ミッテルラント大陸にあるプレスブルク皇国には変わり者と噂される子爵令嬢がいた。好奇心旺盛でチャレンジ精神に溢れるウリカ・フォン・シルヴァーベルヒは、剣術、料理、魔術学など気になったものは手当たり次第に挑戦し、持ち前の器用さでそれらを習得して
いく、まさしく異色の貴族令嬢。そんな彼女が次に目をつけたのは錬金術だった。王都にたった一人の錬金術師ウィリアムを訪ねて弟子入り志願するが、「弟子をとる気はない」と一蹴されてしまう。それでも諦めきれないウリカは半ば強引な説得で、弟子入りを前提とした雑用係として通わせてもらえることに成功するが、ウィリアムには何やら秘めた過去があるようで…。
一方で、病に伏せる皇帝の代理として一時的に国政を預かる第一皇子アルフレート・ハイムは、側近のユリウスに助けられながら忙しい日々を過ごしていた。ユリウス以外に心許せる相手のいないアルフレートは、日毎に孤独を募らせていく。そんな中、変わり者令嬢ウリカの噂を耳に入れ、シルヴァーベルヒ子爵家に興味を抱き始めるのだった。
たかが子爵家が異様な存在感を放つ!
停滞する皇国の未来を変える変革記第一弾。
※本作は現実における貴族制度等を参考にしておりますが、作者の知識量及び作品の都合上、オリジナル要素を取り入れております。そのため、現実とは異なる表記法を用いる箇所も多数ございますので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 09:37:42
274501文字
会話率:31%
ある朝、子爵令息イラーリオの元に一通の手紙が届けられた。
「あなたの可愛いティツィアーナが余所の男の物になって無惨に殺されるところを見たくなければ、覚悟を決めて街の教会へお越し下さい。今日の正午の鐘までお待ちします。」
椅子から転げ落ちる父
、山賊になる母、混乱する子爵家。どうするイラーリオ!
(置いておくといつまでも書き足したくなるので、予約して1週間で一気に投稿します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 07:00:00
16217文字
会話率:8%
子爵令嬢であるリュミナ。
婚約者である騎士爵の嫡男、エンリック。
豪華な応接室には、二人の他にリュミナの母とエンリックの母が同席していた。
婚約破棄という穏やかではない話にも関わらず、エンリックの表情はどこか浮ついているのを冷ややかな目で見
る。
まさかとは思うが、このまま幸せになれると思っているのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 06:10:00
2731文字
会話率:42%
子爵夫人は転生者。
異世界で結婚したのに、夫が無口でコミニュケーションが死にかけている。
なんとか会話を試みるだけの話。
子爵はきっと、途中で妻との会話を邪魔されて文句をぶつぶつ心の中で言いまくっている。
内容にないが子爵は金と権力と愛で妻
を娶った。
それを奥様は知らないから、政略結婚だと思っている。
第二案は実は実家に知らない借金があったのではと疑惑がある。
主人公の両親は泣いていい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 05:00:00
4025文字
会話率:86%
子爵令嬢のエレナは、常に優秀な妹と比較され家族からひどい扱いを受けてきた。
しかし彼女は7歳の双子の娘を持つ公爵――ジオルトと契約結婚したことで、最低な家族の元を離れることができた。
しかも条件は最高。公の場で妻を演じる以外は自由に過ごし
ていい上に、さらには給料までも出してくてれるという。
夢のような生活を手に入れた――と、思ったのもつかの間。
いきなり事件が発生してしまう。
結婚したその翌日に、双子の姉が令嬢教育の教育係をやめさせてしまった。
しかもジオルトは仕事で出かけていて、帰ってくるのはなんと一週間後だ。
(こうなったら、私がなんとかするしかないわ!)
