世界にたった3人しかいないと言われる『刻渡りの魔女』――
病床の妹を救うため、すべてを懸けてその魔女のひとりに会いに行った少年ティガス。
しかし、出会った魔女――クィムサリアは、彼の想像していた魔女のイメージとは異なっていた。
従者であるサ
リュサとふたりで暮らしていたその魔女の実態は――ちょっと天然で、時々やらかす最強のポンコツ魔女。
――これは、最も不器用で、最も優しいふたりの、『さようなら』から始まる物語――
◆
「でもそこがリア様の可愛いところなんですよねぇ」
「ちょ、ちょっとサリュサ、黙っててよっ。ここはあらすじなんだから……!」
「はいはい。……それにしても、契約を結んだあの手際の良さ、お見事でしたよ?」
「でしょう? ふふっ(ドヤッ)」
「というわけで皆さん。これはそんなポンコツ魔女とイケメン?な青年が『契約』をきっかけに未来を変える物語です(棒読み)」
「だからポンコツって言わないでよおっ!(泣)」
「事実を読み上げただけです(ニヤリ)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 12:21:23
70444文字
会話率:29%
女子高生の茜アリスは、ある日、吸血鬼と出会う。
化物から逃れるために、アリスは吸血鬼と契約を交わし、命を共有することとなる。だが共有すると言っても、それは吸血鬼が死ねば自分も死ぬという一方通行の最悪最低な契約。
アリスと吸血鬼のディアンは、
契約破棄のための方法を探すために奔走する。
様々な事に巻き込まれ、経験していくその中で、二人は何を感じ考えるのか。
二人は無事に契約を解消する事が出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 19:27:52
104087文字
会話率:34%
言葉に詰まり、うまく話せない――
それだけで「役立たずの妻」と蔑まれた。
リセリナは、政略結婚で侯爵家に嫁いだ。
待っていたのは、夫ラグナルの傲慢と暴力。
うまく言葉が出せない彼女は、ただ黙って耐え続けるしかなかった。
けれど、屋敷の帳
簿管理、使用人の調整、取引先との文書のやりとり──
実はすべて、彼女が陰で支えていた。
そんなことも知らずにラグナルは言った。
「お前なんて、いなくても困らない」
その夜、彼女は屋敷を去った。
気づくのが遅すぎた。
朝食は出ず、商人たちから契約破棄の通達。
使用人は次々と辞めていき、やがて、屋敷も商売も崩壊していく。
一方、リセリナの手を引いたのは、夫の弟・シリルだった。
彼だけは、言葉にならない彼女の想いを受け止めてくれた――。
「喋れなくても、伝わっていますよ。リセリナ様」
これは、声にならない優しさが、すべてを覆す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 10:16:03
3107文字
会話率:37%
「魔力のないお前は俺たちの主人に相応しくない、契約破棄してくれ」
契約していた精霊にそう告げられ、ミスティア・レッドフィールド男爵令嬢は呆然とした。
「精霊様方もこう仰っておりますし、崇高なるお力をベストな状態で奮って頂かねば。お姉様、ど
うか契約主の御立場を私に譲ってくださいませ!」
精霊たちを自らの傍に侍らせながら、アリーシャ・レッドフィールド男爵令嬢が告げた。
上位精霊に見劣りしない可愛らしい容姿に、愛嬌のある性格――そして潤沢な魔力量。なにもかもがミスティアとは正反対である。しかしつたないながらも、ミスティアは精霊達のために身ををなげうって努力してきた。しかし全ては無駄だったらしい。
(――なら、差し上げるわ)
ミスティアは妹であるアリーシャに精霊達を譲ることを決意する。失意のミスティアだったが、そんな彼女にある救いの手が差し伸べられるのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 18:44:31
181159文字
会話率:41%
「ソフィー、お前の縁談が決まった。大切な『花の聖女』フローリアを、野蛮な敵国に嫁がせるわけにはいかない。妹の代わりにお前が敵国へ嫁ぐんだ」
