魔王を倒した勇者と、その幼馴染の村人A。本来なら旅立った瞬間に無関係になるはずの2人は、何故か魔王討伐後も親しかった。主に勇者の執着のせいで。それに嫉妬した王女によって殺された村娘は、現実世界に転生した。彼女を追いかけてきた元勇者と元魔王と
、彼らの仲間たちまで加わって、元村娘の学園生活は波乱万丈になっていく。
・登場人物
佐藤 陽葵(さとう ひまり)……元村娘。恋愛ごとには鈍い。お人好しでのんびり屋。過去の名前はアイルーズ・マゴット。記憶あり。
御門 樹(みかど いつき)……元勇者。殺された村娘を追いかけて自分も転生してきた。アイルーズ(結愛)にはものすごく甘いし溺愛しているが、その他の人間には興味もないしどうでもいい。文武両道で品行方正なイケメンなので、学校ではかなりの人気者。転生前にアイルーズの死を直接目撃しているので彼女に対しては過保護。たまにその時の悪夢を見ることがある。転生前の名前はアルトゥール・ラドフォード。記憶あり。
来間 玲央(くるま れお)……元魔王。勇者に殺されたことは気にしていないと言いながら、何故か結愛に絡んでくる。不良グループのリーダー。こちらもイケメンなので隠れファンが多い。イジワルなところもあるが面倒見の良い兄貴で、舎弟からは慕われている。転生前の名前はグラントリー・カーティス。記憶あり。
来間 春奈(くるま はるな)……玲央の姉。元魔法使い。記憶なし。
東雲 夏穂(しののめ かほ)……結愛の友達。元盗賊。記憶あり。
御門 千秋(みかど ちあき)……春樹の妹。元戦士。記憶あり。
聖 深冬(ひじり みふゆ)……帰国子女の転校生。元聖女。記憶なし。
在里 譲(ありさと ゆずる)……玲央の舎弟A。元四天王(地)。記憶あり。
佐藤 渚(さとう なぎさ)……結愛の姉。元四天王(水)。記憶なし。
燕谷 理仁(つばたに りひと)……無口で真面目な優等生。昔はいじめられっ子で、玲央に助けられたらしい。玲央以外は勉強ができない不良グループの頼みの綱。元四天王(火)。記憶なし。
東風 薫(こち かおる)……玲央の舎弟B。元四天王(風)。記憶あり。
王生 姫那(いくるみ ひな)……元お姫様。王子様のストーカーでヤンデレ。記憶あり。
石井 柚乃(いしい ゆの)……姫那の友達。玲央のガチファンでヤンデレ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 12:55:20
58117文字
会話率:51%
侯爵夫人ミレイナ・エルフォードは、階段から転落し――すべての記憶を失った。
目覚めた先にいたのは、冷たい目をした夫ユリウスと、怯える使用人たち。
どうやら彼女は、仲睦まじい婚約者同士を引き裂き、ユリウスを無理やり自分の夫に据えた“悪女”だ
ったらしい。
執着、嫉妬、策略――誰からも嫌われ、恐れられていた過去。
けれど今の彼女には、その記憶も、理由さえも分からない。
罪悪感に苛まれたミレイナは、夫に離婚を申し出る。
すると、ユリウスは静かに、怒りを滲ませて告げた。
「……は? 離婚? 君がそれを言うのか?
