あぁ……どうしてこんなことになってしまったんだろう。
私は眠っている男性を起こさない様に、そっと寝台を降りた。
私が着ていたお仕着せは、乱暴に脱がされたせいでボタンは千切れ、エプロンも破れていた。
私は仕方なくそのお仕着せに袖を通すと、止
められなくなったシャツの前を握りしめる様にした。
そして、部屋の扉にそっと手を掛ける。
ドアノブは回る。いつの間にか
鍵は開いていたみたいだ。
私は最後に後ろを振り返った。そこには裸で眠っている男性の胸が上下している事が確認出来る。深い眠りについている様だ。
外はまだ夜中。月明かりだけが差し込むこの部屋は薄暗い。男性の顔ははっきりとは確認出来なかった。
※ 私の頭の中の異世界のお話です
※相変わらずのゆるゆるふわふわ設定です。ご了承下さい
※直接的な性描写等はありませんが、その行為を匂わせる言葉を使う場合があります。苦手な方はそっと閉じて下さると、自衛になるかと思います
※こちらの作品は「アルファポリス」「カクヨム」でも掲載しております(アルファポリスは先行投稿となります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 12:49:30
137539文字
会話率:42%
俳優を目指す青年香川勇気は、夢を追いかける為高校卒業と同時に故郷の宮崎を離れ、関西へと飛び立つ。大阪で有名な芸能プロダクションの養成所へと入り、演劇を学びながら、バイトに勤しむ日々。そんな時、バイト先で知り合った女性国武聖と出会い。勇気はそ
の女性に初めての恋をする。だが、聖にはある秘密があった。そんな勇気と聖の深夜を舞台とした、恋の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 20:23:00
3108文字
会話率:40%
(全七話です。)建暦のころ、京では奇妙な殺害事件が多発していた。誰も入り込めない寝所で、首を噛み切られて、朝、骸になって発見されるのだ。いかなるあやかし、オニの仕業かと京雀は慄きつつも囀っていた。そんなある日、京の少し外、六波羅にて少年がひ
とり人待ち顔で座っていた。その袖には首が一つ、ぶら下がっている。通りかかった町びとに、これは自分が退治してきた「飛首」の首だと磊落に言ってのけた。(『平家物語後奇譚』の世界軸ですが、単独で読めます。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 20:50:48
12409文字
会話率:52%
朝霞んだ眼を擦って起き上がってテレビを見ながら朝食を摂って制服に袖を通して、ゆっくりと意識が覚醒した時、自分が勇者になったことを知った。
その人間の性《さが》にあった物にいつの間にかなることが出来るジョブと呼ばれるシステムがある世界で、
魔王も居るわけがないそれなりに平和な現代で、何故自分は勇者になったのか。
誰かに問いかけたくて、スマホの画面をつけて配信開始のボタンを押してまたダンジョンの中へと潜っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 00:00:17
59716文字
会話率:51%
夏が来る
日常に隠れて気づかない
少しずれた君と
最終更新:2024-06-27 19:13:12
843文字
会話率:58%
半袖が着たい少女の話
キーワード:
最終更新:2024-06-20 12:40:03
1785文字
会話率:16%
喜八は江戸で横行する火付けの現場を、野次馬に紛れて見物していた。
焼け跡からは無残に斬り刻まれた骸が発見された。噂によると、同じような事件が続いているという。それを聞いて、喜八は尾張にある自分の店が心配になり、早々に帰途についた。
道すがら
喜八は、腹を空かせて行き倒れかけている右近と名乗る若者と出会った。右近に同情した喜八は、旅路を共にすることを申し出るが、同宿した先でまた火事に見舞われてしまう。
焼け跡が気になりつつも、右近に袖を引かれて宿場町を後にする喜八。
峠に差し掛かった所で雨が降り出し、二人は森の中の東屋に身を寄せた。そこには若い女が一人いるだけだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 11:00:00
10154文字
会話率:44%
曇りの日に半袖はまだ寒かった
キーワード:
最終更新:2024-06-02 16:09:55
341文字
会話率:0%
犬の散歩中によく出会う女性についての話。
いつも彼女は、つば広の麦わら帽子を被り、半袖の白いワンピースを着ていた。
(「カクヨム」「エブリスタ」でも掲載しています)
最終更新:2024-05-18 01:30:00
2630文字
会話率:9%
とある秋の日、いつもの帰り道、いつもの地下鉄……毎日を「いつも通り」に過ごす「わたし」は、袖口の違和感にある決意を固める。
昨日も今日も何も変わらない日々、明日は良い日になると信じながら。
最終更新:2024-05-17 13:51:34
7015文字
会話率:1%
男爵令嬢、リフレクシア・リターナは、万象の反射という桁外れに凶悪無比な特性を持ってこの世に生まれ落ちた。
魔物の群れを鎧袖一触、ただそこにいるだけでことごとく蹴散らした恐るべき力を買われたのか、さして高くもない身分でありながら、美貌の見事さ
とオツムのよろしくなさで知られる第二王子の婚約者として選ばれたリフレクシアであったが、
「リフレクシア・リターナ! 今日この時をもって、お前との婚約を破棄させてもらう!」
バカ王子が、バカなことして、バカな取り巻きやバカな泥棒猫共々、バカな末路を辿りましたとさ。
かくして男爵家に出戻りしたリフレクシア。
やることがなくなり手持ち無沙汰となった彼女が、ある日、男爵領にある広い森へと暇潰しの散歩に行くと、一人の少年が太い木にもたれるように倒れていた。
「行き倒れですわね。別に珍しくもありませんわ」
そのままスルーするかと思われたが、少年がまだ息があるとわかり、リフレクシアはやむなく彼を助けることにするのだった──これが運命的な出会いだったと知ることもなく。
