強すぎる薬は、毒になる。──王の血統が絶え、新たな王家を決める争いのさなかにある、ミロシュ王国。聖域『花の谷』は、神の花ロザの栽培と加工、そしてロザの力を引き出し薬にする花聖女の力で、独立を保っていた。花聖女ルティーダは、王候補レークと婚約
していたが、結婚式で突如として力を狂わせ、神殿中のロザを枯らしてしまう。彼女は聖域を追放され、妹のシアーシャが代わりに結婚した。──それから三年。もう一人の王候補であるトルフォンは、山奥の旧修道院で暮らすルティーダを発見した。力を抑えるため顔に染料で紋様を描いた彼女は、まるで魔女のよう。ルティーダに興味を持ったトルフォンは、あれこれ理由を付けて彼女を客人として連れ帰る。レークの元婚約者としての自分を利用しようとしているのでは? とルティーダは警戒しつつも、二人の距離は少しずつ縮まっていき……。そんな中、三年前の結婚式の裏側で起こっていたことが明らかに。力が狂った原因は、妹のシアーシャ!?/12時と20時に更新、25日夜に完結予定で全9話予約済です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 20:00:00
23872文字
会話率:45%
【書籍版3巻が10月中旬頃発売予定です】
【マンガup様にてコミカライズ版連載中(※現在3巻まで刊行されています)】
スカーレット・カスティエルは、類稀なる美貌と、由緒正しき血統と、圧倒的なカリスマでもって社交界の至宝と謳われていた―――
くだらない嫉妬に狂い、さる下級令嬢の暗殺を企てるまでは。
その罪により、彼女は王太子殿下から婚約破棄を申し渡され、挙句の果てには民衆の目の前で断罪されることとなる。哀れにも、斬首という形で。齢十六にしてスカーレットはその苛烈なる生涯に幕を下ろしたのである。
◇◇◇
それから十年。地味でパッとしない子爵令嬢のコニーは、不運にも婚約者の不貞を目撃していた。さらには浮気相手の狡猾な罠に嵌まり、婚約破棄という絶体絶命のピンチを迎えてしまう。たいした身分も後ろ盾もなく、特別見目麗しいわけでも、ましてや人望者でもない彼女に手を差し伸べる者などいるわけもなく、すべてを諦めかけた瞬間―――【その声】は、突然、コニーの世界に飛び込んできた。
『いいわ、助けてあげる。でも、その代わり―――』
これは成り行きで希代の悪女の復讐につき合うことになってしまった、どこにでもいるような平凡な少女の物語。
※残酷・流血描写があります。倫理的に問題のある表現も出てくるかもしれませんのでご注意ください。おっけー何でもばっちこいな心の広い方向け。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 23:57:05
673002文字
会話率:44%
本作は、江戸風情と現代が入り混じる奇妙な近未来の東京を舞台とする。主人公・神田(いなせの語源の元)セイナは、その名が示すように「粋」や「鯔背(いなせ)」といった江戸っ子気質を体現した女子高生。舞台は下町風情が色濃く残りつつも、一部がサイバー
化し、奇妙な武器や異能力が当たり前のように存在する不思議な時代。セイナは普段から、古風な着流し風セーラー服に三度笠をモチーフにした帽子をあしらい、下駄に似たスニーカーを履くなど、突飛な格好をしている。性格は豪快で喧嘩っ早いが、人情に厚く仲間思い。彼女の家は代々「いなせ」の魂を受け継ぐ正体不明の一族で、江戸から連なる特殊な血統とされるが、その詳細は謎に包まれている。
物語は、彼女が通う東京下町区の「浪花坂(なにわざか)高校」での奇妙な日常からスタートする。ジャンプ的なインパクト重視の出だしで、超常バトルや奇怪な事件、下町の風物詩、部活の延長線上にあるような小競り合いが連続。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 08:51:27
10469文字
会話率:8%
大人気ゲーム「剣と魔法のファンタジー」の悪役王子に転生した俺。
王族という血統でありながら、何も努力しない怠惰な第一王子。
中盤で主人公に暗殺されるざまぁ対象。
俺はそんな破滅的な運命を変える為に、魔法を極めて強くなる。
そんで推しの
為に暗躍してたら、主人公がキレて来たんだが?