俺を地獄に引きずり込んでおいて? ――そんなの、絶対に許さない」
記憶を失った“元・悪女”と、彼女を許せない夫。
歪んだ関係の果てに待つ未来とは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 06:05:05
96053文字
会話率:21%
私の世界は、完璧だった。恋人・奏との、塵一つない静謐な部屋。それは、私の価値の、唯一の証明。
けれど、彼のヘッドホンに絡みついていた、私のものではない、あまりにも美しい「一本の金の髪」
その、絶対的な美の発見は、私が信じてきた全ての物語を
、砂の城のように、音もなく崩していく。
絶望の果てに、雨の街をさまよう彼女が見たものは、憎しみか、諦めか。
いいえ。
これは、愛が死んだその場所に、新しく、そして、美しい狂気が「誕生」する瞬間を描いた、静かで、荘厳な、破滅と創造の物語。
楽曲としての「一本の髪」は2025/07/25リリースします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:10:00
13944文字
会話率:10%
「俺が一番苦労してんのに、なんであいつらばっかりチヤホヤされんだよ……」
繁華街の片隅、風営法ギリギリのガールズバーを切り盛りしていた元・雇われ店長、如月ユウ。
女の子の愚痴を聞き、酔った客の相手をし、ノルマに追われる毎日。
それでも彼の
店は人気だった。なぜなら――“売れる女の子”を見抜く“眼”があったから。
だが、そんなある日。
店の子に執着した太客が、逆恨みによるストーカー化。そして――刺された。
気づけば目の前は、異世界。
「……で、夜の街が……ない?」
そこは昼間の商業と農業が中心で、“夜遊び文化”が存在しない“健全すぎる”異世界。
だがユウは、こう考えた。
「じゃあ、俺が作ればいいじゃん」
そして始まる、異世界初のガールズバー開業!
最初は田舎のボロ家から。
元奴隷のうさ耳少女・ミーナとの出会いから始まり、訳アリな美女たちが少しずつ店に集い始める。
“スカウト達人”という唯一無二のスキルを駆使し、地道に信頼を得ていく中で、
次第に店は〈癒し〉と〈憩い〉の場に――。
だが、夜の店を快く思わない貴族や教会、嫉妬に狂う町娘、酒に酔って懐いてくる女の子たちとの誤解ラッシュ!?
さらには、「あなたの店、王城に出張しませんか?」とお姫様からのオファーまで――!?
「可愛い女の子たちに囲まれて、酒とスローライフ……理想じゃん」
ちょっとエッチで、ちょっと切なくて、でも笑えてニヤける異世界ラブコメ開店!
今宵も、カウンターの向こうで“最高の一杯と癒し”をどうぞ――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 20:45:44
6898文字
会話率:29%
ミスティアはある時ここが乙女ゲームの世界に酷似した世界であること、自分が婚約者に近づいた女に嫉妬し投獄、死刑になる悪役キャラだと思い出す。彼女は破滅回避に尽力し、ゲーム関係者に近づかないよう努めた結果、攻略対象たちはゲームに無かった病みや狂
気を現し、投獄死罪を回避するための学園生活は一歩間違えれば監禁バッドエンドの学園生活に変化していていた。
周囲の狂気を知らないミスティアは、使用人や家族を自分のデッドエンドに巻き込まないよう尽力するが、ゲームでは死者であり、ミスティアが救った人々の善意によって彼女の退路は絶たれていく。
全てが異常だらけの中、ミスティアは無事、ゲームシナリオ終了の一年間を終えることが出来るのか。
「選びなよ。選択権は君にある。君の意思でどちらを捨てるか選んで。ミスティア」
「ふふ……仕方ないなあ。いいよ。だってミスティアが俺にとって一番大事だもの」
「それじゃあお前はあいつのことが好きだと思われるだろ」
「違うんだ、これでいい。これでいいんだ。君を守ることで……俺は……」
「ひひ、お前にも見せてやるよ。人間が本当の地獄を見る瞬間をなあ!」
「ミスティアさんは、ずっと笑っていられる世界にいてくださいね」
「……お前は変わらないな、ミスティア……。今もなお、俺を助けたときと変わらない」
--悪役令嬢に ハッピーエンドはありますか?
