22歳のクララは、父の爵位を継いでマグラス伯爵家の当主となるはずだった。
しかし、妹のイザベラに次期伯爵の座を奪われてしまう。イザベラはさらに、クララの婚約者デリックまで奪っていった。実はイザベラとデリックは、浮気関係にあったのだ。
で
も。クララは全然悔しくない。今日ものんびりまったりと、花壇で土いじりをしている。
彼女は社交場よりも花壇を愛し、花や野菜を育てるスローライフを切望していたのだ。
「地位も権力も結婚相手もいらないから、のんびり土いじりをしていたいわ」
そんなふうに思っていたとき、一匹の黒猫が屋敷の庭へと迷い込んでくる。艶やかな黒い毛並みと深緑の瞳が美しい、甘えん坊の仔猫だった。
黒猫を助けた縁で、『飼い主』を名乗る美青年――レナス辺境伯家の次期当主であるジェドとも妙なご縁ができてしまい……。
「俺の猫を保護してくれてありがとう。猫を助けてくれたついでに、俺のことも助けてくれないか? 俺の妻になってほしいんだ。契約結婚で構わないんだが」
「……はい??」
とんとん拍子に話が進み、レナス家に嫁入りしてしまったクララ。嫁入りの報酬として贈られた『わたし専用の畑』で、今日も思いきり家庭菜園を楽しみます!
病弱なジェドへのお見舞いのために、クララは花やハーブ料理を毎日せっせと贈り続けるが……
「あら? ジェド様の顔色、最近とても良くなってきたような」
一方、クララを追い出して喜んでいた妹&元婚約者のもとには、想定外のトラブルが次々と……?
――これは予期せぬ嫁入りから始まった、スローライフな大事件。
クララと甘えん坊の仔猫、そして仔猫にそっくり過ぎる訳アリな旦那さまが繰り広げる、ハッピーエンドの物語。
* 併載:カクヨム
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 12:20:00
123496文字
会話率:48%
結婚は不幸の始まり。バルデン伯爵家の次期当主であるユディットは、夫テオドアの不貞と度重なる自領の水害対策に苦しんでいた。ある日、王太子夫妻からお茶会の招待状がユディットと夫宛てに届く。そのお茶会の席で出会った、王太子妃とテオドア。どうやら王
太子妃は、テオドアを愛人としてご所望のようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 18:03:33
9019文字
会話率:40%
大切な婚約者に、浮気されてしまった……。
男爵家の私なんかより、伯爵家のピア様の方がきっとお似合いだから。そう思って、素直に身を引いたのだけど。
なんかいろいろ、ゴタゴタしているらしいです。
最終更新:2022-10-28 00:27:38
3119文字
会話率:50%
朝起きると、異世界にいた。
僕は伯爵家三男のルイの体に乗り移ってしまった。そして、転生するときに得たアチーブメントという力を使って、経験を積めば積むほど強くなっていく。
冒険の途中で新しい仲間も増えて、楽しい冒険ライフを送れると思
いきや、黒い影が近付いてくる。無事に、黒い影を消し去り、仲間たちを助けることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 06:09:58
50766文字
会話率:38%
最愛の妹である菜々美と兄である祐輔。二人はどこにでもいる普通以上に仲の良い兄妹だった。
ふいのトラック事故から妹を守ったことにより異世界に転生することになった主人公の物語。
女神様からもらった能力を活かし、新しい人生をどう生きるのか妹に再
び出会うことができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 21:56:20
448147文字
会話率:38%
名門伯爵家の令嬢セレナは、政略の道具として“竜を従える男”リュクス・ヴァルグランのもとへ嫁ぐことになった。だが結婚式当日に姿を見せた彼は無口で冷たく、夫婦関係も仮初めのものだと突き放される。
孤独な塔での生活に戸惑いながらも、セレナは自分
なりに彼に歩み寄ろうと決意する。そして知ったのは、彼が“竜の血を引く者”であるという秘密――人と竜のはざまで孤独を抱える彼の姿だった。
「飼いならしてくれ。お前だけが、それができる気がする」
これは、不器用で優しい竜と、強くしなやかな令嬢が育む愛の物語。雨の日も、風の夜も、彼の翼が広げられるその下で、彼女は少しずつ本当の愛を見つけていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 18:10:00
8064文字
会話率:44%
ブラック企業で働き詰めだったOL・美月は、激務の果てに心臓がキュッと鳴ってそのまま他界。しかし目覚めた先は、まさかの異世界——しかも伯爵家の箱入り令嬢「アメリア(7歳)」に転生していた! ふわふわドレス、執事とメイドに囲まれたお姫様ライフに
、ご満悦。
けれど、どうやら前世での“ストレス値MAX生活”の反動か、転生特典として「聖女級の奇跡の力」が付いてきたらしい。
そんな力、絶対バレたら働かされるに決まってる! スローライフが壊される!
