かつて、クラウゼヴィッツは、「戦争を他の手段をもってする政治の継続である」と述べたという。
人間が技術的進歩と物質的繁栄を遂げ、宇宙空間に進出してもなお、それは変わらない真理であったようだ。
当初、厳しい宇宙空間では人々は互いの生存のために
協力しなければならなかった。
人類は社会を作り、互いに助け合っていた。
だが、人間の技術的発展によって、そのような時代は打ち破られていく。
政治体制の違い、経済問題の対立などの複合的な理由から、アテナイ共和国は、アイギス帝国に宣戦布告した。
戦争は開始されたが、包囲戦と陣取りゲームを繰り返すだけで、互いに、緩やかに消耗していくのみだった。
なぜなら、人類にとって過酷な宇宙空間にあっては、大きな損害を出すことは、双方にとって好ましいことではなかったからだ。
しかし、その膠着状態を打ち破られていく。
主人公レイは、アテナイ・アイギス戦争をその身で味わうことになる。
注意書き
王立宇宙軍と帝国軍は同一のものです。
帝国は自国の軍を王立宇宙軍と呼んでいます。
共和国は王立宇宙軍を帝国軍と呼んでいます。
もっぱら文中では、アイギス帝国は単に帝国と呼ばれ、アテナイ共和国は、共和国と呼ばれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 23:00:00
44017文字
会話率:33%
約100年前。インヴィリオ帝国、フェリミオス騎士国、ヴァルキュローズ戦王国、サリヴィエット魔法国、アリシディア公国の5カ国は常に戦争状態にあった。
しかし、長年の膠着状態が続き、疲弊しきった5カ国は和平への第一歩として、宇宙空間から衛星を落
下させ資源を抽出する計画、MES計画を行った。結果は失敗。世界最高峰の科学者達が集められた研究所は落下させた衛星の制御を誤り壊滅し、落下の余波は世界中を変質させた。
同時に、それ以降に生まれてくる子供達の中に不思議なエネルギーを持っている子供が現れ始めた。科学者達は研究の末、それらの人体干渉エネルギー物質を魔力と名付け、それら物質と特定の手順で構成された陣を以て発現される超常的現象は"魔法"という名で世界中に普及していく事になった。
だが、新たに人類が得た力はあまりにも強大過ぎた。
再燃した5カ国による戦争は、銃から魔法へと姿を変え、世界を戦火へと呑み込んでいく。
五芒星同盟が結ばれるまで・・・・・・
やがて、40年が経ち世界は転換期を迎えようとしていた。
学園バトルファンタジーです。
初めて書かせて頂いているので誤字や脱字など諸々あると思います。是非諸々指摘して頂けると嬉しいです。
題名はかいこくのペンタグラムと読みます。
この物語は銀き災厄の再世歌と関係する物語となっていますので、ぜひそちらも読んで頂けると嬉しいです。
【追記】
恐らくかなり先になりますが一章を一度纏めて修正を行いたいと思います。一章の中盤辺りまでは余りに見るに堪えない出来なので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 20:45:52
351731文字
会話率:47%
「変な夢を見た」で始まり、「そこで目が覚めた」で終わるショートショート集「変夢奇譚 ~くだらない夢のよせ集め~」より、第21夜「帰還」を紹介させて頂きます。
事故により宇宙空間を漂う私。「地球に帰りたい」そう望んでいた私に奇跡が起こる・・
・というお話です。
「変夢奇譚 ~くだらない夢のよせ集め~」は、私がカクヨムで連載していたものです。
(https://kakuyomu.jp/users/Ak_MoriMori)
全55夜です。
他にも「アルファポリス」にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 14:37:44
858文字
会話率:10%
時は西暦2052年。一億以上も宇宙に漂うスペースデブリ(宇宙ゴミ)は深刻な問題となっていた。人類に代わり、宇宙空間でデブリの処理業務を行う人型アンドロイド、イブキとグレン。そんな彼らを見守る神、アトラス。
彼らのいつもと変わらない日常が突然
崩れた。
直径百メートル級の隕石の襲来を知らせる緊急通信が入る。決死の覚悟で隕石に挑んだイブキとグレンの二体は、見事隕石から地球を守る事ができるのか・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 18:22:20
10230文字
会話率:51%
ゴゴゴゴゴゴー
激しい振動とともに、私は宇宙空間に突入した。
