貴族のみに門戸を開かれた王国きっての学園は、貧乏貴族の俺にとって居心地のいい場所ではなかった。
令息令嬢の社交場。
顔と身分のいい結婚相手を見つけるための場所というのが暗黙の了解とされており、勉強をしに来た俺は肩身が狭い。
それでも通
い続けているのは、端的に言えば金のためだ。
王国一の学園卒業という箔を付けて、よりよい仕事に就く。
家族を支えるため、強いては妹に望まない結婚をさせないため、俺には嫌でも学園に通う理由があった。
ただ、どれだけ強い決意があっても、時には1人になりたくなる。
静かな場所を求めて広大な学園の敷地を歩いていたら、薔薇の庭園に辿り着く。
そこで銀髪碧眼の美しい令嬢と出会い、予想もしなかった提案をされる。
「それなら、私と“偽装婚約”をしないかい?」
互いの利益のため偽装婚約を受け入れたが、彼女が学園唯一の公爵令嬢であるユーリアナ・アルローズと知ったのは後になってからだ。
しかも、ユーリアナは偽装婚約という関係を思いの外楽しみ始めて――
「ふふ、君は私の旦那様なのだから、もっと甘えてもいいんだよ?」
偽装婚約、だよな……?
※この作品は『カクヨム』『小説家になろう』に掲載しております※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 08:10:00
12405文字
会話率:40%
※毎週日曜日更新
✿❀✿❀
華藍(ファラン)国。
王都、華城(ファチォン)。東西南北を囲むようにそれぞれの区域が存在するその王都は、古の時代から穢れが溜まりやすい地のためか、ひとならざる者たちが起こす不可思議な事件に悩まされてきた。
そんな【怪異】に立ち向かえるのは、凡人にはない特別な内功を持ち、厳しい修行をしてある領域以上に達した仙人、もしくはそれを志す道士だけだった。
十五歳で道士見習いの暁玲(シャオリン)は、神仙の嗚嵐(ウーラン)と人里離れたとある山でふたり暮らしをしている。
時折、嗚嵐が王都から頼まれる厄介な【怪異】を解決しつつ、仙になるための修行に励んでいるのだ。
ある日、嗚嵐の旧友で王都の官吏を務めている李清(リーチン)の依頼で、ある事件の解決のため、王宮に女官として潜入することになった暁玲(シャオリン)。
第三皇子である皓懍(ハオリェン)皇子が二日ほど前から死んだように眠り続けたまま、まったく目を覚まさないらしい。
王宮の侍医でも原因がわからず、公にすることもできない。四日目の夜、妃嬪から依頼を受けた王宮の道士が三人合流することになる。病でないのなら【怪異】や呪術の類の可能性もある。
その道士たちの中には、ひと月前に王都を騒がせていた【怪異】事件をともに解決した憂炎(ユーエン)という首席道士の姿もあった。暁玲(シャオリン)は不本意ながら女装姿で再会を果たすはめになるが、それに関して彼がなにか言うこともなく····。
解決できなければ、関わった者たち全員が皇子の母である麗思(リースー)妃に罰せられてしまうという理不尽な状況下で。王宮の道士たちと協力し、王宮内を探索し始める。
そんな中、夜の庭園を散歩していた"自称記憶喪失"の見目麗しい幽鬼に出くわした挙句、なぜか気に入られてしまって····。
口外したら問答無用の極刑。解決できなければ罰せられる。前も後ろも崖っぷちから始まる、理不尽な依頼。
はたして暁玲(シャオリン)は、三日後に行われる公の祭事までに【眠り皇子】を目覚めさせることはできるのか―――。
『忘却』と『記録』が織りなす、中華ブロマンスファンタジー✨
✿❀✿❀
※ルビ有り
※架空の中華風な世界観
※ブロマンス寄りですが、軽いBL要素有
※この作品はネオページさん、カクヨムさんにて先行公開中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 07:00:00
25482文字
会話率:33%
目を覚ますと見知らぬ森。
夢かと思ったが、自分の姿がかつてオンラインゲームにて使用していたアバターだった。
よくある異世界転移…いや、コレだと転生か?
問題があるとすれば…リアル男だった自分が女になってる。
とりあえず魔法も装備も使えるし
、課金アイテムもある!
