ナタリアはイグナート旦那様を心から愛し、また大鷲族のイグナート公爵も妻を溺愛していた。
しかし。
「──っ、ありえない。君が私の【運命のツガイ】でないなど──」
大好きな旦那様からの言葉と手を振り払われただけだったのだが、階段傍だったことも
あり、そのまま階段から転げ落ちてしまう。
夫の混乱する声と暴走を聞きながら亡くなったのだが、時が戻り事件の一ヵ月前に戻ってくる。
自分が【運命のツガイ】出ないことに落ち込むも、未来の時間軸で妊娠していたことも知り、自分の子供、最悪の未来を変えるためにも別居あるいは療養したいと旦那様に伝えようとするのだが──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 08:09:11
20506文字
会話率:50%
父を喪った瀧沢春佳は、母の涼子との二人暮らしとなったが、母の虐待を看過できなかった兄の冬夜に引き取られ、兄と暮らす事になる。
自分とはまったく出来の違う優秀な兄に憧れがあったはずなのに、春佳は冬夜に違和感を抱いていく。
これは、家族が抱える
秘密の話。
※ ラノベ向けではありません。暗くて重たい話です。
※ 読んでいて不快になる表現もあります(虐待関係)。
※ アルファポリス、エブリスタ、カクヨムにも転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 06:30:00
147516文字
会話率:20%
スラム街で生まれ育ったオッドアイの瞳を持つラヴィは助けられた印象深い紅い瞳のロイの元で暗部組織の工作員として生活するようになる。そこでの様々な経験を経て、ラヴィが決断を迫られた時にどの取捨選択をするのか。喜怒哀楽を知らない少女が孤高の男を
救い、救われるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 22:00:00
105716文字
会話率:42%
ある悩みを抱えた人々を中心に、陰ながら噂になっている店がある。
訪れた者曰く、その店には客の欲しいものが必ず揃っている、という。
どうしても失くしたくなかった大切なものや、もう失ってしまったと思っていたかけがえのないものが、その店
では見つかるらしい。
アストノズヴォルド帝国の城下町・フォルトゥナの端の端。地図にも載らないミセリア地区の入り組んだ路地の奥。誂えたような行き止まりの先。
一見したところ、これといった特徴のないように見える二階建ての建物。
汚れのない灰白色の壁、落ち着いた光沢のある青銅で出来た円蓋状の屋根。薄暗い路地に不釣り合いなほど綺麗な装飾の看板が目を惹く。
『ミラージュ・ドゥ・シュヴァルツ』
店主は、透き通った白銀の髪に柘榴の瞳を持つ美しい女性。
そう、ここは人の心を守る魔導具店。
___今、物語が幕を開ける。
これは、ある一人の少女による、あいをいかして、あいをわすれて、あいをころす、そんなあいのものがたり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 02:59:02
117118文字
会話率:42%
幼い頃から本が好きだった主人公・石川優衣花は、世の中のすべての物語が自分だけのものだと思っていた。しかし、ある日友達のあみちゃんが自分と同じ本を読んでいることを知って、自分が大好きだった自分だけの宝物を汚されたと感じて絶望する。そして、正真
正銘の自分だけの物語を手に入れるため、優衣花は歪な『創作活動』に勤しむようになるが、それが原因でみんなと同じように"普通"に生きることが難しくなっていく。そんな中で、人の目を気にせずに生きる優しくて不思議な少年・クマくんと出会うことで、彼女の日常は劇的に変化することになる。
<本作品はコミティア150にて頒布予定の『カモメの行方/私だけの宝物』の収録作です>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 23:01:32
29049文字
会話率:33%
誕生日には一緒にケーキを食べよう。
何ケーキがいいかな。君の好きなチョコケーキにしよう。
ふとした日常の大切さ、その暖かさ、幸福を知る人に贈ります。
最終更新:2024-11-16 00:38:10
990文字
会話率:0%
息子を殺された母親の切ない逃亡生活。
最終更新:2024-11-15 18:53:06
731文字
会話率:50%
王国の守り巫女である撫子は、人々の願いを聞き神に国の平和と人々の願いを伝え、祈りを捧げることが役目である。
守り巫女である彼女には、決して破ってはならない掟があった。
それは、彼女自身は何も願ってはいけないというものである。
願いなど持つこ
とを許されず生きてきた彼女だったが、ある男との出会いをきっかけに彼女は禁忌を犯すことになる。
これは、禁忌を犯した巫女と巫女に愛された一人の男の切ない愛の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 16:46:51
580文字
会話率:40%
安楽死が認められた世界。亡骸を埋葬するための山が自分の町に建てられた――。
《自らで死を管理する》という名目で個人の選択として安楽死が国で認定されるようになった。
自ら死を選ぶ人は多く、いつしか、安楽死を選んだ人のみを埋葬する場所を建設する
ことになった。【卒塔婆山】。田舎の町に住む私の家付近に建てられた“人口の山”。
向かいに見える山を見たくなくてカーテンすら閉めっぱなしにしてた私だけど、通学途中に山でうろつく不審な人物を見かけて……?
