紅い狼。
その目が緋真を捕捉した瞬間──異世界での"最初の試練"が幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 17:15:50
13029文字
会話率:33%
神々と人々が営みを続ける、古代。地上から消えた都市イリオンにほど近いイーデー山で、羊飼いを営むパリスは、ある日、三人の女神から「最も美しい女神へ・・・」と記された黄金の林檎を誰に与えるか、選択を迫られる。女神達は、それぞれの権能に従った贈
り物を提示し、パリスから選ばれるように画策をする。パリスは逡巡しながらも、提示された代価の中から、一柱の女神を選んで黄金の林檎を渡した。その選択が、イリオンを滅ぼすとも知らずに・・・。
神々と人が分かれて壮絶な戦争へと発展した、トロイア戦争を、滅びゆくイリオンとその王子パリスの視点で描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:10:00
302416文字
会話率:40%
本稿は、小説家になろうにおいて、底辺作品から中堅作品と呼ばれる作品群を中心に、その作品の価値について個別に考察を加えるものである。
なお、基本的には作品に好意的な考察を加えるものであり、底辺や下流などの表現は、あくまで一般的な定義に基づいて
記載したものである。
また、本稿で考察する作品は、著作者の同意を得た上で紹介している。
本稿の詳細は第1章「はじめに」において記載する。
要は作品紹介です。レビューとは若干視点が異なりますが、基本的にはオススメの作品を紹介するものと理解していただいて問題ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 20:02:17
55392文字
会話率:5%
白雪姫に対する嫉妬に狂った王妃様は、彼女の殺害を画策するが、いずれも失敗する。
そんな時、彼女は毒林檎を利用として白雪姫を殺害することを思いつくが……。
冬の童話企画2018作品です。やややっつけ感もありますが、悪しからず。
最終更新:2017-12-22 21:00:00
9486文字
会話率:51%
英雄一族と呼ばれるアレクトー公爵家の娘マリールイーゼ四歳。
彼女はひょんな事から記憶を取り戻した。
それはこの世界が知っているゲームの世界らしい事。
どうやら自分はライバルの悪役令嬢らしい事。
そしてその悪役令嬢は非業の死を遂げ
る展開しかない事。
だけど彼女は未プレイで知識として知っているだけのエアプだった。
更に本編が始まる前の時点で虚弱過ぎて先に病死しそう。
だから彼女は決意した。
「――私は絶対生き延びる! なんとなくしか情報知らないけど!」
これは一人の少女が生き延びようとする物語。
※シーン分け単位での構成なので文字数は超変動。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:10:00
248397文字
会話率:55%
『無限生成されるオープンワールドファンタジーで、果てしない開拓を始めよう!』
そんな煽り文句のフルダイブVRMMOには、もうひとつ、裏のキャッチコピーがあった。
それは『お前がNPCになるんだよ!』
広大すぎるフィールドと優秀なNPCのおか
げで、ソロはとことんソロプレイができる。そんな環境に惹かれた夫婦がマイペースに始めた最新のVRMMO。
夫婦揃ってヒトよりモフモフが好きなのだが、何故か拠点にはオバケばかりが増えていく。
夫婦のほのぼの開拓ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:02:58
890105文字
会話率:34%
冒険者の父と、ミミック(!)の母の間に生まれた、ハーフミミックのディード。
魔物でもありダンジョンマイスターでもあった母から技術を使い、故郷の村で御者をして暮らしていたが。
幼馴染の聖堂騎士候補アッシュが信託で勇者に選ばれたのをきっか
けに、勇者の移動拠点として活躍する物語。
ほのぼのギャグ風味、時々シリアス。
たまに入る予定の戦闘シーンがあるので、念のためR15にしています。
こちらは不定期連載。気が向かないと続かないので、忘れたころに確認するくらいでちょうどいいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 21:00:00
20257文字
会話率:43%
行き場を無くした怪異が集う神秘の街・ルヴィリア。
煌びやかな領主屋敷の厨房にて、貧乏錬金術師・アルフレッドはなぜかカカオをすりつぶしていた。立て続いた不幸の結果、吸血鬼・シンに隷属契約を結ばされ、「究極のチョコレートを作れ」と命じられた
故だ。
幸福な生の実感が唯一の弱点である奴は、長い生に飽きており、死ぬほど甘美なエクスタシーをご所望なのだ。嫌々始めたチョコレート作りだが……ナッツ、ラム酒にオレンジピール、何にでも合うその無限の可能性を知りのめり込む。
究極の一粒を生み出すのが先か、下僕になるのが先か……チョコレートに魅了された男二人の攻防の行方やいかに?