「お前なんかにヒロインと王位は渡さないぞ!?」
「俺は別に王位はいらないぞ? 推しの為に暗躍中だ」
「ふざけんな! 原作をぶっ壊しやがって、殺してやる」
「申し訳ないが、もう俺は主人公より強いぞ?」
なんか主人公が俺を殺そうとしてくる件。もう俺は主人公より強いけどな~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 21:09:56
39193文字
会話率:29%
この世界は、モンスターと呼ばれる強力な生物がうごめく危険な場所だ。
最初のドラゴンたち、最初の神々――食物連鎖の頂点に君臨する彼らは、この地に永遠のものをもたらし、それがやがて世界を現在の状態へと導いた。
人類が生き残るために見つけた唯
一の方法は、大陸全体を覆う巨大な魔法障壁を構築することだった。それが人間大陸と呼ばれる場所だ。
物語は、ロリアンという若き貴族を中心に展開する。彼は貴族の出自でありながら、生まれた時を除いて一度も両親に会ったことがない。
ロリアンは、ロゼッタ邸で親のいない生活を送り、乳母のマチルダと執事のサイラスの厳しい監督の下で育つことになる。
異例の血統から生まれ、他の人間にはない特別な能力を授けられたロリアン。そんな彼の冒険を追ってみよう――他の誰とも違う若き貴族の物語が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
モンスター,
魔法障壁,
人間大陸,
貴族,
冒険,
ドラゴン,
神々,
食物連鎖,
孤独,
魔法,
ロゼッタ邸,
特別な能力,
運命,
謎めいた血統,
人類の生存
最終更新:2024-12-01 18:09:42
63985文字
会話率:19%
社長令嬢は、平凡な人生を歩んできた。突然、彼が事故死してから、人生が大きく変化し始めた。
キーワード:
最終更新:2024-11-19 13:21:03
9856文字
会話率:22%
長編競馬小説!!
20年近く前に書いた処女作。
もはや作文レベル!!
小さな牧場に生まれた2頭のサラブレッド。
良血馬ファンタジスタ
傍流血統ドリームメーカー
血は巡る、夢とロマンをのせて…。
ライバルたちとの戦いの中で生産者、馬主、
そして騎手の栄光と葛藤を描く。
未来的競馬アナザーワールド【ドリームメーカー】。
お楽しみください。
※作品中のレース日程は執筆した2007年度のプログラムとなっております。
処女作です。お見苦しい点もございますが、よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 07:00:00
346671文字
会話率:18%
伯爵令嬢リリアナ・アルヴェールは王妃となる結婚式の当日、処刑されることが決まった。彼女は、国王と実家アルヴェール伯爵家の罪を被っただけの無実である。しかし、リリアナは反論しない。妾の子である彼女は、生まれた時から『血統の正しさを証明す
るべく、この国のために死ね』と言われて生きてきたからだ。
「あーあ。結婚式当日に処刑が決まるなんて、なんて可哀想な王妃様」
そう言いながら、手枷を嵌めてきたのは王立学院の後輩であった騎士のアシェルだった。
リリアナが思い返すのは、ちょっとだけ憎たらしい後輩のアシェルと過ごした王立学院での日々のことである。だが、平民であるはずのアシェルには、とある秘密があるようで……。
◇相変わらずのゆるふわ世界観設定です。ざまぁは軽めです。◇婚約者がいる状態で別の人に恋心を寄せる展開があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 21:04:33
20458文字
会話率:42%
昔の記憶、走馬灯。そこから目を覚ますと、目の前は絶望だった。迫り来るケルベロス、動かない身体、諦める心。そんな彼が最後に放った言葉は「生きたい」という願いだった。その時、願いを叶えるかのように、頭に声が鳴り響く。『望みを確認。能力を覚醒させ
ます』
最弱が覚醒を果たした時、血統配合、そして能力が全ての世界で、あらゆるものがひっくり返る!
さあ、最弱よ。今こそ世界に最強を思い知らせろ!
この作品は、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 21:00:00
38892文字
会話率:45%
突如として世界各地で発生した都市町村の襲撃・住民の惨殺事件。
人々はそれを天罰と呼んだ。
神々の力を受け継ぐ、神と人間の混血種『血統種』。人類を滅ぼそうと画策する『神族』。
それぞれの目的の為に戦い続ける中で、次々と明らかになって
いく残酷な真実とは――?。
懸命に生きる血統種達が向かう未来とは――?