国王である父親にそう言われ、ソフィー・フロストリア第一王女は目を見開く。
ソフィーは『氷魔法』の使い
手である。しかし雪ばかり降る極寒の地、フロストリア王国では氷魔法は役立たずだと蔑まれていた。
そしてソフィーは捨てられるように野蛮な国、と呼ばれる『灼熱の帝国アグナディア』へと嫁ぐこととなる。
そこでソフィーは、呪われていると噂の美しい皇帝と出会うのだが――。
一方フロストリア王国は、ソフィーが出て行った途端、『永遠に融けない氷でできた魔法の王城』の崩壊が始まり……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 17:14:44
9370文字
会話率:39%
セシリア・エルヴェール公爵令嬢は悪女顔だ。
また、天から授かったギフト『死の目覚め』という不吉めいた名の恩恵により、婚約者である王太子から婚約破棄された上、国外追放処分を言い渡されてしまう。
セシリアは逃げ出した先の螺旋階段で足を踏み外す。
すると一人の美しい青年が現れ、とっさに彼女を抱きとめようとした。
――その瞬間、セシリアの体は眩い光に包まれる。
次に彼女が目を開くと、そこは50年後の未来だった。セシリアはそこで、ある年老いた男性と出会う。
そして彼女は彼と過ごす中で、自分の将来を垣間見ることとなるのだが――。
果たして、悪女セシリアは未来で幸せを掴むことができたのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 16:02:59
14103文字
会話率:36%
マーガレットは父が決めた婚姻に不満があった。
そこで彼女は自身が悪者となり都市から追放されることを画策する。
自分の脱出だけならば何とでもなると踏んだマーガレットだったがそれでは輿入れに伴い新しい都市に付き添った者たちが置き去りとなってしま
う。
さらに悪いことに都市運営に見識のあった彼女の視点から見て輿入れ先はすでに手遅れの状態であり早期の割り切りと住民の避難が必要と決断する。
だがそれを行うためには人手も現地でのコネも時間も不足していた。
自身から相手に願う形での正式な契約破棄手続きでは事務処理に時間がかかりすぎて手遅れになる。
そんな彼女が思い出したのはかつてお世話になった人から聞いた話。
『聖女、レンタルします』
どんな困難な状況でも打破してくれる演技派の偽聖女を派遣してくれるところがあるという。
たとえそれが自分を悪役に仕立て上げるための生贄役としての聖女であっても。
無関係な人を巻き込むことに苦悩したマーガレット。
だが彼女には事後の隠蔽まで込みで速やかに自分を追放対象としての悪役にしてたあげてくれるパートナーがどうしても必要だった。
藁にすがる思いで連絡を取ったマーガレットの元にわずか数日で一人の少女が現れる。
「初めまして、マーガレット様」
それはピンク色のふんわりとした髪に空を思わせる青い瞳を備えた美少女。
「リリーナと申します。貴方を貶め追放するために来ました」
これは二人の努力が実を結び追放される一幕から、追放された彼女が無職になり無事再就職するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 08:10:00
10551文字
会話率:55%
くじびきを御神託と考えるソルティス教。それが帝国となった世界では強い水力を得るために、山の麓にある斜面に都市インフラが作られるように街が広がっていた。そこでは水力による産業革命が起きていて、数年で世の中が変わってしまうほどの技術革新が続い
ていた。
そんな世界では今、1世紀半前に起きたパンデミックに似た疫病禍が広まりつつあった。しかも急激な都市の拡大を嫌う異教徒によるテロ事件まで起きた。
それを解決するために、ソルティス教は御神託で救世の勇者を選ぶことになった。この物語は、そんな御神託ことくじびきで選ばれてしまった勇者ナバルと従者メイベルの珍道中である。
【以下はシリーズまえがきです】
