夏休み。都内に住む高校生・平沢桂は、妹・椎奈の交通事故現場に遭遇する。
それは妹の服を無断で借りて出掛けようとした桂を椎奈が見咎めたことで発生した、馬鹿馬鹿しくも悲劇的な事故だった。
集中治療室のベッドに横たわる椎奈を前に自責の念に駆
られる桂は、忽然と現れた怪しげな女の申し出を受け入れてしまう。
女の奇妙な儀式によって意識は回復したものの、それと引き換えに椎奈の体には古代の鏡に千年間封じ込められていた太陽神・天照大御神の御魂が宿ってしまった。
意識を失うたびに入れ替わる、桂に対して微妙な緊張感を漂わせる椎奈と、千年ぶりの肉体を得てはしゃぐ天照。
日本神話の神、天宇受売や手力男神を道連れに、能面をかぶった謎の集団ヒモロギの襲撃を受けつつ、古代の神・猿田毘古の失われた社を求めて、舞台は東京から三重県へ、そしてなぜか日本有数の温泉街熱海へ。
古事記を下敷きにした不真面目なファンタジー小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-23 23:28:38
116067文字
会話率:44%
現実で事故に遭い意識不明となったカズヒロの友人ジュンイチは、女神シトラスの力によって異世界へ転生する。
一方で、事故の間接的な原因となったカズヒロは、自責の念に苦しむ。そこへ異世界転生を提案する謎のジジイが現れる。だが、ジジイのミスにより、
カズヒロは『魂』だけ異世界に送られてしまう。
これは、異世界に転生した友人、ジュンイチを連れ戻しに行くカズヒロの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-15 20:41:08
8209文字
会話率:32%
「複雑に絡んだ物語は、歪(いびつ)だからこそ終焉を迎えねば」
外を知らない紫色の娘。唯一の兄妹は魔女に立ち向う。橙色の灯火はまやかしの希望しか見せなくて、呪いを掛けられた猫と蛙は魔の者と関わる。孤独な白の姫君は黒に染まり、悲しみの蒼のドレス
を身にまとった淑女は自責の念に駆られた。運命の中心にいるのは二人の魔女。
いくつもの物語をつなげた先に見えるのは幸せな結末か、それとも……?
※以前サイトにて公開していた童話モチーフのお話です。加筆修正を加えて、現在はこちらだけで順に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-10 21:00:00
249283文字
会話率:38%
小さな村に生まれ、神童と呼ばれて育った「俺」は、祖父と山で熊に遭遇する。恐怖のあまり祖父を見捨てて逃げ出した彼は、自責の念にかられ、家にこもりきりになってしまう。以前のように村や両親の役に立てないことから自分を責め続けた彼は、自己犠牲に希望
を見出そうとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 05:22:52
1573文字
会話率:10%
ごく普通の高校一年生・立花向日葵の家族には秘密があった。実は彼女の母は人間界に密かに暮らす魔法使いなのだ。そして五年前、道で男の子達に虐められていた子ガラスを助けた向日葵の為に、そのカラスを自身の使い魔として知能を与えてくれたのだった。向日
葵はその日からそのカラスに”蒼”と名づけて一緒に楽しく過ごして来た。そんなある日、向日葵は友人の春野佳菜から学園のヒーローであり向日葵の憧れの先輩でもあった高校球界屈指の右腕・神崎悠先輩が進学した大学に一度も姿を見せていないと教えられて自責の念に苛まれる。何故なら向日葵は、神崎先輩が姿を見せなくなった事情に深く関わっていて……。
この物語は、どこにでもいるごく普通の女子高生・向日葵が、身近で起きたちょっとした事件を周囲の人達と頼れるけどちょっぴりやきもちやきの相棒・カラスの蒼と協力して解決してゆく、心温まる青春ユーモアミステリー(?)……、のつもりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-25 07:00:00
10603文字
会話率:52%
後に昔を思い出して後悔する「私」が
どうやって自他共に認める『最低』まで身を落としたか。
全部「私」の幼さ故の出来事にしては
自責の念が大きすぎて処理できない。
そんな誰でもあろう失敗の物語
最終更新:2015-09-08 00:13:18
614文字
会話率:6%
小学五年生の庄内ミツコは祖母が大好き。花火大会の日、祖母の宝物であるヒマワリの髪飾りを身につけていくつもりだった。しかし、ミツコが髪飾りを友達に見せたくて学校に持っていったせいで祖母は家の階段から落ちて病院に運ばれるという事態となる。さらに
、親友が「おばあさんが死ぬ」という不吉な予言を残し、ミツコは自責の念に追い込まれる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-01 12:52:31