★注意★『神々は天罰を下さない』の後編です★注意★
興味を持って頂けましたら、そちらからお読み頂けますと幸いです。
都合により、当初『神々は天罰を下さない』の207話以降に投稿していたものを第一話から再投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 10:49:16
435748文字
会話率:44%
突如として世界各地で発生した都市町村の襲撃・住民の惨殺事件。
人々はそれを天罰と呼んだ。
戦争を繰り返す愚かな人類を神々が見限り、滅ぼそうとしているのだと。
圧倒的なその力に対抗できるのは、神の血と能力を受け継ぐ人間『血統種』のみ。
天罰に抗う為に組織された『対天罰軍』で平凡な人間の『通常種隊員』として勤めるマリアは、ある日『対天罰軍最強』と名高い『血統種隊員』クオンから精鋭血統種達が集う『対天罰部隊』への異動を命じられる。
それにより、世界と二人の運命は大きく変わり始める…。
天罰に隠された秘密とは?
クオンに惹かれるマリアと、人知れず苦悩を抱えるクオンの向かう未来は?
全ての登場人物が、天罰が下されてもおかしく無い後ろめたさを抱えながら、希望を見出して行く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 21:29:57
304285文字
会話率:44%
全17話。「ならば、帰って伝えろ。わたしが欲しいのはお前ではない。お前の姉だと」
アメリアはヒルシュ子爵令嬢で、双子の妹だ。「双子が生まれれば片方は殺す」という習わしがあったもの、占い師のアドバイスにより、離れに軟禁状態で飼い殺しにされてい
た。
そんな折、姉のカミラがバルツァー侯爵であるアウグストから求婚をされ、身代わりに彼女が差し出される。
財力があるがゆえに近寄って来る女たちも多く、すっかり女嫌いになったアウグストは、金で「貴族の血統」を買おうと、ヒルシュ家に婚姻を迫ったのだ。
そんな彼の元に、カミラの代わりに差し出されたアメリアだったが、拒絶をされてしまい……。
※こちら、ベリーズカフェ様にも改稿前のものを投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 21:00:00
67446文字
会話率:44%
『聖女』が教会の権威として称えられていたのも、今は昔の話。血統によって継承される神聖な魔術は、依頼料ばかりに取り憑かれたことによって、いつのまにか奴隷のメンテナンスばかりに使われるようになっていた。
こんなやり方、正しくない!
次期聖女であ
るリアンシェーヌは、誰もが幸せになれる世界を夢見て、戦うことを決意する。多くの悲劇、惨劇に巻き込まれても、リアンシェーヌは止まらない。果たして彼女は、自らの理想を実現できるのだろうか?
これは一人の少女が、たくさんの挫折と出会いによって成長する物語。
※第一章完結までは毎日投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 11:20:00
154534文字
会話率:40%
派遣妹とい職業があった。それは、家の血統を保つためだ。
ある伯爵夫妻が、娘のために義妹役を依頼をした。
おねだりされる日々だったが、
娘エミーリアは高貴な身分の婚約者を連れてきた。
話はそこから始まる。
最終更新:2024-09-08 13:10:49
3597文字
会話率:61%
前世で詐欺師だった主人公は死後の世界で自称女神からの依頼を受けることになった。
「とある世界は英雄の血を引く王族が支配している。しかしとある事情でその世界を滅ぼしたいから、その唯一の血統である王子が子をなさないで一生を終えるように仕向けてほ
しい」
主人公はその依頼を達成すべく絶世の美女、イスラ・ヴィースラー子爵令嬢として転生し、自らがその王子の婚約者となることで目的を達成しようとする。
王子に接近するまでに様々な問題がイスラの前に立ち塞がるが、周囲の人間を利用したり、誑かしたり、時には蹴落としながら貴族の世界で暗躍するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:06:09
448096文字
会話率:33%
倭田家の跡継ぎ倭田半次郎は敵対する小杁家の者を殺す「小杁狩り」の儀式で小杁ヘレーネと出会う。
憎みあい殺しあう両家と激しく愛し合う二人。
二人に安息の日は来るのだろうか。
最終更新:2024-08-10 07:16:24
94899文字
会話率:41%
死んだ父の遺品を整理して見付けた錆びた剣。錆びた剣に埋め込まれた青い宝石が光を放つと同時に意識を失った熾綜 燈継《しそう ひつぎ》は、目覚めると現代日本とはかけ離れた異世界に居た。
父の残した剣に選ばれ、勇者に成ってしまった燈継は異世界でど
