翠命はある日、こっそり書いている小説を夢月に読まれてしまう。
小説を書いていることを秘密にする代わりに、翠命は夢月にその小説をプレゼントする。
夢月はその小説の主人公である黒巫女にすっかり惚れ込んでいるようだった。
翠命は小説がきっ
かけで、夢月と仲良くなる。
翠命には矢千夜という恋人がいたが、段々夢月が気になってきてしまう。
夢月は資産家の令嬢だった。彼女は翠命の執筆活動を応援するために小説に支援金を出したいという。
翠命は金銭への欲と、彼女との縁を保つためにその話を受け入れる。
矢千夜は翠命と夢月の関係を知り、翠命と別れる。
翠命はそのことにショックを受けたが、夢月との関係が良好なためすぐに忘れてしまう。
夢月は翠命を温泉旅行に誘う。彼は二つ返事で承諾する。
温泉旅行先で、別れたはずの矢千夜から電話がかかってくる。
矢千夜は夢月には怪しい噂があるからすぐにわかれた方がいいと翠命に忠告する。
だが翠命はその忠告を無視してしまう。
温泉旅館で翠命は前触れなく体調を崩す。
それは夢月の仕業だった。
翠命は体調を崩している間に夢月に体を改造されて、黒巫女らしい姿にされてしまう。
夢月は黒巫女様にどうしても会いたくて、我慢できなくなった。そこで黒巫女について世界で一番詳しい作者である翠命を、彼女にしてしまおうと思いついて実行に移した。
翠命は夢月に考え直してもらおうと考えた末、ラブレターのような小説を書いた。
その小説で想いを伝えて、なんか愛で奇跡が起こせるのではという魂胆だった。
だが夢月は翠命が矢千夜から自分に乗り換えようとしていることを知っていて、フラれてしまう。
絶望した翠命の心の隙を突いて、夢月は暗示のようなものをかける。
そしてすっかり陥落した翠命は、夢月の望み通り黒巫女にされてしまったのだった。
※この作品は、ノベルアッププラスにも投稿されます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 10:40:38
98442文字
会話率:49%
参謀本部合議室へと、一人の若い兵が転がり込んだ。
「伝令! トライデントが敵に制圧されました!」
それは、難攻不落と讃えられた要塞、トライデントが敵の手に落ちたという知らせであった。
最終更新:2023-03-22 00:34:03
3967文字
会話率:18%
ラティウス公爵家の娘で、王族の婚約者のアイナは、10歳のとき、前世の記憶を取り戻す。
前世の記憶もあって、今の自分に違和感もある。そんな自分は、本当に「アイナ」なんだろうか。ここにいていいんだろうか。
一人で悩み苦しみ、よそよそしくなってし
まうアイナ。
婚約者のジークベルトは、それでもアイナのそばに居続けた。年齢一桁の頃から好きな子との婚約をもぎとったのだ。離す気などない。
悩める転生令嬢が好きな子手放す気ゼロの男に陥落し、結婚後もわちゃわちゃ暮らすお話です。
10歳→12歳→15歳→16歳→18歳→23歳と成長し、二人の関係も進んでいきます。
念のためR15設定。
含まれる成分
同い年幼馴染婚約者、成長、広がる身長差体格差、年齢一桁からヒロイン一筋男子VS鈍感娘、結婚、結婚後も続く など
元々は別名義別タイトルでいくつかの場所に投稿されていました。
現在は小説家になろう、カクヨム、ノベリズム、pixiv(こちらは修正前バージョン)に掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 10:34:18
271213文字
会話率:28%
皇帝暗殺事件を発端とし、近隣三国と同時に戦争状態となったエイクス帝国。
帝都は陥落し、皇女ユリィは山中へと落ち延びた。そこで不思議な石を見つけ、世界線をまたぎ、過去へと遡る。
ユリィは山の民の村で転生者トモリンと出会い、二人で帝都に向
かう。皇帝の暗殺を、そして帝国の滅亡を阻止するために……。
※コミカル要素強めの「戦記」パートは中盤からになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 09:39:26
1618586文字
会話率:49%
