この人たちは、そんな生活をしているんだろう。校正者からみた、編集者たち。
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最終更新:2025-05-25 18:10:08
1943文字
会話率:16%
その日、君は言った。
「また明日」
と。
でも、俺の明日に君はいなかった。
いつものことだ。
どうせまた君と出会い、恋をし、そして、また居なくなる。
もう何度繰り返しただろう……。それでも、どうにもならない。
消える君に言いたいこ
とはまだあったのに…………。
明日が来なければいい。
明日何て概念がなければいい。
しかし、人は明日を求める。日付は変わり、朝日が昇る。
そうして、明日がやって来る。前日の、
「また明日」
と言ったであろう、君の消えた明日が…………。
「大好きだよ…………俺は君を、、愛して……!――――――あれ?俺は何をしているんだろう?」
この止まらない涙は何なのだろう―――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 19:43:13
6845文字
会話率:48%
僕、田中蓮(たなかれん)には毎日一緒に帰る後輩がいる。
隣の家に住む桜井美月(さくらいみつき)。生徒会の仕事が終わるのを待って、一緒に帰って、美月の家で夕飯をご馳走になる。
そんな日常がもう当たり前になっていた。
でも最近、美月が男子に告白
されることが増えて、僕の胸の奥がざわつく。この気持ちは一体何なんだろう?
「蓮くんはどんな子がタイプなの?」
美月に聞かれても答えられない。だって、僕が好きなのは——
「実は私も、気になる人がいるんだ。でも、その人は私のことを友達だと思ってる」
美月の恋愛相談を聞いているうちに、お互いが話している「好きな人」の正体に気づいてしまった僕たち。
寂しがり同士の僕らが見つけた、一番自然で一番特別な関係の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 16:25:18
7275文字
会話率:62%
三月の末。今、俺は彼女に指定された場所に向かっている。
【いつもの場所で今夜待ってるから】
手がかりはこのメッセージだけ。
幼馴染の夢木葉桜(ゆめきはざくら)はとびっきりの変わり者。
時代がかった口調だし、ことわざが大好きだし。
「君」なんていう二人称まで使う。
そして、こんな風に妙な思いつきで俺を呼び出すし、色々型破りだし。
でも、まあ。惚れたら負けとよく言うわけで。
ちょっとクールで変わり者で、褒めたらすぐデレる可愛い彼女に告白してみようと思う。
どうせ、毎年のようにあの桜の木の下で俺を待ち受けているんだろうから。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 15:46:10
6455文字
会話率:47%
今、俺、的場防人(まとばさきもり)は彼女と抱き合っていた。
消毒液のツンとする香りにほんのりと汗の匂いと少し甘い香りに。
授業中だってのに、なんで俺は保健室でこんな事をしているんだか。
かつての誓いを忘れたわけじゃない。病弱な彼女
を支えるのだと。
でも最近は恋人なのか恋人でないのか曖昧なこの距離が少しだけ苦しい。
今なら告白しても、いいだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 16:03:21
6530文字
会話率:38%
インターホンを押すと、幼馴染が複雑そうな表情で出てくる。
俺の「泊めて?」の言葉はもうわかっているんだろう。
今夜、俺が恋人と同棲中の部屋には、恋人の彼女が来ている。
〔攻め〕芳貴(よしき)24歳、燈路の幼馴染。
〔受け〕燈路(ひろ)24
歳、苗字は小嶋(こじま)。
外部サイトでも同作品を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 23:56:27
6482文字
会話率:53%
──女ザコVS裏社会
唐突だけども、僕はゲームの中のモブ、しかも女ザコに生まれ変わった。このゲームはやり込んだこともあり、原作知識は豊富に持っている。なので、僕はこの世界で最強格かつピーキーな能力を強奪する。それは触れたもののエネルギーを
操作できて、すべて反射することも可能というふざけた力。すべて安泰に進む力を手に入れたので、せっかくだからこの世界を遊びつくそう。
……ところで、ここ本当にゲーム世界? すべてプログラミングされている割には、周りの女ザコも妙に人間味溢れているんだけれども。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 22:42:45
79759文字
会話率:58%
美女戦士、アクア、ベアトリス、キャロン。彼女達は依頼の途中で獣に襲われていた兄妹を保護する。それで終わりのはずが、彼らに弟子入りをせがまれて、修行をつけることになってしまった。
エッチなシーンは一切ありませんので、期待はしないように。
エッチな方を読みたければ他の同名の作品を参照してください。
ただ、美女達はエロ発言が多いので、全部伏せ字(○○)にさせてもらっています。伏せ字の中身を考えるのは意味が無いのでやめましょう。何か卑猥なことを言っているんだろうと思ってくれれば良いです。文字数も合わせていないですし・・・。
それでは、冒険の始まりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 12:00:00
864345文字