ならば目指すは不自由の無い生活!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 20:28:17
329720文字
会話率:34%
イリスは皇帝の唯一の姉である。
ある日、恋人のエルンスト率いる反乱軍によって皇帝のアルフォンスとともに殺されてしまった。
そんなイリスの記憶を持ち、イリスを直接殺したユーゴの娘として、生まれ変わったルイーズ。現皇帝エルンストの一人息
子、カイル皇太子の婚約者である。
カイルとの何度目かの顔合わせの日。
カイルから前世で父親のエルンストに殺された前皇帝のアルフォンスだったと聞かされ翻弄されたり…。
皇室の庭園に紛れ込んだ美少女からは「悪役令嬢…」と呟かれたり…。
今世では平和に暮らしていくつもりだったのに…。
どうやら、波乱に満ちた人生になりそうだ…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 00:00:00
349178文字
会話率:36%
天界に住む天使の1人であるヒルアは、
毎日の勉学をサボっては、禁止された庭園_禁園へと足を運びそこでしか取れない果物を取って来ては食べるのが好きだった。
ある日同じように天界の王国の現天王である祖父のハルバンにまたまた禁園へ行ったことがバレ
てしまう。
その罰としてヒルアは下界送りとされてしまい、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 17:49:09
3776文字
会話率:34%
『ずるいわお姉様ばかり。私もお姉様のそのドレスが欲しいわ』
妹は私よりも3つほど下の妾腹の娘で、所謂庶子にあたる。ピンクブロンドの美しい髪を持つ、そんな妹を父は溺愛し、彼女の欲しがるものは何でも与えた。
はじめは小さなクマのぬいぐるみ
だった。
しかしそこを皮切りに彼女は次々とものを欲するようになった。
風向きが変わったのは、そんなこんなで私が婚約者の王太子殿下との面会を王宮で行った帰りでのことだった。
『ねえ、お姉さま。王太子殿下って……さぞや素敵な御方なのでしょうね?』
あのゾクリとするような、底冷えする瞳を見たのは、それが初めてだった。
その時、直感的に私はこの妹が、間違いなく私の婚約者を欲しているのだと察した。そして内心ぼんやりと悩んでいると同時に、私に対する良くない噂が、学園内で囁かれ始めた。
無論、どれも噓である。しかし人の口に戸は立てられない。
『君との婚約を解消したい』
それは、予想外の一言だった。
『代わりに、君の妹と婚姻関係を結ぼうと考えている。これは決定事項で、すでに父上や宰相にも話を通してあり承認済だ。何、大々的に婚約破棄をパーティとかで行うわけではないのだ。王家も君の家も、これなら体面に傷はつかないだろう』
そうして、私は婚約者を喪い、妹は欲しがっていた私の婚約者を手に入れた。
失意の中、記憶も半分定かではなく歩いていた所に、たまたま留学していた帝国の第二皇太子に王宮の庭園で出くわした事をきっかけに、私は見初められた。
……今となってはそれも良かったのかもしれない。こうして私が心からの最愛と巡り合い、人生を共にすることができたのだから。
でも。
「大変よ、王国で革命が起きたわ!」
事態を重く見た私たちはその真相を探るべく、王国に無い戻った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 13:20:21
11348文字
会話率:37%
いたって平凡な少女・スズは地域の有力者であるハーヴィー家主催のガーデンパーティーにおまけのおまけのおまけで参加していた。
呑気にスズが茶をしばいていたその時、突然庭園に一人の身目麗しい少女の声が響いた__「彼のことを解放してあげてください!