数年前から何度か電子書籍化希望の問い合わせがありました。こちらにあったということは、当然、出版社の方にもあったと思います。
それでも電子書籍化しないのは、頭からする気がないのでしょう。
ということで、著者自身で独自の公開に踏み切ります。
とにかく当時の営業は『くじびき勇者さま』がHJにあるのが気に食わないのか、
「こういう作品は売りたくない(扱いたくない)」
「こんな売り方のわからない作品は、売れてもらっちゃ困る」
という物言いを聞かされてました。それに、すべての巻の中で3巻だけが極端に摺り部数が少なかったので解消を求めても、
「(店に本が並ばなくても)古本が回ってるから刷る必要はない(そもそも売る気がない)」
と抜かしてくれてましたからねぇ。売る気がないのは明白。
そして2014年に「二度とうちに関わるんじゃねえ」の捨て台詞で追い出された身としては、民法第166条ならび商法第522条により出版契約が自動延長であっても10年以上にわたって相互に音信不通かつ権利の行使をしなかったため、2024年ですべての契約は無効になったものと見做します。
まあ、こちらからわざわざ確認や契約破棄の連絡する義理もないわけですが……。
ケンカ腰? 当然、10年越しの売り言葉に買い言葉です。(苦笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 11:47:16
328598文字
会話率:51%
公衆の面前で婚約破棄された令嬢は、婚約者を奪った女から、赤子を託された。
歴史の荒波に翻弄された若き王侯貴族たちの、死と再生の物語。
稚作「婚約破棄された令嬢と、契約破棄された絵師」の改訂版です。残酷表現、ぼかした猟奇表現があります。
最終更新:2024-06-04 23:00:00
21340文字
会話率:25%
婚約破棄された公爵令嬢と、契約破棄された絵師の物語。
バットエンド。短編です。
最終更新:2018-10-12 18:55:33
7610文字
会話率:31%
毛玉「魔法少女になるポロン!」
野乃花 「えぇ……(不快感)」
愛しのナイト先輩「いいじゃん、助けてやれよ」
野乃花「は、はひぃ♡」
こうして佐倉野乃花は魔法少女になった
……って納得できるわけがない!
☆彡 ☆彡 ☆彡
愛しの
ナイト先輩の前で頼まれたせいで、魔法少女を安請け合いしてしまった野乃花。
辞めたいけど契約破棄できないし、先輩がキラキラした目で見つめてくるから「辞める」なんて言えない!
果たして愛する先輩に嫌われることなく、佐倉野乃花は魔法少女を辞めることができるのか?
性根が腐った自己中系ヒロインによる魔法少女脱退劇☆開幕!
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【ヒロインからの☆お願い☆】
・下ネタ(というか下品な表現)が結構出てくるよ。直接的じゃないけど、苦手な人は読まない方がいいよ。
・ラストにおっさんがガン掘りされるよ。(気持ち悪いから)詳細な描写や性的な表現はないけど、許せない人は読まないでね。
・登場人物はマジで全員性格が悪いよ(もちろん私は別だけど!)
そこを理解して読まなきゃ胸糞展開になるから注意してね。
・もし途中で不快になったら、嫌いな奴をキャラに当てはめて読んでね。多分スッキリ読めるよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 00:00:00
136430文字
会話率:42%
聖女連は聖女達を取りまとめた独立組織だ。シャナは平民であったが、筆頭聖女マリア第三王女によって、聖女連の次席聖女とされていた。しかしシャナは結婚するために、何とかして聖女を辞めたかった。一方、身分も聖女としての実力もないシャナの位階が自分よ
り上であることは、第三席聖女である公爵令嬢イヴォンヌにとって面白くないことだった。シャナはイヴォンヌの気持ちを察し、イヴォンヌが違約金を支払ってくれれば聖女を辞めてもいいと仄めかす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 07:49:05
7322文字