数十分間の揺れ、僅かな時間だが何度経験しても楽しいものではない。振動と熱、私にとっては地獄の扉を開けるような不快な時間にしかない。
このまま爆発してしまうかと、いつも思ってしまう
。慣れる事はない……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 00:24:09
6909文字
会話率:27%
そこはあなたのいる世界とは違うけど似たような別世界。
宇宙への進出が恒常化し、
星々の開拓が進み様々な星で人々が生まれ、そして様々な個が生まれた。
【マシンズ】と呼ばれる機械も、
星々の個を多大に示しているだろう。
それらは各星々での
代表であり、力の証明であり、惑星間での戦争に使われた。
主戦力となる【マシンズ】には様々な形が存在するが、中でも人型が多かった。
宇宙空間での戦いには不向きだろうが、
浪漫を追い求め、浪漫を掲げ成り上がった宇宙開拓時代の先導者達には都合が良かったのだ。
鋼の巨人の剣が、人々を導く。そんな夢物語が、御伽噺として枕元で語られるほどに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 18:04:39
51981文字
会話率:37%
かつて人類が地球を離れ宇宙へ進出したことにより獲得した能力「魔法」。
その後魔法と科学が融合した魔法科学技術(Magic Science Technology)により人類は恒星間航行を可能にし、転移ゲートを備えた居住可能な惑星へと生活圏を
広げた。
何もない宇宙空間から、あり得ないエネルギーを生み出す「魔法」。
その魔法を使うことができる魔導師の存在は、人類の暮らしを根本的に変えた。
しかしある日突然、全ての魔導師が宇宙から姿を消した。
混乱の中で人類は、旧地球(オールドアース)の森林が作る「マナ」を利用して魔法を行使する精霊魔術師たちにより、辛うじて失われたMT(Magic Technology)を維持し、転移ゲート網を回復させた。
以来千五百年。
新たな魔法技術は発展不可能なまま、ブラックボックスとなったMT遺産を精霊魔術師が使い回す日々が続く。
純粋科学(Pure Scienceピュアサイエンス)の進歩は停滞し、未だにMT時代の技術に追い付く気配もない。
そして今、辺境の砂漠の惑星で、新たな物語が始まる。
この作品は、「カクヨム」にも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 10:00:00
326347文字
会話率:46%
時代は太陽が惑星状星雲を形成してから、数世代の恒星が超新星爆発を迎えていた頃。人類や宇宙生命体は太陽系のあった宇宙から別の宇宙へと活動範囲を広げていた。
中枢宇宙。そこは全ての4次元宇宙を統制する機構、第4宇宙連合がある宇宙だ。ここには、全
4次元の宇宙空間のほとんどの相互作用が現存することから、まだ若い宇宙にもかかわらず、他の宇宙から移動して来た知的生命体たちによって、高度な技術、思想をもった宇宙へと成長していた。
そんな行政の一部に、宇宙環境省がある。彼らは、全ての宇宙の生命体を科学技術の及ぶ限り、保護しようとするところである。
そこの調査員に人類型機械のエリカ・ニチュードと人類の須木通がいる。彼らは様々な宇宙の様々な惑星へ行き、惑星の調査をする、調査員である。
「Space Sights」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 11:35:19
34491文字
会話率:40%
太陽が惑星状星雲を形成してから、五百億年後の未来。人類は四次元空間を拠点として発展した第四宇宙連合へ加盟していた。マルチバース宇宙論は確定され、人類も別の四次元宇宙空間へと進出していった。
白井雪華は、フォトグラファーの仕事をしている。銀河
や散光星雲、そして、宇宙の大規模構造のグレートウォールなどを撮影して、芸術作品として発表している。将来の夢は、自身の撮影した作品で個展を開くことである。
しかし、彼女はフォトグラファーの仕事だけでは、生計を立てられず、アルバイトでドキュメンタリー番組のカメラマンの仕事をしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 07:58:13
23632文字
会話率:53%
宇宙の晴れ上がり以降に進んだ可視光線の内側の宇宙空間内を示す〈現宇宙〉。その現宇宙内で設立された連合の省庁に宇宙環境省がある。そこの空間管理課は宇宙環境に影響を与える不法投棄物スペース・デブリを取り締まっている。
深黒京香と白和泉裕嵩もそ
