冷たくて湿った落ち葉の下、ワラジムシが騒々しいパーティーを繰り広げるのを子守唄に、呑気にその身を横たえるエドワード。
永遠に目覚めが訪れることのないエドワードに対し、シャロンはひたすら口汚く罵っていた。
この国の第三王子。
悪魔の子。
禍
王子エドワード。
シャロンの家は王太子である第一王子派の下位貴族だ。
全8話 最終話まで予約投稿済(09:00更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 16:33:10
29370文字
会話率:17%
警官になることを夢見ていたわたしは、現世で女の子を救った時に不意を突かれて死んでしまったらしい。
伯爵家のひとり娘レイラとして目を覚ましたのはいいけれど、ここでも夢を諦めるつもりはない。
煌びやかなドレスなんて動きにくいし捜査の邪魔よ!
ド
レスを脱ぎ捨てたわたしは、男性と同じ格好をして貴族学園の入学式に向かう。
その途中で立ち寄ったパン屋で出会ったのはリューシュ王子。
まるでモデルのような貌立ちのイケメンだ。
わたしの顔をみるなり目をまるくしたり頬を赤くしたり。ちょっと様子のおかしい王子ではあったけど、パンを奢ってくれるというのでお言葉に甘えることにした。
事件はその直後に起こる。
刃物を持った男と遭遇したわたしは前世で培った体術で戦いを挑むことになり!?
ご令嬢だからなんだっていうんです?
逮捕もすれば事件だって解決しますよ!
ついでに思いもよらないものまで射止めたことは、知りませんしたけれど。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 12:07:10
13766文字
会話率:38%
青年は、数年ぶりに孤児院に訪れた。そこでは昔はなかった噂話がされていた。
ある歌の上手い親のいない少女が、貴族に買われた、そんな話だ。
その少女は知っている人かもしれないと、青年は確信する。
ーーあの日、もう会わないと決めて少女の元から
去った。どこかで幸せならそれでいいと願っていたけれど、噂で聞く少女はとても幸せそうには思えない。
青年は何もせずには居られず、もう一度会うために、その屋敷へ使用人として入り込むことを決意する。
(同タイトルの小説がありますが、こちらは2021版と言いましょうか。若干、設定をいじった改訂版と言った形になります。なにかありましたら教えて下さい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 21:16:17
18991文字
会話率:48%
貴族の旦那様は青年を引き止め、鋭い目線を向けながら仰った。
「お前は、歌の上手い娘に心当たりは無いか?」とーー
旦那様は亡きお嬢様に似た『歌声の美しい女性』を探していた。青年は悪い予感がし、その屋敷で働き始める。そしてその2年後、ある
女性は屋敷に連れてこられる。
その女性は、青年の良く知っている孤児院で一緒に暮らしていた人だった。
遠く離れ地で働いて孤児院を守るために、彼女に無茶な仕事をさせないために。そして、誰も好きにはならないと、距離を取るために彼女から去った、まさにその女性。青年は旦那様に買われて欲しくは無かったと、彼女の身を案じつつ戸惑いながらも、5年ぶりの再会を果たす。
長年、両親の事を許せずに生きてきた青年は、人目を盗みながら彼女と逢瀬をし、やがて両親と同じ立場に立つことになった。
※完結はしたものの現在、工事中※
1話~ …本編 約10万字
…後日談
…設定や裏話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 23:34:37
167640文字
会話率:47%
そのうつくしさと才能から宝石姫とたたえられる公爵令嬢。
華やかな祝典の席で、凡庸以下といわれる王太子に婚約破棄を告げられてしまう。
王太子の新しいお相手は家格の低い男爵家の娘。
宝石姫がその娘をしいたげていたとまで言われてしまう。
祝典に出席していた貴族達は王太子に呆れ、宝石姫の理路整然とした反論を期待する。