フレデリック王子に婚約破棄を申し出られた、美しき蜂蜜色の髪の悪役令嬢ヴィクトリア。その彼女がめちゃくちゃ偉そうすぎるせいで開始一分で話が右斜め上にすっ飛ぶラブコメ。「婚約を破棄する!」「我は許しておらぬ」あれっ、悪役令嬢ってこんなんだったっ
け。雰囲気はさながら女帝にして覇王。世界一偉そう、私こそが世界みたいなヴィクトリア・ウィナー・グローリアご令嬢は王妃となり、今日もあちこちの人を陥落させながら覇道を行く。
女帝にして覇王みたいな雰囲気の王妃が、王様に溺愛されたり王様を壁ドンしたり、周りの人を惚れさせたりしながら俺さま何さま王妃さま街道を突っ走る話です。世界で一番偉そうな王妃様の物語、ここに開幕。
/短編、【ヴィクトリア・ウィナー・グローリア公爵令嬢は世界で一番偉そうである】の、短編連作連載版。1/20日、あらすじを変更、短編を本作の冒頭に収録。日刊異世界恋愛3位、総合13位ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 21:00:00
186195文字
会話率:38%
「ルイ・スルバラン伯爵令嬢、いつも馬の臭いを漂わせているきみは、王太子になるぼくにはそぐわない。よって、この場で婚約を破棄する。父親のスルバラン伯爵同様、王宮への出入りを禁止する。ああ、心配はいらない。ちゃんと次の婚約者はいるからな。さあ、
ラメラ。ラミラ・メドラノ公爵令嬢、こちらにおいで。家格といい品位といい、ラメラこそがふさわしい。それに、馬のにおいはしないからな」
王族主催の乗馬大会で多くの貴族たちが見守る中、ルイ・スルバラン伯爵令嬢はバレス王国の王太子レイナルド・テランに婚約を破棄された。スルバラン伯爵家は馬の調教や飼育に専従する家系である。ルイの亡くなった母親はレイナルドの乳母でルイは幼馴染という存在。あくまでも幼馴染であり、婚約破棄どころか婚約者であったことを知らなかった。とりあえず、そのときには家族と王都を去って借りている土地へと去る。
そこで、土地の貸主であるロベルト・セプルベタ公爵から「貸している土地代免除や父親と兄に仕事をやるから、『お飾り妻』でいろ。夫婦のふりをするだけで、あとは好きにしていい」と持ちかけられる。
ルイは、生きていく為にその申し出を快諾する。ロベルトには一人息子のブルーノがいて、それがまた可愛く、ルイ一家はブルーノを溺愛する。そんな中、ロベルトが隣国との戦いから戻ってきた。謀反の嫌疑をかけられ、追われたらしい。結局、王都は陥落し、占領されることに。
ルイに離縁を申し渡すロベルト。その際、ルイはブルーノは本当の息子ではないこと、国王の血をひいていることを知る。その直後、ブルーノに暗殺者の集団が迫りくる……。
※全二十話。ハッピーエンド確約です。ゆるゆる設定です。ご容赦願います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 22:16:53
29061文字
会話率:23%
【一章・序】
エルフの少年ノートンとドラゴンの少女シルティアとの出会い
【一章】
一章・序から12年
エルフ界でのエルフと魔王軍の戦い
成長したノートンとその親友ガルボは魔王軍のスケルトン部隊とルービアンカの里で交戦
しかし敗れ去り他の里
へ撤退を余儀なくされる
ルービアンカ陥落の報にエルフの女王は大軍を持って奪還に乗り出す
【二章・序】
一章から約7~8年後
人間と魔王の血を引く魔界の王子と王女の話
【二章】
一章から15年後
エルフとドラゴンの血を引く少年ルセルの話
精霊界の一角にあるエルフの住まう国で生まれたノートンとシルティアの子ルセルは、普通のハーフエルフとしてエルフ界で暮らしていた
しかし不死鳥と不思議な少女アリスとの出会い、そして竜界より遣わされた者達により運命は大きく変わっていく
【三章】
二章から5年後
人間界に侵攻した魔王軍は西方地域を席巻
圧倒的な力を持った魔王軍に人間達は為すすべもなく倒れていく
しかし突如全身赤色の鎧兜に身を包んだ『赤い戦士』が現れ魔王軍に戦いを挑み始めた
一方、成長したルセルは魔王軍と戦う為にエルフ界から一路人間界に赴く
【NEXT】
三章から二年後
人間界と魔王軍との戦争以後の人間界・魔界・精霊界の各々の動き
ノクターン版『竜王と魔王』を元になろう版として編集した作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-08 16:19:29