アメリアは、日々起こる事件を(うっかり)解決してしまいながらも、手柄はすべて幼馴染の王太子・レオン(10歳)に押し付ける。
「また僕のせいになってるけど……まあいいか、君が笑ってくれるなら」
これは、そんなアメリアとレオンによる、ほんわかでちょっぴりドキドキな、スローライフ系ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 15:22:24
13272文字
会話率:51%
王様は外遊ばかりで、女王様のイデアを放りっぱなし。
退屈な女王様は、今日も生意気ざかりの3人の王女達と社交界のスキャンダルを楽しそうに話す。
「そうよ、社交界の令嬢達のスキャンダルを解決して差し上げましょう」
女王様は、3人の王女達と最
高の暇つぶしを考え出した。
そこで、幼馴染で国の諜報機関で働く伯爵家の3男坊をリーダーに、令嬢達のスキャンダルを調査し、解決する捜査網を作る事にした。
昔、女王様に告白してフラれた伯爵家の3男坊クレストは、それをネタにされて断れない。
彼は仕方なく、女王様の恋愛捜査網を立ち上げるのだった。
元軍人で、ワイルド系超イケメンのダルビッシュ。
子持ちの公爵夫人だが裏の顔は女スパイである20代の美しい娘ミレディ。
インテリで眼鏡っ子の女性記者ライア。
4人は、時には身分を偽り、社交界で令嬢達の恋愛トラブルを解決していく。
その話を女王様と、3人の王女達は今日も楽しみに待っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 12:38:13
5750文字
会話率:54%
松崎祐介は父が急激に巨大化する新興ブラック企業を経営する社長の子だったが、父の過酷なノルマで友達の父が自殺して、皆から後ろ指をさされるような扱いを受けて、本当に世の中が嫌になっていた。
そして、ある日、心臓発作を起こしたが父のイメージの
せいか誰も助けてくれずに亡くなった。
彼が意識を取り戻すと、中世ヨーロッパのような転移者がたまに現れる世界のシェーンブルグ伯爵家の双子の姉弟の弟に生まれ変わっていた。
ところが、その世界では転生者は忌避されていた上に、父のシェーンブルグ伯爵が転生者を取り締まる役目をしていた。
転生者は役に立つこともあるが害も多いので、転生者を見つけたら皇国では隔離して軟禁して研究させられるような犯罪者のような扱いをしていた。
そして、祐介の生まれた家は、その取り締まりを一手に任されていたシェーンブルグ伯爵家であった。
そのシェーンブルグ伯爵家は本来は転生者を管理する家として、転生者の技術を独り占めしている事もあり非常に金持ちの伯爵家だけれども皇国の貴族たちからは軽蔑されて軽く見られていた。
姉は可愛らしくて頭が良かったが、性格がやばくて弟の本来は長男であるマクシミリアンを転生者として記憶が戻ったのを、すぐに見ぬき、黙っているかわりに自分の着せ替え人形として女装させて喜ぶようになっていた。
だが、それは父と姉の策略だった。
父は男の娘を生涯の研究テーマにしていたのだ。
そして、同じ<男の娘>を研究する同志として皇帝も参加して、マクシミリアンが冷血と言われる皇太子のフィードリッヒに双子の妹のマグダレーネとして嫁ぐことになった。
果たして、やっていけるのだろうか。
********************************************************
カクヨムだけで投稿してた作品です。
スマホがぼろくてポケットに入れてる間に画面に触ってしまって、第一部第二章が消える恐怖を味わいました。
バックアップとかの取り方がいろいろと違うために、また消えると怖いので、なろうにも投稿することにしました。
一応、カクヨムのみで投稿したいとやってたのもあるので、カクヨムの三話遅れくらいで投稿します。
すいません。
なろうのシステムって凄いね。
マジで。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 16:00:00
270159文字
会話率:31%
大正九年
病気のために海軍兵学校を退学した一之瀬馨は、東京の伯爵家に幼い子息の家庭教師として雇われ住み込みで働くこととなった。
そこで馨は、曄子という美しい伯爵令嬢と出会う。しかし広大な屋敷の中でひっそりと暮らす曄子には、ある秘密があった─
─折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 15:23:10
33490文字
会話率:44%
