一年前の八月十日、兄が死んだ。
兄の遺体が見つかった廃トンネルに行くと、死んだはずの兄がいて、
一年前と変わらず、無邪気に笑っていた。
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最終更新:2023-08-16 12:45:20
4094文字
会話率:52%
俺、風間夏輝(かざまなつてる)は新卒四年目の会社員で大の夏嫌い。
八月のお盆も迫ろうかというある平日、夏なんか滅べばいいのにとまだまだ明るい夏の夕空を呪いながら
会社から帰っていたのだが……。
「輝君、夏は嫌い?」
突如現れた美
人な夏の精霊さんである、真夏(まなつ)さんにそんな問いかけをされることに。
怪訝に思いながらも俺は、
「好きじゃないですね。汗は出るし、冬と違って着込んでしのげもしないし、人は死ぬし」
十年前の夏にこの世を去った幼馴染のことを思い出しながら率直な感想を言ったのだけど。
「私と一緒に住んで見ない?楽しい夏、体験させてあげるよ?」
精霊さんはそんな突拍子もない提案をしてくる。ただ、夏の精霊らしく気温を操る能力はホンモノらしい。
超快適クーラーが手に入ると思えば、というどうしようもない理由で同居を承諾。
ただ、精霊さんこと真夏さんだけど、不思議と既視感がある。
彼女の方もどうにも昔の俺のことを知っている素振りだし。
思い切って正体を尋ねてみたところ、その正体はある意味予想外でもあり予想内でもあった。
これは、自称夏の精霊さんと夏が大嫌いな会社員の、一夏のほのぼの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 20:57:46
9440文字
会話率:64%
八月の初め、少しすればお盆の季節で御座います。
親戚一同がお墓参りに訪れる前に、一足先に済ませる事になりました。
突然見舞われた豪雨。地面の海原。それはまるで人の手のようで。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
雰囲気がほんのりホラーな幻想奇譚です。
お盆に海水浴禁止な理由が分かりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 18:41:25
808文字
会話率:54%
冷房のよく利いた肌寒く感じる部屋
少しカビ臭いエアコンの臭い
外から聞こえる煩い蝉の声
いつもと変わらない筈なのに
何が可怪しい
それでも僕は
君との約束を守りたい
最終更新:2023-08-05 00:00:00
2070文字
会話率:75%
高校3年生、ある夏の出来事。
僕は彼女の嘘も本当も何も知らない。
間違いのなかで僕は生きていく......。
最終更新:2023-07-10 18:39:59
1901文字
会話率:8%
僕は今、悩んでいる。なぜなら僕は今日、八月三十一日をループしているからだ。
最終更新:2023-06-13 18:34:50
715文字
会話率:35%
イストリア王国の首都マノーラの秘密組織『ASTRA(アストラ)』。
そこに所属するレオーネとロメオは、幼馴染みの青年。ふたりのもとには、魔法や科学が絡んだ不可思議で様々な事件が持ち込まれる。
これはふたりの活躍を綴った物語。
《|気象ノ卵
《ウェザー・エッグ》》を巡る事件は、雪の降るある夏の日に始まった。
気候学者・モレノは、魔法によって大気を見ることができる。大気に含まれる魔力とそれによる科学変化を観測しており、大気中には気象を保つ効果を持つ魔力の小さな玉《|気象ノ卵《ウェザー・エッグ》》があることを確認する。粒子のように細かいこの玉が大気中にあることで、温暖化や寒冷化を防いでいるらしい。
しかし、最近このエッグが乱れ始めている。海水温がほんのわずかに上昇しており、各地で時たま異常気象が起こる。このままでは、不安定になった天候が災害を連鎖させ、やがては氷河期のような気象になるだろうと彼は叫ぶ。
これらの関連性を訴えても、彼はだれにも相手にされなかった。
イストリア王国のマノーラで季節はずれの雪が降っていた、八月一日。
レオーネとロメオが彼から話を聞き、レオーネが彼の魔法を盗むことで気象の異常を視認し、マノーラのため、そして地球のためにも、この謎を追うことになった。
※主人公のレオーネとロメオが登場する小説『MAGIC×ARTS』も投稿中です。
『MAGIC×ARTS』では、新章『神龍島編』に入りました。次の『イストリア王国編』では、レオーネとロメオもメインキャストとして活躍していきます。
クロスオーバー作品、ハイパーリンク作品が好きな方も、主人公のレオーネとロメオのことを気になってくださった方も、本作といっしょに『MAGIC×ARTS』も読んでいただけるとうれしいです!
