リネット・アシュベリー子爵令嬢は自他ともに認める平々凡々な娘だ。
周囲に誇れる才能もなければ、容姿も普通。何処にでもいるありふれた令嬢だと自覚している。
そんなリネットはある日国の第三王子レックス・ウィバリーの帰国を祝うパーティーに招待さ
れた。
レックスは三年前から大国に留学しており、その日が帰国の日だったのだ。
彼ははちみつ色のふわりとした髪と、真っ赤な赤色の目が特徴的な美青年。
貴族令嬢の誰もが頬を染めて彼を見つめる。
正直なところ、リネットは場違いだと思っていた。
しかし、これは強制参加。そのため、リネットは壁際で俯いて過ごそうとしていたのだけれど――。
「どうか、俺と結婚してくれ!」
その目論見はほかでもないレックスによって崩れ去った。
なんと、彼が公衆の面前で婚姻届け片手にリネットに迫ってきたのだ――……!
少々世間知らずで規格外の美貌の王子殿下と、自称平々凡々な令嬢の、追いかけっこのお話です。
◇掲載先→小説家になろう、エブリスタ
◇短編を予定していたはずなのに、長くなったので中編です。いつも通りのことです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 20:15:53
31055文字
会話率:29%
高校二年生の春、朝七時、橘沙世は、初恋と再会した。
その瞬間から始まる、曖昧で愚かで健やかな、青春群像劇。
初恋相手との偶然の再会。
それがもたらしたのは、とある三角関係の揺らぎ。
橘沙世、楢崎翔、林朋美、伊坂駆。四人の成長物語。
愛とは
、恋とは。大人とは、子供とは。なんなんだろう。
※E★エブリスタとの重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 04:59:57
14171文字
会話率:14%
とある少女の、初恋と再会。
最終更新:2015-02-10 16:34:58
456文字
会話率:9%