13619文字
会話率:44%
香月悠斗には妄想の中で彼女がいた。自分の深層心理から生み出された彼女のことを、悠斗は「瑛那」と名付け、辛いことがあると妄想の中に逃げて、妄想の彼女である瑛那に依存して接していた。
そんな彼は大学受験に失敗し、滑り止めの大学に通うことにな
った。親族の期待を裏切ったことに自責の念に駆られていた悠斗は、これから始まるキャンパスライフにも全く期待をしておらず、暗い気持ちで入学式を迎えていた。
入学式の行われる学内のホールに向かう途中、悠斗は同じくホールに向かう途中のある人物を偶然見かけて驚愕する。それは悠斗の妄想の中だけに存在するはずの彼女、瑛那と全く同じ姿をした天塚日和だった。
絶望だけの気持ちで迎えた悠斗の大学生活は、日和との出会いで大きく変化していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-23 20:36:10
9865文字
会話率:39%
神鬼の末裔の分家にうまれた主人公は、とある事件がきっかけに、内に秘められた力が覚醒し、その膨大な力を制御できず暴走してしまう。その際、重大な罪を侵してしまう。それにより、自責の念に駆られた主人公は、その心を閉ざしてしまう。そんな主人公を本家
の祖母が引き取る。しかしその祖母は何かを隠している様子……。こうして、主人公の狂ってしまった運命の歯車は回り始めたのだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-23 10:08:08
3814文字
会話率:50%
人は、誰しも自責の念を抱きながら生きている。私、“八城奈緒”も例外ではない。
罪の意識を感じながら生きてきた半年間──それは辛く、苦しいものだった。
しかし、彼女と出会って私は変わることができた。
四足の少女──彼女は私の天使だ。
最終更新:2015-03-15 17:03:58
4086文字
会話率:45%
彼氏よりも、自身の生き様を選んで自責の念に押し潰されそうな女性のお話し。
最終更新:2015-03-01 19:14:02
280文字
会話率:47%
アイラは膨大な魔力を有しているが、制御できずに村で厄介者として疎まれていた。若くして宮廷魔術師になったユリウスが噂を聞きつけ、アイラを引き取ることになった。ユリウスの弟子となったアイラはともに出掛けた王宮で陰謀に巻き込まれ、ユリウスはアイラ
を守って命を落としてしまう。アイラは自責の念を抱きながらユリウスの後継者として宮廷魔術師になるが、王を守って命を落とす。ユリウスに謝りながら命を落としたはずのアイラだが、目覚めたらユリウスが命を落とす半年前だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-30 07:00:00
108712文字
会話率:71%
友達と町内主催のハイキングに来ていた雪菜は、暗い顔をしていた。自分のせいで大切な猫の蒼太を死なせてしまったからだ。
楽しめるわけもなく、自責の念にとらわれている彼女を、遠くから不思議そうに眺めているものの姿があった――――。
※この作品
の転載は禁止しております。なお「カナタリア図書館」という作者自身のHPでも掲載されています。よかったら覗きに来てください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-28 11:50:57
7970文字
会話率:32%
2050年、増え続ける人口によりさらに食料不足が深刻化した。
10年前までは国のトップ間で会談をするだけで、特に政策は為されなかった。今思えば、これがいけなかったのだろう。
最初は小さな争いだったのだ。隣の家からパンを盗んだということ
だったり、今日の野菜は少し値が張るだったり。少し大きいものだと部族同士の抗争など。
しかしここ数年、特にアフリカでの食料難が看過できない状態となり、ついにアフリカ諸国の政府が条約を結び、遂に動き出した。
世界一の先進国、アメリカへの宣戦布告。
誰もが無謀な挑戦だと思ったその闘いは、わずか一月足らずで劇的な結果に終わった。
アフリカ連合が勝ったのだ。
この結果に世界中が度肝を抜かれ、同時に疑問に思った。
なぜ頭脳、環境、軍事力どれを取っても劣るアフリカがあのアメリカを破ったのか、と。
世界が困惑している中、アメリカが降伏してから一夜明けた。そして運命の次の日、世界中の記者の前で、アフリカ連合軍事総帥が堂々といい放った。
「我々は、第六感(スキル)を戦闘へ用いたに過ぎない」
この言葉で世界は変わった。
第六感(スキル)。
2030年頃から確認されている、科学ではまだ証明できない人間の第六感。
発見から20年、未だにスキルが現れる人間は極めて少なく出現条件も不明だが、多くの人間で確認されているものだ。