今作は、短編『婚約破棄はよろしいですけど、私の異名をお忘れではなくて?』のその後の話となっております。短編が未読でも今作を読むのに特に支障や問題はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:05:15
49538文字
会話率:52%
ヒロインのために配慮されたこの世界。攻略対象と現地のご令嬢が婚約を結ぼうとする不可解な現象が起こる呪いがあった。どんな国でもどんな種族でも必ず発現するそれにいつか令嬢達は攻略対象らしい「濃いキャラのイケメン」を避けるようになっていった。そん
な時、ヒロインが王太子とゴールインした余波で急に表舞台に立つことになってしまったモブ属性王子のお話。ご都合主義がテーマですのでふわっと読んでください。恋愛ジャンルにしましたが恋愛要素は薄めです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 19:23:36
11000文字
会話率:55%
右手の可能性が、広がった。
最終更新:2024-04-10 18:00:00
579文字
会話率:100%
何時もと違う場所へ旅行に行った時、その方はいらっしゃらなかった。
博物館に訪れた時、○○家由来の面が置いてあった。
聖地巡礼を行っていた時、○○家由来の場所だった。
『縁があるんですよ。何だかとっても』
『そう』
何時も全てを知っていて、け
れども何も教えて下さらなその方は、ただ悠然と微笑む。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
私にとっては半年越しの伏線回収です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 16:07:56
1552文字
会話率:46%
何時も此処に来て、此処の祭神に頭を下げていた。
笑っている時もあれば、苦しんでいる時もあった。
そんなあの子に興味を持ったのがきっかけだった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
定
期的に狂ったように書かたくなるお方。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 18:44:02
862文字
会話率:43%
目が覚めると、絶世の美女が馬乗りになっていた。
私は彼女からの接吻を拒絶すると、テレビを付ける。
やっていたのはホラー番組。
けれども君にとっては違うらしいね。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
圧倒的オチなし、伏線回収なし、ある意味メモ帳
という小説です。
……小説なのか……( •_• )
注意事項2
単純に、魔性の子を袖にする描写が見たかった。
あと、私の中のホラーの定義を上げて起きたかった。
此方からは以上です。
気合い入れた分だけグダるのは、本当に何なんでしょうねぇ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 20:47:11
738文字
会話率:47%
降らない雨、日照りの日々。
その原因は本殿の奥深く、神の住まう間に引きこもった龍神にあった。
「さぁ、龍神さま! 都で買ってきたお菓子ですよ。こちらに出てきて食べませんか?」
「こっちは流行のお着物です! 袖を通してみたくはありませんか?
」
「やだっ!」
「「りゅ、龍神さまぁー!」」
東郷と輝子は、果たして引きこもった龍神を現世に引き摺り出す事は出来るのか?
また、龍神が引きこもった理由とは?
新感覚コメディここに爆誕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 12:00:00
9014文字
会話率:54%
トイという不思議な生き物がいる世界。トイの事は、二十歳になると市役所で行われる成人の儀で、とある術をかけられる事で見えるようになる。手のひらに乗るおよそ二頭身サイズの、自分とそっくりの不思議な生き物。羽根もないのに宙に浮ける。思考も好みも自
分そっくり。人と喋る事はできないけれど、トイ同士は意思疎通している。見た目はほぼちいさなぬいぐるみである。
バイト2年、正式に雇われて3年目の美弥子は、雇い主である店長が好き。13も年が離れているし、これまでに何度も袖にされているけれど、それでもあきらめられない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 12:22:55
63741文字
会話率:34%
『来い。全ての幻影を終わりにしてやる……!』
『伊邪那美の継承者』事件から半年。
過去、類を見ない精霊使いの暴動も収束し、織笠たちインジェクターB班は日々起こる精霊犯罪を解決すべく奔走していた。
そんな中、新たな事件の幕が開ける。
新たなマスターから召集を受けた織笠は、そこでとある人物の捜索を依頼される。
少女の名は、マイア・フォルトゥナ。
彼女は近い将来、精保の一員として迎い入れるため日本に送られてきたのだが、転移先で行方不明になっていた。
情報として提示された画像に、織笠は衝撃を受ける。
それはかつて、己を唯一理解されながらも殺すしかなかった、大切な女性――リーシャ・白袖・ケイオスに生き写しだったのだ。
彼女の秘密を巡るとともに同時期に発生した連続児童誘拐事件とも関連して捜査していくうち、織笠たちは凶悪な陰謀にまきこまれていくことになる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 10:00:00
140636文字
会話率:46%
オフィスワークの主任と部下。主任は意気地なし、部下の女性は自己完結型。ドレスコードの緩い会社で、カーデガンでもOKのところです。主任はスーツですが、恐らくネクタイはしてません。カスタマー’サービス係で、クレームの対応をしていると想定していま
す。職種は本文には書いてません。キャラのふたり、全く動こうとしません。こんなに進展しない恋愛は初めてです。笑 ごめんなさい。甘々は不足してますが、じれじれもだもだ甘というところで、しいな ここみさまの企画にお世話になります!