だが宝石姫はなんの反論もせず退出してしまうのだ。
宝石姫は何を思い退出したのか、そして彼女を昔から恋い慕っていた貴公子はどう動くのか。
それらが全て明らかになった時、真実の愛をめぐる騒動はどのような結末を迎えるのでしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 12:00:00
20033文字
会話率:42%
ブラック企業で働いていた平凡なサラリーマン。
その日も夜まで仕事をして帰宅している途中、毎日の疲れから足がふらつき、運悪く道路へと転んでしまった。
そして、そこにトラックが突っ込んでくると、あっさりと命を落としてしまった。
しかし、次の瞬間
には真っ白な世界が広がり、目の前には美しい女性が立っていた。
その女性曰く、転生の女神との事。
どうやら僕は記念すべき1000人目の転生者らしく、記念に転生後の世界で最強の力を持って転生させてくれるとの事だ。
転生後の世界ではレベルと言う概念が存在し、そのレベルは個人差で最大値が決まっている。
最大レベルは100で生まれた時は誰もがレベル1の世界で、転生の女神は僕を生まれた時からレベル最大値にしてくれるようだ。
こうして新たな世界に王族として転生した僕は生まれてすぐに鑑定されると、そこにはレベル1の文字が。
最大値も1となっており、世界最弱として転生した事になってしまう。
しかし、そこには転生の女神の重大なミスが。
全三話の短い小説ですので、気軽に読んでもらえればと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 12:00:00
14157文字
会話率:58%
転生したら白雪姫のモデルとなった神聖ローマ帝国貴族令嬢――マルガレータ・フォン・ヴァルデックだった。
しかしそこは優しい物語の世界ではなく、宗教対立による泥沼の抗争とオスマン帝国の脅威に渦巻く16世紀欧州。父がプロテスタントであることを
理由に白雪姫を亡き者にしようとする継母、助けてくれるはずの王子は後に『太陽の沈まない国』を築き上げるカトリックの盟主ことフェリペ2世。
日本の戦国時代の知識はあれど西洋史に詳しくない主人公は、陰謀と政争の濁流に巻き込まれながらも、未来を知っている戦国日本を目指して欧州脱出を図るグローバル逃避行物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 19:06:06
571501文字
会話率:24%
「連れて行け!」
貴族社会で嫌われていたアルファスター・シーラ侯爵令嬢は、妹やグレアス王子に裏切られ、王族毒殺未遂の濡れ衣を着せられてしまい、王城内の塔に幽閉されてしまう。
しかし何故だか、騎士に無実であると庇われたり、姫殿下が助けてくれた
り、逃亡の手助けをしてくれる様々な人達がシーラの前に現れる。
「このまま、無実の罪で罰を受けるくらいなら……」
シーラは決意した。
隣国に逃亡して、第二の平穏な人生を送ることを……。
国を見限り、逃亡先のガレン帝国へ。そこでシーラは平穏な暮らしを送るはずだったのだが、思いがけず重用されてしまう。
平和な世界で、自由な暮らしを得るためにシーラは奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 18:15:35
57480文字
会話率:37%
「貴様を反逆罪で告発する!」――平和な日々を生きていたレンブルフォート帝国皇子ルシーダは突如、実兄の皇帝ジラードの策略によって死罪を言い渡されてしまう。なすすべもなく拘束され、ついには処刑場まで連行されるルシーダ。全てを諦め、死を覚悟した彼
だったが、しかし――!?
隣国のフランタル王国の兵士に匿われ逃亡するルシーダだったが、身を潜めて滞在していた村で追っ手に囲まれてしまう。武器防具になるものはないかと必死に宿の部屋を物色するルシーダ。しかしそこにあったのは一着のひらひらのワンピース!
説明しよう! 彼は女装が似合いすぎるのだ! もう姫でいい!