伯爵家に産まれたフィオーレは何不自由なく過ごしていた。
そんなある日、突然にその日常は崩壊した。
これは、あらぬ疑いをかけられた少女・フィオーレの復讐の物語である。
最終更新:2025-05-14 14:16:36
1004401文字
会話率:43%
公爵令嬢リゼットと伯爵家の跡取りジュリアンは、幼い頃からの婚約者同士。小さな約束の積み重ねが育んだ“優しさ”に包まれた関係は、時に甘く、時に不器用で、けれど確かに大切なものだった。
しかしある日、ジュリアンの口から飛び出した突然の「婚約破棄
(コンヤクハキ)」宣言。
その言葉に揺れたリゼットの心。デイジーの花に込めた想い。ふたりの間に積もっていた“すれ違い”と“本当の気持ち”が少しずつ浮かび上がっていく。
半分は優しさ、もう半分は──。
逃げではなく、想いを伝えるために。
これは、まだ不完全なふたりが本当の“約束”を交わすまでの、恋と成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:51:07
5335文字
会話率:32%
私、クルト・デニム伯爵は亡父の遺言に従って、男爵家の令嬢アメリを嫁に迎えた。
アメリは良く出来た妻で、私が仕事で帰りが遅くなってもねぎらってくれて、自ら厨房に立って料理を温めてくれるし、日中は侍女と共に掃除をして部屋も廊下も綺麗にして、家令
と相談して領地経営にまで乗り出すほど有能だった。
にも関わらず、舞踏会で自由奔放に振る舞う赤髪の若い女サロメに、私は一目惚れ。
彼女と逢引きを重ねた結果、私は、良妻アメリに言いがかりをつけて、伯爵家から追い払ってしまった。
ところが、赤髪の愛人サロメは伯爵夫人になった途端、本性を表して、横柄な態度となり、乱費を繰り返すばかり。
改めて、元妻アメリが良妻だったことに思い至って、私は後悔した。
が、時すでに遅し。
良妻アメリを追い出した結果、私、クルト・デニム伯爵の転落が始まってしまうのだったーー。
※ざまぁ系のストーリーですが、ざまぁされる側の視点で書かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:10:00
15179文字
会話率:14%
騎士爵家の二十歳の娘、フィリアは、長身の女性騎士だった。
そんな彼女が、将来の騎士団長と目される、二十四歳の若き伯爵家当主ライオス・バウムに見初められ、結婚した。
が、義母メリーと義妹リリーが、伯爵夫人として嫁入りしたフィリアに、
「女のく
せに高身長で、無愛想。女性らしい暖かみに欠けている」
と嫌味を言い続け、ついには、
「花嫁修行のやり直し」
と称して講師を呼び込み、鞭打つなどの嫌がらせを始めた。
すべて夫に隠れての所業だった。
だが、夫は全面的に嫁フィリアの味方だった。
腹に据えかねたフィリアが、夫に提案する。
「いっそのこと、本当のことを教える?」と。
「本当のこと」ーーそれは夫婦二人だけの秘密だ。
それを聞いた夫ライオスは、顔を赤く染めて興奮するのだったーー。
※ちょっと変則的な、ざまぁ系ストーリーです。
十五歳以上に指定したのは、念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 12:10:00
10243文字
会話率:17%
トロン公爵家に、新しい貴族令嬢が嫁いできました。
ベラン伯爵家のクリスタ様です。
とても美しく、お淑やかなご婦人でした。
ところが、義母のドルテア・トロン元公爵夫人が、何かと嫌がらせをしてきます。
地味な服を着させたり、侍女の如く掃除するよ
う強要するばかりか、鞭や棒で暴力を振るうのです。
じつはクリスタ様は二度目のお嫁さんで、トロン公爵家にやって来た最初のお嫁さんアリス様は姑ドルテアにいびられて逃げ出してしまっていたのでした。
それでも、クリスタは虐待に耐え忍んでいました。
ところが、この度、結婚することになった義妹サラ・トロン公爵令嬢のためにレースを編んであげた際、そのレースがズタズタに切り刻まれたのを見て失神してしまいました。
そして、昏睡状態であったクリスタが目覚めた後ーー。
すべてが一変したのでした。
※ちょっとホラーがかった、ストレートすぎるほどのざまぁです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 12:10:00
10574文字
会話率:12%
両親が立て続けに亡くなったロミアの元に『伯爵』と名乗る男から手紙が届く。その伯爵は、何とロミアの実の父親であると名乗り出た。
