二〇二〇年、コロナ禍の東京。実方不動産会社の新入社員として入社した吉野倫玖(よしのともひさ)は、六年前付き合っていた元カノ、清水麻那美(しみずまなみ)と同僚になってしまった。
一人で、姉の忘れ形見である清水鼓哲(しみずこてつ)という男児
を育てようと奮闘する麻那美だったが、実家の両親の圧力で、鼓哲を実家に渡さなければならない状況に追い込まれる。
しかし、麻那美は鼓哲を返したくないと言う。
麻那美の出身地は、瀬原集落(せばるしゅうらく)という、『苗の神教』という宗教を信仰する人間で構成された隠れ里だったのだ。
鼓哲を返したくないと奮闘する麻那美を、倫玖は、支える事が出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 17:42:11
162508文字
会話率:23%
平成元年のある日、日野燐子(ひのりんこ)は、不思議な老人、坂本紘一(さかもとこういち)と出会う。そして平成四年、ひょんな事から、担任教師の吉野玖一と同居する事になった燐子は、数々の、不思議で、恐ろしい体験をする。果たして、其の原因とは?這
い寄る黒い影の正体とは何なのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 22:17:10
186582文字
会話率:36%
昭和四十年、東京。
坂本自動車の経営陣の一人、坂本紘一(さかもとこういち)は、二十年ぶりに、美しい従妹、坂本成子(さかもとみちこ)に再会する。実は、坂本家は『苗の神教』という宗教に基づいて構成された隠れ里『瀬原集落』の出身で、成子は、十
三年間、其処から失踪していて、最近発見され、連れ戻されたはいいが、集落の中で居場所を無くしていた。紘一の父、静吉(せいきち)の計らいで、成子は、紘一の家で同居を始める。しかし、静吉の急逝で、紘一の日常は一変してしまう。
一方、成子の失踪は、その妹、坂本逸枝の事故死が関係しているらしいのだが、詳らかにはされない。紘一は次第に、成子の失踪に、疑問を抱くようになる。
紘一の親友で、成子の従兄の実方辰顕、青梅在住の画家、吉野綜一、そして、坂本家の面々が加わり、互いの事情が絡み合い、徐々に、真相が明かされていく。
果たして、成子失踪の理由は?また、逸枝の死の真相とは?そして、苗の神様の秘密とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 20:25:56
291438文字
会話率:41%
軍師に憧れる少年、射落統星(いおち・すばる)は文科省が威信をかけて開発したVRMMO「ヒーローメーカーシステム」の被験者の一人に選ばれる。
クセの強い先輩の緑川翡翠、腐れ縁の幼馴染華山玲子、できた妹の一十三たちとともに、すばるは古代中国を模
した仮想現実世界において磨き上げた兵法を駆使し、次々に目覚ましい戦果を上げていく。
全ては胸に抱いた「志」を実現させるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 19:00:00
245264文字
会話率:29%
中国は明の時代。
都・長安には風流人士たちの集う酒楼があった。
名を酔仙楼という。
かの大詩人、李白ゆかりのこの酒楼で繰り広げられるドタバタ詩文コメディ。
さて、今宵の肴はいったい誰になるのか?
登場人物紹介
すもも 盛唐の詩人李白そのひ
と。字は太白、号は青蓮居士。天才的な詩才と自由奔放な振る舞いから謫仙人とも呼ばれる。詩仙の尊称を持つ。
しびっち 盛唐の詩人杜甫そのひと。字は子美。真面目で細かく、融通の効かない性格。食い意地が人一倍張っている。詩聖の尊称を持つ。
ブツ子 盛唐の詩人王維そのひと。字は摩詰。やや天然気味のフワッとした性格。詩のみならず絵画にも長け、南画の祖とも呼ばれる。詩仏の尊称を持つ。
※カクヨムさまにても公開中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 22:00:00
33724文字
会話率:42%
剣仙としての運命を背負わされた少女、聶隠娘。
彼女が剣を舞わすたび、白い大地が黒く濡れる。
時の環から外れた彼女の、出会いと別れのストーリー。
※カクヨム様で公開していた「剣仙聶隠娘」を大幅に加筆・修正したものです。
最終更新:2022-03-06 20:00:00
86255文字
会話率:24%
早い、美味い、安い! 吉野家
いや、吉野家は早くありません!