「殺意に満ちた顔もそそるね?」「さっさとくたばれ、クソ吸血鬼!」
甘くとろける探求よ永遠に──絶対主従ゴシック・スイーツ・ファンタジー!
錬金術師アルフレッドは旧友に愛想をつかされ、工房から追いだされた。
夜の町をさまよった果てに美しい貴族と出会い、チョコレートドリンクを奢ってもらう。
アルフレッドは金払いのいいその青年に目をつけ、近づこうとするが……。
貴族の正体はなんと最強の吸血鬼、シン。アルフレッドは血を吸われ、屋敷に囚われてしまう。
家畜同然の身分から解放される条件は、ただひとつ。
「――私のために、最高のチョコレートを作っておくれ」
アルフレッドは錬金術師としての尊厳と矜持を賭け、チョコレート作りをはじめるのだった。
【キャラ紹介】
アルフレッド
王立アカデミーに通う留学生。天才錬金術師。金髪眼鏡。自信過剰で女好き。しかし根は真面目で人一倍好奇心や探究心が強く、やると決めたことはとことん突き詰める職人肌の男。軍人の家系に生まれ幼い頃から鍛えられてきたため、射撃の腕は一流、
シン
最強の吸血鬼。神秘の町ルヴィリアの支配者。黒髪黒目、正体を明かすと目が赤く光る。
チョコレート好き。優男に見えるが腹黒、というより邪悪。人間のことは犬や猫のように可愛いと感じていて、とくにアルフレッドに対しては苦しめたいほど好き。歪んだ愛情の持ち主。
彼の目的はチョコレートという『快楽』の探究。
参考文献
『チョコレートの手引』蕪木祐介/雷鳥社
『チョコレートの歴史』ソフィー・D・コウ/マイケル・D・コウ/樋口幸子訳/河出文庫
『図解錬金術』草野巧/新紀元社
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:02:12
37789文字
会話率:38%
16歳になった鏡矢は、幼馴染の拓真から告白され、めでたくカップルが成立した。しかし鏡矢には以前からチャレンジしたかった事があり……
近未来。男女の出生比率が30:1になってしまい、男性同士での恋愛・婚姻・社会生活が普通になってしまった世界
で、鏡矢は偶然、女性を造り出す事を目的としたイブ・メイカーというシステムに関わってしまい、危険に巻き込まれて行きます。
人類滅亡がほぼ確定的なディストピアで、鏡矢は事態を打開する事が出来るのか。人類と自身の生き残りをかけた鏡矢の冒険が始まります。
※こんな世界感でBL展開にならない点は、あらかじめお詫び申し上げます。また本文中、女性をあたかも道具の様に表記する箇所がございますが、あくまでも空想上のお話であり、筆者に女性蔑視や差別を助長する意図はありません。
※週一位での不定期連載予定です。生暖かく見守っていただければ嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:00:00
92181文字
会話率:52%
日本とは違う異世界。
俺はそんな世界でも、元の世界と同じように森の中に引きこもっていた。
そんな引きこもり生活を満喫していた俺の前にやってきたのが、懐かしく、そして二度と会いたくはなかったクラスメート達。
目の前のクラスメート達は
、まるでファンタジーロールプレイゲームのような鎧やローブを身に着け、俺の大切な場所を無遠慮に攻撃し続けていた。
「おい!また俺達が可愛がってやるから!今すぐここから出て来いよ!」
「俺達がこの森を有効に活用してやるよ!」
「そこの化け物蜘蛛!俺様の聖なる剣技で八つ裂きにしてやるよ!」
「そっちの狼は俺がやる!毛皮を剥いだら良い装備品になるだろ?」
俺の目の前には、クラスの不良グループの4人がこちらを笑いながら見ていた。
「佐田!お前も人間ならその魔物達を倒しで一緒に来い!俺がお前の事も導いてやる!」
クラスの優等生、勇者となったが飯田浩平が偉そうに命令する。
「俺はここから出る気は無い。そして、お前達にこの場所を開放する気もない!俺からこの場所を奪う奴らを、俺は絶対に許さない!」
クラスメート達に右掌を翳した俺は、[強制退去]のスキルを発動する。