説明を極力減らした、詩と小説の合間のような書き方です。
* しいな ここみ様ご主催 『砂糖菓子みたいなラブ・ストーリー企画』に参加作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 09:25:03
1327文字
会話率:63%
拙作「袖振り合うも多生の縁」に出てくる日本語学習教材「ロックコンサートで」本文です。日本語の原題は「とあるギグで」。
主人公が宝物にしていた日本語にご興味のある方のみ読んでください。
実は日本語中級習得者の「ドラマーさん」のために書いたもの
で、原文はほとんどひらがなでした。
ギタリスト ディビッドはデイビッド‐ギルモア、ピンクフロイドです。
記録と記憶、のためだけに、アップさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 19:32:28
256文字
会話率:0%
42才になった男性主人公が、仕事も生活も安定した中で恋に落ち悩む、ミッドライフ・クライシスの姿を描き出します。
年齢によって「恋」の形が変わってしまうこと、でしょうか……。
* 深読みも浅読みもできるように書いたつもりです。
最終更新:2019-02-08 09:17:24
4537文字
会話率:16%
子供の頃から鮫が大好きな女子高生、深野冴(ふかの さえ)。好きという気持ちが行き過ぎ、将来の夢は何と『サメに喰われて餌になる事』。
そんな狂った夢を周りからは理解されずに生きている時、転校生がクラスへと加わった。最初の頃は特に関わりも無
かったが、ある日放課後の図書館で彼が鮫の図鑑を読んでいるのを発見する。思わず話しかけ、同志を見つけたと思い込み、自分が鮫好きな事を熱弁してしまう。
すると、彼は彼女に頼みがあると言い、制服の袖を捲った。なんと彼の右肩には鮫によって付けられたと思しき歯型が。彼曰く、物心ついた時から右肩(ここ)にあり、詳しいことは自分でも分からないから、せめて何鮫の歯形(もの)かぐらい知りたいとのことだった。
この歯型の鑑定をしたことがきっかけで、謎の転校生である新海交一(しんかい こういち)と彼女は、交友関係を持つようになる。そしてある日の放課後、彼らの前に一人の少年が立ちはだかる。彼は自分の事を"猫鮫の鮫人(こうじん)"と名乗り、新海交一を捕縛、又は殺害するのが目的であると告げた。そして、凶暴な鮫人間へと変身し、突然彼らに襲いかかって来たのだった。
果たして、鮫人とは? そして、新海交一の正体とは一体何なのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 03:38:59
9893文字
会話率:52%
アナログな質感と風情に惹かれ、海水浴の記念写真を使い捨てフィルムカメラで撮影しようとした女子大生の袖掛町子。
ところが急な突風で彼女の被っていた麦わら帽子が吹き飛ばされ、回収不可能な沖まで流されてしまう。
買ったばかりの麦わら帽子を失くして
ショックを受ける町子だが、彼女の不運はまだ終わらなかった…
(※ 本作品は、第5回「小説家になろうラジオ大賞」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 05:31:34
1000文字
会話率:25%
夏祭りのクジ引きで熱くなり、微妙な景品ばかり引き当ててしまった女子小学生の袖掛町子。
肩を落とす町子を宥めるべく、クラスメイトの和歌浦マリナは発想の転換を勧めるのだった…
※ 本作品は、小説家になろうラジオ大賞4の参加作品で御座います。
最終更新:2022-12-11 07:00:00
1000文字
会話率:26%
堺県立歴史博物館の受付嬢・袖掛町子は、奇怪な噂を来館者から耳にする。
展示物を解説する音声ガイド端末は、怪異の世界への水先案内人だった…?
※本作品は黒森 冬炎様御主催の「着こなせ!制服~お仕着せ企画」の参加作品で御座います。
最終更新:2021-08-30 08:03:45
2689文字
会話率:23%