!!」__。
その少女はハーヴィー家の令嬢である、オリヴィア嬢であった。彼女によると、スズは誰かを虐待し、いじめ尽くし、玩具みたいに子供を捨てた極悪非道の人間らしい。
スズは心の中で全力で叫ぶ「いや、誰の話!!!!?」と。
そんな混乱の最中、スズは過去のことをふと思い出していた。昔かっていた「犬」の話を。
☆途中から話の雰囲気が変わります☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 00:02:50
52435文字
会話率:41%
メリーナ・サウザンの物語第二弾。「メリーナ・サウザンの恋物語」を読んだあとにお読みください。
※あらすじ→お久しぶりです。メリーナ・サウザンです。芸術を愛する会で仲良くなった、ルシアーナ嬢と、皇宮の庭園で散策中、ある少年に出会いました。少
年は何かを悩んでいるようだったので、一緒に悩みを解決できたらいいなと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 18:26:27
6321文字
会話率:38%
イーリス公爵家、長女のローザと次女のルナは顔も背格好もそっくりな年子。
舞踏会に初めて参加した夜。ルナは庭園でウィクトル王太子に出会い、魔法植物の話で大いに盛り上がった。
博識で心優しいウィクトル王太子とのひと時で、淡い恋心を抱いたルナ
。自分も社交界にデビューすれば、またお会いできるだろうかと思っていた翌日。父親とローザ、ルナの三人は王宮に呼び出された。
待っていたのは国王と王太子。
なんでも、イーリス公爵家の令嬢に話があるという。
「それにしても本当にそっくりだ。レディに失礼なことをたずねて申し訳ないんだけど、昨晩僕と魔法植物の話をしてくれたのはどちらかな?」
王太子にたずねられ、ルナは自分が名乗り忘れていたことを思い出した。
そのわずかな間に――
「それは私ですわ。昨晩は名乗りもせず申し訳ありませんでした」
素早く口を開いたローザを後で問い詰めるも、「ああ言えば王太子妃になれるんじゃないかと思って」と返され。その晩、王宮から帰ってきた父に「ローザを王太子殿下の婚約者に望まれた」と告げられてしまう。
ローザの思惑通りに事が進み、王宮へと移り住む姉を見送ったルナ。
侍女たちをさがらせ、人目を忍んで涙しているかと思いきや……
――うふふっ……ここまでは順調ですわ!
くつくつと笑うこの妹、悲壮感の欠片もない。
「ルナ! 私を騙していたのね⁉」
「いやだわお姉様ったら。ご自分そっくりの妹が何でも言う事を聞く子に育つなんて都合の良い話、あると思いまして?」
似たのは外見だけじゃない。
何でも欲しがる腹黒姉に、腹黒妹の復讐が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 03:07:49
449858文字
会話率:49%
ある日突然、ある出来事をきっかけに式部茉弘(まひろ)は、自らを魔術師だと名乗る美少女——無花華彩菜(むかばな さいな)と出会う。
そして自分が、世界を殺す怪物——《精霊》であり、魔術師たちから命を狙われる存在であることを告げられる。そし
て——茉弘は彩菜からある提案を持ちかけられた。
「茉弘、魔術師にならないかい?」
「————へ?」
彩菜の計らいで、魔術師たちが通う学園〈極彩の庭園〉に通うことになるのだが……。
再会した妹がツンデレ化してたり彩菜に恋してたり、〈庭園〉の教師たちから勘違いされ弟子勧誘を受けたり〈庭園〉で暗躍する何者かにいきなり正体を見抜かれたり彩菜から過剰なスキンシップをされたりという波瀾の生活が待ち受けていた!
これは、世界を殺す怪物となった少年が最高の魔術師となって世界最強の魔女にプロポーズするまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 17:58:55
127503文字
会話率:43%
古城の「氷の悪徳令嬢」と呼ばれたアドリアーナ・フォン・ヴェルデン。
十五歳の春、政略結婚の陰謀によって家門の汚名を着せられ、すべてを失った彼女は、深紅の薔薇を棘ごと引き抜き、復讐の炎に身を焦がす。策略と幻覚薬で貴族たちを追い詰める日々を送る
中、胸の奥底には幼馴染ルーカスへの想いと、失われたかつての無垢な笑顔への後悔が凍りついていた。
ある晩、凍てつく薔薇園にひとつだけ残った蕾が囁く。「真実は、氷を溶かす」――その声を頼りに、アドリアーナはルーカスとの再会を決意する。凍りついた心に触れたのは、長年抱えた痛みと償いの涙。やがて運命は二人を邂逅させるが、幸福は束の間──崩れ落ちる蔦の支柱が二人を引き裂く。
戦慄と深い悲哀の中、凍える薔薇の庭園には、最後の一輪の薔薇と「永遠の微笑み」だけが静かに咲き続ける。
これは、悪徳令嬢となり果てた少女が、復讐と赦しの狭間で最後に見つけた真実の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 00:37:35