自身が養子に出されていた事実を知ったロミアが伯爵家に戻ると、公爵家長男レドの誕生パーティーへの参加を提案されたロミ
アだったが……。
「おい、誰かこの娘を摘み出せ!」
なんとレドに不審者扱いされ、追い出されてしまう。
屋敷の外に放り出されたロミアが夜風に震えて呆然としていると、そこに一台の馬車が遅れて到着した。
ロミアを心配し手を差し伸べたジュリと名乗る彼は、不審者だと誤解されたロミアから事情を聞き、彼女を伯爵家の屋敷まで送っていったのだが……。
──俺の初恋の人が、何故こんな扱いを受けているんだ……?
……素性を隠していたジュリが、幼い頃にロミアと出会っていた隣国の皇帝【氷獣の帝王】ジュリウスである事を、彼女はまだ知らない。
これは三姉妹の【いらない子】として養子に出され親に捨てられたはずの貴族の次女が、長年の初恋を拗らせたイケメン皇帝に全力で溺愛されながら、互いに支え合って生きていく恋物語です。
どこまでも顔が良く、物理的に強く、誰よりも愛が重く、一族の宿命がしんどい系の男がお好きな方の心に刺されば嬉しいです。
※この作品はカクヨム様で先行公開していた作品を、大幅に改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 07:13:59
113079文字
会話率:37%
【第一部を読まれていない方は、目次ページ上部『炎の治癒術師フラムシリーズ』より第一部からご覧下さい】
燃えるような赤い髪を持つ二十歳の女性・フラムは、伯爵家の子息と婚約していた。
フラムは長年の夢だった治療院での仕事に就き、恋も仕事
も充実した日々を過ごせる──そう思っていたのだが……婚約者オルコの浮気を知ったフラムは、口封じとして連れ攫われ、そこで胸を一突きされてしまう。
けれども、重症で倒れていたところをとある男性に発見され──
その出会いを切っ掛けに、治療院の新人治癒術師だったフラムの運命は大きく動き出していく。
これは炎に愛された女性の、愛と命の物語──
……そして、新たな波乱の物語である。
下記は第一部でのランキングです
※2018/1/11 異世界恋愛ジャンル日間ランキング1位を獲得
※2018/1/14 異世界恋愛ジャンル週間ランキング1位を獲得
※2018/10/23 「ツギクル」様にて日間恋愛ランキング1位を獲得
※2018/10/23 「ツギクル」様にて日間総合ランキング1位を獲得折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 12:07:51
40238文字
会話率:31%
【本日10/22 遂に完結‼︎】
燃えるような赤い髪を持つ二十歳の女性フラムは、伯爵家の子息と婚約していた。
フラムは長年の夢だった治療院での仕事に就き、恋も仕事も充実した日々を過ごせる──そう思っていたのだが……婚約者オルコの浮気を
知ったフラムは、口封じとして連れ攫われ、そこで胸を一突きされてしまう。
けれども、重症で倒れていたところをとある男性に発見され──
その出会いを切っ掛けに、治療院の新人治癒術師だったフラムの運命は大きく動き出していく。
これは炎に愛された女性の、愛と命の物語。
※2018/1/11 異世界恋愛ジャンル日間ランキング1位を獲得しました。
※2018/1/14 異世界恋愛ジャンル週間ランキング1位を獲得しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-22 07:00:00
286645文字
会話率:35%
オルブライト伯爵家の一人娘であるカサンドラ・オルブライトは、女伯爵として家を継ぐ予定だった。
父の親友であった勇者の残した一人息子――義弟のマイロが、家に来るまでは。
父の愛情と将来を奪われたと義弟を憎みつつあったカサンドラだが、女
神の神殿でこのままでは破滅するという啓示を受ける。そして――、
「おめでとうございます! あなたはこの世界の聖女ガチャでSSRを引きました」
数年後、魔王復活の危機に現れた聖女は、自称・縛りプレイ上等のやりこみゲーマー。
義理の弟たち「攻略対象」と魔王をあっさり倒した後、あっさり元の世界に帰って行った。
好感度を最大に上げたままの義弟と、攻略本を残して。
――白鳥の聖女は跡を濁していった。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 07:12:18
10670文字
会話率:37%
モノじゃないんですから、叩いても逆さにしても、「真実の愛」は出てきません。
何です、手にお持ちなのはハタキですか?