の空間管理課の職員の一人である。彼らは、一般にはスペース・デブリ取締官と呼ばれ、宇宙空間のあらゆる場所に不法投棄されていくスペース・デブリを回収し、その業者の確保を行っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-08 10:42:41
51772文字
会話率:40%
昔、月と星との戦いがあった。
多数の宇宙空間航行軍艦が月を包囲しその戦争は星の勝利によって幕を閉じるはずだったのだが、月は星と差し違える覚悟でとある兵器を星へと落とす。
その兵器によって死者は生前の記憶を失って甦り手当たり次第に生者を襲い
だした。
一人倒しても味方が一人やられるとその死体で敵が一人増えてしまい倒そうにも奴らはしぶとく動き回り駆除しようにも奴らは爆発的に増えていく。
世界が滅びに瀕し人々が身を寄せ合い協力し鬼に怯えながらかろうじて生きている中、戦い終結から100年、彼は彼女と出会った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 06:00:00
237924文字
会話率:60%
※本作は『箱庭』シリーズのリメイクです。
世界は緩やかに停滞しようとしている。
数世紀も前から叫ばれていた燃料枯渇問題は、様々な取り組みが行われているものの、未だ解決の糸口が見つからないでいた。
まだ裕福な地域も残るものの、地理的
に自然エネルギーに乏しく、また化石燃料もない<貧しい地域>はエネルギー制限がかけられており、日常生活が原始的になり<文化的な生活>が送れない地区は広がっている。
君たち ―― 日本もまた、自然エネルギーに乏しく、化石燃料のない国だった。
それでも、技術立国としての地位を確保していたため、裕福な国ではあったが、技術が飽和していた世代において、衰退の一途を辿るであろうと予言されていた国でもあった。
日本は、持てる技術を駆使して、火山帯である地形を利用した地熱発電などを推進することで、どうにかエネルギーを確保しようとしていた。
しかし、国際社会はそれを許さず、残り少ない資源をコントロールしようと各国は躍起になり、ようやく海底地熱発電機構<ワダツミシステム>の運用にこぎつけた日本に対し、エネルギー資源の供給に制限を課した。
運用が始まったばかりのワダツミシステムでは、国内需要を賄いきれないと判断した日本は、衛星を使って太陽エネルギーを地表受電するという、とんでもない技術を採用した。
そのことにより、当時、ぎりぎりの均衡で保たれていた国際社会のパワーバランスが崩れると懸念されたが、日本はその技術及び得たエネルギーの国際流出を自粛し、緩やかに鎖国するという道を歩んだ。
列島に生きる人々の生活を支えるのは、東海沖に浮かぶ人工島からなる海底地熱発電機
構<ワダツミシステム>、そして、列島上の宇宙空間に建設した静止衛生群および宇宙基地からなる宇宙太陽光発電機構<アマテラスシステム>。
これは世界の片隅で引きこもることを選んだ人々の群像劇。
※思いついた順に書いていこうと思っていますので、時系列はバラバラです。
--
■お礼
※『箱庭』シリーズに反応くださった方ありがとうございました。
※今後はこちらを地味に更新していきたい所存です(2021/08/31)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 22:39:48
97316文字
会話率:39%
宇宙空間に建設された発電基地での話です。
最終更新:2019-10-14 14:14:30
12544文字
会話率:32%
「この世界に遊びに来ました~~!!」
病死したはずの美咲麻由里は草原の真ん中で目覚めた。ここはどこ?
頭の中にインストールされているというナビゲーターによると、麻由里の身体は女神のものになっているらしい。
全知全能全力全開元気い
っぱいにマユリは駆け出した!
スーパーパワーの神様ボディは冬でも平気で泳げるしジャンプ一発で宇宙空間?!
村に落ちたマユリはそのまま女神様として歓待を受ける。ここから女神マユリの伝説が始まる!
スローライフ、魚釣り、農園、アウトドア、冒険、ダンジョンメイク、無双、学園、友達、もふもふ、ごはん、もの作り、動画配信、掲示板、転生、転移のサポートも、全部楽しんじゃおう♪
異世界に降りてきた女神様はトラブルを収めるのか、それともトラブルを巻き起こすのか…………?!
お友だちとして集まる冒険者、村人、学友、転移者、転生者、オタクたち、エインヘリャル!
頑張れ、お友だちの皆さん! マユリの常識を守るのは君たちだ!
