ジュニアは、自分の家族が普通ではないことを薄々感じてはいた。
明るく快活な母は、栗色のウイッグの下に紫色の髪を隠していたし、たまに家に帰ってくる父親は、ジュニアがそのまま歳を重ねたような美成年であることを加味したとしても、とてもうさん
臭い人だった。
そして、とある日曜の午後、モールでチョコシェークを飲んでいるジュニアの前に一人の少女があらわれた。
流れるような金髪の美少女は、5冊の本をジュニアに手渡す。
「これ読んでね」
本の題名は「ワンダー7」
幼馴染の双子姉妹―ユズルヒノとカオルヒノ、そして、金髪の美少女アンヌワンジルとともに、ジュニア―ジムドナルドジュニアは、宇宙船(ダー)に乗り込み、かつて自分の両親とその親友たちが進んだ道をたどりはじめる。
宇宙船乗組員(ボードクルー)の子供たち、ジュニア、ユズルヒノ、カオルヒノ、アンヌワンジルは、ついに太陽系を囲む胞障壁(セルレス)を超えた。第2類量子コンピュータのダーと、そのパートナーであるエイオークニは、大きな役目を終わらせて安堵の色を隠さなかったが、その2人に、まだまだこれからさ、とジュニアは言う。
彼らとともに胞障壁を超えたゴーガイヤは、胞障壁の中に、かつて宇宙皇帝の四天王と呼ばれた同僚たち、タルトレーフェンとルミザウの棄損核を認めた。ひとつの時代は終わったが、その残照は次の時代にも影を落としているかのようだった。
二重惑星であるベルガーとサイユルで紐型宇宙人ヒューリューリーと出会った彼らは、さらに胞障壁を超えて、ダーの生まれ故郷、第2類量子コンピュータの立ち上げ機(ピスアール)が残る胞宇宙(セルベル)へと進む。
いまだ、彼らの「敵」の正体は、判然としないまま…
第1章 子供の時代 2016/09/24 完結
第2章 紐とコンピュータ 連載中
この物語は、http://ncode.syosetu.com/n6217cp/「ワンダー7」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 19:48:34
157421文字
会話率:54%
ケガをきっかけに騎士団を辞めた私は花屋となり第2の人生を歩み始めた。それなのに、かつての上司と同僚たちがジャマばかりしてくるから心底困っている……。
素直になれない強面騎士団長とそんな彼の想いにまったく気付かない鈍感な元部下のじれった
い恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-02 00:36:57
8661文字
会話率:29%
今日は私の誕生日。いつもは日付が変わると同時にお祝いのメールをしてくれる彼が今年は何の連絡もよこさない。そんな中、会社の同僚たちがランチをご馳走してくれるという…。
最終更新:2017-11-28 13:48:28
1674文字
会話率:52%
平和極まる小さな村で、王立護衛団の隊員として働いていたココは、王国第3の都市ディゴバへ異動となった。ディゴバは数か月前に大規模な汚職が発覚し、街も護衛団も不安定な状態が続いている。そんな街で、一番隊の隊員として仕事を始めるココの同僚たちはど
うにも難しい性格の人間ばかりだ。そんな彼らと向き合いながら働く、がんばり屋の女の子のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-17 21:00:00
46312文字
会話率:53%
王宮に仕える騎士隊の紅一点。
同僚たちにも馴染めず、女性らしさも愛想もない、庶民出身の彼女の淡い片想い。
相手は貴族で上官。
叶うはずも叶えるつもりない灰色の恋。
最終更新:2017-09-14 23:57:35
18199文字
会話率:30%
実家が神社の主人公、織原空良は、不慮の事故で死んでしまう。
しかし死後の世界とは、私たちが予想しているものは少し違っていた!!!
死者を導く神聖な場所、死者総合案内所にいたのは、人間とは異なる世界からの出身者、デュラハンやリザードマン達
。
神社の長男だった空良は死者のVIPとしてそこで働くことが決定事項に!