故郷を追われ、素性を隠し逃亡を続ける皇子の性別不詳ちょっぴりコメディ王道?中世ファンタジー。
新天地での彼を支える新しい仲間。
大人しくしているだけなのになぜか次々と降りかかってくる災難。
程なくして王国が帝国に宣戦布告し戦争が勃発、次第に不穏な空気が立ち込めていく――やがて明らかになる、ルシーダが生き延びられた理由とレンブルフォート帝国の真実、そしてもう一人の主人公――
ルシーダはまだ、諦めない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 18:22:36
110231文字
会話率:56%
とある小国の公爵令嬢として生きるロベリア。
ある日、幼少期から婚約を申し込んでいた第六王子から婚約破棄をせがまれてしまう。そんな彼の婚約破棄書を私は泣く泣く押印し、彼との別れを決めたのだが—————この国では、女性貴族は成人までに一人見つ
けないと貴族内での立場がない。どうしようかと途方に暮れている中、国王主催のパーティーに御呼ばれした私の目の前に運命の殿方が現れたのだ。
碧眼、そして綺麗に流れる金髪。
あまりにも美しい彼に胸が高鳴る。
彼しかいないっ——そう心の中で復唱し、決意を固めたのだが彼には想像を絶する過去があったのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 17:22:36
10374文字
会話率:52%
ブルーフォンセ王国の有力貴族であるクーヘン家の侯爵令嬢――アランダ・レビ・バームクーヘン。彼女は次期国王候補である王子――ウェル・シルバ・ブルーフォンセとは許嫁の関係であった。
王子の事を初めは何とも思っていなかったアランダであったが
、いつもアランダの身を案じ、傍に居てくれる王子の優しさに惹かれ、王子からの愛の告白によって、一夜を共に過ごす。
しかし、その翌日、クーヘン家とライバル関係にあるフランソワーズ家の侯爵令嬢――ミルフィーユ・クレア・フランソワーズへ王子が愛の言葉を囁いている瞬間を目撃してしまい……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-29 21:07:31
4535文字
会話率:53%
剣と魔法が存在する異世界。緑豊かな山々と大小様々な湖沼の恵みを受けたドゥンスト王国。
お飾りの王太子妃オティーリエは、結婚半年にして未だに伽が無い夫と役立たずと蔑む貴族達に挟まれ息苦しい毎日を送っていた。歯がゆい思いをしながらも、王太子との
関係改善のためにとオティーリエは王太子宛てに手紙を書くのだが、未だに返事は届かなかった。侍女達に励まされながらも、焦りを抱き始めていたオティーリエは書庫へ行った帰り何者かに襲われ意識を失う。
目覚めるとオティーリエは小鳥の姿になっていた。自分が小鳥になってしまった事を周りに伝えられないオティーリエ。目覚めない自分を見つめながら、途方に暮れる彼女の前に現れたのは情愛薄いと言われてきた王太子ヴォルフラムで!?
ホワイトハート新人賞投稿作品。以前小説家になろうにも投稿していた作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 23:09:58
86993文字
会話率:57%
ぞろぞろと床を這うほど長い長い髪を持つ伯爵令嬢フィオナは生まれてこの方髪を切った事がなかった。
この国には『婚約者を持たない令嬢は髪を切れない』という風習があり、その風習から貴族社会では幼いうちから婚約者が決められるがフィオナは継母の妨害に
より婚約者が出来なかった。
その為、婚約者もできない“欠陥品”という意味として『髪長姫』と馬鹿にされ侮蔑の的にされてきた。
シスコン兄に守られながら社交界で過ごしてきたのだが、ある王族主催の夜会の最中に王宮のどこか一室に閉じ込められてしまう。そこで銀髪で金色の瞳の神秘的な青年と出会いと出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 14:48:31
13863文字
会話率:45%
「皇国に徒名す輩に嫁がせるわけにはいかん」
叔父でもある皇帝の、この一言に、目が覚めました。
悪しき公爵令嬢と国民からあしざまに言われ続け、わたくし、遂に切れました。
本当は従兄弟の皇太女が帝位を継ぐはずが、父の公爵に、年が離れた弟が
生まれ、
周囲から、「この先、公爵家が帝位を簒奪するつもりでは?」と疑われ、
姉であるわたくしが、スケープゴートに丁度良いと狙われまくったせいでしょう。
平民騎士の彼と駆け落ちして、魔境で幸せな生活を送って見せますとも。
大魔女の息子と蔑まれた、本当の王子では無いけれど、学園で逢ったどんな貴族よりも高貴な彼と。
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これは、古き帝国に生まれた、超箱入り姫が、帝室秘術の禁呪を使って、恋を成就させるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 10:42:07
208文字
会話率:17%
転生したらそこは男尊女卑国だった。第一皇子の婚約者で公爵令嬢?しかも溺愛されてる?知ったことか!だって今あなたはそんな素振り全く見せてないじゃないか。他の女に首ったけ。例えそれが魅了魔法のせいだとしても。私には都合がいいので死んだことにし
て、この国出ていくね!
そしてやって来ました隣国の実力主義国。貴族だろうが平民だろうが関係ない。有能ならば上に行ける。これはチートな私にぴったり!活躍してやろうじゃないの、騎士になって!
恋愛ががっつり絡む予定。正直ハイファンが恋愛(異世界)かでジャンルを悩んでいるところ。とりあえず今はハイファンに。いつか変わるかも……?
ちょっとでも気になった方はブクマ&評価お願いします!感想貰えるとなお嬉しいです!!