※異録は他者視点です。
※正規の結末の他、攻略対象の個別エンド予定(ハッピーエンド、ifバッドエンド)
書籍化+コミカライズ中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:00:00
1261544文字
会話率:29%
嫉妬は執着から生まれて
執着よりも行動につながりやすい
キーワード:
最終更新:2025-07-25 00:00:00
544文字
会話率:0%
言葉足らずな彼女と、寂しがりやな彼。
「嘘をつくならバレるな、浮気は死刑」____。
嫉妬、執着を嫌うからこそ、常にどこか一歩引いた彼女・咲良は、彼の浮気に気付いてしまい…。
彼の転勤を機に、遠距離恋愛がスタートした2人の、終わりの始まり。
最終更新:2025-07-23 21:45:49
1728文字
会話率:22%
言葉足らずな彼女と、寂しがりやな彼。
「嘘をつくならバレるな、浮気は死刑」____。
嫉妬、執着を嫌うからこそ、常にどこか一歩引いた彼女・咲良は、彼の浮気に気付いてしまい…。
彼の転勤を機に、遠距離恋愛がスタートした2人の、終わりの始まり。
キーワード:
最終更新:2025-07-23 19:27:46
1723文字
会話率:22%
「ごめん、面倒みてあげたいから、当分ひなつを優先すると思う」
皆見和希は恋人の間地幸人と最近すれ違いの生活を送っている。
転校生の瀧見日夏に、幸人がつきっきりになっているためだ。
寮が同室となった二人は、意気投合したらしく、ずっと一緒に過ご
している。
さみしさと嫉妬を抱く和希だが、幸人に嫌われたくなくて、ひた隠しにしていた。
一方、日夏の方も和希に、もの言いたげだった。
日夏は和希の笑顔を「嘘くさい」と感じていて、幸人を心配する――。
ほがらか執着攻め×過去に傷ありな健気受けの甘切ない青春BLです!
※幸人×和希です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:50:00
29920文字
会話率:47%
目覚めると、修道院の中に倒れていた安藤隆。そこで出会ったのは、ひとりの美しい修道女。
その出会いこそ、全ての始まりにして終わりであった。
ーーー少女は静かに、ただ一途に、乱れ狂う。
最終更新:2025-07-22 23:37:22
327093文字
会話率:34%
病気で死んだはずが、異世界の魔女として目が覚めた。
魔力を増やすために異世界に喚び寄せられ、魂を取り込まれたのだ。
乗っ取ったわけではなく2個の魂が綺麗に混ざり合った結果、意識の主体が「私」になっていたというもの。
魔女の記憶は全てあるが
、記憶の中に魂を切り離す術は存在していない。ましてや、戻れる体はない。
これはもう新しい世界で楽しく生きていくしかないと決め、魔女生活を自由気ままに送ることにした。
魔女である彼女の名前はノワール。
7人いる魔女のうちの1人で、強欲の魔女。極度の引きこもり。
そんな魔女だったノワールが、意識が「私」と混ざり合ったおかげで? せいで? 人並みに動くようになる。
奴隷の子供を引き取り、人間の彼氏ができ、眷属たちと楽しく過ごす……はずだった。
「ノワールよ。全ての生き物において、魔女ほど執着心がある生き物はおらん。欲するだけで満たされることはない乾いてばかりの欲だ。それ故に、馬鹿らしいほどの執着心が生まれる」
嫉妬・愛・憎悪・陰謀が、7人の魔女の間で渦巻き激化していく。
ノワールは、穏やかに過ごせる日々を守るために、売られた喧嘩を買うのだった。
*売られた喧嘩を買いますが、バトルシーンはほぼありません。作者本人は恋愛小説として書いています。
*死・暴力・イチャイチャがあるためR15になります。
*1ページ辺りの本文の長さは一定ではありません。2,000文字を目安にしますが、短くなったり長くなったりします。