個性的な同僚たちと人間味あふれる「お客様」との一日は、今日も騒がしくなりそうです!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 20:08:57
13450文字
会話率:48%
とある会社員。
プロジェクトのプレゼンで失敗し、失敗した同僚たちと酒を飲んで帰宅した。
どう帰ったかわからないが、風呂に入って寝ようとした。
すでに時計は0時を過ぎて、新しい日付になっていた。
風呂はすでに冷め切っていたが、男は構わずそこに
入っていた。
何となくやるせない気分。
そこで男は自分の存在をかけた、大勝負に出る。
お酒は二十歳になってから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-07 20:55:06
777文字
会話率:14%
ーー宇宙人は実在した
宇宙人との戦いを率いる白金銀次《しろがねぎんじ》大将の姿に憧れた神薙響也《かんなぎきょうや》、為永扇《ためながおうぎ》、里中希唯《さとなかきい》の3人は晴れて白金率いるレジスタンスへの所属することになる。
響也は扇や
希唯、頼もしい同僚たちとともに日夜宇宙人との戦いに没頭する。
その想いはただ1つ
ーーみんな俺が守る、世界は俺が平和にする
一瞬の迷いもなく宇宙人と戦い、明確な目標を持って宇宙船を破壊する日々。
地球最後の砦、レジスタンスで奮闘する響也だったが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-21 02:05:12
43218文字
会話率:55%
湯煙を出れば、そこは異世界だった。
職場の慰安旅行で混浴の露天風呂にやって来た稲岸勇太は、脱衣所の先に進むと女神のお導きで異世界に飛ばされてしまったのである。
その世界の恒久的平和を確立するため「勇者」に選任された勇太と同僚たち八人は、そ
れぞれ女神から与えられる武器を選ぶことにしたのだ。
勇太の選んだ聖なる武器は、彼の心に語りかけて来るクギバットだった。
すぐ爆発する鎧を着た女騎士と、かすり傷しか癒せないダークエルフの女司祭が仲間に加わり、やがてモンスター駆除の旅に出るのだった。
これはレベルの上がらない勇者が、成長し続ける鈍器の力で世界平和をもたらす物語である!
(現在改稿作業中のため、話数表示がおかしい場合があります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-27 11:44:02
154244文字
会話率:47%
イタイ系な彼女こと、妄想癖のある女子高生アンリ。
そしてその友人で自称常識人のウサ。
異世界とか存在しないし、大冒険もしないし、特に事件も起こらないけど、
シスコンお兄ちゃんやその同僚たち、ツンデレ委員長など、二人の周りは今日も騒がしい。
そんなおはなし。
ほんのり百合の香りがするかもしれないし、しないかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 21:02:07
6765文字
会話率:43%
殺人ウィルスの蔓延、『パンデミック』により文明が崩壊した世界。
人々は廃墟のビルを利用して、ハイブと呼ばれる数百人単位の集落で暮らしていた。
ハイブの住人が最も怖れるのは、病気の再流行と、ハイブを襲って略奪を繰り返す盗賊、ワスプの存在
。
パンデミックから十年。当時7歳だったアキラは、17歳になっていた。
恋人や尊敬できる先輩、性格に難はあるが頼りになる同僚たちとともに、血なまぐさい時代を生き抜いていく。
そんなある日、近隣のハイブでフクロウの面をかぶった奇妙な人物が、頻繁に目撃される。
彼は、ずっとアキラを探していたと言った。
「もし、私の頼みを聞くのなら、どんな物でもくれてやろう。どうだ、取引しないか?ようく考えることだ。何でも手に入る。死んだ者にも、また会える。会いたい者がいるだろう。身を焼くほどに、会いたかろう」
※毎日22時更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-03 22:00:00
218992文字
会話率:39%
鳴海朔也は大学卒業後、高校教師として7年ぶりの帰郷をする。成長した幼馴染や同級生との再会に加えて、同僚たちとの新たな恋の予感も。田舎暮らしでまさかのハーレム?本当の恋の意味を知ることになる。オムニバス風、青春ラブコメディ!