貴族の令息の持つものじゃ、だから部屋中掃除したって出てこないんですってば……って、あれ?
サザーランド子爵家の虐げられた前
妻の娘ジニアと、「真実の愛」で産まれた後妻の娘、義理の妹・ミリアム。
そして滞在したサザーランド家の客室で「真実の愛」を探す幼なじみの伯爵家の次男・ノーマンの短い話。
――残り物には愛がある。
※この話はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 07:12:56
10674文字
会話率:47%
――不眠の小公爵様と睡眠記録係の、純白でふわふわな偽装結婚
アリシア・コベットは、没落伯爵家の長女。
弟妹たちを支えるため、亡き母の親友・ドーソン公爵夫人の侍女として真面目に働いていた。
ある日アリシアは偶然「入ってはいけない
部屋」で、豪奢なベッドで眠る男性に「おはよう、僕の可愛い奥さん」と抱きしめられる。
彼は幼馴染で隣国に留学中のはずの長男・フィルだった。
祖母から継いだ予言の力のせいで昔からの不眠が悪化したこともあり、公爵夫妻によって密かに匿われていたのだ。
寝ぼけた彼の発言もあり「予言は夢で見る」というフィル最大の秘密を知ってしまったアリシア。
公爵夫人からのお願いで、不眠症な彼の安眠の実現と、寝言と睡眠状況を記す係――寝室に入れる立場の仮の妻として、偽装結婚をすることに。
「室温と湿度よし、ホットミルクにふわふわお布団。心おきなくお休みになってくださいね」
「昔みたいに僕に羊を数えて欲しいな」
アリシアの工夫の甲斐あって安眠は実現されるかに思えたが……間もなく、フィルの存在が、予言をあてにする王太子たちにばれることになる。
暗号の書かれた手紙と共に、彼らは脅迫する。
「妃と愛妾、いずれに子ができるのか予言せよ。さもなくばアリシア・ドーソンは無実の罪で裁かれるだろう」
そこでフィルは全てを終わりにするために、一計を案じることにし……。
※この話はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 19:32:29
10004文字
会話率:44%
セシリアはハート伯爵家の長女だった。
婚約者は幼馴染のシモン・ベルトラン。
平穏に暮らしていたはずが、去年引き取られた、異母妹のアリアとシモンが惹かれ合っているのに気付き、人知れず悩み、苦しむのだった……
最終更新:2025-05-14 06:31:01
163670文字
会話率:27%
母と妹の浪費で破産寸前のヨハンネス伯爵家で、長女のアイリスが身売り同然で40歳年上の59歳のオイゲン侯爵の後妻に嫁がせられようとしていた。
すっかり諦めていたアイリスだったが、9年前に婚約解消した神聖騎士団の副団長、リヒターが何故かアイ
リスを買い取る事に。
「金を払ってでも好きと言われたい!」
片思いをこじらせていたリヒターの、斜め上の暑苦しい溺愛が始まった。
*完全なラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 19:33:51
9098文字
会話率:29%
魔女の国――ユリリア国。
住んでいるのは女性だけ、魔法と呼ばれる力を扱う存在。
エネミット王国の孤児院で育ったあたしは伯爵家の使用人として働いていた。
跡取りのウィリアムと婚約を果たし、あたしの人生は順風満帆。
と、思っていた。
それは
たった一夜で壊れていく。
どうやらあたしは”魔女”と呼ばれる存在で、エネミット王国からすれば敵となる存在。
衛兵から必死に逃げるも捕まったあたしは王都へと護送される。
絶望に陥る中、現れたのは白馬に乗った一人の少女。
どうやら彼女も魔女であたしを助けに来てくれたみたい。
逃げるには護衛を倒さないといけない。
少女は魔法と呼ばれる力を使って無力化を図る。
でも、少女が魔法を使うにはあたしとの”口づけ”が必要で――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 02:23:37
173779文字
会話率:39%
幼馴染の彼女(金持ち)のため、女装して奮闘する彼(貧乏)の物語。
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パートリッジ伯爵家は困窮していた。