会話率:55%
エルフや獣人たちと違い人間は魔法を使えない。そのくせ体内には魔力があって、大きすぎると魔力中毒症という病気になる。
幼い頃からその魔力に苦しめられていた俺は体が弱く運動なんてろくにできなかった。うちは代々騎士であるレズリー伯爵家だ。家族
たちは俺を冷ややかな目で見ていた。
そしてそれは俺と契約した剣、カタリナもそうだった。
彼女は『サーバント』と呼ばれる人格を持った道具で、契約すると人間でも魔法を使えるようになる。魔力中毒症の俺は彼女と契約し魔法を使うことで体内の魔力を放出してなんとか生きていた。それほどまでに俺の魔力は莫大だった。
ある日突然、俺の部屋のドアが開いてカタリナと父が入ってきた。
彼らは俺がカタリナに暴力を振い、使い潰そうとしていると、ありもしない理由をつけた。
「ニコラ。お前を廃嫡する。道義に反するお前にレズリー伯爵を継がせるわけにはいかない」
父はそういった
「私は貴方との契約を破棄します。もう、耐えられません」
カタリナはそういった。
契約を破棄され廃嫡され家を追い出された俺は遠く離れた場所で目を覚ます。
気づくと、俺の体からは魔力中毒症の症状が消えて健康になっていた。体が軽い。
なぜかは、わかっていた。そして同じ理由からあることができるようになっていて……。
辛く苦しい毎日だった。
次こそは幸せな人生を歩こう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:10:00
412033文字
会話率:39%
俺は緒方霞(おがたかすみ)。都内公立校に通う高二、男子バスケ部所属。
同級生で幼馴染の宮姫すずと高一から付き合っている。
宮姫は学年一かわいい女の子。そんなリア充はさっさと四散しろと思うかもしれない。だが俺と宮姫の交際はハッキリ言っ
て普通じゃない。一日一度契約更新手続きをしないといけない。もし更新できなければ交際は即終了。再契約もなし。しかも契約更新は契約終了10分前からしか行えない。あとは互いに好きな人が別にできた場合は、契約破棄は可能。交際中の浮気はもちろん厳禁。これはまぁ普通かな。
訳アリのまま二年近く付き合っていると、これまで契約更新を何度か失敗しそうになり、ヒヤヒヤした。契約更新時は宮姫と必ずキスをしないといけない。嬉しいけど、もう契約更新しないと言われるかと思い、ドキドキするから心臓に悪い。
一般的に恋愛は惚れた方が負けらしい。つまり俺は宮姫に負けっぱなしだ。それでも可愛い彼女のために今日もひたすら頑張るしかない!
……とは思ってるけど、本当はもっと楽な恋愛したい。スローライフ希望だけど現実は常に厳しい。
風変わりな主人公緒方霞と素直になれない美少女宮姫すずの織り成す青春系残念ラブコメ開幕!
※公式企画「小説家になろう Thanks 20th」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 09:32:31
8645文字
会話率:37%
「きみとの契約を破棄するよ!」
魔法少女達の拠点の中で、そう告げられた。
契約を破棄する、と言うことはつまり魔法少女でいられない、ってこと……?
これから自分はどうなるのだろう、と落ち込んでいたところ
「私と契約をして頂けませ
んか」
と、敵対していた相手に言われてしまう。
そして少女が下した決断は……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 18:25:01
4106文字
会話率:48%
契約結婚の末の侯爵夫人であるレナはある日、夫である侯爵から契約の破棄を告げられる。
どうにも煮え切らない侯爵に、レナは思わず、もう出ていくからと言ってしまう。
口下手な侯爵とせっかちな夫人、どうにもかみ合わない二人の契約結婚の行く末は。
最終更新:2023-08-24 23:56:45
2317文字
会話率:31%
「なんでも屋」を生業としていた主人公。命を落とす瞬間に自称を依頼人を名乗る人物に救われる。
依頼人と契約した主人公は契約破棄できずに、依頼人の研究を手伝うことになるが...