最終更新:2016-07-05 08:00:00
786138文字
会話率:46%
アドルフ・ガンツは王国のとある市役所で働く兵事係だ。兵事係は、国民からは『死神』と恐れられ他の軍人からは『臆病者』と蔑まれる閑職である。周りからは白い眼で見られながらも同僚たちと共に今日も召集令状を配りに行く。
初投稿です
最終更新:2016-03-16 19:43:08
661文字
会話率:40%
気づけば、少年は異世界のガチャから出ていた。ソーシャルゲームのように、レアリティやスキルが付与された少年は、似たような境遇の同僚たちと会社対抗バトルに出ることに。報酬と仕事を賭けて、残念な能力を使い合う戦いが始まる。
※ アルファポリス様
にURL登録をしております。また、そちらには小分けにした改訂版があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-25 12:10:55
208995文字
会話率:59%
青年軍人は、同僚たちのように戦利品として金目のものを求めなかった。彼が所望したのはたった一冊の書籍だった。
最終更新:2015-10-31 23:34:46
4263文字
会話率:1%
グリシス・海・ヨルムは魔界軍本部少将。
天才軍師と名高い(本人自覚なし)エリカスーシャ・白・イル上級士官が魔界議会に強引な勧誘を受けているので護衛につくことになった。
グリシスのもと婚約者で夢魔のペルシャ議員や議会の勧誘にこまる天才軍師でへ
っぽこ丸龍武官なエリカスーシャの健気な言動に時々ドキドキしながら魔界軍の威信にかけて議会を排斥しようとがんばるグリシスとエリカスーシャとその同僚たち。
無事に議会を撃退できるのでしょうか?
本作品は短編連作魔界な人々シリーズの最新作です。
前作の「へタレ魔族な私と魔界少将なあの人」
を先に読んでいただいたほうがよくわかると思います。
駄文を読んでいただきありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-01 19:53:04
8777文字
会話率:25%
犯罪抑止と更生のために世界各地に拡がる公的組織『MIROCマイロック』に中途で採用された男、コード名サンライズ。
彼が入局してからリーダーになって数年までを、新横浜南口にほど近い総菜屋『タカハマ屋』のオジサン、新しい同僚たち――ローズマ
リー、ゾディアック、そして総務の春日などとの交流を軸にして描く、ややハードボイルドなリーマン人情噺。
設定年代は1993~1996年
※公募に提出後、いただいた講評をもとに大幅な書き足し・書き直しを行いました。
第一話がない状態でも、楽しんでいただけるよう工夫したつもりですが、まだまだという気もするので少しずつ見直します。御了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-13 13:59:25
47131文字
会話率:41%
※自サイトからの転載
職場にやってきた新入社員はガスマスク。当たり前のように接する同僚たちと、一人だけ異様さに気が付いてしまう都のSS。
最終更新:2014-12-16 15:51:12
11823文字
会話率:36%
サラリーマンのボクは課長の飯村や他の同僚たちと一緒に仕事をしている。その日も飯村から呼ばれて、メールで送った書類を見直してくれと頼まれた。チェックし終わった文書を再送すると、昼過ぎで眠気が襲ってくる。午後三時からの休憩時間に社内のカフェでコ
ーヒーを飲んでいると、同僚の高埜が来て、来年度からボクが課長代理に昇格する事実を言う。そしてその夜、仲間内で飲みに行ったのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-19 18:23:32
2395文字
会話率:30%
私はある御方の秘書兼、侍女をしている。真面目に仕事をしてくれない主と、主の機嫌を伺ってばかりで仕事をしてくれない同僚たちに、常日頃から辟易していた。そんな仕事をしてくれない人たちが多い中で、私が尊敬してやまない御方がいる。その御方はこの国の
宰相閣下。仕事だけでなくプライベートまで、全てにおいて素晴らしい閣下を、私は崇拝していると言っても過言ではない。その閣下と私にはある秘密がある。ある時、その秘密が私の主にバレてしまった。それを誤解した主は、私たちにある命を下す。これ幸いと、私たちは常日頃の鬱憤を晴らすことにした。さぁ、『お仕置きの時間です』よ。※設定※時代背景は、中世ヨーロッパのような異世界ですが、転位・トリップ物ではありません。フィクションですので、その辺りはあまり深く突っ込まず、お読みいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-03 04:40:11
5777文字
会話率:15%