の様な選択を取るのか……。
不定期更新ですがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 00:00:00
637599文字
会話率:39%
人々が妖の存在を忘れてしまった現代。
そんな日本にも、呪術師は陰ながら存在している。
大家葵は、旧家主義の呪術師界隈で忌み嫌われる “一般家系” の少年。しかしある事件をきっかけに、道徳をも捨てて力を求めるようになった葵は、蘆屋道満や弘法大
師など歴代の呪術師が蓄えてきた膨大な知識を “取り込み”、学校でも独りで資料に顔をうずめる日々を過ごす。そのせいで、クラスメートからも虐げられる存在に……。
そんなある日、教室で一人の少女が言い放った。
「私、葵の嫁だから」
千年の間封じ込められてきた妖が解き放たれ、変わり行く日本。再度妖を封じるため、全ての呪術師たちが “神の缶” と呼ばれる神器を探し求める中、葵はたった一つの願いのために、それを妨害する。
どんな敵でも味方に変える? 自分に無頓着で他人ばかり助けてしまう? そんな正義感では、救えないものがある。
これは最強のアンチヒーローが送る、最も古く、そして新しい呪術物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 19:12:38
142934文字
会話率:31%
「龍の生き血」で登場したミリアン、ハンス、マクシー、そしてシュリンクとエダーの子孫の物語。
ドラゴンスレイヤー族としての血統を確立して行く過程を中心に、繰り広げられる愛と憎しみの冒険ファンタジー。
翼龍巨大化の謎を追いながら、自分たちが手に
した龍と呼応する力、サイキック能力を理解するために家族を離れて旅立ったフレイヤとマティアスが直面する数々の試練を連載形式で綴ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 08:14:08
118329文字
会話率:27%
オールストン帝国では『剣聖』、『賢者』、『聖女』を擁する『勇者派』と血統を重んじる保守の『王室派』が対立していた。
そんな中、『勇者派』の実力者が相次いで暗殺されるという事件が起こる。
容疑者に上がったのは『剣聖』達の師匠である『不死王
』と呼ばれる存在だった。
そして、『勇者派』の人間たちは『不死王』を容疑者として捜査することになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 18:00:00
67056文字
会話率:59%
【不定期に後日談を追加していきます】
――これ以上近づいたら、死ぬ。
ヒヤシンス侯爵家の“氷結令嬢”エリサーナ、十八歳。
彼女はあまりにも洗練されすぎた氷魔法の血統から、触れるものをみな凍らせてしまう性質を持っていた。結婚相手を見つける
どころか、誰かに近づくことすらできない日々。
そんな折、彼女は父に婚約者をあてがわれる。
サンフラワー皇家の“灼熱皇子”イグナイト、二十歳。彼もまたあまりにも強力な炎魔法の血統を取り込みすぎて、近づく者をみな焼いてしまうらしい。エリサーナと魔法性質は真逆だが、似たような状況に置かれている者だった。
この相手なら、互いの魔法を打ち消せる――そう親に決められた婚約。ついにやってきた顔合わせの日に、出会った二人は以心伝心でお互いを理解した。
「むしろ天敵じゃないですか」
「あぁ、本能がビシビシ警告を発している」
妙に打ち解けてしまったが、絶対に結婚できない二人は、のんびりとお茶会をはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 17:16:22
13386文字
会話率:45%
――これ以上近づいたら、死ぬ。
ヒヤシンス侯爵家の“氷結令嬢”エリサーナ、十八歳。
彼女はあまりにも洗練されすぎた氷魔法の血統から、触れるものをみな凍らせてしまう性質を持っていた。結婚相手を見つけるどころか、誰かに近づくことすらできない日
々。
そんな折、彼女は父に婚約者をあてがわれる。
サンフラワー皇家の“灼熱皇子”イグナイト、二十歳。彼もまたあまりにも強力な炎魔法の血統を取り込みすぎて、近づく者をみな焼いてしまうらしい。エリサーナと魔法性質は真逆だが、似たような状況に置かれている者だった。
この相手なら、互いの魔法を打ち消せる――そう親に決められた婚約。ついにやってきた顔合わせの日に、出会った二人は以心伝心でお互いを理解した。
「むしろ天敵じゃないですか」
「あぁ、本能がビシビシ警告を発している」
妙に打ち解けてしまったが、絶対に結婚できない二人は、のんびりとお茶会をはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 18:00:00
4045文字
会話率:45%