前回までのあらすじ:犬を連れて散歩していた彼女は突如として起こった令嬢抗争に巻き込まれ、犬と共にその命を落としてしまった。
だが突如として令嬢ソウルが身に宿り、謎の令嬢「トリーズナー」として復活を遂げた。
後始末へとやってきたレッサー令嬢「
スイングショット」を拷問し殺害。敵への繋がりを得るために、彼女は令嬢を探し出し殺す。すべてはペットの仇を取る為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 15:20:00
4528文字
会話率:40%
拷問官のアンリは、その職業のせいで忌み嫌われていた。孤独な毎日を過ごす中魔王が戦争を仕掛けてくる……。
最終更新:2025-04-01 00:00:12
4551文字
会話率:25%
ルーカスは、ただ娘と平穏に生きたかった。
しかしその願いは、一瞬で奪われた。
「勇者」として無理やり異世界へ召喚され、彼を待っていたのは——
偽り、苦痛、裏切り。
囚われ、拷問され、すべてを失った彼に残ったのは、
ただひとつ——娘の笑顔とい
う記憶。
その記憶すら薄れていく時、彼の中の“何か”が目を覚ます。
もしこの世界が彼を「化け物」として扱うなら——
彼は、真の魔王となるだろう。
これは、一人の父が空を裂き、奈落を超え、
神に抗いながらただ一つの約束を果たそうとした物語。
「待っていてくれ。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 02:22:19
7806文字
会話率:21%
「おまえらが手にする拳銃は『サクラ』…日本警察正式採用5連発リボルバーだ。期待しているぞ…!鳥嶋…!」
鬼教官がオレの肩に手を回してくる…。
「はい!」
「おう!いいねぇ!若いもんは! 活気があってよ!」
ガハハ! と鬼教官は笑う…。
あ
の頃は若かった…。希望に満ち溢れていた…。
オレが…オレ達が…日本を守るんだって…
警察官は…正義の味方だって…!
そう思っていた時期がオレにもあった。
世の中には、法で裁けない人間がいる。
法の抜け道を知っているヤツらがいる…。
法律で裁けないのなら…オレが裁いてやる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 21:42:54
48616文字
会話率:44%
魔法が当たり前の世界、エリートのみが働ける人間界での監察官を目指し、人間の生活に順応するための学園が創られた。
最難関であるその狭き門を首席で突破した天才魔法師、レキサスは人生初の挫折を味わう。校内では一切の魔法を禁じられ、人間として常に
生活することを求められる。
歩いて帰るだと!?
怪我を治すなとは拷問なのか!?
この俺が皿洗いだと!?
人間界の過酷さに打ちのめされる。意外にも、幼馴染のミラは前期の実力テストで一位を獲得する。落ちこぼれになるくらいならと、習いたての土下座でミラから個人指導をしてもらえることに。
「レキサス君……人間とは、自分で歯をみがくものなのだよ?」
ミラの指導に耐え、プライドを投げ打って再試験に臨む。
次の試験課題は人間としての恋愛というテーマに、レキサスは巻き返しをはかっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 20:13:07
12041文字
会話率:67%
美咲怜奈の悲劇
美咲怜奈は、正義感溢れる普通の高校生だったが、ある日、正義のヒロインとしての力を授かり、悪と戦う使命を背負う。親友の彩花や仲間のヒロイン、スパンデクサーとスーパーガールと共に、ダーク・エンプレスであるリリスとその部下(ガル
ザード、ヴェノックス、クロウガン)に立ち向かう。しかし、圧倒的な力の差により敗北し、リリスに捕らえられる。
リリスは怜奈をアジトに連れ込み、鉄の檻に閉じ込めて過酷な拷問を始める。手足を縛られ、リリスと部下たちの体液を唯一の食事として与えられ、毎日のように鞭打ち、焼却、切り刻みなどの拷問を受ける。死ねない薬で何度も殺され生き返らされる地獄が1年以上続き、怜奈の体は骨と皮だけにやせ細り、、爪は剥がれる。精神も完全に壊れ、死への恐怖と絶望に支配される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 03:21:07
49543文字
会話率:76%
昔あるところに小作人の男がいた。愚鈍で無愛想なこの男は、領地を訪れていた姫君の目に止まり、姫の従僕として城へついて行くことになった。
無口で、人との関わりの少ないこの男は、これまでに嘘をついたことが一度もなかった。ところが姫に召し抱えられ、
姫のある秘密を共有したことから、男はその秘密を守るために嘘をつき、その後も嘘をつき続けなけらばならなくなってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 12:52:21
5767文字
会話率:8%
十年にも及ぶ厳しい訓練を乗り越え、晴れてアデライト帝国の暗部所属となったレイシー・キャンベルだったが、育て親にして暗部を統括するベルナール・モフスから言い渡された初任務はまさかの『皇帝陛下の偽妃』というとんでもないものだった。
傾きか
けた帝国を血の粛清によって建て直し、国内外から『冷酷無慈悲の魔王』と恐れられる陛下とのイチャイチャ演技を狸ジジイ達の前でしろなんてそれなんて拷問?