「佐田君すまん。俺達にも立場ってものがあるんだよ。この任務をやり遂げるっていう責任もな!」
そう言いながら清水が放ったのは巨大な土の柱であった。
『カツキ、大丈夫かえ?』
俺を貫こうとしている柱は、怪我を負ったルリが必死で糸に搦め捕ると俺の顔の前で無効化されていた。
「佐田、すまない!俺には使命がある!俺を恨んでも良い!だが他の者達は恨まないでやってくれ!手加減はしてやる……できることなら、早めに降参してくれ!……聖なる魔力を糧に、放たれるは神の一撃……|聖光雷撃《ホーリーライトニング》!」
戯言を言いながら飯田から放たれたのは天から降り注いだ強力な雷撃であった。
次の瞬間、残っていた拠点の城壁の大半が削り取られ消失していた。
「また俺は、居場所をなくすのか……」
脇腹に張り付き治療をしていくれているスライムのアクアに手を添えながら、俺の意識が途切れようとしていた……
意識がはっきりとしない中、俺が生き返ったらあいつら全員ぶっ殺してやる……そう心に恨みを封じ込め、うっすら感じる光に向かいこの世界にまた生まれ変わる軌跡を切望し手を伸ばした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:00:00
141176文字
会話率:40%
神様にいっぱい希望を出したら意思疎通のズレから竜人になりました。
異世界を救ってほしい。
そんな神様からのお願いは異世界に行った時点でクリア⁉
異世界を救ったお礼に好きなように転生させてくれるっていうからお酒を飲みながらいろいろ希望を
出した。
転生しても人がいい……そんな希望を出したのに生まれてみたら頭に角がありますけど?
人がいいって言ったのに。
竜人族?
竜人族も人だって確かにそうだけど人間以外に人と言われている種族がいるなんて聞いてないよ!
それ以外はおおよそ希望通りだけど……
転生する世界の神様には旅をしてくれって言われるし。
まあ自由に世界を見て回ることは夢だったからそうしますか。
もう世界は救ったからあとはのんびり第二の人生を生きます。
竜人に転生したリュードが行く、のんびり異世界記ここに始まれり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:00:00
797751文字
会話率:25%
他人の怪我を治す力を持つヒーラーは嫌われた職業であった。
事故や戦闘による怪我を治してくれるはずのヒーラーが嫌われるのには理由があった。
ヒールは痛いのだ。
怪我を治そうとすると激痛が走る。
下手すると怪我よりも痛いぐらいに。
そのため
にヒーラーは嫌われている。
必要なものであるという割り切りはある。
そのために排斥こそされないがヒーラーに頼るのは最終手段でありあまり活用するものではない。
しかし魔物と戦えば怪我をする。
だからヒーラーを連れているパーティーもある。
エイルはヒーラーであった。
どんな怪我でも治すことができるという自信があったけれど大きな弱点があった。
それはヒールが普通のヒーラーよりも痛いことであった。
ヒールが痛すぎる。
そんなことを言われてエイルはパーティーを追い出された。
追い出された心の傷を癒そうと酒を飲んだエイルはふと奴隷商に入る。
そこで痛み無効のスキルを持った神迷の獣人の少女と出会う。
誰にも邪魔されないところでのんびりと暮らしたい。
そんな思いが一致した二人は旅に出ることにした。
きっとどこかに心の痛みを感じることなく暮らせる場所があると信じて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:00:00
10995文字
会話率:31%
神様にいっぱい希望を出したら意思疎通のズレから竜人になりました。
異世界を救ってほしい。
そんな神様からのお願いは異世界に言った時点でクリア⁉
異世界を救ったお礼に好きなように転生させてくれるっていうからお酒を飲みながらいろいろ希望を
出した。
転生しても人がいい……そんな希望を出したのに生まれてみたら頭に角がありますけど?
