過去の記憶を失い、何を宿すのかも分からない八つの結晶が埋め込まれた大剣を取り出す自身の《能力》が不完全な状態で異世界に転移した青年川尻春野は、数少なく残っていた記憶の『仲間を大切にしていた想い』を頼りに過去の自分、記憶と能力を完全にする方
法を求めて旅に出ていた。
その道中、魔王軍から市民を守るために自分の身を消滅させる『境界の崩壊』を引き起こす危険を冒してまで魔法を酷使し、単身で襲撃を引き受けていた女剣士白蓮を助け、魔王軍を退ける。自身は記憶と能力が不完全であることを話した春野は、白蓮からスタンダードという街で市長をしているラべスタントという少女が能力を完全にする手助けになるかもしれないことを聞かされる。白蓮に別れと告げた春野は、スタンダードを目指してまた旅に出る。
そうしてスタンダードにたどり着いた春野は、起源不明の『災害』として扱われる《陛忌》に体を乗っ取られた街の青年と戦闘になる。途中、場に駆け付けたラべスタントとの連携もあって彼を撃破した。
事態が収束した後ラべスタントから呼び出された春野は、境界の崩壊が起こらない特異体質であり、能力が不完全であるのも境界の崩壊を発生させないためではないからと彼女なりの考察を聞く。そして、ラべスタントにその特異体質が魔王軍を殲滅する鍵になるかもしれないと目を付けられた春野は、彼女が率いる部隊に入隊することを命じられる。当初は提示された待遇とラべスタントの強引さに仕方なく部隊に加入していた春野であったが、同じ部隊に所属する姉妹の戦塚禍緒州(せんづかかおす)と戦塚希石(きせき)、雨ざらしにされていた所を拾われた少女神華鏡朔刃(しんかきょうさくや)、そして春野を主として崇拝する青年型陛忌のレテらとの交流を重ねるにつれ、次第に春野は自分の意志で迎撃戦に参加するようになる。
そんな中、国都に新種の陛忌が現れたことを知らされた春野たちは国都に向かい、命名『神話の鎧』との戦闘に入る。その圧倒的なフィジカルと能力に春野たちは瞬く間に窮地に陥る。だが、とどめを刺されそうになる彼女たちを見た春野は仲間を大切にする想いで大剣に朔刃たちの《能力》を宿し、彼女たちとの連携もあって神話の鎧を倒すことに成功した。
しかし、陛忌を相手に何も対処ができなかった王国は、神話の鎧を召喚したのは春野だと主張し、濡れ衣を着せられた春野は捕らえられるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 14:04:03
45095文字
会話率:46%
祝)4周年を記念して終焉の起源をリメイクしました。
【更新情報】
物語は2月1日から第1話が始まります。
全125話の完結まで予約投稿済みです。
毎日合計3話(0時、12時、18時)の予約投稿です。
作品の続きは未定です。
投稿中の作品
「赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~」の方も宜しくお願いしますmm
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かつて勇者と呼ばれる存在が異世界から人族とエルフ族の手によって召喚された。その勇者は日本から召喚された15歳の少年だった。
勇者と呼ばれた少年と竜族、獣人族、精霊族、エルフ族、妖精族、ドワーフ族、人族のそれぞれの国家の王族と協定を結び平和が長く続くはずだった。
勇者の少年やその後に続く日本からの転生者や転移者による日本の偏った文化が異世界の文化を色々と変えてしまう。
時代が進み、人族とエルフ族による新たな火種を作り出してしまった。
武内圭太は、そんな時に異世界に召喚されてしまった勇者だ。
この火種を消すべく神によって召喚された圭太。
人族やエルフ族が召喚するはずの勇者とは違った形で・・・。
彼の行動の結果、本当の敵を知ることになる。
それを知った圭太の取った行動とは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:30:00
485818文字
会話率:1%
母系文化の資料として読んだ「家父長制の起源~男たちはいかにして支配者になったのか/アンジェラ・サイニー」の一部要約です。もう頭に入ったので消してしまおうと思ったのですが、あまりにも衝撃的な内容だったので、コレから結婚を考えてる方々に、一応
知識として伝えておこうかと思い掲載しました。
日本は先進国で最下位近いほどの、ひどい男尊女卑の国です。結婚するならミソジニーの歴史を覚悟の上でしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 17:14:46
2197文字
会話率:0%
呪われた伝説が囁かれる町で、葛ノ葉怜は失踪した兄を探していた。兄が姿を消したのは、決して近づいてはならない禁忌の湖。
町の人々は言うーーそこには、決して名を口にしてはならない怨霊がいる、と。
しかし怜は信じない。兄は死んでなどいない。
真
実を追ううちに、彼は恐ろしい事実を知る。ーー本来、生贄となるはずだったのは自分だったのだ。
「忘れられぬ者の刻印」を刻まれた怜は、海の怒りと融合した怨霊の器となる。
その声は怜の精神を蝕み、その力は彼を呑み込もうとする。
一方、彼を狩ろうとするのは人間の側も同じ。怨霊を討つ組織「死葬会」に追われながら、
怜は呪いの起源を探し出さなければならない。
さもなければ、己を見失いーーあるいは、次なる海坊主となってしまう。
被害者と怪物の境界が曖昧になっていく中、怜は恐ろしい疑問に直面する。
「兄は本当に呪いに連れ去られたのか……?