346681文字
会話率:43%
七歳年下の可愛い幼馴染がぐいぐい来る。ものすごくぐいぐい来る。具体的には、花嫁修業と称して毎日朝ごはんを作ってくれるほどに。
しかし、可愛い可愛い幼馴染には、完璧な男と幸せになってほしいのだ。俺は平々凡々な男で、とてもじゃないが俺の大切な幼
馴染を任せられるような奴じゃない。
毎日毎日プロポーズされるからと言って、隙を見せるとすぐにキスされるからと言って、俺は彼女と付き合ったり結婚したりなんて――絶対にしない。
絶対に落とされたくない(もう落ちてる)社会人男性と、絶対に落としたい高校生の女の子の攻防戦。早く結婚しろ、という話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 23:02:42
7353文字
会話率:51%
逆行転生者「鷹司耀子」により、日本が主にプラスチック材料の力で史実を大きく超える国力を得た世界線。チベットはイギリスと日本の支援によって辛亥革命中の清から独立し、史実より大きな領土を手に入れる。その中には現代で「宝の盆地」と呼ばれ、石油を
はじめとする様々な資源が算出するツァイダム盆地が含まれていた。
ツァイダム盆地の資源を元手に、日英の支援も引き出しつつ急速に近代化を進めていくチベット。中国とインドの水源を握る重要な立地も手伝って、史実を遥かに凌ぐ国力を身に着けていくが、人口が不足していて生産力に見合った軍事力が持てないでいた。困った政府は一部の兵科で女性を士官に任官することを認める。
カヤバ・ミカ・サカダワも、そんなチベットで戦車兵を目指す士官候補生である。学校で教官として活躍する日本人の父の背中を追いながら、やがて立派な戦車兵になることを夢見ていた。
しかし、1928年7月7日、突如としてウイグルの軍閥である新疆軍がチベットに侵攻、首都ラサが陥落の危機にさらされ、まだ士官候補生である彼女も突然戦場に引っ張り出される。
これは、歴史が歪みに歪んだ世界で奮戦し、やがて一流の戦車兵へと昇り詰める女戦車兵の物語。
この作品は「鷹は瑞穂の空を飛ぶ(N1453GS)」のスピンオフです。そちらをお読みいただくと、より深く作品の内容を理解できるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 18:00:00
82324文字
会話率:54%
『神聖王国』の異名を持つフエナシエラに隣国のサヴォが突如として侵攻し、王都ラベナは陥落した。
処刑されたフエナシエラ王の嫡子カルロスは、筆頭騎士ホセと共に追っ手から逃れ、ある父王の遺言に従い辺境の地アルタへと向かう。
その地での村人バルと出
会うのだが……。
西欧中世風宮廷ファンタジー。
この作品は、自サイト『駄文館』及びiらんどにて『夜明けの詩 月夜の涙』のタイトルで公開していたものに加筆修正をし、改題したものです。
エブリスタでも内藤晴人名義で公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 03:00:00
110813文字
会話率:29%
死霊術信仰国家レディニア王国滅亡の時。
第二王女エーリカ・ディル・レディニアは、滅亡から国を救うために、彼女の死霊術を使ってかつて王国を救ったとされる伝説の英雄を召喚しようとしていた。しかし、召喚されたのはレイズと名乗る少年1人。そして必死
の召喚もむなしく、大帝国アヴァロニカは王国のほとんどを陥落させ、エーリカ以外の王国民はすべて惨殺されてしまった。エーリカに迫る帝国の騎士の影、自身の最期を悟ったエーリカの前に、レイズの古代魔法が炸裂する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 19:30:45
383255文字
会話率:52%
愛してるゲーム無敗の女として知られる氷堂芽衣。校内の男子たちは皆芽衣の笑顔と甘い言葉に陥落してしまい、いつしか誰も彼女に挑まなくなっていた。そんな男子たちの期待を背負って、決して照れない男・朔間桐人が芽衣に愛してるゲームを仕掛けるのだった。
最終更新:2022-12-18 12:00:00
5139文字
