僕が尊敬していた、頭のいい伯母さんはもうこの世にはいない。……いや、いるのかもしれないけど、決して僕の目に映ることはない。ここにいるのは、猫を前にして感情をだだ漏れにする人の形をしたナニカだ。
これは僕と猫と伯母さんのお話。
※見切り発
車、着地点不明ですが、更新早めの予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 18:16:15
21271文字
会話率:29%
20××年2月22日、日本国は初めて憲法改正を行った。それは、憲法前文に新たな内容を付加するものだった。~世界のはじっこで僕らはカワイイを発信するすることで武力行使で国際紛争を解決するっていうマッチョでキモい行為の消滅を図り、難しいけど、本
当の国際平和と全生命体の幸福の実現を求めていくのね…【憲法前文より】
これは日本で初めての革命、「かわいい革命」が始まり、成し遂げられるまでの物語です。
第1部:市民サークル「猫地獄」編
202X年、沖縄県の宜野湾市という街にある小さな保護猫カフェから物語はスタートする。
主人公の女性ナオは仕事に追われ疲れていた。そして、孤独だった。
ある日、彼女は猫おばさんKと出会う。
〝ネコは自由なんかじゃありませんよ〟
〝ネコに限らず全ての生き物には自由なんてありません〟
〝ネコがカワイイんじゃなくて、ネコを見てあなたが「かわいい」と思ってるだけですよ。カワイイはヒトの中にだけ存在する特別な感情だと思います〟
〝素敵な感情だと思いませんか?〟
第2部:オヤジ撲滅党 編
ナオは若き革命家マリコと出会う。
パワハラ、セクハラ、カスハラ…アップデート出来ない人々。マリコはナオにオヤジ撲滅運動構想を語る…マリコの語るオヤジとは、おっさんだけにとどまらず、おばはん、スポコン、ヤンキー、偽ギャル…カワイイの向こう側にいる者の総称だった。
〝オヤジ共よ、マウントをとるな、道具を取れ!〟
〝威張り散らすな、まず、話を聞け!〟
〝カワイイは、日本人の本質、いや、人類の本質だ!〟
~オヤジ撲滅党、スローガンより
第3部:カワイイ革命 編
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 02:41:34
15762文字
会話率:9%
猫が大好きで、たくさんの猫と暮らしていた猫おばさん。そんなおばさんの生き方は猫のようだった。
最終更新:2018-10-27 01:25:05
2923文字
会話率:62%