*月曜日と木曜日に1話〜2話投稿します。予約投稿をしますので、12時と12時10分投稿になります。
*拙い文章になりますが、楽しく読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 12:00:00
298658文字
会話率:44%
伯爵令嬢シンシアには、顔良し能力良し家柄良しの三拍子揃った公爵家嫡男の幼馴染がいた。そのせいで周りからはやっかみを受けるわ、本人は性格が悪いわでずっと悩まされていた。
しかし、実はずっと長年の想いを溜めに溜め、愛の重いシンシア大好き隠れ溺愛
男だった。
そんな男がぼろぼろ涙を流しながら訴える。
「じゃあお前は他の男と結婚するのかよ?! 俺を捨てて他の男のとこに行くのか?」
って言われても、拾ってもないんですけど——
これは幼馴染が好きすぎて拗らせた悲しきモンスターと、半分諦め全てを受け入れる事にした彼女の恋愛事情の一部始終である。
※こちらは『性悪幼馴染のギャップにはついていきません!』(https://ncode.syosetu.com/n1484kp/)の続編になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 20:02:02
12056文字
会話率:49%
ヒストリカル中華風ファンタジーBL
天真爛漫な人虎×年上美人世捨て人+執着幼馴染
隠遁生活をしていた人間嫌いの李晨風は、人間に変身できる人虎の子を拾う。
晨風は悪夢に悩みつつも、虎虎と名付けられた子虎と平穏な日々を過ごしていた。しかし、そ
れは長く行方不明になっていた、晨風の幼馴染・王星宇の使いが現れ、戦いで喪われたはずの都城に誘ってきたことで崩れていく。
自分の人間嫌いのきっかけとなった星宇に会うことを決めた晨風は、虎虎と旅立つことにしたが、ふたりがたどり着いた都城は悪鬼の気配に満ちていた。
星宇に嫉妬した虎虎と喧嘩別れした晨風は、奇妙な悪夢に囚われて、不在の間の星宇の記憶をたどっていくが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 18:50:42
41573文字
会話率:37%
恋人・優斗を事故で失ってから、ゆりかの周囲では雨音に紛れるように、どこからともなく優斗の声が聞こえてくるようになる。
それは慰めの言葉であり、愛の囁きであり、ときに執着と嫉妬を滲ませた声だった。
最終更新:2025-06-18 21:16:59
10000文字
会話率:11%
好きな人がいる。それだけで、日々の生活に彩りが加わる。毎日が楽しくなる。幸せな気持ちになる。
相手のことをもっと知りたくなる。自分だけを見てほしいと、自分だけを大切にしてほしいと思う。相手が別の異性と話しているなど些細なことで嫉妬したり
、傷ついたりする。友人関係のトラブルに発展する。恋愛感情に左右されて他のことがおろそかになる。依存的になる。執着したくなる。束縛したくなる。独占したくなる。自分の都合の良いように解釈する。傷つけたくなる。支配したくなる。
こう書いていると、悪いことが多いのではないかなとも思う。でも、恋愛は人生において切っても切れないものだ。それがたとえ一方的なものでも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:10:40
13545文字
会話率:3%
心に傷を抱えた大人達の、最後の恋。
桜の季節。二十七歳のお局OL、白沢茜(しろさわあかね)はいつも面倒な仕事を回してくる「能面課長」本庄に頭を悩ませていた。
休憩時間のベルが鳴ると決まって呼び止められ、雑用を言いつけられるのである。
そして
誰も居なくなった食堂で、離れた席に座る本庄と食事する事になるのだ。
けれどある日、その本庄課長と苦手な地下倉庫で二人きりになり、能面と呼ばれるほど表情の無い彼の意外な一面を知ることに。次の日にはまさかの食事に誘われて―――?
