あらすじ
ある日、死神(モルティス)が現れ、「この世界を全て破壊し、無に返す」と告げた。その言葉に、七大国の人々は抗う術を失い、絶望の中で死を受け入れた。しかし、ただ一人、ルーリア国の大魔導士レインだけは違った。彼は神に立ち向かう覚悟を決
め、その決意に心を動かされた七大国の代表者たちが彼のもとに集まった。後に彼らは「神倒の七星」と呼ばれることとなる。
長年対立してきた七大国が手を組み、神とその軍勢に立ち向かうことになった。激闘の末、彼らはついに神を討つことに成功する。しかし、代償はあまりにも大きかった。仲間たちは全員命を落とし、レイン自身も瀕死の重傷を負う。それでも彼の勇気と犠牲は希望神(エルピダ)――十二柱の神の一柱――を動かし、レインの魂は救われた。そしてその魂は、「来たるべき時」のために転生することとなった。
それから三百年。神に抗った英雄の伝説は人々の記憶から薄れつつあった。しかし、世界は再び変革の時を迎えようとしていた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 18:50:45
26798文字
会話率:43%
かつて異世界を恐怖と絶望で支配し、勇者に敗れこの世界へと追放された魔王。
魔王は現代社会において蘇り、悪の秘密結社を配下として世界征服に乗り出した。
プログラミングが得意な中学生の少年ソウイチロウは、修学旅行中のテーマパーク内で出会った少
女達と共に、魔王の軍勢との戦いに巻き込まれる。
戦いの果てにソウイチロウが辿り着いたのは、ゾンビやモンスターが溢れる荒廃した未来の地球だった。
プログラミングによってカスタマイズ可能な魔法の妖精「スプライト」達とともに、ソウイチロウは荒廃した世界を生き抜く――!
個人サイトにも投稿しています。
https://maynek.net/
Xもやっています。
https://x.com/milstd1815折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 22:54:54
72215文字
会話率:41%
自分とそっくりな顔をした無名乙女《ネイムレス・ドウター》に導かれて、子供は幻想世界へと旅立つ。《黒の女王》に奪われた自らの夢の国、幻想王国を取り戻すために。
子供を助けるのは、不思議な力を持った白髪の老人、赤髪の女料理人、銀河鉄道の機関
士、天馬に乗った髭の騎兵大尉と、そして美少女のみで編成されたアンジェリアン軍団。
だが、恐ろしい《黒の女王》が率いる《黒の軍団》は、空飛ぶ幽霊船やケルベロス、小鬼の軍勢を擁する闇の軍勢だった。
幻想世界を舞台にした冒険の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 22:27:35
98794文字
会話率:53%
かつて「無能」と嘲笑され、勇者パーティーから追放された少年・ノア。
戦闘でも後方支援でも足手まとい扱いされ、ついにはダンジョンで殺されかける。
死の淵で覚醒したのは、最弱とされるスキル《菌糸操作》。
だがそのスキルは、胞子を利用してあらゆ
る生命体を侵食する"最恐の侵略スキル"だった。
かつての仲間たちに復讐を誓ったノアは、道中で出会った少女たちを助けながら、自らの「軍勢」と「王国」を作り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 21:52:50
8111文字
会話率:31%
アメリカのシアトル、ロシアのウラル、ドイツのフランクフルト、中国の四川、日本の京都、オーストラリアのメルボルン、イギリスのロンドン、南極、ナミブ砂漠、アルゼンチンのブエノスアイレスに特異重力場出現!
特異重力場から不明生物出現
不明
生物は各地にて侵攻を開始
国連は特異重力場を「地獄の門」と命名
さらに大型の不明生物を「魔獣」、人型不明生物を「悪魔」と命名
地獄の門が発生した各国の軍が応戦するも、想定を超えた甚大な被害が発生
各国軍、総力戦を挑むも侵攻を止めるのみで最前線は緩やかに崩壊!
悪魔の軍勢、再び侵攻を開始
突如として国連へ送られた降伏勧告から、敵対勢力を悪魔ルシファー率いる「解放軍」と命名
国連加盟国の総力を上げ最前線にて攻勢を再開
魔獣の弱点を発見!
火炎放射と塩素ガスによって初の駆除に成功
解放軍、再度反撃
特異な能力を持つ魔獣の戦線投入により、京都戦線は灼熱、東京戦線は大氷河期、自衛隊の機能はマヒ
未曾有の大損害
白燐弾による攻撃が決め手となり、特異魔獣撃退!