早い時代を知る人間の懐古エッセイ
最終更新:2022-07-22 00:00:00
3094文字
会話率:24%
吉野純一は自然豊かな作東町に住む高校2年。
夏の夜、縁側で60年に1度の彗星を眺めていると、空から一筋の光が落ちてくる。
その光の先には『吉岡正子』という女の子が。
でも、その少女は道を間違えたり、スマホを知らなかったりと、どこか様子
がおかしい。
よくよく話を聞くと、彼女は60年前、1962年からやってきた自分の祖母だった。
時を超える彗星からやってきた少女が巻き起こす、僕らの夏休みの行方は。
17歳の夏。
乗り越えなきゃいけないものが沢山ある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 20:17:36
80007文字
会話率:50%
自分の将来を綿密にシミュレートして絶望した八坂連理は、未来予知にも匹敵する推理能力を買われて異世界から召喚される。召喚主である魔女ラプラスに使命として言い渡されたのは、数年前に起こった『魔王暗殺事件』の真犯人を突き止めることだった。
推理能
力以外は凡庸。ゆえに転移にあたって与えられた初期ステータスは並以下。適性があるのは下級ジョブの“探偵”のみ――と踏んだり蹴ったりの連理。しかし、唯一魔女に与えられた“権能”により強力無比のサブジョブ“無貌”と、副産物として銀髪美少女の助手を獲得する。
これまで過ごしていたのとはルールの異なる世界。職業(ジョブ)と技能(スキル)がデータ化されることにより、あらゆる人為的現象を予測可能な世界観で、連理が突き止める陰謀の真相とは。
不定期連載(予定)
2022/06/05 掲載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 16:42:02
7406文字
会話率:56%
他県の私立高校を卒業した三月。故郷に戻った染井俊を待っていたのは、引きこもりのアナグマと化した幼なじみの姿だった。
年上の幼なじみ――綾崎冬華を元に戻すべく奔走する俊。
努力は次第に実り、徐々に立ち直っていく冬華。俊もまた、今の傷ついた彼
女を受け入れ始める。
だが、どんなに尽くそうとも過去は消せない。
ふたりの些細なボタンの掛け違えは、後に大きな試練を招くことになる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 13:00:00
108178文字
会話率:39%
「今日こそ教えてくれますか。私の、今際の際を」
片側に翡翠色の義眼を填めた少女、白野憂月。
身体に不全を抱える彼女が僕に望むのは、いつか訪れる自分の結末。
僕には、生物が死ぬ直前の風景が見えた。
遠くない未来、彼女は孤独に死ぬ。
ど
うしようもなく、結末の決められた物語。
それでも僕は。
彼女に生きていてほしいと思っていたのに。
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※本作は他サイト投稿作『唄う少女とハーフエンドワールド』に
一部加筆修正をおこなったものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 12:30:16
80057文字
会話率:43%
30歳ニートの吉野光史郎はハローワークの帰りにトラックに轢かれて死んでしまう。
目を覚ますと天界にいた。
そこで光史郎は転生させられることを知り、チート能力で活躍することを想像して喜んだ。
しかし、転生後の能力は本人の能力と適正で決定す
ることを聞かされた。
転生先の世界は魔法を中心として動いており、人々は階級によって職業や生活圏を区別されている。
階級は下流、中流、上流の3つに分かれていて、この階級は生まれた血筋で決定し、生涯変わることはない。
生前あらゆる努力と責任から逃げてきた光史郎は、下流階級としての転生しか認められなかった。
だが、そんな光史郎に三年間のチャンスが与えられる。
転生先での生活を元に、半年ごとに査定を行い、適正が認められれば中流、上流への転生を許すというものだった。
そして、転生する光史郎の監督役として新米天使のピカリが配属された。
これは光史郎がピカリや多くの人と過ごす中で、これまでの人生のツケを払いながら成長していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 20:19:04
33208文字
会話率:40%
吉野智夏(ちなつ)高校2年の17歳。
中学の頃、わたしは人との距離感がわからなくなっってしまった。
友達とクラスメイトの境目は?