表では慣れないイチャイチャ演技に四苦八苦し、裏では皇帝陛下や妃を排除しようとする国内外の勢力から放たれた刺客を返り討ちにするというハードな日常の幕が上がる。
「我が妃は本当に可愛いな」
「陛下、今は演技する必要はないですよ」
「あ、それ毒が入ってますよ」
「……毒入りを何故普通に食べている?」
これはレイシー・キャンベルという一人の優秀過ぎる暗部の少女が偽妃として真面目に(?)任務をこなしていく傍らで皇帝陛下に本気で溺愛されてしまったり、敵対派閥を壊滅させてしまったり、敵国をめちゃくちゃに引っ掻き回す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 00:00:00
110182文字
会話率:49%
魔法や魔術を扱う血族の中で底辺だといわれる『アルジェント』の血統を持って産まれたディマは、魔術師協会の中でも不遇な扱いを受けていた。
魔法といえば炎や水、雷といった豪快で花形的な存在を思い浮かべるだろう。しかし、ディマはそれらの魔法も
使うことができるが、好んで使うことはない。
彼の魔法は異質だ。それはケイ素を含むものを生成し、その物質を変質させた武器で戦うという非常に地味なものであった。
ある日、魔術世界を牛耳る『A.a.(金の鷹)』メンバーの一人が不出来な娘アンヴィを生贄にし、禁術を成そうとしていた。そんな少女をディマは――
彼らのほのぼのした日常を描くファンタジー。あんなことやこんなことも人目に憚らず……?
しかし、死は常に隣り合わせだということをお忘れなく――
※この作品は、第四回書き出し祭りにて参加した作品を長編小説にしたものです
※一部非人道的かつグロテスクな描写があります
設定集作りました。下の方にリンク貼ってあります。
旧名:底辺と呼ばれた魔術師が、最強の美少女魔術師を育てることになりました。
ネット小説大賞1次突破しました! 皆様ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 18:26:18
98160文字
会話率:42%
異端審問会にかけられた主人公、度重なる拷問に心身共に限界を迎える。そんなおり幻覚が見え始め、何やら呟いてくる。本当にそれは幻覚なのだろうか?短編ダークファンタジー
最終更新:2025-03-19 02:03:27
1101文字
会話率:34%
音楽教師の菜緒子は、エンジニアの隆介をカンボジア支援のNPO活動に誘う。隆介は技術支援として参加するうち、菜緒子からポル・ポト政権時代に音楽家たちが虐殺され、カンボジアから音楽が失われたことを知らされる。彼女の熱意に動かされ、隆介はカンボジ
ア訪問に同行することを決意する。
プノンペンの芸術学校では、日本の国歌「君が代」を菜緒子が演奏すると、驚くべきことに子どもたちが歌詞を暗唱して歌い始める。カンボジアの紙幣には日の丸が印刷されるなど、日本への尊敬の念が表れていることに二人は驚く。
その後、キリングフィールドとトゥール・スレン刑務所を訪れ、200万人もの命が奪われた残酷な歴史に直面する。特に衝撃的だったのは、拷問や殺人を実行したのが笑顔の少年兵だったという事実だ。菜緒子は「人間の残酷さではなく、社会正義やイデオロギーの名の下に普通の人々が残虐行為を行った」と説明する。
帰国の飛行機の中で、二人は日本に生まれた偶然の幸運と、政治への無関心が招く危険性について語り合う。「無関心でいることは一種の同意になる」という気づきを得た隆介は、音楽とプログラミング教育を通じて子どもたちの批判的思考を育てる活動を続けることを決意する。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-14 23:39:09
4087文字
会話率:44%
この地下牢で過ごした時間は数え切れない。