様々な人間と人口知能(AI)、そして<存在>と呼ばれる怪物が
共存する世界です。
<存在>は人間やAIが暮らす区域からは基本的に隔離された地域にいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 16:46:14
3471文字
会話率:60%
S級ダンジョンを攻略するためにギルドから派遣された特S級魔道士のケイン。
しかしパーティーは前任者を『無能』と断じて追放したばかりの曲者揃いだった。
慌ててギルドに契約破棄を訴えたものの、上層部の意向で却下されてしまう。
仕方な
くダンジョンダイブを行ったが、当然ながら連携はバラバラ。
案の定、ケインは囮としてダンジョンに取り残されてしまう――が、しかし。
逃げ去ったパーティーはトラップで全滅し、
唯一、実家の公爵家から『転生のお守り』を持たされていたパーティーリーダーの聖騎士エル・カーディナルだけが生き残った。
ただし、デメリットの『性別逆転の呪い』により、金髪巨乳の女騎士として。
意識を取り戻し、現状を把握した聖騎士エルからこう伝えられた。
「せっ、責任を取れ! そうでないと、お前を殺す!」
「責任ってなんだよ」
「私と結婚しろ!」
「なんでそうなるんだよ!?」
どうやらお家の事情で、女は成人したら結婚、男は伝説の英雄にならなければいけないらしい。
ケインは相手が元男だと分かりつつも、その容姿に惹かれて責任を取る羽目になった――までが前日談。
結婚式を終えたケインとエルは、初めてのFランクダンジョンに挑むことになる。
「……おい、待て! 女は結婚しておしとやかに暮らすんじゃなかったのか!?」
「私は|聖騎士《クルセイダー》だ! 女である前に世界を救う使命がある! いくぞぉぉぉ――!」
「バカ! 剣もまともに振るえない癖にスライムに突っ込むなぁぁぁ――――!」
『くっ、服が溶け……!? くっ、殺せ!』
「うぉおおおおおおお――!」
ケインはエルを助けるため、全身全霊での介護……ではなく、サポーターとしての人生を送る羽目になった。
……この物語は、特S級魔道士とくっ殺系女騎士が巻き起こす、ハイファンタジーラブコメディである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 21:02:15
12319文字
会話率:48%
下請け営業マンの俺がとある外資系大手の取引先に行くと、担当の女社員から理不尽な要求をされる。
大事な取引先でもあるので、泣く泣く上司と謝罪行脚に向かう俺。
何とかならないかと思っていた矢先……。
最終更新:2021-08-15 10:11:42
5942文字
会話率:55%
「契約を破棄する──!」玉座の間に響く新王の声。身に覚えのない殺人容疑をかけられた龍宮白月《 りゅうぐうしらつき》は、王の宣言に笑った。「お礼を申し上げます、王よ」。建国の際、王家と龍宮家の間に結ばれた契約は破棄され、白月は真珠の鱗と翠の瞳
を持つ美しい龍へと变化し、砂漠へと飛び立った。『砂漠の魔龍』と呼ばれるようになった彼女は、時折王国からの追手を追い払いながら、まぁまぁ平穏に暮らしていた。だが、ある嵐の夜、助けを求めて白月のもとを訪れた幼い兄妹が、彼女を騒乱に巻き込んでいく──!
一匹の龍としての自由を求める少女の冒険物語。
R2.12.28〜完結まで毎日更新します!
年末年始のささやかなお供になってくれたら幸いです(^^)
この作品は「アルファポリス」「ステキブンゲイ」にも投稿しています。
R3.1.6完結しました!おつきあいありがとうございます。
R3.1.10(日)より新連載「祈りの塔」を開始します!
こちらは週一連載を目指しますので、よかったら引き続きよろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 21:00:00
35407文字
会話率:39%
魔女契約。その中でも『守護契約』というのは、特別な契約だった。魔女ロクシュはあと一つ大きな魔法を使うことで、『守護契約』が終わるところまできていた。それを行おうと住んでいる小屋を出たところで、招かれざる客と遭遇したのであった。魔女との契約を
ちゃんと知らなかった王子により、契約は破棄されてしまう。そのことにより、起こるひと騒動の話。恋愛要素は薄め。
遥彼方さま主催の「イラストから物語企画」参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-07 15:13:23
8379文字
会話率:48%
五年連続優勝の野球チーム、フォートランズのベテラン捕手タロフ=ヤーマダ。
覚えのない罪をかぶせられオージやコーシャクから断罪され、引退に追い込まれる。
四人の投手達はタロフが居なくなったことで……
ざまぁ!短編小説です
最終更新:2020-09-21 22:27:10
3074文字
会話率:60%
約1000年前、世界戦争の最中、黒い人と呼ばれた人間がいた。その強大な力で小さな国を平和へと導いたとされたが、その力故、戦争後は迫害されてしまった。
1000年後、再び黒い人は生まれた。
一人の少女として。
魔法が当たり前にある平
和な世界で、少女は普通を望んでいた。
しかし、人々は知らなかった。
1000年前、黒い人の傍にはいつも少年がいたことを。
そして黒い人の力がどこからきていたのかを。
「お前との契約、まだ続行中なんだけど」
「いやいや、魔王の魔力とか全然いらないんですけ どっ⁈」
これは契約破棄を目指して奮闘する魔王と少女のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 00:03:57
1487文字
会話率:18%