この作品はエブリスタ、カクヨムに掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 17:33:20
5110文字
会話率:38%
幽霊が出る噂の病院の駐車場。ある日、病院の駐車場でひとり花見をする青年に出会って……?
この作品は小説投稿サイト『エブリスタ』にも掲載しています。
最終更新:2024-07-16 17:36:11
7927文字
会話率:47%
彼女の涙は受動的な感動では流れてくれない。
人によって涙を流す理由はそれぞれだが、やはり涙を流す時には大切な存在が傍らにいる。感動とは何かについて考えました。
この作品はエブリスタにも投稿しています。
最終更新:2022-11-06 15:39:26
3543文字
会話率:47%
代償は灰となって地表に降り注ぎ、驕りは罪となって地表に顕現した。
未だ戦争の爪痕を残る世界。
灰に覆われた大地を歩き、青年は自らの運命の終着点を目指す。全ては、平和な世界の為に。
その傍らに佇む少女を妻と呼ぶのなら、二人の愛は強く、そして
儚い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 20:25:54
6842文字
会話率:33%
子爵家の庶子として兄とともに不遇の幼少期を過ごしたリーラだったが、キンブリー一家の不慮の事故により、兄が子爵位を継いだ。これからは穏やかな暮らしが続くと信じていた矢先、前子爵の喪が明けた翌日に、ロシェット青年伯爵が訪れる。それによって前子爵
が生前残した借金が発覚。契約書には担保として娘のリーラを差し出すという内容が。借金の一括返済する余裕はない。リーラは決意し、借金の担保として彼の元へ嫁ぐことに。そこからリーラ冷遇される新婚生活がはじまるが……。
一方ロシェット伯爵ことクロードは復讐のために娶ったリーラのことが気になりつつも、妻として扱わずに虐げる。その復讐がまったく無意味なものであるとも知らずに……。
*お互い惹かれ合いつつも、許せない妻と後悔して償うも空回りな夫の恋愛物語です。
*健気にがんばるタイプのヒロインではない&前半ろくでもないヒーローのふたりが主役ですので、ご注意ください。
*20時更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 20:00:00
172280文字
会話率:33%
ルイミ村という、一年の大半を雪に埋もれて暮らす村に、『雪の雫』と呼ばれる宝石を探しに来たエリックは、帰る時期を見誤り遭難してしまった。何件家を回っても、だれも手を差し伸べてはくれない。雪がやむまで家に泊めるということは、『雪ごもり』の期間、
他人を居候させると同義だったからだ。唯一救いの手を差し伸べてくれたのは、村人サラ。サラの勘違いから、エリックは旦那様として彼女と暮らすことになる。
*R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 20:00:00
62804文字
会話率:27%
平凡な高校生、旗山蒼生の運命は、数年ぶりに再会した美しい従姉妹たちとの共同生活を始めた瞬間、一変する。名門一糸学院の理事長の娘で、学院一の人気者である一糸陽葵との甘くも切ない日常が始まり、彼は周囲の注目を浴びることに。学園内では、陽葵を狙う
不良たちや、学院の権力争いが渦巻く中、蒼生は彼女を守り抜くことを決意する。
友情と恋愛が交錯し、蒼生と陽葵の関係は徐々に深まっていく。しかし、立ちはだかる数々の障害が、ふたりの心を揺さぶる。学園のヒーローに成長するため、蒼生は自らの信念を貫き、仲間とともに困難に立ち向かう。彼の青春は、無敵の勢いで駆け抜けていくのである。
※この小説はカクヨム、noteにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 18:00:00
