父から呼び出された。
ああ、いや。父、と呼ぶと憎しみの籠る眼差しで、「彼女の命を奪ったお前に父などと呼ばれる謂われは無い。穢らわしい」と言われるので、わたしは彼のことを『侯爵様』と呼ぶべき相手か。
「……貴様の婚約が決まった。彼女の命を
奪ったお前が幸せになることなど絶対に赦されることではないが、家の為だ。憎いお前が幸せになることは赦せんが、結婚して後継ぎを作れ」
単刀直入な言葉と共に、釣り書きが放り投げられた。
「婚約はお断り致します。というか、婚約はできません。わたしは、母の命を奪って生を受けた罪深い存在ですので。教会へ入り、祈りを捧げようと思います。わたしはこの家を継ぐつもりはありませんので、養子を迎え、その子へこの家を継がせてください」
「貴様、自分がなにを言っているのか判っているのかっ!? このわたしが、罪深い貴様にこの家を継がせてやると言っているんだぞっ!? 有難く思えっ!!」
「いえ、わたしは自分の罪深さを自覚しておりますので。このようなわたしが、家を継ぐなど赦されないことです。常々侯爵様が仰っているではありませんか。『生かしておいているだけで有難いと思え。この罪人め』と。なので、罪人であるわたしは自分の罪を償い、母の冥福を祈る為、教会に参ります」
という感じの重めでダークな話。
人によっては胸くそ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 22:23:31
3815文字
会話率:67%
歩いていると背中にボヨンとした感触があり、それが弾けてびしょびしょになった。
教師に伝えても、事の重大さを理解してくれないので、騎士団を呼ぶことに。
最終更新:2024-01-22 17:00:00
2402文字
会話率:40%
今より遙かいにしえの時代にその大陸は存在した。
その大陸の存在を証明するものは無く、私たちは幻の大陸だと信じている。
大陸の名前はムーと呼ばれた。
21世紀に生まれた池上良信はブラックホールの発生という信じられないような災害の中心にいた
。
彼は、この最悪の事態を防ぐため、大学の友人とサタンと呼ばれる悪魔と共に極小ブラックホールに向かい、肉体の消滅と共にブラックホールを消し去ったのだった。
やがて、池上の魂は、1万2千年前のムー大陸にタイムスリップしてしまい、ある少年の身体に宿った。
池上は、その少年ロウアとなって新たな生活を始める。
幻の大陸は何故消えてしまったか。
そこに生きていた人達はどうなってしまったのか。
私たちの魂のルーツが今明らかになります。
魂は、時に喜びで輝き、時に悲しみで輝きを失うこともある。
あなたの心に何かを残す小さな魂達の物語です。
===== ピンポンパンポ~ンッ! =====
===== 未来が入れ替わりました~っ!=====
※ RPG的な異世界小説に飽きた方は是非どうぞ。
※ 本小説は「妄想は光の速さで。」の続編です。
https://ncode.syosetu.com/n7232dh/
※ 本編だけでも楽しめるように作成しています。
※ 学生の日常がメインですが残酷描画もございますので、ご注意ください。
※ 本編中、障害を持った方が出て参りますが、ふざけているつもりはございません。人生の苦しみは様々であると考えております。当人や、周りの方がどうやって考えていくのか、どうやって対処していくのか、そこに生きる事への深い意味を感じているものであります。ただ、私の不理解により不快な点があるかと思います。その場合は大変申し訳ございません。どうかご理解頂ければと存じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 18:22:40
1308828文字
会話率:40%
小さな生き物たちが必死に生きている姿を
なんとなく見ていることがある
その小さな身体の中にも生命が宿っていて
生きていくために必要な仕組みがあって
それがとても不思議で
ただ眺めている
このとき僕らは常に観測者で
当事者にはなり得ない
そんな僕らが当事者であるこの世界で
僕らはただ当事者なんだろうか折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-05-27 12:45:56
977文字
会話率:0%
あの『かみさまみたいな男に愛されすぎてどんなにひどい目に遭っても全然死なせてもらえない不運な大学生くんの話』が……連載になって帰ってきた!
グロテスクな表現があります。
以下人物紹介(読まなくてもいい)
春久くん
ひとり暮らしの大学生。
たこ焼きが好き。なぜかひたすら酷い目に遭い続けている。白縫さんのことはちょっと怖いらしい。
白縫さん
お金持ち。服のセンスがいい。春久くんのことが好きらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 21:20:58
17261文字
会話率:36%
かみさまみたいな男に愛されすぎてどんなにひどい目に遭っても全然死なせてもらえない不運な大学生くんの話です。グロテスクな表現があります。
以下人物紹介(読まなくてもいい)
春久くん
ひとり暮らしの大学生。たこ焼きが好き。白縫さんのことはち
ょっと怖いらしい。
白縫さん
お金持ち。服のセンスがいい。春久くんのことが好きらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 03:28:01
2716文字
会話率:32%
やや引きこもり26歳の庭子が暮らす町で、不器用な庭子と、それに負けないくらい不器用な幼馴染との恋、そして、個性的な庭子の家族と庭子を取り巻く町の人々。自分をつまらない人間だと思っていた庭子が、人は皆それぞれの夢を生きている非凡な存在だとわか
り、心の中で本当の自由の扉を開けるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 23:00:00
73131文字
会話率:47%
国外追放された悪役令嬢を拾って、国を滅ぼす話です。
流行の終わりが見えない悪役令嬢ものを書こうとしたらなんだか違うものになりました。
百合です。
わかりあえてません。
最終更新:2021-10-17 17:53:52
5488文字
会話率:13%
自分の不理解で妻を亡くしてしまって後悔をしています。
きちんと世間のニュースを見てください。
最終更新:2020-09-02 21:00:42
5038文字
会話率:14%
怒りの発起点を冷静に分析してしまった時に知識への探求も風船に針を刺してしまったかのように萎んでいく。
他者への不理解は、己への理解により、解消せずに、その原動力を損失する。
最終更新:2020-05-28 15:17:06
1805文字
会話率:0%
「異世界に来たが、なんの役割も無いらしい――」
平凡な女子高生:月吉伊吹は異世界の荒野で拾われ、『東の蛮族』との戦の最前線、『北方砦』で監視付きで暮らすこととなる。不審者扱いされた伊吹の監視役となったのは、彼女を拾った青髪青目の美青年:アル
マ・アルマットだった。
マイペースで順応の早い女子高生と、生真面目で冷静な監視役の青年。世界に独りぼっちの二人が過ごした、「あなた」の為の、たったの七十五日間について。
※テーマは『相互不理解』です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-23 00:00:59
142439文字
会話率:38%