でも周りが全てただのクラスメイトだとしても、この沢田莉子(りこ)だけはわたしの友達。
明るく素直でちょっぴりド
ジな莉子からもらった『かえるのピクルス』。
そして伊豆で巻き込まれた海難事故。
2つが引き起こした不思議な出来事。
智夏と莉子の青春の1ページ。
ひと夏の恋・友情・勇気・悲しみがわたしに大切なものを与えてくれた。
アイスのように甘くて、尊い想いをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 07:00:00
34220文字
会話率:51%
京大農学部の男女3人ずつの仲良しグループが、3月下旬、南紀勝浦にお花見旅行に出かけた。その結果、吉野は行方不明、支倉は退学、残った4人は警察に呼ばれ疑われた。主人公深山佐保(みやまさほ)は旅行をきっかけにグループ内の大島稔(おおしまみのる)
と付き合い始め同棲するが、旅行の1年後、大島宛に不思議なものが送り付けられるようになった。宅急便や茶封筒の中身は桜の枝ばかり。黒いリボンで結びつけられた2本の枝は、呪いなのか。大島が吉野の失踪原因か。佐保は大島の手助けをしてしまったのか。桜は不幸を呼ぶのか幸せをもたらすのか。
専門分野の話が多いです。読者に推理してもらうのではなく、謎が解けていく過程を楽しんでもらうほうのミステリーです。
*この物語はフィクションであり、名前の似通った実在の大学、研究機関とは関係ありません。
**2018年に発見された桜の新品種クマノザクラの事例を参考にしていますが、こちらは全く架空のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 21:00:00
45792文字
会話率:44%
静御前と義経のIF歴史です。こんなだったかなーと。
静御前の終焉の地は記録がないようですが、鎌倉から京都へは戻ったらしいです。
子供を海に捨てたらしいのですが、生死を確かめたのか、溺れさせたのか、遺棄したのか、もしかしたら生きている可能性も
ある気がしました。
本編は悲劇にしましたが、義経が北海道や大陸へ渡ったという伝説もあるわけですから、家族そろってどこかで生きていてもいいんじゃないかな、などとも夢想します。
* これは遥彼方さまの「冬のあしあと」企画の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 11:49:38
3608文字
会話率:35%
不憫な女の子をしゃぶしゃぶ漬けにしてみました。
最終更新:2022-04-20 23:09:19
3921文字
会話率:27%
牛丼は秋ぐらいからバカ高くなるかもしれません、いやマジで。
最終更新:2022-04-20 00:01:14
667文字
会話率:0%
平成11年秋、斉田一郎{60歳}は四国徳島県の脇町にいた。その数週間前名古屋の古書店で〝天皇家の大秘密政策”と言う本を購入。読んでみて斉田は天皇家と言うよりも空海の四国八十八札所巡りの解説の方が面白いし説得力があると思った。
天皇家発祥
という問題の場所は徳島県吉野川中流の北岸にある貞光町という所だ。好奇心に駆られて斉田は常滑から車でやってきたが特別な史跡はない。
問題の貞光町は空海の定めた八十八札所から見えないようになっている。厳密には〝この聖地”は貞光町から少し離れた鍵掛山の麓の部落だと言う。貞光町は天皇家の先祖が最初に天下った所だと言う。
貞光町の近くの脇町に来たものの斉田の気を引くものは何も無い。遠路はるばるやってきたので鍵掛山部落まで足を延ばすことになる。
部落に着いた時、待っていたかのように20歳位の女が斉田を自宅に招き入れる。
彼女は言う。この部落は日本という国が出来る前からある。自分とあなたは夫婦鳴る運命だと言う。
そして神社の聖なる場所で、200名の部落民に祝福される。その時斉田の肉体が若返る。
奇蹟は2人が夫婦になって常滑に帰ってえも起こる。
当時常滑は中部国際空港の建設の最中であった。斉田が経営する斉田不動産の社員が全て入れ替わる。斉田が経営する借家、アパートの住民が居れ変わる。彼らは皆鍵掛山部落の域のかかった者達である。
そして不動産を通じて、斉田の理解を超えた方法で20億という大金が斉田不動産に転がり込む。