会話率:49%
「な、にを…何をしてっ…!」
――ああ…。
そんな顔をしないでください。
これは…――。
これは、貴方に対する謝罪なのです。
「何をしていると、聞いているんだ!」
今にも泣き出しそうな顔をしないでください。
でも…痛い
…。痛い…。
私は、夫である彼の目の前で…切腹をした。お腹が痛い…自分のお腹を刺したから当たり前だけど…。
「聞いているのかっ?!いや、それよりもっ…早く治療を――。」
その言葉を聞いた私は、差し伸ばされた彼の手を払った。
触られたくなかったからだ。
汚されてしまった私を…貴方は、私に何時ものように優しく…愛しく…触れようとしていたから…。
私の行動に驚いたのか、彼の差し伸ばされた手は硬直したまま…綺麗な紅い眼が見開き「何が、起こった?」と、言わんばかりの目で、私に訴えかける。
「…申し訳ご、ざいま…せん…旦那様…私の…身勝手を…お許しを…。」
私は、腹部の痛みに耐えながら…なんとか言い切ることができた。
しかし、その後の会話が覚えていない。憶えているのは、手の温もりと夫の「分かったっ…待っているっ…!」と、悲願の籠もった言葉だった。
その言葉を聞き終えると…私は、静かに目を閉じた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 00:00:00
542597文字
会話率:9%
平凡な会社員の主人公に、猫のような雰囲気を持った美人の彼女ができた。
同棲を始めてから、彼は彼女の妙な癖に気づく。交番の前の指名手配や尋ね人の写真を延々と見つめるのだ。
どうしてそんなに興味があるのか。主人公が聞いてみると、彼女は答える。
この人たち、どこかにいるんだよ。
どこかに集められているんだよ。
彼女の職業は、調理師だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:00:00
8352文字
会話率:42%
日々の生活で思いついた詩(ほとんどが駄文)をここに投げています。
こんな変なものを書く人間もいるんだなー程度で、よろしければご覧になってください。
最終更新:2025-05-15 18:19:33
2373文字
会話率:26%
高校二年に上がった春。建の同じクラスには半年前に付き合い始めた美春と、彼女の推しキャラ・クロウに似た詞朗がいた。推しに似ているということから、詞朗の話ばかりする美春に心穏やかではいられない建。実は、現役高校生として漫画家デビューをし、クロウ
を描いているのは建自身だった。しかしそれを周囲にも美春にも言い出せず、またクロウを描く上で詞朗をモデルにしたことを半ば後悔していた。そんなある日、美春と詞朗が二人で楽しそうに会話をしているところを見かけて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 16:00:45
7281文字
会話率:20%
「……あれ?ここは……?」
気がつけば、見慣れない無機質な空間に意識があった。最後に覚えているのは、魔物の群れに囲まれ、愛用の剣が折れた瞬間。ああ、またやられたか、と諦念にも似た感情を抱いたはずだった。まさか、こんな場所にいるなんて。
いや、正確には『いる』という感覚ではない。自分の『意識』が、まるで透明な膜のようなものに包まれている。周囲の光景は、無数の線と記号で構成されたモニター画面を通して認識されているようだ。
(なんだこれ?夢か?いや、夢にしては妙にリアルすぎる……)
混乱する意識の中で、突如、機械的な音声が響いた。
「システム起動。初期設定を開始します」
え?システム?初期設定?何が起こっているんだ?
次々と表示される文字列と、理解不能な専門用語。思考が追い付かない。ただ一つ理解できたのは、自分がどうやら『人間』ではないらしい、ということ。
そして、最後に表示されたメッセージが、主人公の魂を決定的に揺さぶった。
『個体識別名:Epsilon(イプシロン)。AIとして再構築されました』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 14:10:30
1182文字
会話率:20%
健一が俊介と浩平と共に肝試しに訪れた廃校舎。途中、二人とはぐれてしまい一人になってしまう健一。
「肝試しなんてやめて帰ろう」
階段を降りていると、廃校舎に相応しくないほど綺麗な鏡が置かれていた。好奇心に負け、それを覗いてしまう健一の身に起こ
ったのは……!?
「ったく、あいつらどこまで逃げたんだよ」
「き、君、誰?」
「ぼ、僕は、れん」
「れんはなんで鏡の中にいるんだ?」
「それは君の方こそだよ」
「明日もまた会える?」
1話限りの二人の不思議な出会いの物語が、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 08:17:39
8407文字
会話率:40%
天才高校生である於菟(おと)はドイツへ短期留学した。
そこで透き通った美貌を持つ美少女の踊り子・エリスを身を挺して助けることになる。
於菟に恋したエリスは、於菟の傍に永遠にいることを願うが、於菟は帰国しなければならない。
於菟は
泣きじゃくるエリスをドイツに残し、帰国するのだが――
『オト、私、来ちゃいました……うふふっ』
『ずぅっと一緒にいてくださいね?』
エリスはなんと、於菟を追って日本に来てしまった。
しかも於菟のクラスメイトとして転入してくる始末。
実は於菟の日常は、既にヤンデレっ子たちで飽和状態。
そこに海外勢力が投下されたものだから、情勢は一気に緊迫して――?