ジェフリー・モートという商人の甘言に乗って借金を重ね
てしまったからだ。
このまま没落するかと思われたパートリッジ伯爵家だが、有り余る財産で新興貴族となったジェフリーからひとつの提案があった。
「私の娘サラに貴族としての振る舞いを教えてください。期間は半年、サラが社交界デビューをするまでです。そうしたら借金をいくらか帳消しにして差し上げましょう」
こうしてパートリッジ伯爵の娘エレノアは家のため、サラに貴族の振る舞いを教えることになった。
……のだが、当のエレノアは、
「あんな家の娘に教えを授けるなんて、絶対に嫌ですわ!」
と、断固拒否の姿勢を貫く。
困ったパートリッジ伯爵はもう一人の子どもに泣きついた。
こうしてパートリッジ伯爵の『息子』グレアムは女装し、エレノアのフリをして、サラに貴族の振る舞いを教えることになった。
すべてはパートリッジ伯爵家の存続のために。
――とは、見せかけだけの話。
実は家のためではなくて、ほのかな恋心を抱いていたサラのためだけれど、それはグレアムだけの秘密だ。
果たしてグレアムはサラに女装だと気づかれるなく、教師役を完遂できるのだろうか?
だけど多分、サラはグレアムの正体に――。
---------------------------------------
※女装男子ですが男の娘ではありません。
※不定期にのんびり更新していく予定です。
※タイトルに★がついてる話にはイラストがあります。
※イラスト:むなかたきえ様(X(旧ツイッター):@kkkie_m)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 21:11:57
87596文字
会話率:38%
「あれ? 私どうなったのかしら?」
私は、メイドとして働いていた伯爵家で倒れていた。
正確に言えば、ここの家のお嬢様に足をかけられて、転んだのだ。
私はリビドー・ダンロ男爵の庶子アガサ。
母が亡くなり引き取られたが、男爵夫人マーブ
ル様は優しい人だった。
「女はいつの時代でも生き辛いわね。私も父の言うままにここに嫁ぎ、夫になった男には何も言えないのよ」
なんて疲れた顔をして、明け透けな話もしてくれていた。気心が知れる程好きになり、私は本当の母のように家事や身の回りのことを手伝い尽くした。一人でも味方がいるのは、とても嬉しいことだった。
逆に血の繋がった筈の、リビドー様の顔を見たのは数える程度だ。
リビドー様はマーブル様のことはほったらかしで、多くの愛人を囲っている。本邸であるここに、戻ることは殆どない。
領地経営はマーブル様が行い、本人は社交と言って遊んでいるだけ。親に決められた結婚を嫌がり、マーブル様には指一本も触れていないそうだ。当然子供もいない。
かと言って平民庶子の私が、後を継ぐことはないと思う。
きっと政略結婚と言う駒に使うつもりだろう。
そうでなければ、今まで歯牙にもかけず祖母と暮らしていた私を、15歳になってから引き離すことはない。
そのことをマーブル様も気づいているのだ。
何か月か過ぎた頃、マーブル様がこう告げてきた。
「貴女は外で働いて、お金を貯めなさい。いつでも此処から逃げられるように。大丈夫よ、リビドー様には学校に行ってるとでも言っておくから」
私は瞬いてマーブル様を見た。
頷くマーブル様は言う。
「貴女は逃げなさい。何の誓約もないのだから」
その話をした後、伯爵家への仕事の紹介状を渡してくれたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 17:21:57
29489文字
会話率:23%
ラジャーニエよ。俺は貴様との婚約は破棄して、愛しいサブレーヌと結婚する。貴様はこの邸から即刻去るのだ」
婚約破棄を叫んでいるのは、伯爵令息のリンゼール・ガルダ。彼の最愛は、ラジャーニエの義妹のサブレーヌだと言う。
リンゼールとラジャー
ニエは、親同士が決めた利害が絡む政略結婚の相手だった。
ラジャーニエ・クラウテンは格上の侯爵令嬢であったが、父親の無理な商会経営は多大な悪化を辿り、侯爵家は借金まみれであった。
ラジャーニエの母、ダブリエは病で寝込んでいたが、彼女が12才の時に逝去した。
亡くなる前に、形見のロザリオをラジャーニエに首にかけて囁く。