腹をくくったエレナは、思いきった行動を起こす。
それがきっかけとなり、ちょっと癖のある美少女双子義娘と、義娘よりもさらに癖の強いジオルトとの距離が縮まっていくのだった――。
※R15は念のためです。
※他の投稿サイト様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:12:32
57397文字
会話率:25%
子爵令嬢のエリサは八年もの間婚約していた相手に、婚約破棄されてしまう。
理由は『エリサよりも、義妹の方がずっと魅力的だから』、というものだった。
それから、一週間後。
エリサのもとを、義妹の元婚約者――レクシオが訪ねてきた。
「エリサ。
俺の婚約者になってほしい」
レクシオのお願いを、エリサは喜んで受ける。
だってエリサがずっと好きだったのは、彼だったのだから――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 18:12:19
6366文字
会話率:18%
家族から虐げられている子爵令嬢のフェリシアは、ある日父に呼び出される。
そこで言われたのは、契約結婚をしろ、というものだった。
契約結婚の相手は、王国騎士団長の若き団長――グラディオ。
しかし彼には、黒い噂が絶えなかった。
『過酷なしご
きによって騎士団員を何人も殺している』『魔物の肉が主食』『裏社会を牛耳っているボス』……などなど、ひどいものばかり。
でもフェリシアは、この話を喜んで受けることにした。
(やっとここから出ていけるわ!)
家族から虐げられている今の環境は地獄。
結婚相手がどんなに恐ろしい人だったとしても、ここよりはずっとマシなはず――そう思った。
しかし実際のグラディオは、顔が怖いだけの心優しき紳士。
そして彼の8歳の義娘――リリアンは、超絶かわいい天使のような美少女。
そんな二人との生活は、幸せに満ちあふれたものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 18:02:52
49812文字
会話率:26%
メラニー アイスナー子爵令嬢はある日婚約者ディートマーから『婚約破棄』を言い渡される。
ショックで落ち込み、彼と婚約者として過ごした日々を思い出して涙していた───が。
……あれ? 私ってずっと虐げられてない? 彼からはずっと嫌な目
にあった思い出しかないんだけど!?
やっと自分が虐げられていたと気付き目が覚めたメラニー。
しかし両親は昔からディートマーに騙されている為、両親の説得から始めなければならない。
そしてこの王国ではかつて王子がやらかした『婚約破棄騒動』の為に、世間では『婚約破棄、ダメ、絶対』な風潮がある。
自分の思うようにする為に手段を選ばないだろう元婚約者ディートマーから、メラニーは無事自由を勝ち取る事が出来るのだろうか……?
他サイトにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:03:59
34104文字
会話率:35%
貧乏子爵家令嬢のローズ ダルトンは、ある時子爵家に伝わる封印を解いてしまう。ローズの一族は200年前の『伝説の悪女』と呼ばれた魔女の一族だったのだ! そしてローズは前世がその悪女と呼ばれた魔女マイラである事を思い出す。
『マイラは稀代の魔女
と呼ばれる程の魔力を王国に利用され裏切られた人生だった。でも今回は絶対に利用なんてされない! 私は今度こそ大切な人達を守って生きる!」
そう決意し、平和に生きる為にローズは地道にポーションを作って暮らしていきます!
けれど王国はそのポーションに興味を持ち始め、その王国から身を守る為に『聖女』になる話が出ていて……。
私、前世は『悪女』と呼ばれていたんですけれど、今世は『聖女』ですか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 06:18:47
367116文字
会話率:38%
日本の高校1年生である月新海帝は、運悪く通り魔の被害に遭い、15年という短い人生を終えていた。
ところが、彼が意識を取り戻した時、現代と良く似た世界に有る国の一つ、海洋大帝國内のノース公国のロベール・ルテス子爵という男に転生していたのだ。
以後、15歳からルテス子爵としての人生を送った海斗。
しかしルテス子爵は、主君であるエウレア・シェラスが命を狙われ、テロに遭遇した際、主君を護る盾となり、再び命を落としてしまっていた。
海帝が再び目覚めた時、それは、彼も良く知るとある人物の15歳の時点に再転生していた。
その名は、アイルシア・グドール。
エウレア皇紀の世界では、悲運の少女時代から、帝國の最高位に迄昇りつめる幸運をて手にした立志伝中の人物。
その女子高生時代に転生した海帝は、今後どのように生きて行くのか?