無表情な顔の裏に隠されていた優しさと激情に、茜は癒やされ絆され、翻弄されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 10:00:00
126683文字
会話率:27%
「八雲小花さん、君のことが好きです。俺と付き合ってもらえないかな」
「ふぁ」
校内でとてつもない人気を誇る美形の新村先輩に、なぜか初対面で突如告白された平凡な女子高生、八雲小花。けれど受け入れることのできない事情があり、適当な理由を並
べて穏便にお断りしようとするも、なぜか先輩は執拗に食い下がってきて──……
「……八雲さん。今君が挙げたもの、全部、本当の理由じゃないよね」
「えっ」
「ねえ、どうして教えてくれないの? 俺は本当に、何であろうと君の不安全部、取り除いてみせるのに。──まさかとは、思うけど……他に、好きな奴がいるの?」
あれ、先輩、最初とキャラが違いませんか……!? 目が、目が怖い、近いって、も、もう無理もう駄目ー!!!
「わ、私!! 特殊性癖持ちなんです!!! だから先輩とはお付き合いできませんーーー!!!」
「……えっ」
……あ、私の高校生活、終わった。
特殊性癖を理由に告白を断ったヒロインと、それを探りつつどちらにしろ全く逃す気がないヤンデレヒーローの、絡まり縺れた恋の話です。
※カクヨム様にて投稿していたものの転載となります、アルファポリス様でも投稿予定。
※ストックがなくなり次第不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 21:10:00
22015文字
会話率:34%
国に満ちた瘴気を浄化するため、聖女として異世界に召喚された少女、ミミ。
初めは驚き怯えていたけれど、今ではすっかり帰る気なんてなくなってしまった。何故なら、転移先の炎を操る騎士、グレンに一目惚れしてしまったから!
「あの、私、……ずっ
とグレンさんと、お話したいなって、思ってて……っ」
「……良かった。俺はどうも顔が怖いらしくてな、聖女様に嫌われていたらどうしようかと思っていたんだが……杞憂だったらしい。俺も、あんたと話がしたかった……ずっと」
自分は無欲だなんて思っていたのに、彼のことは欲しくて欲しくてたまらない。
元の世界に戻れなくたって構わない、ずっとグレンさんの傍にいたい! けれど……なんと次の満月の日、夜の鐘が鳴るまでに誰かに抱かれないと、元の世界に強制送還されてしまうと魔女から告げられて──!?
「お願い、です……一度だけで、いいから」
「……悪いが、それだけはできない」
勇気を出して願い出るも、すげなく断られてしまい泣き明かすミミ。……でも、他の人にお願いなんてしたくない! その果てに縋ったのは──
「! は、ッやめろミミ、何を……クソ、……ぁ、さわ、るな……ッ」
「……ごめんなさい」
恨まれても、嫌われていても、どうしてもグレンさんと同じ世界にいたい。けれど──忍耐強い彼の様子が、段々おかしくなって……?
「……なぁ、綺麗で無欲な聖女様。俺はきっと狂ってるんだろうな、あんたを一目見た時から、ずっと」
「滅茶苦茶にして、俺のことしか考えられなくしてやりたかった……ああ抵抗はするなよ、人としてまともな生活を送りたいだろ」
「逃すものか、絶対に──何をしてでも、俺に縛り付けてやる……ッ」
え、あれ? 私のこと、触れたくないくらい嫌いだったんじゃないんですか──!?
自分のことを無欲だと思っていた鈍感聖女と腹黒ヤンデレ騎士の、お互いの大きい矢印が拗れまくってすれ違う、媚薬を巡った恋の話!