※不定期更新。月2回更新ノルマ
※更新宣言はTwitterにて(Neishelia@小説家になろう で活動中)。更新は基本22:00
※R15は保険折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 23:53:43
210970文字
会話率:36%
★その後のお話がスタートしました★
仮想敵国の王子に恋する王女コトリは、望まぬ縁談を避けるために、身分を隠して楽師団へ入団。楽器演奏の力を武器に周囲を巻き込みながら、王の悪政でボロボロになった自国を一度潰してから立て直し、一途で両片思いな恋
も実らせるお話です。
王家、社の神官、貴族、蜂起する村人、職人、楽師、隣国、様々な人物の思惑が絡み合う和風ファンタジー。
★作中の楽器シェンシャンは架空のものです。
★婚約破棄ものではありません。
★日本の奈良時代的な文化です。
★様々な立場や身分の人物達の思惑が交錯し、複雑な人間関係や、主人公カップル以外の恋愛もお楽しみいただけます。
★二つの国の革命にまつわるお話で、娘から父親への復讐も含まれる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 13:01:11
610746文字
会話率:41%
アドリアンは桜の姫と呼ばれる伯爵令息。
オリーヴは黄金の王子と呼ばれる伯爵令嬢。
2人は7歳の初対面の時から仲むつまじく、婚約者として学園に通う15歳の今もそれは続いている。
だがある日、学園を視察に来た隣国の王子がアドリアンを見初めて
しまい……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 15:35:52
16146文字
会話率:37%
宮下里奈は、明るく元気が取り柄の高校二年生。三歳の時事故で両親が他界した為、父方の祖父によって育てられるが、その祖父が急に亡くなってしまい天涯孤独に。
祖父の部屋で見つけたネックレスが突然光出し、里奈は掃除機に吸い込まれて、見知らぬ土地に飛
ばされる。
全く状況を理解できない里奈の前に、里奈のことを「魔法使い」だといって誘拐しようとする怪しい男や、王宮からの使いのものが現れて……
魔法の使い方も知らない女子高生が、魔法使いとして覚醒し、『勢い』と『ポジティブ精神』を駆使して崩壊寸前の王国を再建するために奮闘する物語――
※7/19 章のタイトルとあらすじを変更しました
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 22:46:56
409238文字
会話率:39%
なんでも仕舞い込む癖のある黒の魔女は、瀕死の姫君を拾う。三百年後、魔女は夜会で光の王子と呼ばれる貴族の令息に出会った…
最終更新:2021-08-03 11:06:17
6515文字
会話率:32%
リリス・コーラルは、国の中でも超一流のウェンデルズ魔法学院に平民ながらに合格する。
そして晴れやかに入学するも、入学金や授業料で所持金が消え、寮にも入れず近くの魔道具屋で住み込みバイトをしながらの学院生活が始まった。
更には学院では入学試験
が合格点ギリギリであった為、クラスでは劣等生とか貧乏学生などと言われる日々であったが、リリスはそんな事に屈する事無く勉強をし続けていた。
そんなある日、学院が終わり魔道具屋で店番をしていると、いつもの様に学院の友人であるメネがやって来る。
そして、学院でも有名で優秀な三花冠(トリプルフラワーティアラ)と呼ばれる三人の男子たちの話をされる。
直後、店にやって来たのは、先程話をしていた三花冠と呼ばれる二人であった。
その二人は別名で『シンデレラ』と『白雪姫』と呼ばれている存在であり、この日の出会いでリリスの運命が変わり始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 12:00:00
37885文字
会話率:50%
アルディア公爵家の長女、ネリア・アルディアは、落ちこぼれだ。
本来、貴族の女性には必ず備わっているはずの剣姫としての力を一切持たずに生まれてきた彼女は、その地位の高さと彼女が生まれる前に交わされた約束のために王太子の婚約者ではある。
しかし、王太子はネリアよりも、優秀な剣姫としての才能を持ち、母親譲りの美貌を持つネリアの妹、ミリア・アルディアと恋に落ち、社交界のパーティー会場でネリアに婚約破棄を言い渡す。
無能と蔑まれ、パーティー会場から追い出されるネリア。
帰ることもできず、下町で働こうにも、平民達にすら蔑まれるネリア。
その未来は絶望的に見えたが……?
これは、無能だったはずのネリアが、異国の王子に愛され、その力を開花させる溺愛物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 23:00:00
80081文字
会話率:46%