あの小さな穴から差し込むわずかな陽の光によって、日々が過ぎていくのを。
穴だ。
ここは地獄よりもひどい、暗い場所だ。どこを見ても、さまざまな人の血でつながれた鎖がある。
拷問され、殺されたさまざまな
人々の血でつながれた鎖がいたるところにある。
この場所には出入り口が1つしかない。巨大な鍵のかかった金属製のドアだ。
私がきれいに見えるのは床だけだ。
誰かが死ぬと、彼らは遺体を持ち去り燃やす。これが帝国全体なのか、この人なのかはわからない。
これが帝国全体なのか、この人が間違っているのかはわからない。
幸運なことに、少なくとも私がここにいたこの4年間で生き残ったのは私だけだった。
少なくとも10回は骨折した。
少なくとも10回は骨折したが、かなり早く治った。
一番不思議なのは、自分の名前も年齢も覚えていないことだ。
奴隷になる前に何をしていたかも覚えていない。
私の記憶は、私から取り残されたのだろう。
私は精神的に強いふりをする人間だが、すぐに壊れてしまった。
ここから抜け出して、自分の人生を自由に生き、家族を持つことを夢見てきた。
家族を持つことが一番大切なことだと思う。
少なくとも1日に2回は、このクソ貴族がやってくる。帝国の政府で大きな地位にある金持ちだ。
帝国の政府、この人物は毎日私を苦しめ、続けることを後悔させる。
生きていることを後悔させられる。彼を殺してここから逃げ出すチャンスさえあれば、それはとても素晴らしいことだ。
私の体には大小合わせて50以上の傷跡がある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 07:29:14
10889文字
会話率:0%
その男は数々の殺人を犯した。
理由も目的も不明な殺人。
残忍な殺人犯として捕らえられた男。
ぼうりょくと拷問を受けながら、男は嘲笑う。
彼のために用意された処刑台を前にしても、死刑囚は笑うのだった。
なぜ男は笑いつづけるのか?
狂気と邪悪
な意思が見せるダークファンタジー。
本編3話。エピローグ1話の構成です。
謎解きなどはありませんが、展開としてはミステリのような印象もあるかもしれません。
グロい内容なので苦手な人は避けてください。
この物語は『魔導の探索者レギの冒険譚』と共通する世界のお話です(ただし時間軸は異なります)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 15:44:44
9601文字
会話率:16%
生まれ持った『天賦』によって人生が大きく左右される世界に転生した男、『拷問官』のハバキ。
勇者の拷問という最後の仕事を終えた彼は、僅かな退職金の代わりに記憶の一部を抹消され解雇となった。
拷問しか知らないアラフォー冒険者のセカンドライフが、
今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 20:19:25
25985文字
会話率:40%
異世界転生した先は、「王立学園の秘密の花園」という乙女ゲームの世界。
私は、ルビア王国の公爵令嬢、ライラ・ヴィルヘルム。
王太子様の婚約者、悪役令嬢だ。
幸せな未来を掴み取るため、十歳の王太子様に、タロットカードを使って、婚約解消を提案す
る。
「ヨハネス様との未来は、何度占っても『恋人』の逆位置。私たちは、愛しあわない運命なのです」
「愛する人くらい、自分で選びたいとは思いませんか? まだヨハネス様は子供なんです。反抗して怒られたとしても、見捨てられたりはされません。許されるのは、今しかないのです。子供である今が、最後のチャンスですわ」
「自由恋愛がしたいと、一緒に訴えましょう」
彼のワガママで、ヒロインに会う前に婚約解消をさせるのが、私の目的。
婚約を破棄される前に、合意の上で解消させてやる。
でも、あれ?