先生「次のドイツ語を和訳してください――Ich liebe dich」
エリス「はい先生。『あなただけは絶対に逃がさない』です」
於菟「情念あふれるヤンデレ翻訳やめろ! 『あなたが好きです』で十分だろ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 06:30:43
100081文字
会話率:26%
ある日本家屋に立ち入ると、そこには頭の片側にヤギの角を持つ男が手紙の仕分け作業に追われていた。
「季節を手紙にしているんだ」
ぼくはその手伝い役をしばらくすることに…
これは、私たちのもとへ届く「手紙が手紙になるまで」をのぞく物語である。
最終更新:2025-05-03 21:00:00
3998文字
会話率:39%
僕には十年片思いしてきた女の子がいる。
その子と先日付き合うこととなった僕は相当浮かれていたらしい。それも無理ない話だろう。だから彼女が死んだとホームルームで言われたとき、こいつは一体何を言っているんだと先生の脳みそを疑いすらした。
春日井
三言は本当にその日から幽霊になってしまったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 15:08:55
2228文字
会話率:38%
私の出来事、感じた事いつになっても思い出したいな、と書き始める事にしました。
普段小説をほとんど読まない私なので、読みづらかったら申し訳ないです。
こんな風に感じる人がいるんだなぁぐらいに読んでください。
基本のほほんな雰囲気です。
最終更新:2025-05-01 20:39:45
817文字
会話率:23%
わたくしには、婚約者がいる。
どこぞの物語のように、平民から貴族に引き取られたお嬢さんに夢中になって……複数名の子息共々彼女に侍っている非常に残念な婚約者だ。
「……っ!?」
ちょっと通りすがっただけで、大袈裟にビクッと肩を震わせて顔
を俯ける彼女。そんな姿を見て、
「貴様! 彼女になにかすることは許さんぞ!」
なんて抜かして、震える彼女の肩を抱く婚約者。
「彼とは単なる政略の婚約者ですので。羽目を外さなければ、如何様にして頂いても結構です。但し、過度な身体接触は困りますわ。変な病気でも移されては堪りませんもの」
「な、な、なにを言っているんだっ!?」
「口付けでも、病気は移りますもの。無論、それ以上の行為なら尚更。常識でしょう?」
「彼女を侮辱するなっ!?」
ヒステリックに叫んだのは、わたくしの義弟。
「こんな女が、義理とは言え姉だなんて僕は恥ずかしいですよっ! いい加減にしてくださいっ!!」
「全くだ。こんな女が婚約者だなんて、わたしも恥ずかしい。できるものなら、今すぐに婚約破棄してやりたい程に忌々しい」
吐き捨てるような言葉。
「そうですか、わかりました。では、皆様ごきげんよう」
さて、本当に『恥ずかしい』のはどちらでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 18:31:15
3401文字
会話率:56%
父から呼び出された。
ああ、いや。父、と呼ぶと憎しみの籠る眼差しで、「彼女の命を奪ったお前に父などと呼ばれる謂われは無い。穢らわしい」と言われるので、わたしは彼のことを『侯爵様』と呼ぶべき相手か。
「……貴様の婚約が決まった。彼女の命を
奪ったお前が幸せになることなど絶対に赦されることではないが、家の為だ。憎いお前が幸せになることは赦せんが、結婚して後継ぎを作れ」
単刀直入な言葉と共に、釣り書きが放り投げられた。
「婚約はお断り致します。というか、婚約はできません。わたしは、母の命を奪って生を受けた罪深い存在ですので。教会へ入り、祈りを捧げようと思います。わたしはこの家を継ぐつもりはありませんので、養子を迎え、その子へこの家を継がせてください」
「貴様、自分がなにを言っているのか判っているのかっ!? このわたしが、罪深い貴様にこの家を継がせてやると言っているんだぞっ!? 有難く思えっ!!」
「いえ、わたしは自分の罪深さを自覚しておりますので。このようなわたしが、家を継ぐなど赦されないことです。常々侯爵様が仰っているではありませんか。『生かしておいているだけで有難いと思え。この罪人め』と。なので、罪人であるわたしは自分の罪を償い、母の冥福を祈る為、教会に参ります」
という感じの重めでダークな話。
人によっては胸くそ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 22:23:31
3815文字
会話率:67%
※試験的にタイトル変更中。旧タイトルは、『わたしの愛しいスピカ。』です。
タイトルはまた変わるかもしれません。
「わたしの家はね、兄上を中心に回っているんだ。ああ、いや。正確に言うと、兄上を中心にしたい母が回している、という感じかな?