ルテス子爵として生きた経験を持ち合わせている海帝が、アイルシアをどのように導くのか、少し不思議な物語の始まりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 16:16:24
104427文字
会話率:49%
子爵令嬢はワインをかけられ着れなくなったデビュタントドレスをお焚き上げするつもりだった。
呪いのドレスの逸話になぞらえ、何かしらの昇華を求めて。
それがあんな事になるなんて。
(残酷な描写は保険です)
最終更新:2025-06-28 16:07:00
2801文字
会話率:0%
日本でバリキャリ総合職だった美咲は、ある日突然、乙女ゲーム「トワイライトの瞳」に出てくる悪役令嬢「ヴァイオレット・グレンダリング」として目を覚ます。
ゲームの主人公「ラベンダー・ハートン」は子爵令嬢だが、スキル授与の儀式「聖杯の儀」で【癒し
】というレアスキルを発現したことで「聖女」として注目され、学園で5人の令息と関係を深める。
その際にお邪魔虫として出現するのがヴァイオレットだ。
ヴァイオレットは公爵家の血筋だが、父である公爵が使用人に手を付けて産まれた庶子であり、下女が産み捨てた孤児と偽られていた。
そして彼女もまた「聖杯の儀」で【創造】というレアスキルを得たことで、公爵家に引き取られることになる。
しかし、父である公爵はヴァイオレットに関心がなく、公爵夫人には苛め抜かれ、異母弟のティリアンにも軽蔑され、性格がねじ曲がってしまう。
ヴァイオレットは、ヒロインのラベンダーに度々嫌がらせをしたせいか、物語終盤で公爵家の罪をなすり付けられて処刑されてしまう。
処刑を回避するには、秘密裡にスキルをゲットしつつ、グレンダリング公爵家から逃げ出すしかない。
絶対に生き抜いて、自立と自由を掴み取ってやる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 12:01:26
163139文字
会話率:27%
アルフォンス・ヴェルディエは王都を遠くはなれた田舎の貧乏子爵家の三男坊。十二歳の誕生日、条令にしたがってバース診断を受けたら医師にアルファだと診断され、バース管理局に通報されてしまったので、行きたくないのに王都の貴族学校を受験するように命令
が来てしまった。貴族学校は貴族の子女のための学校だが、近年は学費の高騰を理由に貴族でも爵位の低い家の子女は入学しなくなっていた。そこで王政府は、有能なアルファを官吏として徴用するために、爵位の低い家の子女でもアルファには強制的に入学試験を受けさせ、結果によっては入学料や授業料を免除で入学させているのだ。
オメガバースに独自設定を配合しています。バースによる能力の差や身分による差別などにとまどう子どもから、長じて恋愛話に移行していきます。
ボーイズラブですが、女性も出てきます。
第一部では恋愛要素はほのかな初恋程度。
バース性による能力を妬んだり、能力よりも身分至上主義の人がいる世界です。妊娠、出産などはありません。
西洋風の貴族がいる異世界で、移動手段は馬車なのに、点滴とか注射とか、写真とか録音の技術はある、ご都合主義でゆるい世界感です。
残酷描写は第一部にはありません。第二部には、暴力、流血シーンがあります。
第二部中盤から、恋愛要素が増えていきます。くっついてから後、キス以上するところまで行ったら、ムーンに移して書くかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 05:39:15
27265文字
会話率:35%
輪廻は廻る。
魂に刻まれた死の瞬間、残る記憶は、今と違う時代なのか世界なのか。
いつも若く散って逝く事に納得できない、やり直せない人生を歩む。
もと♂で、今度は初の♀で始まる人生だが、いくつもの前世の記憶を持つアンジェは、あらゆる障害に立ち
向かう。
チート、祝福、女神様、何も持たないモブ前世の俺達に女の子っポイ振る舞いをして、時に心にダメージを受けケンカをしてるが、くじけず奮闘する物語。
第1部 子爵領幼女編
覚醒したアンジェは、異世界での輪廻に僅かに戸惑う。
前世の記憶が、役立つ力と分からないまま、領地の為に、何が出来るか奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:00