おかしいな。
「恋愛の好きって感情がないのは、当たってるよ、ごめんね。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」
少しずつ、彼との距離が近づいていく。
お互いに恋心が芽生えていく。
それでも。
「ヨハネス様は、いずれ私ではない女性を好きになります。そして、結婚もできるような年齢で、私との婚約を一方的に破棄されます」
予知夢を見たから、受け入れられないと突っぱねる私。
「僕があの子に恋をするんだと君が予想したせいで、何もできない。違うと証明するまで、我慢し続けなければならない。まるで拷問だ」
信じてもらえるまで、口説き続けると言うヨハネス様。
溺愛されながら迎える、ゲームの舞台である学園生活。
ゲーム中のヒロインと、その攻略対象キャラクターたちと織り成す学園生活の中で、変化していく心。
これは、王太子ヨハネス様と転生した主人公ライラが、信じあい、愛しあうまでの純愛ストーリーです。
※前半は恋の芽生え編、後半は溺愛編です。どうか溺愛までお付きあいいただけると嬉しいです
※テーマは人生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 07:02:26
362745文字
会話率:42%
ヒロインもヒーローも絶賛闇堕ち中。
【主要登場人物】
◯ウェルミナ=ゴルレフ子爵令嬢
前世では王家の暴虐を止めようとした王女。
信じた家臣に裏切られ、拷問の末に全ての罪を着せられ、火炙りとなって死ぬ。
今世はザルハッシュ王太子の婚約者。
前
世の死に際、完全にプチッときた記憶を持つせいで、今世は簡単に人を殺そうとする。
◯ザルハッシュ王太子
前世では王女だったウェルミナを裏切った護衛騎士。
実は殺される運命だった主を救おうとして、それが裏目に出た。
今世でウェルミナが前世の主だったと気づき、常にウェルミナの殺人衝動を防いでいる。
ウェルミナを愛し、妃にする為、ウェルミナの殺意衝動を正道へと捻じ曲げ、評判アップに日夜尽力する。
↑という2人の主要人物の、攻防戦的なお話。
※一万文字弱の完結補償作品ですが、色々と落ち着いたら深堀りして長編にしようと考えている作品です。
※カクヨムに投稿していたのを転載しております。
※サポーター限定記事にて投稿した作品を加筆修正しております。
※今回は1話1,000文字ちょいの全8話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 20:20:00
9194文字
会話率:41%
目を覚ますと、見たこともない天井が広がっていた。
「……どこだ、ここは?」
俺は確か、普通の大学生だった。深夜のコンビニバイトを終えて、アパートに帰る途中、いきなり眩しい光に包まれたのを最後に記憶が途切れている。
そして今、豪華
な天蓋付きのベッドの上にいた。
戸惑っていると、扉が開き、一人の女性が入ってきた。金色の髪を持つ、美しい少女。細身ながら凛とした雰囲気をまとい、深紅のドレスを纏っている。
「目が覚めましたね、異世界の勇者様」
「……は?」
混乱する俺に、彼女――セリス姫と名乗る少女は、自分の国が魔王に脅かされており、勇者として召喚されたのだと説明した。
俺が勇者? 魔王を倒す? いやいや、冗談だろ。俺は剣も魔法も使えない、ただの大学生だぞ。
「待ってくれ、本当に俺が勇者なのか? 何かの間違いじゃ……」
「間違いありません。あなたは異世界から召喚されたのですから」
セリスは微笑んだ。
それにしても、美しい。気高く聡明で、それでいてどこか柔らかい雰囲気を持っている。
異世界の姫。こんな美少女がいるのなら、悪くない展開かもしれない――そう思ったのが、地獄の始まりだった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 08:10:00