1364文字
会話率:14%
**あらすじ:**
45歳のレオは、メキシコシティで仕事と家族に囲まれた日常を送りながら、遠い憧れだった日本文化に夢を託す平凡な日々を過ごしていた。アニメや書籍で触れた「いつか訪れたい国」は、叶わぬ趣味の領域でしかない――と思っていた。
その運命は、ある日一変する。
高級日本料理店で挑戦した**フグ**を口にした瞬間、激痛が全身を貫き、意識が暗転。再び目を開けた先には、風に揺れる桜の枝越しに差し込む陽光が広がっていた。手の下に感じる柔らかな土、整然と広がる禅庭園、遠くで静かに掃除する僧侶。混乱するレオが池に映った自身の姿を見た時、その驚愕は頂点に達する。**16歳の日本人少年**の姿が、そこにあった。
「冗談だろう…まさか**異世界転生**だなんて」
自嘲混じりに呟きつつ、状況を探るレオ。しかし、近づいた僧侶に幽霊扱いされ、拒絶されるうちに再び襲う意識の遠のき――。
知識だけの「日本」と、現実の狭間で。戸惑いと皮肉な笑いを抱え、レオは新たな人生の幕を桜の下で開ける。それが、覚醒と昏迷を繰り返す儚い体で叶うかは、まだ誰にもわからない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 01:44:24
120638文字
会話率:31%
異世界の冒険者の街で出会った魔法使いの大樹とポーション調合師の里香。偶然の小競り合いがきっかけで始まった二人の関係は、モンスターの襲撃を共に乗り越えたことで、少しずつ信頼と絆を育んでいく。伝説の剣を求めて旅に出た彼らは、迷宮や呪われた湖、氷
の城、古代の神殿、そして空を舞うドラゴンとの出会いを経て、幾度もの試練を分かち合う。闇の魔王との死闘では互いをかばい合い、時には涙と愛の言葉で命を救い合うほど深く結ばれていく。
戦いの果てに訪れた平和な日々の中でも、二人は魔法の指輪やペンダント、詩や庭園といった“魔法の贈り物”を通じて心を通わせ続ける。そして最後には、空飛ぶ絨毯と翼獣を連れ、新たな冒険へと旅立つ――これは、魔法と愛が織りなす、すべての奇跡を紡いだ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 19:10:00
21576文字
会話率:44%
これは、光と影、聖性と呪いという、相容れぬ運命を背負った二人が、互いの欠落を埋め合うように惹かれ合い、世界の常識と自身の存在意義に挑む、仄暗くも美しい異世界転生譚。
前世で工業デザイナーの夢破れ、不慮の事故で命を落とした相馬巧(そうま た
くみ)。彼が異世界アステリアで与えられたのは、【呪物創成】――所有者に不幸をもたらす「呪い」の品しか生み出せない、忌むべきスキルだった。王都の裏路地、陽も差さない煤けた工房で、彼は世間から忌避されながらも、モノづくりへの執念を捨てきれず、歪んだ美しさを放つ呪物を打ち続ける孤独な日々を送る。「タクミ」と名乗る彼は、自身の存在を呪い、光の世界とは無縁の影として生きることを受け入れていた。
一方、王国で唯一無二の存在として崇められる「暁の聖女」セレスティアナ。彼女はその聖なる力で人々を癒し、導く光の象徴。しかし、その内面では、制御不能なほど強大すぎる聖性に苛まれ、常に力の暴走の恐怖と、完璧な聖女を演じ続けることへの重圧に苦しんでいた。白亜の神殿は、彼女にとって美しくも冷たい牢獄であり、その孤独を理解する者は誰もいない。
ある祭りの日、力の制御に苦しむセレスティアナの手に、偶然、タクミが落とした呪物のブローチが触れる。瞬間、荒れ狂う聖性が嘘のように凪ぐ感覚――生まれて初めての「平穏」――を知ったセレスティアナは、そのブローチの作り主を探し始め‥
本作は、単なる異世界転生ラブコメに留まらない。
光と影の対比と融合: 聖女と呪物鍛冶師という対極的な存在を通して、善悪、聖俗、祝福と呪いといった二元論的な価値観に疑問を投げかけ、それらが時に交錯し、互いを補完し合う可能性を描く。
存在意義と自己受容: 望まぬ力や境遇を与えられた主人公たちが、自身の存在意義を見出し、他者との関係性の中で自己肯定感を取り戻していく、普遍的な成長の物語。
繊細な心理描写と情景描写: 登場人物たちの心の機微や葛藤を丁寧に描き出すと共に、煤けた工房、荘厳な神殿、月下の庭園など、光と影が織りなす情景を豊かに描写することで、物語世界への没入感を高める。
果たして、黄昏の鍛冶師と暁の聖女は、世界の偏見と陰謀を乗り越え、互いの手を取り合って新たな未来を紡ぐことができるのか? 煤けた指先が触れた禁忌の輝きは、世界に破滅をもたらすのか、それとも、新たな時代の暁を告げる光となるのか―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 06:40:00
186482文字
会話率:24%
迷宮×魔植物=理想の庭園!?