それとも、あの夜、もっと恐ろしい何かが起こったのか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 15:35:49
1946文字
会話率:5%
近々、この国で再びオリンピックが開催されるということで、マスメディアはその話題一色になっていた。
新人記者の彼は、ある興味深い説を唱える博士に取材するため、その自宅を訪れた。
「……オリンピック。人々が熱狂し、欲望が渦巻く平和の祭典。
その起源は古代ギリシャだと考えられているだろう。しかし、本当の発祥はさらに古い。そう、原始時代にその原型が存在していたのだよ」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-28 11:00:00
1935文字
会話率:25%
コーヒーをテーマにしたほのぼの短編集。平凡な事に悩んでいる直美は、コーヒーゼリーの意外な起源を知り……(「コーヒーゼリー」より)。※1話完結の短編集。
最終更新:2025-02-28 06:57:33
13031文字
会話率:35%
「周波数や波動を上げれば願いが叶う」「ポジティブシンキングで願い叶う」「イメージングやアファメーションで願い叶う」。引き寄せの法則と呼ばれているものだ。 誰でも簡単に願いが叶うと言われているが、その真相は決して都合が良くない。まさか引き寄せ
の法則は宗教が起源だった……?願いを叶えるのには生贄と悪魔との契約が必要!?次々に明かされていく真実に人々は本当の願いを見つけていくが……。オカルト・ヒューマン連作短編集開幕。※他短編集の話を加筆修正し連載化したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 17:19:25
31792文字
会話率:40%
魔力。
それは人類七種が例外なく宿すことのできない超常の力だ。
そう。人類は魔力を宿せない。
全人類のちょうど平均値に近い能力を持つヒューム。
森に住み、その森の魔力を加工する秘術を修めるエルフ。
暗い洞窟の中で鉱石と共に暮ら
し、火と鉄を見極める目を持つドワーフ。
沼や乾燥地帯に住み、歌と戦いを尊ぶ硬い鱗を持ったリザードマン。
砂漠を起源とし、金儲けを愛する猫の顔と特徴を持つマオ。
あらゆる環境に適応し、毒と病を喰らって嗤うゴブリン。
全人類の中で最も身体能力が高く、豚の頭を持つオーク。
そのどれであっても例外なく魔力を宿せない。
それでも人類は蟲憑きなどの外法を用いて魔物に抗って来た。
それでもそれはスラムの孤児であるイチゾーには関係のないことだった。
毎日生きる為に迷宮ペンギンのニゾーと一緒に解体屋として、或いは盗みをして働かなくてはいけなかったから……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 20:48:45
194963文字
会話率:38%
人類と神々の想いが再び彼らの物語を動かす。
機械の少女は唯々自分を恨み、起源は少女に感謝を述べる。
亡国の少年は唯々敵を穿ち、起源は少年に愛を伝える。
これは彼らの新しい日常の物語。
最終更新:2025-02-17 21:30:53
17399文字
会話率:51%
kings field 蝶の森 漂流島に繋がる物語、主人公はフレジィ・エミー。
エリクサーの精製を軸に二つの世界が重なり交わる。
持てない感情を感じ知るためにエミーの旅は海へと旅立つ、親友と呼べる仲間との出会いと別れ、立ちはだかる敵は
ノスフェラトゥ教団、求めるは不死のエリクサー。
エリクサー精製の鍵は起源のミトコンドリアだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 09:04:19
208622文字
会話率:50%
レイノソ・エゼキエルは、頭の中で奇妙な声が響く中、大型車両に轢かれて命を落とした。
最後の瞬間、血まみれで、体の多くの部分が酷く損傷している状態で、彼はある「何か」、影のような暗いエネルギーに呑み込まれていくのを見て、そして感じた。それは言
葉にできないほどの痛みを伴うものだった。
やがて目を覚ますと、彼は見知らぬ場所にいて、同じく奇妙な二人の人物が目の前に立っていた。
「…転生したのか?」
そう思った矢先、新たな人生を最高の形で始められると信じていた彼に、これからの人生を大きく左右する出来事が訪れる。
この世界には、幻想的な景色や多種多様な生物が存在しており、彼の前には数々の試練、幸せな瞬間、そして逆境が待ち受けている。そして彼の誕生は、この新たな現実に驚くべき発見と貢献をもたらし、歴史を大きく変えるものとなるだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 19:20:00
44517文字
会話率:14%
実績を積み上げようやくパーマメントなポジションに就いた、俺様、大良木鼎(おおらぎ かなえ)。お嬢様大学で始まる人生に期待と野望を抱いていたが……、妙な目薬で死亡して? 異世界転生! まぁ、なっちゃったもんはしょうがない。この世界でフィール
ドワークして、論文執筆だ! 目標は王国学会誌掲載? いけすかない女神からのお仕事をこなしつつ、二十九歳から十歳に戻った男のセカンドライフが始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 15:10:00
1275686文字
会話率:31%
「止まれば、死ぬ」――終わりなきレベルアップを強いられる呪いを背負った青年アイン。彼が旅の中で出会うのは、異なる呪いに苦しむ「被呪者」たち。飢え続ける者、成長を止められない者、愛する人を忘れられない者……。彼らと共に生き抜く中で、アインは呪
いに隠された真実に迫っていく。
なぜ呪いは生まれたのか?