会話率:37%
犯罪・紛争が頻発し、幾つかの国家が陥落した世界。
日本でも触発されたように犯罪者によって引き起こされる事件が増え、警察の取り締まれる範疇を大幅に超えていた。
幼い頃に父親を、3年前に母親を失った少年・久戸戒は、知人の男性・門原正宗に保護され
、その後彼がトップを務めるとある組織に自らの意思で加入する。
犯罪者を武力をもって始末し、犯罪を未然に防ぐ民間の武装組織・後にその名を『執行同盟:エグゼキューター』という。
5年前に母親を亡くし、警察官の父と父子家庭で過ごしてきた少女・水無月しずくは「罪を憎んで人を憎まず」を信条に、これまで生きてきた。例え悪人でも、こんな世界でも、それをずっと心に留めていた。
そんな違う世界を生きてきた二人が出会った先に、彼らがその目に見る未来とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 16:40:12
15152文字
会話率:59%
【許嫁の美少女吸血鬼に血と身体を求められるいちゃ甘同棲生活!】
高校二年生の神奈森紅《かなもり こう》には同居生活をしている許嫁がいる。国内有数の財力を有する舞咲グループのお嬢様、舞咲那月《まいさき なつき》だ。だが――彼女は定期的に血を
摂取しなければ死んでしまう吸血鬼の血を引いていた。
しかも、血を吸うと本能的に発情してしまうようで――
「……私、もう我慢できません」
那月に求められ、遂に身体を重ねてしまった。
求められたとはいえ勢いでしてしまったことに罪悪感を覚えた紅は那月の父に謝罪をしに行ったが、元々那月の許嫁にするつもりだったと打ち明けられる。
同居生活は継続となったが那月との関係は変わらず、血と身体を求められる日々が一年続き――中々陥落しない紅に業を煮やした那月が焦り始めた。
手を変え品を変えて紅の気を引こうとする那月だが、
「……好きに決まってるだろ、とっくの昔から」
紅は事故で失った自分の家族のようになってしまうんじゃないかと恐れて那月への想いを表に出せないだけだった。
しかし、那月は紅に振り向いてもらいたい一心でグイグイきて……?
「紅。一番大切なのは誰ですか?」「紅がいてくれたから、今の私がいるんです」「――紅。一生、私の隣にいてください」
果たして紅は那月の猛攻に耐えられるのか(耐えられない)!
これは許嫁の美少女吸血鬼に血と身体を求められるいちゃ甘同棲生活!
少しでも面白い、続きが読みたいと思った方はブクマと★★★★★をいれていただけると作者が喜びます!! ぜひよろしくお願いします!!
本作はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 18:21:28
106339文字
会話率:40%
エリートビジネスマンの蔵人は後輩の安子と一緒に異世界へ召喚されてしまう。
召喚された先は、魔族の侵攻に今にも陥落寸前の城。
いきなりの撤退戦で、この先どうなるのか。
最終更新:2022-11-06 11:25:25
11074文字
会話率:40%
私を愛してくれるその人は最強の魔法少女で世界の救世主。そして私も――
異世界から出現した、あらゆる既知の兵器が通用しない影のような敵対生命体・通称『I.E.S.』(イーエス)の侵攻を受けた世界は、その出現と同時に世界中で十代後半の少女た
ちに唯一の対抗手段である魔法力が発現し、それを駆使して戦う彼女たちは魔法少女と呼ばれ、一時はその力で優位に立ったものの、敵側の能力の進化や人権擁護団体の妨害のために徐々に対応出来なくなり日本列島と南極大陸を残して全て陥落してしまった。
人類滅亡前夜、日本列島基地内にて圧倒的な力をもつ最強の魔法少女・ヒカリが覚醒したことで戦局は完全に反転し、逆に敵を撃破寸前まで追い詰める事に成功するが……。
※この小説はフィクションです。実際の個人名や団体名とは異なります。
※作中の描写に犯罪、違法行為などを助長する意図はありません。
※無断転載お断り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 20:00:00
4990文字
会話率:57%
二〇二四年六月二十七日。
日本全国で同時多発的に発生した『とあること』が、日本の人口を大幅に減らした。