戦線の停滞と国連が機能不全から崩壊したことにより、地球連合が仮発足
悪魔の特命大使が地球連合にコンタクト
一部悪魔の移民等を認める「ランカスター条約」締結により、友好的悪魔を迎え連合軍大規模反撃を開始
核弾頭攻撃による地獄の門の縮小に成功
解放軍、地獄の門向こう側へ撤退
世界各国は解放軍の完全撤退により「平和戦争」終戦と地球連合発足を正式に宣言!
地球連合に国際異界管理統合局を発足
国際異界管理統合局、各国に対して当組織の傘下組織発足を指示
日本国は外務省に「外務省異界管理対策本部(通称"異管対")」を設立
各都道府県の各市区町村に異界管理対策局専従班を設置
異界管理対策局専従班は各地にて異界に関する事件や事案へと対処を開始
そして、世界は緩やかな終わりへと突き進む
空想神話科学小説
お楽しみに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 19:01:52
259095文字
会話率:50%
帝国軍の天才機械技師であったロウ・フォードは、極秘で開発されている「永久機関」の秘密を知ってしまう。
その永久機関は、帝国が世界の全てを完全に支配するための禁忌の技術だった。
帝国軍を逃れるため、彼は帝国最強の空中戦艦「リヴァイアサン」を強
奪。
空賊『ブラックギア』と手を組み、新たな勢力を築く。
各地を巡り、帝国軍への反乱軍を集め、戦火を広げていく空賊たち。
産業都市の革命軍、遊牧国家の独立戦士団、没落貴族の亡命軍、
帝国に奪われた技術を取り戻そうとする科学者たち――
彼らの思惑が交錯し、新たな戦争の火種が灯る。
帝国の圧倒的な軍勢に対抗し、天空を翔ける反乱軍は勝利を掴めるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 22:39:09
1803文字
会話率:60%
浅井長政の娘・茶々は幼い日、全てを奪われた。
織田信長――伯父でありながら父を裏切り、兄を殺し、小谷城を炎に包んだ第六天魔王。
その冷たい目と燃え盛る炎が茶々の心に深い傷を刻んだ。
母・お市の方の「生きなさい」という言葉を胸に、彼女は復讐の
炎を灯して成長していく。
信長の死後、その遺志を継いだ豊臣秀吉に嫁ぎ、子・秀頼を産むが茶々の心は変わらない。
秀吉の笑顔に信長の影を見、秀頼の血に呪われた過去を感じる。
彼女にとって豊臣家は愛する我が子を守る場所であり、同時に憎むべき信長の血を絶つための舞台だった。
時は流れ大阪城落城の日、徳川家康の軍勢が迫り炎が天守を飲み込む中、茶々は最後の決断を下す。
秀頼と共に死を選び、侍女たちの悲鳴と血を背に、茶々は笑う。
「これで終わりだ、信長。お前の呪いが、ここで消える」
復讐の果てに待つのは解放か、それともさらなる虚無か?
歴史の影に隠された一人の少女の闘いを描く、熱く切ない復讐譚。
茶々が織りなす壮絶な運命が、きっとあなたの心を掴むはず!
主役: 浅井茶々。
信長への復讐心を軸に少女から母、そして復讐者へと成長する姿を描く。
※注意※
作者・常陸之介寛浩が書籍化している作品とは別時系列物語です。
豊臣秀頼の母として天下の頂点に立つ淀にまで成長していく茶々の人生フィクションをお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 06:00:00
170900文字
会話率:21%
――かつて、とある世界に戦あり。
魔王と闇の軍勢によって、その世界は滅びようとしていた。
そこでハイエルフの姫君は禁術を使い、異界より勇者を召喚…
現れた少年少女は、そのハイエルフと共に冒険し、魔王は倒された。
それが今から、10年前…その
ハイエルフにとっては10年前。
魔王なき今、彼女はすべての魔法を己に封印すると、旅に出た。
そう、まもなく寿命を迎える自分の、最後の旅を始めたのだった。
が、そんな彼女がまず選んだのは、仲間たちとの再会だったが…!?