鍵掛山部落の住民は古代から連綿と続く闇の組織だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 11:21:19
30495文字
会話率:9%
牛すき鍋膳を食べるときの葛藤を書きました。今度食べてみてください
最終更新:2022-02-17 18:35:29
1453文字
会話率:0%
精神疾患者の日常生活。苦悩する思考に翻弄されながらも黒い羊の自分を守りながら葛藤し日常生活を送る事の大変さを伝える。
最終更新:2022-02-06 17:44:33
4288文字
会話率:4%
とある大学生の非日常、夏休みに同じサークルの友に呼び出された主人公は、怖いものが視える人物であったため、手伝いに赴いた古民家で視えない恐怖に遭遇するのであった。彼は、一体何をみたのだろうか…
短編ホラー小説。第1弾
最終更新:2022-02-04 20:48:18
2868文字
会話率:8%
コメディの方で「グラフェンマン」という陰謀論を
主体とした新型コロナワクチンに対するコメディを
書いてきましたが、詳しくはそちらを見てください。
陰謀論者には当然の知識のようになっていますが、
ワクチンに対する否定的な意見は、ヤフーやグ
ーグルの
検索からは排除されていて、検閲されています。
ワクチンに関して調べるなら、duckduckgoかbingという
事になります。bingはマイクロソフトなので今回の
新型コロナの嘘でのプランデミックと呼ばれる計画的な
嘘のパンデミックの実行役と言われるビルゲイツの
会社なのでなんで検閲かけてないか謎ではありますけど。
イスラエルではワクチン接種しても意味がないデータが
出ており、ワクチンを強制しようとしたオーストラリアでは、
首相を全州が罷免という対決構造になっているようです。
また、ワクチン接種強化を狙うカナダでもトラック運転主が
集まって道路を封鎖するなどの行動でワクチン接種反対を
頑張っているようです。
オーストラリアといえばテニスの大会で、
ジョコビッチがワクチン接種していなくて追い出されたのが
かわいそうとか思っていたら、ジョコビッチは投資家で
大手製薬会社の株を大量にもっていたとか、おまえ知ってて
金儲けしてたんかい!みたいな。
ISD条項という法律よりも強い制約のある条約があって
TPPを結んだのが今の総理大臣の岸ですが、この条約のせいで
製薬会社と不利な条約を結んでいる可能性があり、どんなワクチンに
不利な事があろうと、それは言ってはダメで、損害賠償は全て
その国で行うみたいな事が結ばれていると言われています。
参政党を立ち上げた医者?歯医者の吉野敏明さんの動画では
画面にモザイクをかけてましたが、国際金融資本が犯人と読める
動画をYOUTUBEにアップしていました。
まだどのような党かわからないので、手放しで賛同はできないのですが、
動向を見ていきたいと思います。
ワクチンに反対する医師も少なくない人数があちこちで裁判や表明を行って
いますので調べてみるといいかも。アメリカでは17000人が表明している
ようです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 12:43:03
937文字
会話率:0%
【'21/1/10本編完結】
寮で同室になった訳あり女子二人のスイートでちょっぴりビターな秘密の花園
成績優秀かつ容姿端麗な生徒会長・吉野響。ある事情を抱えて高校一年の二学期から転校してきた少女・高木楓。
偶然、先輩の響と寮の同じ部屋に住
むことになった楓は、彼女の本当の姿を知ることになり……。
※この小説はフィクションです。実際の個人名や団体名とは異なります。
※無断転載お断り
カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054882144092折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 21:00:00
139921文字
会話率:45%
OL吉野美海には、過去に交通事故に遭いそうになって助けられ、助けた相手は動かなくて怖くなって逃げ出してしまった経験がある。罪悪感を持ちながら過ごしてきた美海の前にその相手が上司として異動してきた。過去に事故に巻き込まれ一時期の記憶を失ってい