このことは後に、日本初の『異形』発生例、そして日本政府発足以来最大規模の国内事件として語り継がれていくこととなる。
この事件の首
謀者と見られる少年は、この事件の解決における立役者と言われている一人の科学者の手によって無事処刑された。しかし、この事件によって日本が負った痛手は大きく、首都東京陥落、体制の崩壊、四十七都道府県中四十三陥落、残留都市間の経路断裂等、多くの被害を日本は被った。いつ今残っている都市も崩壊するのかわからない、いつ自分の命が失われるのかもわからない……、そのような不安が生き残った日本人全員の心に重く深く覆いかぶさるようにのしかかり、生存日本人たちの心は限界に近かった……。
そこへ、立ち込める暗雲に一筋の光を差し込むがごとく台頭したのが、少年を倒した件の科学者。その科学者は、仲間を集め、壊れた体制を新しく作り直し、人々を包み守る巨大な防壁を県境に建設し、世の中全体の立て直しを行った。それは無事成功し、その科学者を人々は神の如く尊敬し、崇め奉り、科学者が欲するものならば何でも与え、それに応えるように科学者は人々に安寧をもたらしていった。
そこから八年後。
世の中は、落ち着きを見せていた。
この作品は「カクヨム、アルファポリス、pisiv、ツギクル、MAGNET MACROLINK」にも掲載しております。
作者Twitter URL: https://twitter.com/siraki_sora7
作者コメント:面白いと思ったら、応援してください!よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 17:27:26
57577文字
会話率:35%
美園ユリナは日本で家族経営のカフェ店員をやっていた、平凡な日本女性だった。
しかし、ある日、運悪く見知らぬ通り魔に刺殺された。
そして気がつけばヴィジナード国王女、リリアーナ姫の体の中にいた。
魂だけ異世界に転移してしまった。
白百合のよ
うに可憐で、銀髪に青い瞳の麗しき姫の中に。
突如魔物の軍勢に襲われ、陥落した王都から、本来の体の持ち主のリリアーナは、王城にある秘密の抜け穴から山へ脱出した。
お供は護衛騎士二人、メイド一人、弟王子一人。
しかし、抜け道の出口は山の中で、そこにも魔物がいた。
騎士と王子により守られたが、騎士と王子が目の前で魔物と相打ちになって死んだ。
そのショックでリリアーナの魂も消えた。
魂の抜け出たリリアーナの体の中に、何故か入り込んでいた、ユリナの魂。
魂の転移先の国は、滅亡の危機にあった。
同じ異世界に来てしまった地球人がいるかもしれないと、痕跡を探して、救いを求めるユリナは、そこで超絶美少女の転生者と出会う事になる。
転生者の美少女の名はセレスティアナ。女神の使徒と言われる特別な存在だった。
一目見て、その圧倒的な可愛いさと美しさに魅了されたユリナ。
同じ日本出身者だと分かり、ますます側にいたいと思ったユリナは、どうしても側に仕えさせて欲しいと願い出て、王女という身分を捨て、リナとして生きていく事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-18 10:51:23
151120文字
会話率:43%
ダールガットで大勝利をおさめたセルシア軍。
しかし喜びも束の間、フィルセイン軍は隣領ジェラルド侯爵領を落とさんと周辺地域の陥落に乗り出していた。
クロシェはサクラの命を受け、援軍を率いて自領へと戻り、サクラは同時期に侵攻された村を救うた
め、ダールガットを離れる。
訪れのないレア・ミネルウァを救うため、セルシア軍は「楔」があるというフィルセイン占領下の街、ニットリンデンへと進軍を試みる────
「黒衣のセルシア」シリーズの本編、三番目になります。拙作にお時間を割いて戴き、深謝申し上げます。
この作品は、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 05:00:00
165562文字
会話率:47%
魔王軍が人間界に侵攻し、そして王都が陥落したのはその三年目のことであった。
王国軍に対抗する手段は存在しなかった。
最終更新:2022-08-17 23:25:57
9885文字
会話率:48%