今、ご隠居エルフのトンデモな余生が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 12:00:00
213056文字
会話率:43%
100万の軍勢が迫り、小国の王ストロムは絶望していた。
国唯一の兵士マシューは「知り合いに呼びかけて、どうにか10人ほど助っ人を集めました!」と報告する。
その助っ人は、大魔王、竜の皇帝、エルフ、獅子の獣人、大魔術師……。
最終更新:2025-04-10 16:35:08
3166文字
会話率:34%
苛烈な圧政が行われているバロル王国。
リーテの村もその犠牲となり、村民たちは飢餓に苦しみ、全滅の危機に瀕していた。
そんなリーテの村に、隣国ガドゥル帝国からの軍勢が迫る。
村民たちの運命は……。
最終更新:2023-12-01 16:40:12
2931文字
会話率:33%
グランダ王国の女王ローザは、若き名将レナードに隣国からの侵攻に備えるよう命じる。
レナードは命令通り、隣国の軍勢を寄せつけない。
これに業を煮やした隣国の軍師は、二人の仲を裂く「離間の策」を発動させる。
レナードが反乱を起こすという噂を流
せば、ローザがレナードを排除するだろうという狙いである。
しかし、レナードのことを好いているローザは――
「レナードになら反乱を起こされてもいいわ! この国ぐらいあげちゃう!」
むしろ喜んでしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 16:35:15
4520文字
会話率:51%
妹の命を救うため、神と契約をして異世界転移を果たした青年が、異世界で悪神や人族の悪意に抗い続けた結果、最終的には世界樹に転生して魔族の軍勢を率いて人族を滅ぼすことになってしまった、ダークファンタジーです。
オチも含めてハッピーエンドと
は言い難い内容ですが、作者の好きを詰め込んだ作品なので、甘々なファンタジーもいいけどたまにはビターに味変したいよね、という読者様に楽しんでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 12:10:00
208519文字
会話率:34%
神殺樹... それは神すらも殺すと言われる伝説の樹...
天界まで届かんとする大木は神々を脅かし神々も又、
焼き払わんと攻勢を仕掛ける
侵入を試みて天界へ無事に帰れた神はいない・・・
神々の軍勢が降り立った先にいたのは
1人の少女であった・
・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 23:40:10
47385文字
会話率:37%
刀を振るい、刹那の速さで切る。斬撃を飛ばしたり大地を切り裂いたり空間を貫く。
華やかな多彩な技を使う剣豪。
しかしある昔、ただの旅人が傘だけを持ち合わせていた時に熊と対峙した。
その時、死ぬかと思った旅人はダメもとで傘
を構えた。すると一撃で傘を突き、熊を倒したのだ。
それをきっかけに傘を持ち、単身で何十万人もの軍勢と軽傷で決着をつけたり、様々な剣豪をも圧倒した
そんな凄まじい傘での強さを誇る彼を剣豪なる傘豪とみなは呼ぶのであった。
そんな傘豪だが子供や孫などの子孫には傘豪継がせず、最初にして最後で傘豪は終わったのである。
終わりかと思われたが、現代のとある小学五年生にそんな傘豪の魂が芽生えたのである。
しかしその魂が100%で発揮されるのは傘を所持している間だけという弱点があったのだ。
そんなことから傘をいつも持ち歩いているのだった。
傘を持てば鬼をも超える。傘豪として様々な事件に巻き込まれながらも解決していくストーリーです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-01 13:57:38
2695文字
会話率:35%
34歳の警察官、黒崎剛志は、かつて政治家になる夢を追いかけていた。しかし、道は閉ざされ、彼は安定した警察官としての生活に甘んじるしかなかった。そんな彼の日常は、あの日、凶悪犯・鬼島玲司との再会によって一変する。
鬼島は数年前に黒崎に逮捕され
た過激な極左活動家。復讐のため、黒崎に襲いかかる。そして二人を激しい光が包む。それは黒崎を「レオン・ミュラー」という異世界の青年へと転生させるための光だった。
目覚めた彼を待ち受けていたのは、魔王軍との戦争が激化する異世界。レオンとして生まれ変わった黒崎は、重傷を負いながらも、戦場に向かう運命に巻き込まれていることを知る。しかも、レオンの体は非常に貧弱で、戦士としての力など全く持っていない。
