大学生の司《つかさ》は、ある日アパートの隣に住む聖《ひじり》から夕食のおすそわけを貰う。上京したばかりの自分への濁りのない優しさに、恋人と別れたばかりの司は一瞬で恋に落ちてしまう。相手が既婚者だと分かっても想いは膨らむ一方で、聖との関係も日
々親密さを増していった。話をするうちに夫婦関係が危機的状況にあると知った司は、一人舞い上がる。しかし、毎晩おすそわけをしに訪れる聖に対し、次第に名状しがたい疑念を抱くようになる。【夏のホラー2013参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-09 01:00:00
8966文字
会話率:42%
世間から隔絶された小さな村、真月村。
神社の境内にある御神木で一昨年、去年と首吊り事件が発生した。
犯人も目撃者もおらず事件は迷宮入りするが、彼女だけは知っていた。
次は自分だと。
最終更新:2013-08-09 00:00:00
14784文字
会話率:41%
葉山七奈と平原絵里がいつものように話しをしていた。
7月も半ばとなり、連日30度を超えるような暑さにも負けること無く、賑やかに談笑していた。
代り映えのない日常、違うところを上げるならば、いつも二人より早く高校に来ているもう一人の少女
、堀裕美がまだ来ていないだけだった。
その彼女の事を気に掛けながらも、談笑は続きチャイムが鳴り、担任が入ってくる。
いつもと違い、重々しい雰囲気の担任。
そして、思いがけない一言が告げられた。
「堀裕美が亡くなった」
一人の友人の死から始まる、恐怖の物語。
七奈と絵里は何を目にするのか……
――夏のホラー2013参加作品――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-08 21:14:00
29426文字
会話率:15%
冬。中田えりかはいつも、小学校から帰ったあと自分の家のつららに話しかけて日暮れまで過ごした。つららはだまってえりかの話を聞いていた。だが、えりかとつららのこの関係に終わりがおとずれる時がくる。(夏のホラー2013参加作品)
最終更新:2013-08-08 18:10:24
4819文字
会話率:26%
大学教授和倉葉朽葉と、僕こと六条寺華一郎は、受講生田上から「不思議」な話を聞く。曰く、彼の出身村で古くから続く「呪い」の噂に、教授の親類が関係しているらしい。呪いで死人が出た事は大して気にしない教授は、調査の名目で僕を伴って村のある山へ赴
く。山の名は和倉葉山。神に捧げられた「和倉葉」の名と神の呪いを肩代わりした「病葉」の名、それらに関わる「呪い」の正体を探る僕達の前に、一カ所だけ枯れ果てた緑豊かな山と、その主である教授の大叔母、山井葉風葉が現れる。
そして起こる惨劇、疑い、窮地。僕と教授は「正解」を見つける事が出来るのか。そして「呪い」の正体とは?
※本作は「夏のホラー2013」企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-08 17:08:30
37031文字
会話率:47%
笑うかどには何が来る? 門には福が来る。では…角には何が来るんでしょうね…?------※ホラー初作品です。怖さ微量、人によってはないので温かい目でお願いします。
最終更新:2013-08-08 15:58:56
4688文字
会話率:16%
世の中には不可解な出来事が数多く存在する。
説明のつかない奇妙な話は、あなたのそばにもあるかもしれない。
これをどう読むかは、あなたの感性にお任せしよう。
最終更新:2013-08-08 15:24:59
5916文字
会話率:17%
食事をしている皆さん、食べられる覚悟はありますか?。
我々人間というもの、生きている限り、食事は必要となります。
例えば家畜のお肉。
育て、売って、買って、捌いて、焼いて、やっと食べる。
売るの前はなんですか。
もう知ってますよね? その食
品を殺すことです。
家畜殺し、まぁこれはこれはしたがたないことです。
生きるためにはしょうがないことです。
けど。
皆さんは、どうして食べるですか。
生きるためだけですか。
美味しそうだからじゃない、ですか。
美味しそうだから食欲がでるんじゃないですか。
その感情こそが、この物語に振り回されます。
まぁだからって、ねぇ?。
君たちには食べられる覚悟は必要ですか。
食べられる者、食べる者、見ているだけの者、感染するもの、全て当てはまる者のお話です。
是非とも、オマケとともにお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-08 08:00:00
18728文字
会話率:4%
天文関係の父の転勤で、須藤守屋はとある田舎の村に越してきた。
最初は転校生という珍しい存在ということで、注目を集めていたものの、運動が出来ないと知ると、どんどん人が離れていった。
田舎では、身体を動かす遊びが主だったからだ。
また、
そんな中で守屋から離れていかなかった者達もいた。
そんな彼らと友人となり、守屋も楽しい日々を過ごしていた。
そして、季節は夏。
夏休みも中盤となり、彼らの遊びのネタが尽きかけていた、そんな時。
友人の一人、相沢駿がある提案をする。
それは単なる子供の悪戯。
そう、やんちゃな子ならば誰でもやりそうなこと。