135926文字
会話率:31%
ルーウィン子爵家の長女『リアリィ』には両親に甘やかされるように育てられた次女『イネス』がいた。
『イネス』は『リアリィ』が持っている物をなんでも欲しがる妹である。
ある時、『イネス』は『リアリィ』の婚約者である『ジョーン』が欲しいと駄々を捏
ねた。
その結果『イネス』に『ジョーン』を奪われる。
我慢の限界を超えた『リアリィ』。
「この家にわたくしの居場所はないわ」
愛想を尽かした『リアリィ』は荷物を纏めると家を出るのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 18:00:00
8478文字
会話率:47%
子爵令嬢セイディは、ある日婚約者である神殿の神官長の息子ジャレッドに婚約の破棄を告げられる。そして、セイディの聖女の力を「偽物」呼ばわりし、新しくセイディの腹違いの妹レイラを聖女兼婚約者にするという。
その結果、セイディは実家の子爵家を勘当
され、正真正銘一人ぼっちになってしまう。
だが、セイディはそれぐらいでへこたれるような虚弱なメンタルなどしていなかった。
勘当された翌日。セイディは騎士団の寄宿舎の世話役のメイドを募集していることを知り――応募した。
元より実家で虐げられ、家事業は完璧だったセイディはすぐに採用され、いつしか騎士たちと仲良くなっていく。
しかし、その反面セイディと婚約を破棄したジャレッドはレイラのわがまま三昧に呆れ、セイディとよりを戻そうと画策していた。
最強の騎士団長やら、おかん気質の副団長。弟気質の新米騎士に、気難しい魔法騎士団の団長。さらには孤高の宮廷魔法使いなども巻き込んで、セイディは無意識のうちに最強になっていく。
♢ ♢ ♢
ゆるっとふわっと設定のお話です。
♢ジャンル別日刊ランキング(異世界恋愛) 最高6位になりました!
※アルファポリスにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 17:30:00
493948文字
会話率:48%
リネット・アシュベリー子爵令嬢は自他ともに認める平々凡々な娘だ。
周囲に誇れる才能もなければ、容姿も普通。何処にでもいるありふれた令嬢だと自覚している。
そんなリネットはある日国の第三王子レックス・ウィバリーの帰国を祝うパーティーに招待さ
れた。
レックスは三年前から大国に留学しており、その日が帰国の日だったのだ。
彼ははちみつ色のふわりとした髪と、真っ赤な赤色の目が特徴的な美青年。
貴族令嬢の誰もが頬を染めて彼を見つめる。
正直なところ、リネットは場違いだと思っていた。
しかし、これは強制参加。そのため、リネットは壁際で俯いて過ごそうとしていたのだけれど――。
「どうか、俺と結婚してくれ!」
その目論見はほかでもないレックスによって崩れ去った。
なんと、彼が公衆の面前で婚姻届け片手にリネットに迫ってきたのだ――……!
少々世間知らずで規格外の美貌の王子殿下と、自称平々凡々な令嬢の、追いかけっこのお話です。
◇掲載先→小説家になろう、エブリスタ
◇短編を予定していたはずなのに、長くなったので中編です。いつも通りのことです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 20:15:53
31055文字
会話率:29%
※間先レナ名義にて掲載していたものの内容を大幅に変更して掲載しております。
レディアント王国に住むリーザ・オルコットは貧乏な子爵家の生まれ。日々の生活にも苦労するレベルであり、リーザは結婚を諦めていた。
しかし、ある日リーザはオルコット子
爵家が金銭的に厳しいと聞きつけた若き伯爵、ニコラス・ドローレンスにとある契約を持ちかけられる。
それは――【契約結婚】というものだった。
ニコラスは結婚しろとうるさい両親から解放される。リーザは実家に金銭的な援助が受けられる。そんな双方にメリットがあるという契約を突きつけられたリーザは……満面の笑みで、了承した。
そして、契約妻としての生活が始まったのだけれど……契約結婚をしてから一ヶ月ほど経った頃。何故か旦那様であるニコラスの様子がおかしい。しかも、契約妻であるはずのリーザのことを「ずっと好きだった」と言いながら溺愛してきて……!