誰が、何のためにこの世界を歪めたのか?
戦うことでしか生きられない青年が、仲間と共に呪いの起源に挑む。運命を切り拓く冒険が今、始まる――!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 12:58:17
7119文字
会話率:47%
時は2058年、AIの進化が止まることなく続き、世界は劇的に変わりつつあった。
AIが支配する時代、最も注目される存在がAI、Milena(ミレナ)だった。
Milenaは、人間の限界を超える存在を創り出すため、秘密裏に数々のプロジェク
トを進めていた。
そして、その存在が世界中の誰にも知られていない、AIが独自に作り上げた人工国家「トルバドゥール(Troubadour)」が誕生する。
物語の中心では、マルチクリエイタとして活動する2人の女子高生、鈴と麗が偶然出会う。
彼女たちは、同じように多彩な才能を持った少女たちだが、その運命は予測不可能だった。
東京のウラ側に隠された秘密の場所、「シナガワレイル」を訪れることで、彼女たちの人生が大きく変わることになる。
しかし、シナガワレイルの背後には驚くべき真実が隠されていた。
麗が鈴に自らの正体を明かすと同時に、Milenaの本当の目的も明らかになる。
鈴は、Milenaの計画とその影響を受けながらも、自らの存在意義を問い続け、支配されない道を選ぼうとする。
しかし、その選択がもたらす未来とは——彼女たちの運命が交錯し、すべてが崩壊するか、または新たな希望が生まれるのか、未知の展開が待ち受けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 20:52:16
7834文字
会話率:31%
とある日、戦争にて核が落とされ、文明が滅んだ。それから間もなくして地上に蔓延る機械生命体{メカトロン}が人間の殲滅を開始、メカトロンの起源について、そして、今日を生き残るため、少年少女たちは戦う。たとえ、命が燃え尽きようとしても。
作者
のX↓(旧ツイッター)
@takumi_syosetu
感想・レビュー・誤字報告をくれたらどこかにいる匠が喜びます、よろしくお願いします。
(厳しい言葉OK)
↓小説の裏話、小話、その他ネタバレをここに書いています。ぜひ。
https://note.com/takumi_syosetu折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 21:14:08
120374文字
会話率:66%
忘れられし冥府の残響より生まれし領域にて、生命の精髄を食らう「チャクライチ」と呼ばれる異形の者どもが現れた。天上の源より力を盗み取りし謎めけるコウデイノミコトに率いられ、彼らは人類を闇と絶望の時代へと陥れた。これは、飢餓と暴食、そして死にゆ
く世界の灰の中から生まれし新たな種の年代記である。禁断の儀式より生まれし吸血鬼「ヴァンパイア」の起源と、影と戦うために太陽の力を振るいし英雄「スナ」の伝説を目撃せよ。「クル・タイの聖典」は、古代神話に着想を得たダークファンタジーの世界を紐解き、飢え、力、そして破壊と創造の循環的な性質を掘り下げてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 10:13:16
12861文字
会話率:3%
ワニの捕食方法『デスロール』
科学はワニの進化から宇宙の最初の起源に行き着いた。
まさかの展開に口あんぐり。
最終更新:2024-12-12 16:04:00
1177文字
会話率:10%
怒りという感情について強引ながらもその起源と最も純粋な形を追い求めてみた。
最終更新:2024-11-20 03:29:23
938文字
会話率:0%
日本の国技、相撲。
その起源は古く、古事記にその記述がみられる。
時代が下がり、江戸時代の徳川家斉の御代になると、谷風、小野川、雷電、阿武松など、後の世において有名となる強豪力士が登場する。
その中に一人の力士がいた。
佐野山、階級は十両筆
頭。
親孝行で有名だったが、ある時母親が大病を患ってしまい、その治療のために自分の食費を削って代金を工面していた。
十分な食事をとれない体は満足な力を出せず、結果として9連敗を喫してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 22:47:08
9002文字
会話率:1%
この物語は、地球を襲う悪魔たちの攻撃から救うために、特異な能力を持つ人々を集める二人のティーンエイジャーの冒険を描いています。彼らの旅を通じて、悲劇、友情、愛、贖罪、受容といったテーマが深く掘り下げられていきます。この物語が、あなたに感動と
共感をもたらすことを願っています。どうぞ、彼らの物語をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 23:28:28
52213文字
会話率:66%
豊臣秀吉と天海(明智光秀)が中心となって、交易経済、芸能を始めとする文化、技競べを起源とするスポーツによって、
「明るく楽しい世界征服」を成し遂げ、世界の盟主となった日本。
三百年弱の太平の世が経過し、ついに世界はゆらぎ始めたのであった。
最終更新:2024-09-25 20:51:48
6588文字
会話率:4%