厳冬期ヒマラヤで悲劇的な終わりを迎えた伝説のクライマーは、3万年後の世界で目を覚ます。そこで待ち受けていたのは、絶望的な状況の人類と神秘に満ちた世界だった。彼は新時代の神話の世界を切り開いて行く。七色の騎士団、そして、『氷瀑の聖女』と謳われ
た英雄と共に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 12:00:00
15398文字
会話率:43%
悲劇的な出来事の後、若いジプシーのニラは家族と離れて暮らさざるを得なくなった。1427年、ジプシーたちの到来によりパリは震える。大人になったニラは、復讐と贖罪の旅に出る。彼女は、過去の秘密が自分が想像していた以上に暗く、力強いものであること
を知ることになる。運命が交差する活気に満ちた街で、ニラはどちらの陣営に立つかを選ばなければならない。狼の影が潜む場所では、どんな秘密も長くは隠されていないからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 06:07:40
17926文字
会話率:4%
インドネシア出身の二十歳の無職が、事故で悲劇的な死を遂げた。しかし、思いがけないことに、運命は異なり、彼は日本で質素な家庭に赤ん坊として転生した。
前世の知識を活かし、彼は天才児となった。14歳の時、価値がまだ非常に低かったビットコインと
株に投資したことで、彼はファイナンシャルフリーダムを達成していた。それだけでなく、彼は料理系のYouTubeチャンネルも持っており、登録者数は50万人を超え、急速に成長し続けていた。
彼の新しい人生は完璧に思えた… ある日まで、彼の高校のクラス全員が、勇者となって魔王を倒すため、異世界へと不思議なことに召喚されるまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 22:45:22
5222文字
会話率:2%
筋トレに人生を捧げた男・金剛鉄男。限界を超え続けた先に待っていたのは、悲劇的な死――。だがその生き様は、人々の心に強烈な問いを残した。
最終更新:2025-04-15 02:44:23
5607文字
会話率:18%
転生悪役令嬢、断罪ルート脱走中!今は鍬と猫と畑が相棒です。
「王太子に婚約を破棄され、舞踏会で断罪、牢獄送りからの悲劇的エンド」――
そんな“王道ざまぁルート”を歩むはずだった私、悪役令嬢エレノア・グレイス。
ところがある日突然、“前世の
記憶”に目覚めてしまった。しかも32歳OL、ラノベ編集者としての記憶に!
「こんなストーリー、作り手側が仕込んだテンプレじゃないの?」
そう気づいた瞬間、私はバカバカしくなってしまい、舞踏会の直前に脱走を決行。
王都の地図にも載っていない“設定外”の農地で、黒猫のラヴィを相棒にスローライフ(?)を始めたのだけれど……。
婚約破棄も断罪も断頭台もまっぴらごめん。
今日も鍬を片手にミミズに謝り、猫と畑と“自分だけのストーリー”を育てる日々です。
ドタバタだけど、どこかほっこり。
──“悪役令嬢”がテンプレを飛び出して耕す、新感覚(?)スローライフ!
※ この作品はカクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 08:57:16
3249文字
会話率:38%
とあるパーティーで池に落ち、寝込んだ公爵令嬢ルビー=フレアは知らない記憶を持つことになる。見知らぬ町、見知らぬ世界、そしてゲームという娯楽。
異世界転生かとも思ったが『コレは私の記憶ではない』そんな違和感が常に彼女にはあった。
そし
て、彼女はこの世界はゲームであり、自身がゲーム開始前に殺されるモブであるという結論に至る。
私はこんな世界を認めない。何の面白みもない平和で幸せな物語に変えてやるんだ!!ルビーの戦いが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 19:38:12
95904文字
会話率:63%
不慮の事故で命を落とした元パティシエの魂が次に目覚めたのは、異世界の古びた塔の中。しかも、その身は美しいが脆い【砂糖人形】へと変わり果てていた。彼女の名は【メルティア】。その身体には、かつて悲劇的な最期を遂げた悪役令嬢【リアファル】の強すぎ
る怨念と、異世界でのパティシエとしての記憶が混濁して宿っていた。
メルティアは、自身の内に渦巻くリアファルの激しい感情と、意図せず発現する【呪詛錬金(シュガーアルケミー)】――感情を込めたお菓子を作り出し、食べた者に影響を与える危険な力――に戸惑い、絶望する。孤独なアトリエで、自らの存在意義を見失いかけるメルティア。