不器用すぎたあまり契約結婚を突きつけてしまった若き伯爵と、何も知らない無垢で初心な子爵令嬢。二人の、契約結婚から始まったラブコメ。
※アルファポリスにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 17:34:47
109881文字
会話率:56%
子爵令嬢エレジュールは、妹エリータに比べると何もかもが劣っていた。
しかし、ある時たまたまエリータに勝ってしまったことで彼女の怒りを買い、殴られ、左目がほとんど見えなくなってしまう。
絶望するエレジュールだったが、眼帯をつけたことをきっか
けに令嬢として立ち直っていく。
そして、ある夜会で公爵令息リュナードから声をかけられ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 16:35:14
7788文字
会話率:28%
子爵令嬢フリジットは、他人に興味を持てない令嬢だった。
例えば他人の噂話を聞いても「そんなことがあったんだ」程度に思うだけで、周囲と盛り上がることができない。
そんな彼女は“冷めたポタージュ”とも称されるようになる。
そして、ある日の夜会
でフリジットは、まさに自分のような雰囲気を持つ伯爵令息リオートと出会い……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 16:35:11
3994文字
会話率:25%
「モニカ・ティーア、お前との婚約を破棄する!」
子爵令嬢モニカは、伯爵令息ルーグから婚約破棄を言い渡される。
理由はルーグが行おうとする「害獣駆除のための動物導入」に反対したためだった。
その後、婚約破棄されたモニカはある論文を書き、それ
をきっかけに公爵令息メレディスと知り合う。
一方、ルーグはというと動物の導入が裏目に出てしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 16:35:15
5595文字
会話率:24%
ドゥサード・ナーセル子爵令息は成人して間もない若き薬師(くすし)である。王城内に勤め平時は薬品の管理や製造、そして有事の際には治療現場に担ぎ出されるような何かと忙しい部署である。
そんな多忙な毎日を送るあまり自らの婚約者に会う事が出
来ていなかったドゥサードであったが、ある時にちょっとした暇が出来た。それを利用して歳下の婚約者、まだ学生であるラフレシア・マエラール辺境伯令嬢に会いに彼女が通う王都にある貴族向けの学院に向かった。しかしそこで待っていたのはラフレシアによる婚約破棄宣言と彼女の横に立ち勝ち誇ったようないやらしい笑みを腹違いの弟の姿だった。
この物語はドゥサードが婚約破棄の宣言を受けて困惑するところから始まる、同時に前世の事とここ異世界では日本で当たり前の薬の使い道がまだ備わってはいない事にも気づく。同時にラフレシアは婚約破棄をしながらも薬師として働き続けるのなら下男代わりに家に置いてやっても良いとナメた事を言い出す始末…。怒ったドゥサードは断固拒否、するとラフレシアは実家の力を使ってなんとしてでもドゥサードを廃嫡させ王城勤めの薬師の座も奪いヤブイシーに与えてやると叫ぶ。すでにラフレシアは実家の力も使ってドゥサードの父や継母を丸め込みドゥサード廃嫡を進めヤブイシーに家督を、同時に王宮薬師の座も与える工作をしているという。
考えてみれば弟とは昔から反りが合わず継母からは疎んじられていた。そして父も継母への肩入れして嫡男である自分を後継者としての実績も積ませてもらっていない。むしろドゥサードは家を出て他家へと婿入りするか、あるいは今自分がそうしているように王城に出仕しなんらかの役職を得て別家を興して独立せよといった扱いである。
ドゥサードは決意する。家格は上だがわがままで不誠実なラフレシアとの別れを…、自分をぞんざいに扱う実家にも戻らない事を…。そしてドゥサードが出奔する事で空いた王城勤めの薬師の席につくヤブイシー、だが日本での前世の記憶がない時でも無意識のうちにその知識を活かしていた薬師ドゥサードの代わりは勤まらず失態も繰り返す。そうこうするうちにヤブイシーは王城での信頼を失い、ナーセル子爵家も落ち目となりついにはヤブイシーとラフレシアの中も険悪なものになっていく。