人がいいって言ったのに。
竜人族?
竜人族も人だって確かにそうだけど人間以外に人と言われている種族がいるなんて聞いてないよ!
それ以外はおおよそ希望通りだけど……
もう世界は救ったからあとはのんびり第二の人生を生きます。
竜人に転生したリュードが行く、のんびり異世界記ここに始まれり。
あらすじ
たまたま交通事故で無くなり魂の強さを見込まれ魔力を異世界に運ぶことを頼まれた主人公。
異世界を救ってほしい。神様にそう頼まれて異世界に行くことを決断した。
異世界に行くだけでいい。それだけで異世界はもう救われたのだ。
向こうの世界の神様に会い、お礼に提案されたのは転生。
神様の都合もありつつ記憶を持ったまま、好きなように転生できることになったのである。
悩みに悩んで、それを見かねた神様がお酒を持ってきた。
美味しくて、慣れないお酒に酔っ払い、好き勝手に口を出た転生の希望。
気づけば神様はいなくて、呼び出されたと思ったらサラリともう転生。
次の瞬間には赤ちゃんになっていた。
しかし転生したのはただの人ではなかった。魔物とかじゃなく人に生まれ変わりたい。そんな希望を出したのだが実はこの世界、人とつく種族が多くいたのだ。
神様が聞いた希望は単に”人”
人であれば何でもいいと解釈されてしまい転生したのだが転生したのは人は人でも竜人だった!
ただまあ他には大体希望通りだし、可愛い幼馴染もいる。
異世界も救い終わっている。
不満なことはないんじゃないか?
じゃあのんびりと生きようか、冒険でもしながら
竜人族のリュードが行く、ドキドキハラハラの大冒険?が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 21:20:57
1301499文字
会話率:23%
大学3年に進級することをきっかけに、私藤田千景は新しいバイトへ身を投じた。
新しいバイト先は、みな親切でフレンドリーである。
そんな中で、仲良くなった一人の男の子。
彼、桐谷航河は、一つ下の大学二年生。
一緒に過ごしていくうちに、あっ
という間に彼に惹かれるようになっていた。
――しかし、彼には彼女がいた。
それでも、好きな人と仲良くしたい、一緒にいたい。
「どうか、この友達以上恋人未満の何とも言えない関係が、これからも続いて行きますように」
藤田千景が過ごす、大学3年春から、大学卒業までの片思いのお話。
※一人称視点です。
※もどかしさ、焦ったさ多目です。
※彼女のいる男性に恋をします。NTR等の表現はありませんが、人によって考え方、行動、表現において不快となる部分が含まれる可能性がございます。ご注意ください。
※泥沼化はしません故、悪しからず。
※一部、未成年の飲酒喫煙表現等ございますが、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。物語上の演出です。
▽
この小説には、続編が存在します。
社会人になって数年経った未来を舞台に、【あの時、一番好きだった君に。-夢現編-】として、今後連載を予定しています。
▼
この小説は、ノベルピア、アルファポリス、カクヨム、pixivでも連載しています。
▽
以前別名義で完結させた話を、過去と現在で分割し、加筆修正して再構築したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:00:00
266487文字
会話率:73%
――『ねぇ、これ誰かわかる?』
ある日友人から届いた、1通のメッセージ。
私【弓削汐未《ゆげしおみ》】は、夫である【弓削蒼飛《ゆげあおと》】と結婚して2年半が経過した。