そんな彼女の前に現れたのは、隣国の王子【カロン】。「氷の王子」と呼ばれる彼は、他者の感情や魔力を過剰に感じ取ってしまう特殊な体質ゆえに心を閉ざしていたが、メルティアの作る“呪われた”菓子が放つ、怨念と純粋さが混じり合った異質な「念」とその「味」に、危険を感じながらも強く惹かれていく。
リアファルの過去に隠された陰謀の影、メルティアの力を利用しようとする黒幕の接触、そしてカロンが抱える凍てついた心の秘密…。呪われた力を持つ孤独な砂糖人形と、呪いを喰らう孤独な王子。二つの歪な魂が出会う時、運命の歯車は回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 08:18:34
54303文字
会話率:18%
「国に災害が起きる時、必ず異世界の住人が現れ、危機を救ってくれる」
そんな国があった。実際に聖人・聖女と呼ばれた彼らは、いろいろな知識で国を救ってくれた。
だが、300百年ほど経った頃、ある貴族の令嬢がこんなことを言いだした。
『国に危機
が起こると聖女が現れる、というのなら、聖女がいなければ危機も起こらないのではないか?』
まじめに国政を行っていても、ひとたび聖女が現れれば手柄を持っていかれてしまうと感じていた、第2王子や、同じように不満を持つ一部の貴族令息たちがその考えを密かに支持し、聖人聖女排除思考が高まっている折、運悪くも現れてしまった聖女は、地下牢に閉じ込められ、悲劇的な運命をたどる事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 18:00:00
42955文字
会話率:21%
竹尾高橋、通称「エクソシスト」は、世界を脅かす妖怪と戦うためにその能力を向上させた伝説の妖怪ハンターだ。悲劇的な過去に影を落とされて育った竹尾は、超人的な力と速度、そして守護のルーンを駆使して、日本の民間伝承に登場する妖怪たちを狩り続けてい
る。皮肉屋で冷笑的な性格は理解しがたいが、その行動の背後には逃れられない深い痛みが隠されている。
『妖怪ハンター』では、危険がひとつひとつ迫る中、生死をかけた戦いだけではなく、もっと深い意味がある。人間らしさを理解し、そして何よりも、狩人と追い詰める妖怪たちを繋げる謎を解き明かすための闘いが繰り広げられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 08:30:30
30642文字
会話率:18%
一族から悲劇的な事情で追放された王子、タケシは追跡の中で記憶を失う。 その夜、敵対する一族の王太子であるカイトが、彼を悲惨な運命から救い出した。
性格も境遇も正反対の二人の間には、敵意が生まれる。しかし、二人が持つ特別な絆が、幾度となく死
の淵から彼らを救うことになる。それでも、タケシを操ろうとする陰険な一族の長たちの策略によって、二人はただでは済まない。拒絶されながらも狙われ続けるタケシは、やがて国全体を巻き込む戦争の引き金を引き、古代の秘密を呼び覚ますことになる。
裏切り、恐るべき力、そして嵐のような情熱が渦巻く中で、二人はタケシを取り巻く暗く恐ろしい真実に直面することになるだろう……。
PS:この物語は、フランス人の友人が書いたものです。彼女は、私が皆さんのために日本語に翻訳することを快諾してくれました! もし彼女を応援したい方は、フランス語で彼女の物語を読めるリンクがあります!(フランス語を学びたい方にもおすすめです ^^ : https://www.wattpad.com/story/295645960-entre-ombres-et-lumi%C3%A8re-t1-le-secret-des-dieux)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 02:29:11
101136文字
会話率:46%
新たなスタートを切望するエララは、怪しいほど安い、人里離れた家を購入するが、そこは悲しみに満ちた存在に取り憑かれていた。しかし、家の悲劇的な過去を深く掘り下げるほど、彼女は幽霊が家に取り憑いているのではなく… 彼女自身に取り憑いていること
に気づく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-26 21:58:55
7625文字
会話率:17%
田中ダイキと宮崎アラタは、平凡な日常を送る普通の少年たちだった。しかし、ある日、東京の路地裏で悲劇的な死を迎える。だが、彼らには安らぎは訪れなかった。代わりに、彼らは魔法と剣が交錯する異世界へと転生してしまった。
アラタはこの新たな世界に
順応しようと必死になるが、ダイキには重い運命が待ち受けていた。彼は「死の危機を避けるためなら、どんな代償も払う」という奇妙な能力を手に入れる。その力は、致命傷を負うたびに体を限界まで追い込み、彼を生き延びさせるが、その代償は計り知れない。