一方、ドゥサードは名をサードと改め新しい一歩を踏み出すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 15:58:48
49621文字
会話率:50%
『これがパワーアイテム?!子爵令息になったアラフォー主婦はハンカチがマストアイテムです!』の続編・番外編です。前作を読んでいただけるとより内容がわかると思います。
よろしくお願いします。
最終更新:2025-06-27 12:02:58
40530文字
会話率:45%
「「「「パートナーになってください」」」」
……なんで?どうしてこうなった??
40歳二人の子持ち主婦が子爵子息に転生したら、おばちゃん気質のお節介。ハンカチをマストアイテムに、がんばって異世界で学園生活をおくります。
いつか、元の主婦に
戻って子供達に会いたい……!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-10 08:00:00
44951文字
会話率:50%
乙女ゲームのヒロイン転生をした。
ヒロイン転生、ラッキー!! と思って、貧乏な子爵家の娘ながらも勉強を頑張って、奨学生となって学園に入学したのだが、蓋を開ければ、悪役令嬢になるはずの超絶美少女が既に攻略対象のハーレムを作っていた。
こ
れは、もしかしなくても悪役令嬢がヒロインの世界なんじゃ……と気が付いたので、ざまぁされるヒロインにならないために、お城勤めの高給取りを目指すことにシフトチェンジを決意する。
ところが、何もしていないのに盗みをしたという冤罪をかけられて──。
こちらは、短編を長編化、加筆修正と続きを書いたものになります。
合わない方はブラウザバックを推奨しております。
よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 08:06:34
258346文字
会話率:41%
乙女ゲームのヒロイン転生をした。
ヒロイン転生、ラッキー!! と思って、貧乏な子爵家の娘ながらも勉強を頑張って、奨学生となって学園に入学したのだが、蓋を開ければ、悪役令嬢になるはずの超絶美少女が既に攻略対象のハーレムを作っていた。
こ
れは、もしかしなくても悪役令嬢がヒロインの世界なんじゃ……と気が付いたので、ざまぁされるヒロインにならないために、お城勤めの高給取りを目指すことにシフトチェンジを決意する。
ところが、何もしていないのに盗みをしたという冤罪をかけられて──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 07:07:14
6512文字
会話率:45%
しがない子爵令嬢のファーラは、ある日突然、推しのイヴォルフ様と婚約をした。
信じられない幸福を噛みしめ、推しの過剰摂取で天に召されそうになったりしながらも、幸せな日々を過ごしていた。
しかし、王女様の婚約パーティーに行くときにある噂を思い出
す。イヴォルフ様と王女様が両思いである……と。
パーティーでは、二人の親密さを目の当たりにしてしまい──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 12:02:21
6540文字
会話率:46%
公爵令嬢セシリアは、厳格な教育のもとで育った生真面目な乙女。恋愛経験がなく、男性との交流も少ない彼女は、ある日、些細な出来事をきっかけに、子爵家次男であるアルベール・デュランという男性の行動を「私への熱烈な求愛」だと盛大に勘違いしてしまう。
彼が何気なく差し伸べた手や、偶然の優しい言葉を、貴族としての「責任」と受け止め、結婚を迫ることを決意する。アルベールは突然の申し出に困惑し、必死に誤解を解こうとするが、彼女の純粋で一途な瞳に圧倒されてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 08:01:54
7441文字
会話率:29%
「エラ・シャープ子爵令嬢。オレは君との婚約を破棄することをここに宣言する!」