※R-15は保険です
※アルファポリス様、カクヨム様でも投稿予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 19:27:01
53125文字
会話率:33%
※BLです(キスあり)。陽キャイケメンペンギン×陰キャ平凡ペンギン、陽キャイケメン後輩×陰キャ平凡先輩
【あらすじ】30歳の会社員・周藤は、ある日を境に毎晩ペンギンになる夢を見るようになる。水族館で暮らすジェンツーペンギンとして過ごす夢は驚
くほどリアルで、そこで彼は新入りの若い雄ペンギンと出会う。社交的でモテるそのペンギンに嫉妬しつつも、なぜか彼から求愛されてしまう。
夢の中でペンギンとしての経験を積むうちに、次第に現実生活も影響を受け始めて、職場の後輩・間島のさりげない優しさや仕草が、夢の中のペンギンの求愛行動と重なり始める。彼が毎回置いていく駄菓子すら、ペンギンの求愛行動に見えてしまい──。
夢と現実が交錯する中、周藤は今まで気づかなかった『ときめき』に翻弄されていく。これはただの夢なのか? それとも、無意識に抑え込んでいた感情の現れなのか? 夢の続きを求めるように、周藤は少しずつ現実でも『答え』を探し始める。
※ムーンライトノベルズに『八重咲 桜』名義で投稿済みの同名小説の改稿版です。内容はほぼ同じです。
許可なくコンテンツまたはその一部を転載することを禁じます。(日本語版、翻訳版とも)Reproducing all or any part of the contents is prohibited without the author's permission. (Both original and translated ed.)© 2025.02.20 Yaezaki Ou折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 22:02:14
15298文字
会話率:9%
金の入った袋を握りしめたまま、少女は考えた。男の意図は分かりかねるが、積極的な排除はしてこない。恐らくこの先、何度挑んでも殺されはしないだろう。
だが同時に、今のまま何度挑んでも、一生この男を超えることは出来ないに違いない。多分レベル
99に至ったとしても。それほどまでに今の自分と男には、決定的な何かがあった。
両親の仇だけを考えてきた少女の中に、僅かだが炎が宿った。それが嫉妬なのか、執着なのかは、この時はまだ本人にも分からない。
「申し遅れました。私の名はリリー・クラウディス。失礼ながら、ご尊命を賜りたく」
当然無視された。だが反応を予想できた事が、何故か少しだけ楽しくもあった。
リリーは男の丸太よりも少し小振りな幹に持ち手を作り、男の真似事をし始めた。それが彼女の日課になった。そして男の方もまた、無視を続けた。
寡黙な剣聖と、剣聖に挑み続ける少女リリー。これは勇者パーティーの壮大な冒険譚には残されなかった、小さな復讐劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 10:44:59
12168文字
会話率:42%
公爵令嬢ヴィクトリアは嫉妬深い。あまりの嫉妬深さから、とうとう婚約者を階段から突き落とした。そして前世の記憶が蘇る。自分を顧みない婚約者に執着する理由なんてないっ!婚約解消をするが、今度は逆に元婚約者の令息に付きまとわれて……でも、もう遅い
!私は私を愛してくれる人と幸せになるの!
その、突き落とされた元婚約者が自分です。
いや、付きまとわないよ。
何ヶ月ベッドで寝たきり生活になったと思ったんだ。
そんなメンヘラを煮詰めた女、こっちが無理です。
婚約解消になって良かった。
知らないところで勝手に幸せになってください。
え、付きまとわれないと困る?
知らん!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 23:32:51
9225文字
会話率:30%
——これは呪いか、それとも祝福か。
篠宮涼介は、人を魅了する“力”を持っていた。
男女問わず、彼の周囲の人間関係は歪んでいく。
男たちは無意識に彼を避け、嫉妬や苛立ちを募らせやがて排斥する。
女たちは静かに、しかし確実に彼に執着し狂って
いく。
——その異常性に、彼自身は気づいていた。
「俺がいるだけで、人間関係が壊れていく。」
彼にそれを制御することはできなかった。
だからこそ彼は逃げた。
芸能界を捨て、名声を捨て、“篠宮涼介”という存在すらも捨てようとした。
だが、その力はどこにいても彼を追い詰める。
“魅了”という呪いに抗いながらも、彼は選ぶ。
本当の自分を取り戻すために。
愛憎が交錯する中で、彼が選び取る未来の物語。
※ 1日1〜2話投稿する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 18:25:58
129706文字
会話率:35%