絶望的な状況に追い込まれた彼は、必死の思いで剣を取り戦場に立つ。そこで彼は日本で培った剣道の稽古を思い出す。剣道の伝統的な考え方である「気剣体の一致」が、彼に驚くべき力を与え、戦場でめざましい活躍をみせる。
だが、彼を待つのはさらなる試練。魔物の軍勢、政治腐敗、そして異世界に隠された数々の陰謀。転生前と転生後の運命が交錯する中、黒崎=レオンは新たな戦場で何を選び、どのようにして、史上最悪の独裁者と呼ばれるまでになるのか。
『異世界転生×武道アクション×成り上がり』のダークファンタジー、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 11:43:36
118361文字
会話率:22%
それは西暦1943年。第二次大戦中のこと。
敗戦が濃厚となった欧州のとある国の国家元首が起死回生の策として用いたのは、敵国だけでなく自国の人間までを生贄とした悪魔召喚の儀式であった。
周囲があきれる中慣行された悪魔召喚の儀式は、周囲の予想
とは裏腹に成功してしまう。
召喚された悪魔は超常の力を振るい敵国の軍勢を撃破した。
契約を果たしたことでそのまま帰還するかと思われた悪魔は、自らが斃した兵士を生贄として他の悪魔を召喚する。
悪魔によって呼び出されたため、最初に悪魔を召喚した国家元首と繋がりをもたない悪魔は、最初の悪魔を召喚した国家元首を含むすべての関係者を殺害する。これにより悪魔は契約から解き放たれた。
この瞬間から、人類と悪魔の戦争は幕を開けたのである。
――それからおよそ100年。人類は未だに悪魔と戦いを続けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 15:13:08
515844文字
会話率:29%
「英雄殿に生きていてもらっては困るのだよ」
魔王を倒した勇者はその夜、宴の席で暗殺された──
エルフの血を引く王女シルヴェリカは魔王オルディミールの子を身ごもっていた。狡猾な彼女は生まれた娘を亡き勇者ベリアスの子と偽り、争いを避けるため
と称して修道院に幽閉する。オリアネッタと名付けられた娘は美しい少女に成長するが、出生の秘密を知る者から性的虐待を受け、禁忌とされる魔術の実験台にされていた。腐敗した修道院の奥で混血児のオリアネッタは自身に流れる人間の血を憎むようになっていく。
そんなある日、修道院が死者の軍勢に襲撃される。
亡者の群れを率いていたのは、勇者ベリアスその人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 19:21:06
40361文字
会話率:40%
Lost19 第六部
~それは、決して表に出る事のない者達の決意の証である~
「余が魔王である」
行方不明になったカエデを探す為、タイサ達はゲンテの街に駐留している魔王軍の元へと向かった。
カエデとの再開、魔王軍司令官シドリーと
の会談、そして知らされる魔王軍の実状。それは人間達が思いもよらない内容だった。
さらに東から送られてきた魔王軍の大軍勢。
だが、その軍勢は仲間であるシドリー達を襲い始めた。
物語は終盤へと向かって行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 17:17:25
133545文字
会話率:41%
断頭台の上、悪役聖女エリス・フォン・ルーエは静かに微笑んでいた。王太子が宣告する。「お前は偽聖女だ。王国を欺いた罪で処刑する」民衆は歓声を上げ、妹は誇らしげに微笑む。執行人の剣が振り下ろされる瞬間、赤い閃光が走り、彼女の姿は消えた。
処刑
は失敗。王都は騒然となる。彼女は死んでいなかった。それどころか、王国が最も恐れる存在と契約を交わしていた。魔王レオンハルト。「私と契約結婚しなさい」その言葉と共に、彼女は王国の敵となる。
貨幣価値が暴落し、交易は崩壊。貴族の財産が失われ、国庫は底をつく。誰も気づかないうちに、王国は静かに壊死していく。王太子は焦り、妹は動揺し、貴族たちは没落する。国全体が揺らぎ始めたとき、魔王軍が進軍を開始。
漆黒の軍勢を従え、玉座を見下ろすエリス。絶望に沈む王太子を見下ろし、静かに笑う。「ずいぶんと、落ちぶれたものね」運命を操るのは、もはや王族ではない。悪役聖女と魔王が紡ぐ、冷酷な復讐劇が今、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 18:08:45
44492文字
会話率:32%