最近仕事が忙しく、帰る時間も遅くなった蒼飛とは、なかなか話を
するタイミングもない。
それでも、お互い思いやって愛し合っていると思っていた。
……このときまでは。
友人から届いた写真に写るのは、夫。そして、夫と腕を組んで楽しそうに笑っているように見える、知らない女性だった。
これは、私が夫の浮気に気づき、彼と離婚するまでの短い期間の話。
*****
・この話は、他サイトでも同様に連載しています。
・汐未の一人称視点のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 18:00:00
142967文字
会話率:49%
ある日俺【野元最乃-のもともの】は、一人の女性が事故死する場面に出くわした。
その女性の名前は【元伊織-はじめいおり-】といい、俺の職場のすぐ近くのカフェで働いている。
人生で一度あるかないか、そんな稀有な状況。
――だと思っていたのに。
俺はこの後、何度も何度も彼女の死を見届けることになってしまった。
「どうやったら、この状況から逃げ出せるのだろう?」
俺は彼女を死から救うために『その一日が終わるまでに必ず死んでしまう彼女』を調べることにした。
彼女のために。
ひいては、俺のためにも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 19:43:47
11571文字
会話率:48%
人類が宇宙に飛び立ってもう幾分もの時間が過ぎた。あるSFアニメーションによれば、人が宇宙に飛び出すことによって人類は成長し分かり合えるようになるはずだった。
だが現実にはそうはならなかった。
歴史は韻を踏む。
それは、人の愚
かさに再現性があるということだ。
つまり、かつての人類が繰り返してきたように、ドニェルツポリ共和国とその隣国プディーツァ連邦、そして覇権国家たる地球連合との外交的緊張はついに極限に達し、プディーツァ連邦はドニェルツポリ共和国への侵攻を決意した。
戦争である。
とはいえ国境宙域に住む少年、ユーリ・ルヴァンドフスキにとってそんなことは知る由もないことであった。しかし、やってきたその戦争によって、彼の運命は大きく歪められることになる――。
これは、今ある世界に戦争が来る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:00:00
836003文字
会話率:50%
第三次世界大戦を生き延びた人類は、人類の宿痾たる闘争本能を制限することで戦禍からの回復を成し遂げた。
自由恋愛の禁止と好意対象者割当制度が、これである。そこに思想警察たる国民団結局を設立することで、人類はようやく戦前の水準まで文明を復
旧するに至った。
三百年続いたその平和は、しかし、仮初のものでしかない。
そう喝破し、「内閣」家の支配に堂々と反旗を翻した男がいた。
男の名はダイモン・オブ・ソクラテス=サン・マルクス。
その名の元に、世界は大きく姿を変えることになる――が、その正体は、一人の少年であったことを、誰も知らなかった。
この物語は、二人の少年少女の初恋が、一つの革命に至る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 12:00:00
97540文字
会話率:55%
僕、中島礼一は絶賛困っていた。
実はひょんなことから僕は死んでしまったようなのだが、目覚めた場所はどうやら別の世界らしかった。見知らぬ天井、金属の巨人、渦巻く陰謀……!
これはまさかの異世界転生!?
一体これから僕はどうなっちゃうん
だ!?