120150文字
会話率:62%
魔道具店を営むラヴェンダーには、ヘクターという同居人がいた。
二人に血の繋がりは無かったが、10年もの間本当の姉弟のようにお互いを思い合って暮らしていた。
しかし突然その温かい家庭が終わりを迎える。大切だからこそ、幸せを願って離れることを決
めるラヴェンダー。
離れていてもいつかは戻れると信じていたヘクター。
ラヴェンダーとヘクターの過去は、二人の関係を破綻させるのか修復させるのか。
これは不器用なラヴェンダーと、生真面目で腹黒いヘクターの切ないすれ違いストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 11:00:00
89175文字
会話率:43%
祖国が滅亡し、降伏して敵国に囚われた皇女フィリシア。彼女は前世の記憶を取り戻し、虜囚としての現状を冷静に受け入れる。
そして敵国の将軍であるライザークは、フィリシアを処刑せず、豪奢な部屋に軟禁する。戸惑いつつも、受け入れるフィリシア。ライ
ザークはフィリシアの聡明さを高く評価し、政治的な助言を求めるようになる。
次第に2人は信頼関係を築き、フィリシアは影の宰相のような存在として国政に関与していく。やがて、2人の間には深い愛情が芽生え、国民と平和のため、新たな未来を共に歩む決意を固めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 17:04:03
6968文字
会話率:48%
――わらわは、きっといつか、お前の在る場所で咲こう
名門の相神家の長男・周は嫡男であるにも関わらずに裏庭の離れにて隠棲させられていた。
けれども彼は我が身を憐れむ事はなかった。
忘れられた裏庭に咲く枝垂桜の化身・花霞と二人で過ごせる事を喜
んですらいた。
花霞はそんな周を救う力を持たない我が身を口惜しく思っていた。
二人は、お互いの存在がよすがだった。
しかし、時の流れは何時しかそんな二人の手を離そうとして……。
【以前掲載していた作品を再投稿したものです。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:42:54
15092文字
会話率:10%
道南・函館市のある場所に、その硝子工房はあった。
好きなことに熱中すると生活がおろそかになる職人のセイと、助手である仮面の青年ヨル。そして喋る看板猫のつつじ。
穏やかに時間の過ぎゆく工房で、二人と一匹は楽しく、どこか不思議な日々を過ごしてい
た。
この優しい日々が何時までも続いていくのだと思っていたある日、ヨルがセイに願う。
――自分の為に『星』を作って欲しいと。
セイは戸惑い、見え隠れする『何か』を感じながらもヨルの為に作り上げようとする。
いつか辿り着く場所への、導きの星を――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:34:58
103486文字
会話率:16%
少女は青年と出会い、ほんとうの『世界』を知る……
不思議な霧に閉ざされた半島にある、とある帝国にて。
ウルリーケは『枯れ谷』と呼ばれる辺境の土地へと向かっていた。
本来嫁入りする筈だった相手の命令により、有難くない二つ名と共に、顔も見た事
もない相手に嫁ぐ為に。
そこに居たのは、移ろうものと彼女を拒絶する美しい男性と不思議な双子の使用人。
それまでの『世界』を失った少女と『世界』を閉ざす青年がであった時。
彼女と彼の『世界』と果ての大地に、彩が蘇る物語が始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 12:00:00
113183文字
会話率:12%
【愛し合えないまま死に別れた二人のやり直し下克上ロマンス、開幕――!】
「最初に言っておくが、君と必要以上に親しくするつもりはない」