モンスターや敵との戦いだけではない。ダイキは自分自身の心の闇とも向き合わなければならない。能力を使うたびに精神は蝕まれ、転生の重荷は彼を苦しめる。「本当に生きる価値があるのか?」――そんな問いが彼を苛む。
傷つき、壊れそうになりながらも、ダイキはこの世界で生きる理由を見つけようとする。しかし、この世界は彼を打ち砕くためにあるかのようだ。果たして、彼は自分自身と向き合い、光を見つけることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 14:11:36
30195文字
会話率:38%
前の敗戦からちょうど100年後、2度目の敗戦を迎えた日本。
そこに占領軍の一員として赴任した僕は、一人の日本人女性と出会った。
最初、SNS上のバーチャルな存在だった彼女は、実体を伴った生身の存在として僕に少しずつ近づいてくる。やがてひとつ
、またひとつと、その正体が明らかになる。
同時に僕は軍の同僚の女性とも関係が進展し、二股状態に陥ってしまった。結婚相手としては申し分のない彼女なのだが、怪しい魅力の日本女性に惹かれていく僕。
そんな中、猟奇的殺人事件が発生する。ひょんな縁からそれを追っていくうち、同僚の関与の疑いが生じた。彼は犯人なのか、僕は彼を追い詰めるべきなのか見過ごすべきなのか。苦悩は深まるばかり。しかし悲劇的な結末からは逃げられなかった。
呪われた運命は二人の女性との関係にも影を落とす。好調だった関係に、やがて破局的な局面が訪れるのだった。
日本が再び独立するまでの占領統治の数年間、僕の青春物語が展開する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 12:46:54
139579文字
会話率:42%
ゲーム会社のシナリオライター・藤堂美咲が目覚めると、自分が手がけた乙女ゲーム「永遠の約束」の世界に悪役令嬢クラリスとして転生していた。原作では魔王と共謀した罪で処刑される運命のクラリス。その悲劇的結末を変えようと奮闘する彼女の前に、漆黒の髪
と紅い瞳を持つ魔王ハインが現れる。彼は美咲の正体を知っているようで…。二つの世界を繋ぐ不思議な絆と、創造主と被造物の境界を超えた愛の物語が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 00:08:42
19365文字
会話率:50%
ソフィーは、チェシーヌ王国で「統括者」となる運命を背負った少女。まだその役割に慣れない彼女は、ある日、薬師シルファによる毒殺未遂事件に巻き込まれる。偶然とはいえ命を救われたシルファは、ソフィーに好意を抱きつつも、自身の罪を償うため奔走する。
一方、統括者の一人であるリードは、ソフィーを街に案内しながら、彼女の「巻き込まれ体質」を指摘しつつも、その純粋さに信頼を寄せていく。ソフィーの首に巻きつく蛇神ウエルは、普段は眠そうにしているが、実は強大な神力を秘めた存在だ。
旅の途中、北の国で二人は「聖女セフィロア」が信徒たちを導く神殿にたどり着く。リードは、セフィロアが偽物であると確信しており、その正体を暴くべくソフィーを連れて神殿に乗り込む。セフィロアは未来を予見すると称しソフィーの手を取るが、彼女の未来が見えないことに動揺する。その時、ウエルの神力が発動し、セフィロアの仮面が剥がれる。彼女はかつて聖女に憧れた純粋な少女だったが、怨念と瘴気に乗っ取られ、偽りの聖女として人々を惑わしていたのだ。
リードの策とソフィーの機転でウエルを目覚めさせ、彼女は神力で瘴気を打ち消す。解放されたセフィロアは老いた姿に戻り、静かに息を引き取る。信徒たちは聖女の記憶を失い、神殿は混乱に包まれるが、死にゆくセフィロアの魂はソフィーに感謝を告げ、空に消える。彼女の悲劇的な運命に心を痛めつつも、ソフィーは統括者としての責任を改めて感じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 19:03:10
13648文字
会話率:93%
私は、乙女ゲームの世界に転生した結果、まさかの悪役魔女・リアになってしまった!?火刑という悲劇的な結末を避けるため、なんとか攻略対象たちを回避しつつ生き延びたい……。
だけど、自分の運命が徹底的に書き直されていることに気づいてしまった。
主人公のリングを取り戻すだけで、どうして攻略対象のイグニス兄弟に目をつけられたの?最終的にはイグニス家に貰われる羽目に!?あんな悪魔みたいな兄弟に会いたくないのに!!!
それから、道端で死にかけのドラゴンを助けたら惚れられてしまったり、魔法学院に入学した途端に他の攻略対象たちにつきまとわれたり、さらには町を救ったことで有名な魔導士になっちゃったりと……もう平穏な生活なんてどこにもない!