「転生少年機人剣闘活劇 コロシアム」
不定期日曜更新予定!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 12:00:00
575477文字
会話率:20%
目が覚めると異世界の貴族ザクスノートの体を乗っ取っていた主人公。しかし、ザクスノートの記憶を継承していない主人公に貴族は無理と判断され、貴族籍を剥奪され平民ザックスとして生きることになる。
そんなザックスに貴族の父は言う「ダンジョンを攻略し
て、貴族に戻って来い!」
異世界シュピルフィーア。そこはダンジョンに侵略され、徐々に人類の生活圏が削られて衰退し始めた世界。主人公は伝承にしかない力、複数ジョブと聖剣を武器にダンジョンを攻略する。
何番煎じか分からない定番のダンジョン物です。聖剣は強すぎるので切り札として温存し、コツコツ攻略して強くなっていくので展開は遅めです。新しい魔物やジョブ、スキルが登場した時は色々検証しますが、単純作業となった場合は描写をカットしていく方針です。
ジョブに関しては定番物から、変わった物まで色々取り揃えております。商人とか遊び人なんて育てても意味なくね?と感じるかもしれませんが、使えるかどうかじゃないんです。取り敢えずレベルを上げて、その先が見たいだけなのです。
カクヨムの方で先行公開しています。(2021/12/24時点で114話、18層攻略中)追いつくまでは毎日更新、その後は月、水、土曜の週3更新を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:00:00
687583文字
会話率:28%
ある日サラリーマンが仕事帰りに道を歩いていると突如足元に魔法陣が浮かび上がり異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたのは五人の男女。
一人は俳優として活躍する顔立ちの整った男性。
一人は金髪でイケメンの高校生。
一人は黒髪ロングで見目麗し
い女子高生。
一人はアイドルをやっている女性。
そして最後の一人はサラリーマンだった。
全員が勇者として召喚されたのだが、他を圧倒する能力を持っていたのは何の取り柄もないサラリーマンだった。
人望もなく彼女もいない21歳の社会人。
ただ一つ、サラリーマンの男には誰よりも優れた点があった。
それはどんな事でもそつなくこなせる器用さである。
勇者として異世界に君臨する魔神を倒す為、旅をする主人公。
よくある王道の展開だ。
だがそれは間違いであったと誰もが口を揃えて言う。
無名にとっては最適解を選んでいるつもりでも、周りから見れば異常に映る事である。
王女が攫われた時は一人の命より国を優先し救い出す真似はせず、仲間が窮地に陥ってもリスクを承知で助ける事など一切しない。
それこそが最適解だと信じているから。
彼は少しズレている。
嫌味な奴、それが彼に付けられたあだ名であった。
これは、勇者としての覚悟も人としての心もない主人公が少しずつ勇者としての自覚を持ち、人としての心を取り戻していく少し変わった異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:00:00
172533文字
会話率:37%
僕らが生きるこの世界は鳥籠のように囲われている。
100メートルの高さの壁が三枚。そしてその壁全てを覆う青白い半透明で半円状の障壁。
その中で生きる7割は、兵士だ。
ある日、僕らの住まう惑星、地球に侵略者が来た。
侵略者は人の形をしていな
かった。
圧倒的な力の差で人類は滅びかけたが、科学者カイル・ドルクスキーにより発明され、技術者の粋を集めて作られた、|三重反射壁カイルの防護《Triad ReflectWall Kyle Guard》。人類を守る最後の砦。
僕らはそれをトリカゴと呼ぶ。
トリカゴに生きる者は、侵略者と戦い死んでいく。
明日を生きる為に。
僕、ライル・カーバイツの両親も死んだ。
沢山の人が死んだ。悲しむ暇なんてなかった。
でもそれは無駄死にではなかった。
侵略者の弱点を知り、そして新たな武装兵器、Saber Weapons Solid System。通称|SSWS《サウズ》
欠損した部位を補い義手義足として、かつ兵器として運用できる物を開発。
これにより腕を失った者や足を失くした者も数百人の兵士に匹敵する力を得てもう一度戦場に立つことができた。
これから僕らの時代が、僕らの時代こそが反撃の一手になるだろう。
この争いの全てを終わらせるために、僕らはまた戦争という名の醜く争う戦地へと足を運んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 18:00:00
289097文字
会話率:38%