婚約者の第二皇子シオンに初対面で突き放されてからずっと愛されずに生きてきたアイシャは、父が身に覚えのな
い反逆罪で処刑され、さらなる地獄へ突き落された。絶対的権力者である聖下リヒトの手籠めにされ、最後は自身も惨殺されてしまう。
だがなぜか時は遡り、父が処刑される日に舞い戻った。
これから父は殺され、母は壊れ、家臣たちは吊るし首になり、友は謀殺されてしまう。今度こそ大切なものを守るため、アイシャは自国領の騎士たちを率いて戦うことを決意する。
その勇猛な戦いぶりからやがて「刃物姫」と揶揄されるようになった彼女の前に、元婚約者のシオンが突然姿を見せたのだが……。
「今まで伝えられなかった分、言葉と行動で尽くしたい。伝えないと俺の方がおかしくなってしまいそうなくらい、アイシャに溺れてる。初めて君を見た時から、ずっと」
それまでの冷たい態度が嘘のように、アイシャを溺愛するようになったシオン。
愛を知らずにいたアイシャは漠然とした不安から彼を遠ざけようとするが、秘められた真実を知って、心を開き始める。
三度目はない。ここでやり直す、全てを。
死を越えた先でようやく愛し合えた二人が、腐敗した皇家と女神の狂信者たちへ宣戦布告する――。
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こちらはカクヨムで開催されている「『その溺愛、過剰です!?』コンテスト」の参加作品になります。そちらでも掲載しています。
応募規定の6万字で一旦完結しますが、募集終了後に加筆予定です。
レイティングは念のため。直接的な表現はありませんが、苦手な方はご注意ください。
物々しい雰囲気に感じるかもしれませんが、根本は明るく楽しい異世界恋愛作品です(本当です、信じて下さい……!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 07:35:03
81474文字
会話率:42%
其の煌めきと美しさはアダマスの石言葉を持つダイヤモンドの輝きだと評され5億年の時を経て形成され語り継がれ夢の石と云われているハーキーマーダイヤの知られざる切ない伝説を…
ほんの少しだけ時間を預けて
覗いてみたくはありませんか?
最終更新:2024-10-29 23:07:30
2894文字
会話率:93%
ハロウィンを巡る、ある高校生カップルの切ないお話。
最終更新:2024-10-28 11:44:05
4152文字
会話率:41%
とある拘置所に勤める青年、木原真司。
彼はこれまで10年間、平凡かつ平坦な日々を送ってきた。
そんな彼の生き様は、5年前に起こった無差別殺人事件の犯人である死刑囚、鹿口梨愛との出会いによって変わった。
男看守と女死刑囚。近いようで遠い、
二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 14:10:00
9000文字
会話率:39%
連載「皇后の愛と憎しみとそれは 全てはその日の為に」
連載「アフェルキア大公子妃物語」の登場人物
アフェルキア公国のエリザベート・ディア・ハドルヌス侯爵夫人の回顧録
ハドルヌス侯爵夫人の夫が病の為生涯を閉じようとしたその日夫婦は今まで語ら
なかった結婚生活について互いに労わりすきたためにすれ違う結婚観。
しかし人生の終わりを迎えた侯爵が心から真実を語り夫婦は互いに理解し合い夫は旅立った。
運命に導かれるように亡くなった親友の婚約者と結婚した侯爵夫人が親友が姉の罠に落ち意図しない妊娠、出産後自殺する。その真実を探り親友の無念と遺恨を晴らそうとフェレイデン帝国皇后陛下と奮起し宮廷で紛争した日々を綴る貴婦人の半生を本人の回顧録風に短編小説にしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 07:10:33
10910文字
会話率:10%