だが、それは彼らの楽しい夏休みを終わらせることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-08 01:34:46
30147文字
会話率:33%
俺は他人様よりも、少しだけ不思議な目に遭うことが多い。
この話は、そんな俺が体験した不思議な話をただ文章にしただけ。そう、この話は「ただの実話」なんだ。
最終更新:2013-08-08 01:23:32
3809文字
会話率:37%
ニヒルに嗤う黒髪の少年、冥賀享利(くらが きょうり)が言った。
「悪霊と人間、お前はどちらが怖いと思う?」
悪霊よりも悪辣な、邪道の祓魔師は嗤う。
人形めいた少女のような少年、詠村真澄(ながむら ますみ)は答える。
「さぁ?どっちも
同じじゃないですか?」
亡霊よりも空虚な、夢見の覡が曖昧に笑う。
どこか歪で、日常から乖離した様な二人の少年。
かれらの周囲で起こる不気味で歪で狂った体験を、不思議で虚ろで壊れた二人が身も蓋も無い雑談を交えて雑然と語る青春怪忌譚。
『鏡の箱』
――呪われた少年の話。
『依り代の人形』
――夢に見た少年の話。
『宙吊りの籠』
――在り得ざる箱庭の話。
『悪霊の器』
――消えた悪霊の話。
※短編集形式で掲載しております。時系列は考慮されておりません。
なお、作中で言及される手法や理論などは冗談半分として聞き流し、決して真似しないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-08 00:00:00
40498文字
会話率:34%
無造作に流される同じ境遇のモノの声なき声にブチ切れた神様の天罰……かもしれないお話。
最終更新:2013-08-07 23:28:08
3011文字
会話率:3%
人体模型は動き出す
夜の校舎で、代役を探すためにーー
夜の校舎に俺たちは忍び込んだ
そして、後悔すらもできなくなった
最終更新:2013-08-07 23:17:23
9911文字
会話率:48%
勉強、サークル、バイトもいい加減で彼女もいない。独り暮らしにも慣れた上、ぬる湯に浸かりきった生活に拍車をかけるように夏休みを迎えた大学二年目の夏、2007年の事。
学友から家に来て呑もうとの誘いがあった。退屈してた所コレ幸いと友人宅に足
を向ける事にした。
…そこで何が待ってるのかはこの時の僕には知る由も無かったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-07 23:11:08
4815文字
会話率:32%
とある出来事がきっかけになって過去を振り返った「僕」が、徐々に「現在」に帰ってくる話です。
最終更新:2013-08-07 21:15:55
3231文字
会話率:0%
なぜ母はそのことだけをあれ程強く私に言って聞かせたのだろう。いや、それよりも、なぜ私は母の言うことを聞かずにその言葉を使い続けたのだろう。すべては後の祭り。過ぎ去った時間も、人も、決して戻らない。
ぼんやりとした頭で、私は自分のしでかし
たことを呪い、自分の罪を呪い、自分の命を呪い、存在を呪った。
夏のホラー2013参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-07 18:05:58
4884文字
会話率:9%
学校の怪談。その全く新しい物語が幕を開ける。
最終更新:2013-08-07 17:46:02
16710文字
会話率:60%
──六百年近く経つ今も謎に包まれている、このガーフィールド伝説の大本とも言えるガーフィールド辺境伯邸の怪事が起こる前夜、邸内に於いてガーフィールド辺境伯の私室から唸り声とも付かぬ魂切るかのような奇怪な叫び声が聞こえた、と言う使用人の証言が記
録として残っている。またこの怪事と関係しているのかは判らないが、一人の使用人の行方がわからなくなっていると言う記述もあるが、これは市井の噂話の域を出ない事から信憑性に関しては疑わしいと思われる――
「中世期イングランド王国の習俗から見るガーフィールド伝説」(2002、弥栄正秀著)
時は百年戦争、フランスとイングランドが骨肉相食む泥沼の戦争をしていた頃、歴史から隠された一幕があった。
イングランド貴族ガーフィールド辺境伯家――譜代の貴族では無い成り上がりであったものの、戦功著しく武名により一時期は辺境伯として叛乱分子渦巻くスコットランドを統治した偉大な貴族家であった。
だが、その名誉アル家は或る一夜を境に忽然とあらゆる歴史から姿を消し、一部の地域で曰く付きの胡散臭い伝承として語られるに留まる事となる。
惨劇の館、呪われし一族――伝承でのみ語られるガーフィールド辺境伯家とは何だったのか。
夏のホラー2013に参加しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-07 17:25:58
64951文字
会話率:62%
て・て・て、手が欲しい
あなたのてーをくださいな
最終更新:2013-08-07 17:15:01
3014文字
会話率:11%
明治の終わりから昭和にかけて……、怪異や妖怪が信じられた時代。不思議な体験をした、一族の実話を元にした物語です。
最終更新:2013-08-07 16:54:59
14665文字
会話率:32%