なに!?私、聖女にならなきゃいけないの!?待って、それってラスボスを倒すため?いやいや、そんな話聞いてないから!!どうしてこうなったーーー!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 15:50:00
33697文字
会話率:31%
この物語は、運命の女神オリーブと彼女の愛する者たちを支える姿を描いた恋愛譚です。オリーブは天界から地上の恋愛を見守り、苦しむ人々に助けを差し伸べる役割を担っています。彼女は、歴史上の偉大な詩人や作家たちの間で繰り広げられる悲劇的な恋愛を目の
当たりにし、彼らに真実の愛を見つけさせようと奮闘します。
物語は、オリーブが人間界で助けるべき愛を見つけるところから始まります。アルフレッド・テニスンとアリス・ファルコン、サミュエル・テイラー・コールリッジとサラ・ハンフリー、ヘンリク・イプセンとスヴェラ・ゴータフスン、そしてトーマス・ハーディとエマ・ガイフォード──それぞれのカップルが抱える悩みや不安を乗り越えて、真実の愛を見つける様子が描かれます。オリーブは彼らに必要な時にそっと手を差し伸べ、愛の力を信じることで二人の心を開かせ、恐れを乗り越える手助けをしていきます。
物語の終盤、オリーブ自身もまた、自分の心に閉じ込めていた愛に向き合う時が訪れます。彼女は、自分が見守り続けた愛を超えて、真実の愛を見つける決意を固めます。オリーブの心は、静かな支え手から、今度は愛を与える存在へと変わり、リチャード・グレイとの出会いを通じて彼女自身も心を開き、愛を育むことを決意します。
物語は、オリーブが他者の愛を見守る役割から、自分の愛を見つける役割へと変化していきます。最終的に、オリーブとリチャードは共に未来を歩むことを誓い、物語は温かな幸福感の中で幕を閉じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 19:10:00
111423文字
会話率:16%
『目覚めても、まだ夢の中』は、明晰夢を体験できるという才能(または呪い)を持つ若い女性、アイコを主人公とした心理的ホラー物語です。長い間、彼女の夢は、思いのままに現実を操ることができる秘密の安息の場でした。しかし、最近、その夢は次第に暗い影
を落とし始めました。目覚めるたびに、見たことのないにもかかわらず、なぜか懐かしさすら感じる不思議で朽ちかけた館にいることに気づくのです。
その陰鬱な廊下には、囁く声、動く肖像画、そして不気味な映し出しがあり、長い間隠された秘密を物語っています。夢と現実の境界が曖昧になる中で、アイコは館の悲劇的な過去と、彼女をその場所に縛りつける邪悪な力に立ち向かわなければなりません。進むたびに悪夢は深まり、彼女は問いかけるのです——これは決して終わらない夢の中に閉じ込められているのか、それとも、制御不能な何かが現実を侵食しているのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 06:35:05
2002文字
会話率:0%
日本の勤勉な土木技師だった高橋ヒロは、工事現場での足場の崩壊により悲劇的な死を遂げた。
しかし、目を覚ますと、そこは病院ではなく、異世界のレオナルド・フォン・アインズワースの体の中だった!
レオナルドは「無能貴族」として悪名高く、領民から
嫌われ、領地は借金まみれで破綻寸前。農作物は枯れ、住民たちは反乱寸前だった。
だが、ヒロ(レオナルド)は絶望しなかった。彼は考えた—この世界を「汚染」しよう、と。
現代知識を駆使し、セメントの道路、公共浴場、さらには病みつきになる屋台料理まで導入し、住民たちを便利さと快適さに慣れさせていく!
気づけば彼に敵意を向けていた領民たちも、彼なしでは生きていけないほど依存し始めていた…。
もちろん、この急激な変化を最も疑問視しているのは、彼の忠実な騎士ガレス。
「この愚かな領主は一体何を考えているんだ…?」
そう思いながらも、ガレスはレオナルドの計画に巻き込まれていく——。
こうして、破滅寸前の領地は、「奇妙な策士」によって大国へと変貌していく!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 13:45:36
1691文字
会話率:6%
私、セシリア第二王女は、ワガママ放題のアメリ第一王女に、子供の頃から、お世話係として尽くしてきた。
それなのに、酷い仕打ちばかりを受けてきた。
暴力的な虐待を受け、自由を奪われ、下女以下の扱いを受けてきたのだ。
国王夫妻である両親に
被害を訴えても、「お姉さんは可哀想なんだから我慢しなさい」と言われるばかり。
隣のヴァロ帝国に生贄として差し出される運命だから、姉は〈救国の聖女様〉と称され、崇められていたのだ。
ところが、いざ生贄になるときが迫ると、妹である私に押し付けて逃げ切ろうとした。
その結果、私は婚約者を奪われた挙句、家族によって濡れ衣を着せられ、姉である〈救国の聖女様〉を殺した犯人に仕立て上げられてしまった。
おかげで、王国の民までが、私に石をぶつけて嘲笑う始末。
しかも、弁明できないよう、舌を切られ、口も利けなくされてしまう。
そうした悲劇的な状態で、帝国への生贄として送り出されてしまったのである。
しかし、帝国に赴いてから、私、セシリアの逆転劇が始まった。
私は帝国の若き皇帝に直訴したのだ。
「実家である王家ごと、我が祖国を滅ぼしてください!」と。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 12:10:00
28594文字
会話率:19%