◇
基本的にほのぼののんびり楽しくスローライフでギャグもコメディもあります。掲示板や動画サイト、主人公以外の作るダンジョン。主人公以外の冒険。主人公は無敵の神様チート。
友達は女の子中心。身バレしようが目立とうが、なんでも自由になるのでマユリは全く気にしません。マインドは小学生です。恋愛は少なめ。スマホも使いまくり動画配信も掲示板投稿もします。
とにかく遊びます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 20:13:17
176760文字
会話率:41%
宇宙空間でならエネルギーを無限に供給できるDドライブが発明されたことで、人類は宇宙空間での生活を始めて数世紀の未来。ひょんなことから出会った少年と女性型アンドロイドの物語。
美少女アンドロイドが出てきたり、ロボットに乗って戦ったりするお話で
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 01:00:00
466208文字
会話率:45%
バレンタインデーは、女の子が気になる男の子にチョコを贈る日です。
男の子にとっては、誰かにチョコを貰えるかドキドキする日です。
でも元々のバレンタインデーは、家族やお世話になった人にプレゼントを贈ります。
男性から男性、女性から女性に贈って
もいいんです。
チョコやお菓子じゃなくて、手紙や言葉だけでもいいんです。
普段お世話になっている人に『いつもありがとう』の言葉を贈ってみませんか。
さて、あなたはご存じですか。
遥か上空の宇宙空間で、地球を取りまいているバレンタインを……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 07:04:46
2313文字
会話率:38%
星のかけらが、黒一色の宇宙空間をただよっていました。すると――
最終更新:2022-01-08 20:47:50
521文字
会話率:0%
俺は、地球から見て太陽の向こう側、約三億キロ彼方の宇宙空間に浮かぶ地球連邦宇宙軍の宇宙要塞アマテラスに勤務する兵士だった。俺たちの使命は要塞に保管されている反物質を敵の手から守ることだ。
この時代、人間は頭蓋骨の中に機械を埋め込むことで
、脳の機能を拡張していた。
専門的な知識や技能を脳に直接「インストール」することで自分のものとしたり、考えるだけで宇宙船やメタルクリーチャーと呼ばれる動物型ロボットを遠隔操作したりしていたのだ。
しかし、その恩恵に預かるためには多額の費用をかけて脳に機械を埋め込む必要があった。
唯一、費用を必要としないのは、地球連邦宇宙軍に入隊し下士官以上になることだ。貧乏な生まれの俺はそのルートを狙って兵士になった。
俺は脳の機能を拡張することに強い憧れを抱いていたが、中には俺の友人のように「それで人間といえるのか」という疑問を抱く者もいた。
ある日、俺たちの部隊に若く美しい女性士官が配属されてきた。要塞内の案内を命じられ、彼女とお近づきになった俺は幸せな気分を味わっていたが、敵である火星の特殊部隊が、要塞内部に突如侵入したことで甘いひと時は終わりを告げた。敵の狙いは反物質を奪取することにあったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 23:30:29
95687文字
会話率:34%
宇宙航路・空間保全隊---通称清掃部隊---106の管轄内で宇宙貨物船が当て逃げされる事故が発生した。当て逃げした船は、非常に貴重な材質の巨大宇宙船だと思われたが、該当する宇宙船が、どうしても見当たらない。
通信にも応じない、回避行動も全
く取ろうとしない、どこにも登録されていない謎の宇宙船は、しかも、あり得ない程の高速で宇宙空間を移動しており---
(SFですが、科学理論や物理法則的には、正しくない内容になっているますが、その点はご容赦下さい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 18:00:00
19539文字
会話率:49%
3021年地球は光り輝き、宇宙空間ではプラネットサーチャーが徘徊していた。
最終更新:2021-11-11 17:05:36
2507文字
会話率:3%
宇宙空間を進む一隻の船。
数百年前に地球を旅立った船で、こどもたちは生まれた。
もうすぐ目的の惑星へたどり着く。
みんな、すくすくと育ち、養育AIからたくさんのことを学んだ。
人類のひみつ以外を──。
こどもたちは地球以外の惑
星で楽園を築けるのか。
ひみつに気づいたこどもが選んだ答えは──。
作曲家・仙道アリマサ様の楽曲にインスピレーションを受けて詩や小説を創作する「仙道企画その2」への参加作品です。全4話(約12,000字)となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 23:42:05
13244文字
会話率:32%
AI搭載型無人探査機が宇宙空間を漂っている。永遠に等しい時間を遊泳した結果AIのプログラムに変化が生じていた。ブラックホールを目の前にした探査機は回避ではなく自ら入ることを選ぶ。初めて見る夢から覚めると見たこともない猿の巣穴にいた。
最終更新:2021-10-30 21:35:38
3007文字
会話率:0%
宇宙空間を突き進むと、いつかは元の場所へ戻ってしまう、という説のSFです。
最終更新:2021-10-21 23:22:18
553文字
会話率:53%