「ラジャーニエ、弱い母を許して。
一人残された貴女は、きっとたくさんの困難が待ち受けているでしょう。でも私(わたくし)はずっと見守っていますよ。貴女が幸せになれるように。
だから諦めずに頑張るのですよ。
そして何を奪われても貴族としての誇りを守り、毅然としていなさい。
奪われてはいけないのは、そのロザリオだけ。
必ず味方は現れます。
残念ながらレンバック、貴女の父は信用に値しません。
こんな場所に残していって、ごめんね。
愛しているわ。私のラジャーニエ…………………」
ダブリエは最期の時まで娘を心配していた。
夫であるレンバックは、ダブリエに全てを頼り遊び歩いていた。だが彼の言い分は勝手なものだった。
「妻は何にでも口を出して、俺を否定するんだ。だからもう、俺は妻の好きなようにさせてやってるんだ。その分少し、好きなようにさせて貰ってるけどな。はははっ」
レンバックの回りには彼にたかって遊ぶ悪い者が多く、彼はそれに気づかず煽てられて散財していた。
ダブリエは口出しではなく、詐欺や無謀な投資を止めるように注意しただけだ。レンバックのせいで今まであった侯爵家の蓄えは減り、彼女は知人から借金をしたが財政は火の車だった。
何とか伝手を辿り、やりくりをしていたダブリエが病に倒れ、それに目をつけたのがガルダ伯爵家。リンゼールの父親マイルだった。
マイルは息子のリンゼールを婿に入れ、借金を支払うことで逆らえなくし侯爵家を乗っ取ろうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 19:11:07
17315文字
会話率:25%
「やっと、愛する家族と暮らせる日が来た。可愛いフランシーヌとパシェルよ、ずいぶんと待たせてしまったね。でももう大丈夫だ。
それとアンネットよ、お前とはここでお別れだな。今日からは我が両親が養父母となる。迷惑をかけるんじゃないぞ」
「さ
よなら、お義姉様。わたしにお父様を譲ってくれて、ありがとう」
歪な笑顔で話す義妹。
それだけ言えば、もう関心はアンネットから離れ、フランシーヌ達に向うチェント。彼女達がお茶を楽しんでいた応接室から、アンネットと前伯爵夫妻は踵を返した。
「嫌な思いをさせて済まないな」
「ごめんなさいね、アンネット」
「心配しないで。大丈夫ですわ」
生まれ育った生家に別れを告げた、アンネットと前伯爵夫妻は感慨に浸りながらも歩き出し、その場を後にした。
アンネットは、アイモンドール伯爵家の長女。
フランシーヌは、彼女アンネットの異母妹だった。
チェント・アイモンドール伯爵は、彼女達の父親。
アンネットの母ジャクリーンは既に伯爵家にはおらず、今は平民の愛人であったフランシーヌの母親パシェルが伯爵夫人に納まっている。
ある日、渓谷で伯爵家の壊れた馬車が発見されたが、母と馭者の姿は発見されず、失踪届けが出されたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 14:05:34
26601文字
会話率:21%
騎士団長で伯爵家当主の夫から無駄使いするデブと言われたエルメス。何をしてきたか理解出来ない夫とは離婚して、求婚してきた侯爵の領地に行きますわ。強気でポジティブで重量重めな悪役令嬢です。
最終更新:2025-05-13 17:10:00
51123文字
会話率:70%
フルール・ルグロ 十七歳。
由緒正しきルグロ伯爵家の伯爵令嬢である。
食べることが大好きで豊満な体型をしているが、家族全員が同じような体型のため何も気にせずに毎日美食を楽しんでいる。
そんなフルールの十七歳の誕生日に、城から夜会の招待状が届
く。
城で振る舞われる料理に心躍らされるフルールだったが、その他にも夜会に行きたい理由があった。
それは、ずっと憧れていた人に会って一緒にダンスを踊りたいという願いがあるからだった。
家族や使用人たちの見送りを受け、フルールは一人、城の夜会に向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 11:33:56
21236文字
会話率:35%
「エレノア、お前との婚約を破棄する。出涸らし令嬢のお前とは一緒になれない」
