ポロック伯爵家の次女ヴァレリーは貴族学院を卒業すると結婚式を待つばかりであったのだが、その卒業式の日に婚約者から「好きな人が出来たから婚約を破棄する」と告げられた。
頭の中が真っ白になりどう答えて良いかわからず立ち尽くすヴァレリーを正気に
戻したのは、同級生の公爵令嬢の言葉だった。
「恥を知りなさい!卒業という善き日にそのような言葉で水を差すとは一体どういう了見ですの?そういう内輪の揉め事はお身内だけでなさい」
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そして婚約は解消され、ヴァレリーは王太子妃に乞われて侍女として彼女に仕える事になり3年が経過。
元婚約者との思わぬ再会が待ち受けていた。
さらには婚約クラッシャーの前世の記憶持ちピンク頭や、謎の殺し屋まで加わって、ヴァレリーの周囲は謎と不審人物でいっぱい。ただただ勉強が好きで、それを活かせるからと王太子妃付き侍女兼女官となっただけなのに。
とりあえず、こっそりと自分を付け狙う(本当は警護している)元婚約者にガツンと言ってやらねば!
勉強大好き超絶美女で他人の心に鈍感なヴァレリーと、理由があって初恋を拗らせまくった元婚約者ウィリアム、ヴァレリー大好きな王太子妃、王太子妃大好きな王太子達の繰り広げるラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 21:00:00
55463文字
会話率:34%
「こんにちは。私、今日死んじゃいました」ーーーー政略結婚で年の離れた実業家に嫁がされた侯爵令嬢エレナは、長い結婚生活の末にハロウィンの朝に永眠についたーーーーはずが、幽霊になって故郷の町に戻ってきた。これは、享年アラフィフ死者復活令嬢と、幼
馴染の年下魔術師が、それぞれに拗らせた初恋をハロウィンの夜に解きほぐす物語です。ハピエンなので、安心してご賞味ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 23:01:22
21922文字
会話率:41%
男爵家を叔父に乗っ取られて、市井で冒険者として日銭を稼ぎながら弟を育てている令嬢のアンナは、ある日訳ありそうな冒険者ルーフェスと知り合った。
いつもアンナの事を助けてくれるルーフェスに、段々と心が惹かれていったが、彼女にはその想いを素直に
認められない理由があったのだった。
何故ならアンナの目標は、叔父に乗っ取られた男爵位を取り返して身分を回復し、弟に爵位を継がせる事だったから。そうなると冒険者の仕事は出来なくなるのだ。
貴族の身分を取り戻そうとしている気持ちと、冒険者としてルーフェスの隣に居たい気持ちの間で悩み葛藤するそんな中で、アンナはルーフェスの重大な秘密を知ってしまうのであった……
##この作品は以前書いた『訳あり令嬢の大団円〜秘密の公子に溺愛されるまでの三ヶ月間について〜』の改稿版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 22:00:00
224403文字
会話率:45%
叔父に命を狙われて屋敷を逃げ出した男爵令嬢のアンナは、冒険者に身を置き、日々ギルドの仕事で日銭を稼ぎ、弟を養いながら反撃の時を、彼女が十八歳を迎えるその時を、サナギのようにじっと待っていた。
そんなある日、ギルドの仕事にありつけなくて困っ
ていた彼女に、銀髪の美青年ルーフェスが、何故だか手を貸してくれたのだった。
それが縁で、その後も二人で一緒に仕事をしていくうちに、アンナは次第に彼に心惹かれていくが、けれど彼にも秘密があって……
これは、
少し危なっかしくも真面目で真っ直ぐなアンナと、そんな彼女を優しく見守る眉目秀麗でそつのないルーフェスの、お互いの複雑な立場からはっきりと態度を示せないそんな二人が、慕う気持ちを打ち明け合うまでの三ヶ月間の物語である。
ーーー
完結まで書き切ってあるので、一週間以内に順次アップしていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 09:08:44
223527文字
会話率:42%
自分に価値の見いだせないアラサー女の時森 芽々。
2022年冬、流星群の夜のことだった。
地元の友人・里穂から連絡がくる。
それは高校時代の初恋相手・黒咲 由利が自殺したという訃報であった。
明るく人気者の黒咲くんが自殺したことに
実感の湧かない芽々は、衝動的に流星群を見に終着駅にある丘へと向かう。
そこで芽々は過去へとタイムリープしてしまう!
時は2010年冬、高校三年生に戻った芽々はまだ生きている黒咲くんと再会する。
タイムリープをきっかけに黒咲くんの自殺の理由を知っていくこととなるのだった。
「私、アラサーになってもまだ黒咲くんが好きなんだよ!!」
これはアラサー女が拗らせた初恋相手に向き合う大人の切ない恋と淡い青春の物語。
※この作品はエブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 12:00:00
134925文字
会話率:32%
起承転結なんてものはなく、初恋をお互いに拗らせた主人公たちが幸せになるお話です。
*ふわっとしています。
*ただイチャついています。
最終更新:2022-06-10 18:00:00
5330文字
会話率:46%
神喰百友(かみじきゆう)は新高校一年生。新しい生活と出会いに胸を躍らせている彼は初恋を気付けぬままに恋が終わってしまったことを未だにすべて忘れることが出来ずにいる。そして、高校で初めて会話したとてもきれいな女の子は実は初恋のあの子で………
…。
初恋の軌跡をたどったりたどらなかったりしながら、ちょっとした奇跡を経てもう一度恋をする。そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 07:00:00
92123文字
会話率:47%
ある光景を見たとき私、リアーネは前世の記憶を思い出した。
そして思う。ここはある小説に酷似した世界だと。しかも自分は悪役令嬢として出てきていると。
でも、小説の私はヒロインを虐めてないし私も虐める気はない。関わるのすら面倒だ。でも面白そうだ
し、ちょっとのぞき見するくらいはしようと。婚約者ともそのままでいいや。だって勝手にヒロインとくっつくだろうしと。そしてそのまま放置して半年、私は婚約破棄の会場へと向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 16:00:00
5257文字
会話率:40%
「真ん中に具が入っているので、大きくガブッといくと具まで届きますよ!」
「ガブッと?」
「ガブッと!」
五年前。ディマガバリ大陸の北西に位置するアルパランの新人兵ディリオルは、美食の国メルトーナから訪れた年下のミオンミシュリーことミミから
【から揚げおにぎり】を貰い恋に落ちた。
将来有名な料理人になったら、また料理を食べさせてもらう約束をしてから月日は流れ、ディリオルは初恋を拗らせた。
そんなある日。アルパランの皇子妃の為に期間限定でメルトーナより料理人が派遣されることになり、ディリオルの所属する隊は、料理人であり皇子妃の従姉妹でもある彼女の護衛を命じられる。
そこで出会った料理人は、ディリオルが初恋を拗らせた相手ミミだった。
喜びも束の間。皇子妃の従姉妹で、メルトーナのお姫様、更には美食の国の女神の孫娘である彼女は、ディリオルに取っては雲の上の存在。
拗らせた初恋も遂に果てる時かと思いきや、ミミは昔と変わらずにディリオルを覚えていてくれて……
小隊の副隊長×伝説の女神の孫娘かつ美食の国の宮廷料理人の身分差恋愛ファンタジーです。
アイリス大賞に応募中です。よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-06 01:00:00
8161文字
会話率:41%