18623文字
会話率:56%
しずくはゆうくんに、自分が作ったオリジナルいちご牛乳を飲んでほしいと言われる。幼馴染であり、小さい頃からゆうくんと一緒にいることが多いが、こんなお願いをされるのは初めてのことだった。
そんないちご牛乳は、どうにも様子がおかしい。
いちご牛
乳を飲んで、ゆうくんと心を通わせる。
そんなしずくのいちご牛乳のような恋愛物語。
いちご牛乳を飲み爽やかさが駆け抜けるような
健全なストーリーですが、不快感、嫌悪感も覚えるシーンがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 22:29:59
98676文字
会話率:29%
※これはハウツー記事を模したホラー小説で残酷描写があります。
苦手な方は読まないで下さい。
一見、生成AIのプロンプトの活用方法に関してのハウツー記事のようだが、例示されたプロンプトが人質の拷問方法に関する内容ばかり。さまざまなプロンプ
トの例を挙げて、人質に恐怖と苦痛を与えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 23:36:24
2223文字
会話率:33%
両親と血の繋がらない妹には全てを奪われ、愛していたはずの幼馴染の和正に裏切られた少女陽子。
家族や使用人達に虐げられる日々を送っていた彼女な唯一の味方が不思議な白鷺だった。
ある日、陽子は無実の罪を着せられ住んでいた村を追放された挙句、妹が
放った刺客達に襲われてしまう。
命が尽きようとした時、白鷺は美しい銀髪の男の姿に変身する。
男の正体は龍神・信。
彼は傷ついた陽子を治し求婚。陽子も困惑しながらそれを受け入れる。
雪九尾のつららや化け狸の紅葉達に囲まれながら、他の妖と仲良しになったり、信の好物を作ったりする等、実家では味わえなかった幸せな時間を過ごす。
だが、そこにも玲奈の魔の手が忍び寄る。
龍神の噂を聞いた玲奈は強引に顔合わせの儀を行い接触を試みたのだ。
陽子は、また和正のように奪われてしまうのではないかと恐るが信は必ず帰ってくると約束する。
当日の朝、不安がる彼女に海で見つけた擦り硝子の桜をお守りとして渡す。
いざ玲奈に会ってみると信は彼女に不快感を感じ「お前のモノにはならない。俺には大事な花嫁がいる」と告げて玲奈をへこませるがそんなことで諦める女ではなかった。
泣き縋る玲奈の為に継母は式神を使って龍神の花嫁を探る。
何も知らない信と陽子は二人でお出かけという名のデートに向かう。
だが、その時、玲奈の継母が放った式神により陽子は攫われ信と引き裂かれてしまう。
龍神の花嫁が陽子だと知った玲奈と継母は彼女を拷問を加えながら攫い信と離縁しろと迫る。信に幸せを与えられた陽子はその脅迫に必死に抗う。
自分の目の前で愛する陽子が攫われたことに怒った信は玲奈の元に突撃。
和正に襲われかけていた陽子を間一髪のところで救い出した信は、玲奈達に罰を与え、亡き父親との約束である蛇神の復讐を遂に果たす。
蛇の怨念の呪いを受けた玲奈は、壮絶な痛みに耐えきれず絶叫しのたうち回る。他の者も罰せられ絶望のどん底に堕ちていった。
陽子は信の鼓動を感じながら、再びこの人に会えた喜びと、この人の妻になれたことを心の底から喜んだ。
陽子は無事、玲奈から龍神の巫女の名と癒しの異能、そして、母親の形見である紅珊瑚の簪を取り戻すことができた。
周りの状況と陽子の心身を考慮して婚姻の儀は一年後の桜が咲き誇る春に執り行われることになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 07:55:39
90186文字
会話率:36%