『MAGIC×ARTS』も前回の章や新章から読んでもある程度理解できる内容になっていますので、気軽に読んでください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 22:25:15
129195文字
会話率:46%
未知のウイルスに怯えていた二〇二〇年八月。探偵の妹を自称する世丸と、彼女が経営する探偵事務所へ転がりこんだ探偵の息子、元太のワンシーン。
最終更新:2023-05-16 07:00:00
2011文字
会話率:63%
夏の午後、一通の手紙が届いた。
差出人は、僕が作曲した『青空のレクイエム』を聴いてくれたのだった。
最終更新:2023-04-10 17:00:00
3222文字
会話率:19%
主人公、|八月朔日《ほずみ》|秋尋《あきひろ》は幼い頃に、
日本最強と呼ばれていたあるヒーローを殺した。
彼との約束で弟以外には真実を明かさず生活する日々は、
想像以上に過酷で人の醜い部分ばかり見える地獄のようだった。
世界に突如発生
する異次元、異空間を総称する『ダンジョン』。
そしてダンジョンを稼ぎ場として活動する|冒険者《ハンター》や
S級冒険者のみに名乗ることを許された称号『ヒーロー』達が現実世界を舞台に繰り広げる、
輝かしい冒険譚!
その裏で、再び大切な存在を失った主人公が選んだのは、
回帰とともに得た力で己の道を新たに切り開いていく未来だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 23:50:33
13599文字
会話率:38%
「ここから始まったんだ。俺と怪異を取り巻く人々とのどこか不思議で温かい物語が」
俺、渡瀬春翔はごく普通の翠霞院大学の1年生である。ある時俺はオカルト研究部の調査員決めのジャンケンに負けて、近辺で起こった交通事故について調べることになった。
そして、八月一日古書店の店主、八月一日幸に出会った。ここから俺の怪異と妖怪、人との出会いの物語が始まったんだ。そしてこの時俺はまだ知らなかった。この出会いが俺の人生を360度変えてしまうなんて……そして幸さんが――だったなんて……
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 15:16:55
55751文字
会話率:41%
何処かの会社の誰かのエンドロール
最終更新:2023-03-10 12:00:00
1924文字
会話率:0%
兵庫の大学で勇名を馳(は)せる孤高の五回生、浄蓮寺。彼はこの世のほぼ全てを軽蔑するどこにでもいる腐れ大学生だった。そんな彼の下宿先に、単位に、恋にと悩める学生が姿を現す。彼は相談に乗ったり、乗らなかったりとして今日も八月の猛暑のなかを過ごす
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 17:43:35
7163文字
会話率:62%
それは、良く晴れた八月のことでした。
※pixivにも掲載。
最終更新:2023-02-16 20:00:00
1055文字
会話率:8%
この作品は、消耗品たちの八月十五日の三部作として書下したもので、本作品はその第二作である。戦後七十年余を経たいま、かつての私たちの日本国が戦争という重大な犯罪を犯したことなど、いまの若い世代の人たちには遠い過去の歴史のことと無関心を装ってい
るかもしれないが、しかしながら、いまも戦争は世界のどこかで起こっているのも事実であり、多くの人々がこの戦争の犠牲となっているのも事実である。この物語は、戦争という極限状況のなかで生きた男たちのドラマである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-06 00:00:00
318961文字
会話率:39%
一度戦争に行った人間が再び招集されて悲惨な目に遭う話。
最終更新:2022-10-23 19:00:00
413698文字
会話率:43%
2022年、八月。
世界が終わった。いや、厳密に言うなら少なくとも日本は終わった。
俺は見てないが地上は光と熱、それに莫大なエネルギーに包まれたらしい。
それからは、ずっと、地下暮らしだ…。
最終更新:2023-01-12 16:26:54
29841文字
会話率:48%
八月のとある日。
近所の祭りに来た幼馴染の二人は、その雑踏の中で――
最終更新:2022-12-10 12:12:36
931文字
会話率:67%
僕の色って何だろう。
君の色って何だろう。
八月の空に自分たちを探して。
最終更新:2022-11-12 15:25:42
1911文字
会話率:29%
福島県に住む主人公「天津川 勇児」と仲の良かった幼馴染みの「柳川 律子」は、ある日突然離ればなれになる。だが、この時、主人公は彼女の身に起きた悲劇に、気付くことはなかった。十年後の八月に再会を果たすが、暫くの間、謎は解けないまま物語は進行し
ていく。彼女の身に起きた謎が段々と明るみになっていくヒューマンドラマ小説である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 11:52:01
12297文字
会話率:75%
昭和十五年八月。港には少年と俯く異国の少女の姿があった。
「私、帰る事になったから、きっともう会えないと思う。さよなら」
その後、戦争が始まると少年も戦地に赴く。少女の国と戦うために。
昭和二十年四月。青年は沈みゆく洋上の城に居た。
俺も
ここまでかと目を閉じると轟音と共に意識が消えた。
目を覚ますと何故か居る異国の少女。あの頃と変わらぬ笑顔のままで。
どうやら開戦前に戻ってきたらしい。
変えてやる。彼女から笑顔を奪った開戦の歴史を……
※この作品は「カクヨム(https://kakuyomu.jp)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-18 20:14:06
37657文字
会話率:48%