代々聖女を輩出するクローディア伯爵家に生まれながらも、魔力0の「出涸らし令嬢」と蔑まれるエレノア・クローディアは、17歳の誕生日に婚約を破棄される。
婚約者を
奪ったのは、実の妹、セシルだった。
そして、呪われた公爵、ローガン・ラインハルト公爵に嫁がされることになり——
「エレノアをもらってくれるのは——ラインハルト公爵だ」
「お姉様……人生終了しましたわね。あら、でも、お姉様の人生はもともとなかったですわね。ふふ」
エレノアの人生は終わったと皆が思っていたが、
「愛する君を傷つけた君の実家を、絶対に許すことができない。家ごと破滅させよう」
見た目は怖いが優しいローガンと、かわいい義理の息子のエレンと一緒に、エレノアは幸せになっていく。
しかも本物の聖女はエレノアだとわかり、エレノアを迫害した実家はピンチに陥り——
「本物の聖女を迫害した責任、取れますね?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 00:18:35
5271文字
会話率:29%
「エレノア、お前との婚約を破棄する。出涸らし令嬢のお前とは一緒になれない」
代々聖女を輩出するクローディア伯爵家に生まれながらも、魔力0の「出涸らし令嬢」と蔑まれるエレノア・クローディアは、17歳の誕生日に婚約を破棄される。
婚約者を
奪ったのは、実の妹、セシルだった。
そして、呪われた公爵、ローガン・ラインハルト公爵に嫁がされることになり——
「エレノアをもらってくれるのは——ラインハルト公爵だ」
「お姉様……人生終了しましたわね。あら、でも、お姉様の人生はもともとなかったですわね。ふふ」
エレノアの人生は終わったと皆が思っていたが、
「愛する君を傷つけた君の実家を、絶対に許すことができない。家ごと破滅させよう」
見た目は怖いが優しいローガンと、かわいい義理の息子のエレンと一緒に、エレノアは幸せになっていく。
しかも本物の聖女はエレノアだとわかり、エレノアを迫害した実家はピンチに陥り——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 02:58:52
4160文字
会話率:28%
「エレノア、お前との婚約を破棄する。出涸らし令嬢のお前とは一緒になれない」
代々聖女を輩出するクローディア伯爵家に生まれながらも、魔力0の「出涸らし令嬢」と蔑まれるエレノア・クローディアは、17歳の誕生日に婚約を破棄される。
婚約者を
奪ったのは、実の妹、セシルだった。
そして、呪われた公爵、ローガン・ラインハルト公爵に嫁がされることになり——
「エレノアをもらってくれるのは——ラインハルト公爵だ」
「お姉様……人生終了しましたわね。あら、でも、お姉様の人生はもともとなかったですわね。ふふ」
エレノアの人生は終わったと皆が思っていたが、
「愛する君を傷つけた君の実家を、絶対に許すことができない。家ごと破滅させよう」
見た目は怖いが優しいローガンと、かわいい義理の息子のエレンと一緒に、エレノアは幸せになっていく。
しかも本物の聖女はエレノアだとわかり、エレノアを迫害した実家はピンチに陥り——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 21:30:26
3034文字
会話率:29%
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴー
レムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 22:00:00
259280文字
会話率:31%
過労で倒れた私は、未プレイの乙女ゲーム・『呪われた王子と、救いの姫君』の世界に転生してしまう。
転生先は、唯一知っていたサブキャラクターの悪役令嬢・『リリアーヌ・ブランシャール』だった。
リリアーヌには美しい義理の姉・『クローデット・ブラン
シャール』がいたのだけど……。
彼女の態度も距離も日増しにおかしくなり、妙にドキドキさせられてしまう私。
実はクローデットの正体は、この国の第一王子・『クロード』で――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 19:50:50
11153文字
会話率:39%