<あらすじ>
ホルデ村の花屋ノアは、実は隠れて魔植物を研究する園芸家。
ある日、温室に忍び込んだエルフの少女シフォニと出会う。
彼女は王都から派遣された冒険者で、「ノアの魔植物が迷宮化している」と告げる。
驚きつつも、ノアは暴走したダンジョンを管理し、“理想の庭園”へ進化させることを決意。
しかしその才能が噂となり、各地のダンジョンからも助力を求められるようになる。
魔植物LOVEなノアの、ダンジョン運営と魔植物研究の日々が始まる——!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 23:00:00
14574文字
会話率:55%
邪魔するつもりは、ないのだから…
(さようなら、王子様)
何年も前から四人で過ごした庭園。思い出の詰まったその場所に、ただ一人突っ立って、私は心の中で別れを告げた。
(私の、初恋)
これは、とある公爵令嬢の、親友の婚約者で
ある幼馴染に恋をしてしまった、絶対に叶うことはない、初恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 00:00:00
8012文字
会話率:43%
公爵令嬢クラリッサは、王太子アレクシス殿下に プリンを奪われ続ける という悲劇に見舞われていた。
しかし、彼女には 過去をやり直す能力 があった!
何度も時間を巻き戻し、宮廷の食堂、自室、秘密の庭園、さらには厨房と あらゆる手段を
駆使してプリンを守ろうとするクラリッサ 。
だが、殿下は なぜか必ず現れ、神業のような手際でプリンを食べてしまう のだった。
果たしてクラリッサは、 殿下からプリンを死守することができるのか!?
それとも、これは ただのプリン攻防戦ではなく、殿下なりのアプローチ なのか……?
「いくら過去をやり直しても殿下が私のプリンを食べてしまう」
――これは プリンを巡る王太子と公爵令嬢の、果てしなき攻防戦の物語 である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 14:43:22
2717文字
会話率:42%
ロッテンフィールド公爵令嬢オフィーリアは幼い頃に祖母に教えられた“察する”という処世術を忠実に守ってきて。
そんなオフィーリアの婚約者はこの国の王太子、エルリック。
オフィーリアはずっと、エルリックの心を慮り察することで彼の婚約者として研鑽
してきた。
そんなある日、オフィーリアは王宮の庭園でエルリックと伯爵令嬢バネッサの仲睦まじい姿を目の当たりにしてしまう。
そこでオフィーリアは察してしまう。エルリックが真に妃として望むのはバネッサなのだと。
それを察したオフィーリアはエルリックのために婚約解消を決意するが……?
mixi2異世界恋愛作家部、氷雨そら先生主催の『愛が重いヒーロー企画』参加作品です。
完全ご都合主義。誤字脱字、ごめんあそばせ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 08:00:00
13083文字
会話率:27%
王宮の夜会で、ビビアナは婚約者から婚約解消を告げられる。
逃げるように庭園に出ると、そこには涙を流す美しい「令嬢」がいた。
自分のことは棚に上げて、ビビアナは「令嬢」を励ますために精いっぱいの笑顔を浮かべる。
すると後日、なぜか
騎士団長のガブリエルから貢物が届き、「これから、全力で推させていただきますので」と宣言されることに。
どうやら「令嬢」だと思っていた人は、騎士団長だったようで――。
推されることから始まる、冷徹騎士団長と本当の笑顔を取り戻すラブコメ!?
※氷雨そら様主催、「愛が重いヒーロー企画」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 23:00:00
9948文字
会話率:39%
全ての人々の願いが叶う場所、“天空庭園(ヘブンリーブル―)”。
これは自らの願いを叶える為に集った者たちの旅の記憶。
幸福も不幸も、希望も絶望も受け入れて。
それでも尚、進み続けた彼らの物語――さぁ行こう。夢の果てへ。
最終更新:2025-03-14 18:35:02
530343文字
会話率:23%