断頭台の上、悪役聖女エリス・フォン・ルーエは静かに微笑んでいた。王太子が宣告する。「お前は偽聖女だ。王国を欺いた罪で処刑する」民衆は歓声を上げ、妹は誇らしげに微笑む。執行人の剣が振り下ろされる瞬間、赤い閃光が走り、彼女の姿は消えた。
処刑
は失敗。王都は騒然となる。彼女は死んでいなかった。それどころか、王国が最も恐れる存在と契約を交わしていた。魔王レオンハルト。「私と契約結婚しなさい」その言葉と共に、彼女は王国の敵となる。
貨幣価値が暴落し、交易は崩壊。貴族の財産が失われ、国庫は底をつく。誰も気づかないうちに、王国は静かに壊死していく。王太子は焦り、妹は動揺し、貴族たちは没落する。国全体が揺らぎ始めたとき、魔王軍が進軍を開始。
漆黒の軍勢を従え、玉座を見下ろすエリス。絶望に沈む王太子を見下ろし、静かに笑う。「ずいぶんと、落ちぶれたものね」運命を操るのは、もはや王族ではない。悪役聖女と魔王が紡ぐ、冷酷な復讐劇が今、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 19:40:25
52539文字
会話率:33%
十七年前のある日、空が燃ゆる。
黒い斑点が空を穢し、血赤色に近い赤に染まる。
これは世界の終わりではないかと、人々は恐れた。
しかし空が赤いだけで、何かがあったわけではない。
次の日、昨日のことが嘘のような青空。
この
空が赤い日、十二月三十一日は終焉の日と呼ばれ始める。その次の日の一月一日は、無事に年を越せた記念として、祝宴の日と名付けられた。
私は終焉の日に産まれ落ちた。
終焉の日から二年後の二千五十年、世界各地に謎の迷宮が出現し、そこから多種多様の黒いの軍勢が押し寄せる。
その黒い軍団を、我々は悪魔と呼んだ。
世界各国が最新鋭の兵器を用いて対峙したが、悪魔にはあまり効果がないようだ。
このままでは、人類が滅ぶかと思われた。
しかしある青年が呪文という力を用い、悪魔を地上から排除したのだ。
その青年を筆頭に迷宮を攻略するものを、迷宮冒険者と呼ぶようになった。
冒険者には階級があり、最上位のSランクから駆け出しのGランクとなっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 05:16:54
1098文字
会話率:22%
血筋と閨閥のお蔭で身の丈に合わない厚遇を受けている事から『蛍』と嘲笑される“羽柴大津宰相”こと京極高次。忸怩たる思いを抱える中、正室・初の手筈で嘗て浅井長政を武略の面で支えた寿至斎(通称“翁”)を懐刀として迎え入れ、失われた誇りを取り戻す
事を決意する。
太閤・豊臣秀吉の死で徳川家康が自らの天下獲りへ向け始動する中、高次はそれに賛同する意思を示す。慶長五年〈一六〇〇年〉七月、「上杉家に謀叛の兆しあり」として会津へ征伐に向かった家康を追討する『内府ちがひの条々』が発布。周囲に味方が居ない事から高次は家康討伐の軍に加わるも、家康を追討する軍勢の主力が通過した九月に反旗を翻す。しかし、敵方は秀吉より『天下無双』と絶賛された勇将・立花“左近侍従”親成(後の宗茂)を筆頭に朝鮮の役で厳しい戦いを生き抜いてきた精鋭部隊を送り込んできた!
京極勢三千に対し、敵勢一万五千。到底勝ち目のない戦いが、今始まろうとしていた――!!
<第14回ポプラ社小説新人賞 落選作品>
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 19:30:00
144467文字
会話率:33%
ラインベルク王国平民出身のハンナ・ハルツェンは、戦争で故郷と家族を奪われた悲しい過去を持つ。その復讐心から軍に入隊し。最新兵器である魔導砲を扱うための算術士となるも、なぜか配属されたのは魔力測定所。そこでハンナは、貴族の青年エーリッヒと出
会う。
彼は類まれな魔力の持ち主だったが、そのけた違いな魔力ゆえに高い精度の算術能力を持つ者を必要としていた、ハンナの持つ並外れた計算能力を、魔力値測定時に彼は見出した。そこでハンナは、エーリッヒの巨大魔導砲専属の算術士として転属させられることとなる。
二人の前に立ちはだかるのは、強大なルスラン帝国の軍勢。それらを、巨大魔導砲によって打ち破っていくが、帝国は新たな兵器を繰り出し、これに対抗する。そのたびにハンナはエーリッヒと共に、知力と魔力を駆使して戦いに挑む。
これは、数々の戦いを乗り越え、運命に立ち向かう女算術士と途方もない魔力持ちの魔術師エーリッヒ、そしてその周辺の人たちをも巻き込む戦いと日常の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 07:15:49
106789文字
会話率:43%