これまでも争いは絶え間なく続いてはいた。しかしそれはあくまでも境界線があり、少なからず良心の呵責があった。
第六感を戦争に取り入れるということは、そのような自責の念を一切取り払い、ただ人を殺すだけの機械になることと同義だった。
それを知っていても尚、それを行い殺戮兵器へと生まれ変わった人間を従えて殺し合った。その事実は、戦争の暗黙の了解を無視し、ルールを守るという人としての心を崩落させた。
アフリカ連合軍事総帥の発言を聞いた各国の軍事大臣は、すぐさま行動に移した。
日本も例外ではなく、己を守る術としてすぐに全国のスキル出現者を東京へと召集した。
たった一つの出来事ですべての物事が壊れ、人としてのあるべき姿も失ってしまう。
これは、第六感が表れた少年の狂った人生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-05 22:41:02
2677文字
会話率:34%
クリスマスの日に起きた悲惨な一家心中。
その中で唯一生き残り、自分が母を殺したのだと自責の念に追いつめられ、自殺を図る17歳の少女、渡辺沙奈。
しかし、唯一無二の親友を目の前で失った少年、工藤竜也に出会い、生きる希望を見つける。
大切なも
のを守れなかった2人が、悲しみを背負ってまで生きる意味。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-04 19:24:37
9957文字
会話率:51%
元王子様→奴隷で現在殺人鬼(女装もこなす)のリフルは、老若男女を魅了する瞳と、全身凶器の毒人間。狂った父王を止めるべく、仲間を守るために悪魔のゲームに手を染める!
ヴァレスタとの戦いから半年。殺人鬼Suitが死んだと噂される中、怪我を治し
たリフルは暗殺業を続けていた。再会したアスカは邪眼に狂い人を殺した。そのショックから自責の念に駆られるリフルを救う、リアという一人の絵描き。
アルタニア公カルノッフェルが始めた《名前狩り》事件。それが王都にも及び、発生する凄惨な事件。犯人が残したのはSuitを騙る文字。友人リアを守るため……暗殺請負組織SUITはその解明へと挑む。
その最中、星が降り……神の審判、悪魔のゲームの招待が彼らの下へと訪れる。
傲慢女王に名前狩りに混血狩り……セネトレアの混乱は続く。
カードに神に願わずとも、人は平和を作り出せるのか?殺戮を否定する殺人鬼が、選ばれたカードは最強の王。願わない彼の行き着く先は……
復讐と狂気のダークファンタジー。悪魔の絵本SUIT編第三弾!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-27 06:42:39
995671文字
会話率:51%
父とのランニング中の事故で左足に後遺症の残ってしまった小学生の純。そのことで明るさを失ってしまった純と自責の念から酒浸りになってしまう父。そして家族は長野に引っ越して行く。そこで出会う同級生健一と運動会の種目の親子リレー。はたして…。
キーワード:
最終更新:2011-06-06 14:06:03
14043文字
会話率:24%
心因性の認識障害を患う少女・美月は、高校の級友・詩歌から告白を受けて即断で拒絶。そのすぐ後に、事故で命を散らした。
現場に居合わせたうえ事故の要因でもある詩歌は、強い自責の念と様々な後悔からくる未練のために、美月を幽霊という形で現世に留
める――どころか自身に束縛してしまう。
意図せずも手錠で繋がれたかのように離れる事の出来なくなった二人は、仕方なしにも共同生活を始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-14 22:14:10
69368文字
会話率:33%
戦争犯罪人としてどこまでも追いかけられるジークフリート。他の男を愛し、夫を裏切ったという自責の念に苦しめられるエリザベート。激しい嫉妬から愛する人を苦しめ始めるアレクセイ。第二次世界大戦終了から4年、3人のそれぞれの戦後を書く。過去を乗り越
えられるのか。未来への希望は見えるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-05 21:08:42
91560文字
会話率:49%
異能を持った姉妹、アイリスとエリカ。二人は、不幸にも残酷な計画の『材料』として捕まってしまう。
アイリスは異能を使ってエリカを裏切り、脱出した。
材料にされ、悪魔の計画に使われたエリカは記憶を失いアイリスを憎む。
最愛の妹を裏切って逃げたア
イリスは自責の念に苦しみながら旅をした。
計画に引き裂かれた姉と妹の冒険、そしてその結末を、知りたくは無いだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-19 19:34:56
1928文字
会話率:36%