るという。過去におびえながらも、上司の人柄の良さに惹かれていく美海。オフィス内で絡まる人間模様の中で、美海は本当の恋を見つけられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 20:15:44
60709文字
会話率:47%
近未来、東京。
どこからか人間を食いにやってくるモンスターが現れてもう55年。
東京には、モンスターと戦う職業、モンスターハンターが存在していた。
トップモンスターハンターである文月は、ある日モンスター退治の依頼を受ける。
そこで文月は、
特殊な宝石で動く人形アンドロイド、ジュエリードールの少女を見つける。
眠る彼女の胸にはまっていたのは、透明な宝石。
文月が探してやまない、ロッククリスタルの一種だった。
文月は自分が持っているドールに宝石を入れた。
けれども、目覚めたのは文月のドールではなく、宝石を元々持っていたジュエリードールの少女のようだった。
この時代には、自分の脳のデータをドールに移植して、ドールを肉体とし活動する人間たちがいる。
彼女もそのうちの一人のようだったが、どうも様子がおかしくてーー?
傍若無人なトップモンスターハンター×かつて愛した者の体に入った見知らぬ少女の友愛物語。
あなたは、大切な人を二度殺すことが出来ますか?
※この作品の改稿前の作品(同タイトル)がpixivにございます。こちらが最新です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 19:32:43
70199文字
会話率:61%
霊力のある世界。
特に強い霊力を持つ者は『能力者』と呼ばれた。
吉野の中学二年生の晃は、高霊力保持者の中でも特に霊力の強い『霊玉守護者(たまもり)』と呼ばれる存在。
春に『禍』を浄化し、制御に苦しんでいた霊力も落ち着いた。
そんな晃には両親
がいない。
親しくなった大人達から愛情を注がれる日々を過ごしていたある日、両親のことを知った。
育ててくれた周囲の人への感謝。
幼馴染みのひなへの想い。
拙作『霊玉守護者顛末奇譚』の晃の、生い立ちと成長のお話です。
※このお話はフィクションです。
お話のなかに登場する個人名・団体名などは全て架空のものであり、実在のものとは関係ありません。
※実在の地名・名称が出てきますが、違う世界の同じ名前の場所として楽しんでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-07 18:00:00
561577文字
会話率:23%
極道の息子、吉野開は今危機的状況にあった。
小・中学校とボッチで生きてきて、そのまま家の組を継ごうと思ったのに解散!?
なら他の組に入ろうと思ったのに親父に止められて、たどり着いたのは全寮制の元女子校!?
ぐうたら過ごそうと考えていた
のに親父が勝手に学園長の任務を引き受けちゃって……
学園長の任務をこなしながら卒業の進路を考える吉野開の成長記録です。
ゆっくりまったり書いて行こうと思います。
よろしくおねがいします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 20:00:00
8378文字
会話率:27%
小さな頃から、夢に見ていたあの光景。
海を見たのは高校の頃。海水浴場だった。
何故だろう。それなのに、脳裏に焼き付くあの光景は、港のような雰囲気だった。まだ海も見たことなかったのに。ましてや港町なんて、今も行ったことがないのに。
大学に入って。バイクを買って・・・・・・気がづいたのは二年の夏。
吉野の駅前へ続く国道。初めて行った私。けれど、広がっていたのは小さな頃から見ていた原風景だった。
それから何度も行った。自分でハンドルを握って。ひとりでも、友達とも。やがて原風景だったあの景色は、甘酸っぱい思い出と、苦味とが混ざり、今も私の心に残ってる。
あれから十年。これは、不思議な物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 00:37:58
2526文字
会話率:26%