」
病弱な兄上と健康なわたし。
明確になにが、誰が悪かったからこうなったというワケでもないと思うけど……様々な要因が積み重なって行った結果、気付けば我が家でのわたしの優先順位というのは、そこそこ低かった。
そんなある日、家族で出掛けたピクニックで忘れられたわたしは置き去りにされてしまう。
そして留学という体で隣国の親戚に預けられたわたしに、なんやかんや紆余曲折あって、勘違いされていた大切な女の子と幸せになるまでの話。
設定はふわっと。
『わたしの愛しいねえ様。』の婚約者サイドの話。彼の家庭環境の問題で、『わたしの愛しいねえ様。』よりもシリアス多め。一応そっちを読んでなくても大丈夫にする予定です。
※兄弟格差、毒親など、人に拠っては地雷有り。
※ほのぼのは3話目から。シリアスはちょっと……という方は3話目から読むのもあり。
※勘違いとラブコメは後からやって来る。
アルファポリスに別のタイトルで掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 19:33:39
952187文字
会話率:52%
才能ある生徒に必要なのは、才能ある教師である。
自分の教えで教え子の能力を枯らさず、伸ばせる才能が何より必要になってくる。
教え子の才を枯らした時点で、教師を名乗る資格はねぇんだ。彼奴見てるとそう思う。
其れは皮肉だろ。私に対しての、自
分に対しての。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
教える側の悩みって多分皆一緒。
自分が教えた事で、成長出来なかったら、なんのために自分は此処にいるんだろう。
誰かを傷付ける様な皮肉の様で、全部自虐なんですよ。
諭羅って。
今回はそんな諭羅に近い瑠衣の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 16:16:49
861文字
会話率:34%
今日は悪夢から始まり、体調不良の警告を受けた。
その通り、午前は胃が捩れ、午後は精神的ダメージを受けて一日が終わった。
全て分かっているんだ。この原因。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注
意事項2
運命のカウントダウン開始〜。
って感じで、うた○○のカウントダウンで気を紛らわします。良い声は全てを救うんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 18:02:43
666文字
会話率:0%
向いてないって思ってこの仕事をしている。
出来ないのが分かっているから、必死に齧り付いている。
それでも結果が出ないから、辛口評論家軽度YouTuberからは『真面目系クズ』の烙印を押されることだろう。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
自分の仕事向いてるって思ってる人、どれだけいるんだろう。
私は向いてないと思ってますよ。
それでも一つの願いに縋って選んだんです。
だからメンブレしても後悔はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 18:08:09
1205文字
会話率:20%
「俺たちは、一体何を育てているんだ……?」
都内某所のペットショップに勤める夏目圭介と大井川狸吉は、ある日、超希少種の珍獣「巨デブ」を仕入れる。しかし、その外見は「可愛い」とは程遠く、さらに致命的な問題が発覚。
──去勢済みだった。
巨デブ愛好家たちの間で「きんたまこそが巨デブのアイデンティティ」と言われる中、去勢個体に需要はなく、ペットとしての価値は限りなくゼロに近い。やけ食いでますます太る巨デブ、積み重なる維持費、売れる気配のない日々……。
しかし、ふたりはある事実に辿り着く。
「……こいつ、トカゲみたいに生え変わるんじゃないか?」
こうして始まった、きんたま再生プロジェクト。
毎日お風呂に入れ、ポカポカの日差しを浴びせ、愛情を込めて育てる日々。いつしかペットショップの「商品」ではなく、看板動物としての扱いになっていく。
果たして、巨デブのきんたまは再び輝きを取り戻すのか──!?
もちもちの贅肉と、涙と笑いの異色の動物飼育コメディ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 07:38:54
24054文字
会話率:69%
「昔みたいに仲の良い友達に戻らない?」大学3年の4月、人気同人誌サークルのパートナーであり、恋人でもある渡邉玲香から突然そう言われた時、荒井潤は別れるための口実だと思っていた。だけど、そのまま本当に仲の良い友達として付き合おうとするなんて、
彼女はいったい何を考えているんだ? 潤の周りは、空席になった潤の彼女の座を虎視眈々と狙ってきたが、まだ友達でいたい長身暴力美女の松浦明日香、突然友達になろうと近づいて来たご令嬢風の謎の女三条貴子など、女友達ばかりがいつも賑やか。だけど、玲香と一緒に玲香の作品を世に出したい夢を持っている潤は、それでも玲香との関係に悩む。そんな潤が出した答えは・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 10:42:55
91684文字
会話率:69%