「そ、そんな!」
王立ノーブルアカデミーの期末パーティーで、エラはダリル・オファロン伯爵令息に婚約破棄された。ダリルの行為は横暴だと皆が理解していたので、エラには
同情的だった。
「ダリル、ちょっといいかな?」
アレクシス・カールトン伯爵令息が立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 07:43:38
6115文字
会話率:41%
「我が儘言いたい放題ですわ。だってわたくしは公爵家の娘ですもの」
クラリッサ・アップルトン公爵令嬢は、身分が高くて仕事がないのだからこの世で一番我が儘が許されるという独自理論を持っていた。ナイジェル第一王子から婚約の打診が来ても面倒だからと
断り、気の合う貧乏子爵家の三男坊エルナールに拘るのだった。しかしナイジェルはクラリッサを手に入れるために事件を起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 07:42:03
12664文字
会話率:48%
シェリーはマトクリフ子爵の令嬢で、三人姉妹の長女だった。いずれ婿を取って家を継ぐのだろうと考えていた時、ディック・バーキン男爵令息を気にするようになる。ディックは頭がよかったが、あまり人付き合いをしなかった。高感受性体質の持ち主で、他人の悪
しき感情がチクチク刺さるのが好きではなかったから。しかしその体質を利用して、天気予報という特技を持っていたのだ。ディックもまた穏やかなシェリーに惹かれ、シェリーは婚約者にディックを望むのだった。シェリーの父の子爵はディックに会ってみることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 07:41:18
5402文字
会話率:40%
屋敷の屋根裏で、ひっそりとドレスを縫う日々を送る子爵令嬢・エリス。
社交界では透明な存在であり、家族とも心を通わせられず、誰にも自分を知られないままでいた。
けれど――自分が縫ったドレスが、ある舞踏会で注目される。
完璧な令嬢と呼ばれるア
ナスタシア、元気な友人ミーナ、そして形式だけの婚約者である幼なじみ・レオン。
少しずつ、人と繋がっていくエリスの世界は、やさしく色づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 21:00:00
6523文字
会話率:40%
16歳の子爵令嬢アメリア・ロセリンは、ある日ふと、前世の記憶を思い出す――それは言葉も名前も持たぬ、一羽のハトとして生きた日々。
そして、いつもそばにいて羽を寄せ合っていた“夫”もまた、彼女と同じく生まれ変わっていた。現在は誰もが一目置く存
在、公爵家の令息ユーリ・ディアナス。
人として生まれ変わった今、身分の差、過去の記憶、そして人々の視線がふたりの間に立ちはだかる。
嘲笑、いじめ、そして恐れ――それでもアメリアは、空を舞う風のようにしなやかに、自分の意思で生きることを選ぶ。
「羽がなくても、私はあなたの隣を飛べる」
これは、かつて羽を重ねたふたりが、もう一度“人として”心を通わせ、未来を選び取るまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 18:00:00
12805文字
会話率:24%
異世界に転生したらしい主人公。
彼女が生まれたのは、『香り』で人生の伴侶を見付ける世界だった。
その、春夏秋冬とある国の中でも草木が年中花を咲かせる春の国、ア・レルピアに子爵令嬢として生まれた彼女には欠点があった。
彼女は前世と同様、重度
の花粉症だったのである……。
杉も檜も大ハッスルしている中で、彼女は今日も花粉と戦う。
これは、外見はプラチナブロンドの超絶可愛い美少女に生まれたにも関わらず、花粉に毎日を脅かされながらも懸命に生きる少女の、愛と涙(花粉由来)の物語である。(当社比)
(短編で書いてた話も混ぜていきます。ご了承下さい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:52:52
109593文字
会話率:40%