冬の夜。
誰もいない公園で煙草を吸っていた主人公と、不思議な老人との出会い。
今の生活に疲れを感じていた主人公は、老人に心の内を明かす。
老人が主人公に与えた助言は、生きていくための簡単なヒントだった。
老人の正体とは何者なのか。
そし
て生きていくためのヒントとは何なのか。
やがて老人は、夜の町へと消えていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-29 21:48:36
8912文字
会話率:43%
現在から遠くない未来。
ハイポクリシー社は、身に着けた人が望んだ部分だけの記憶を消せるリングを開発した。
その会社の運営する施設で働く桐生は、働き始めた頃は快活に仕事をする人物だった。
しかしある患者と関わったのをきっかけに、別人のような
性格に変わってしまう。
他の職員に何があったのかと訊かれる桐生であったが、一向に話そうとしない。
ある時、後輩である明坂は桐生に何があったのかと訊くが、やはり彼は答えない。
その翌日、明坂が出勤すると、彼のデスクの上に桐生からの手紙が置かれていた。
手紙には、桐生が以前に治療した近江という女性の患者のこと、そして自分たちの仕事が報われない理由を書き記していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-29 21:42:53
16408文字
会話率:33%
人類が宇宙へと進出して数百年、既に月面までに居住域を拡大した時代。
国際連邦軍(IFF)に所属するアームド・ドール(AD)のパイロットであるウィルクリス・アンガードは、極東支部に着任したその日、蒼天から舞い降りてきた「天使たち」の姿を見
た。
その正体は月面テロ組織「レコンズ」のADであり、レコンズ所属のアーノイア・エリオットが率いる作戦部隊は、極東支部への強襲作戦を実行、そして地球政府とIFFに対し、宣戦布告をする……。
二人のADパイロットと、地球と月面の戦いを描いた物語が、今ここに始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-21 22:55:07
19968文字
会話率:45%