——僕はただ、居場所を守りたかっただけだった。大切な人たちを守りたかっただけだった。誰も傷つけたくなんてなかったんだ。
僕はスラムで暮らしていた。ライアンとトレバーと一緒に、便利屋として日銭を稼いだ。傭兵みたいなことをしたり、暗殺や
ら強奪やら、世間的に悪とされることも請け負った。それが僕らの生きる術だったからだ。
そんな毎日を支えてくれたのはクロエだった。彼女はいつだって、僕らの拠り所になってくれていた。どれだけ僕らの手が汚れてしまっても、彼女の待つ家へ帰ることで、僕らは僕らでいられた。
そうやって、僕らは生きていた。決して綺麗な生き方ではないだろう。褒められた生き方ではないだろう。けれど、僕らはそんな方法でしか、生きることができなかった。そして、そうしてでも生きなければならなかった。僕は、僕らは彼女を守ると誓ったのだから。
けれど、幸福の名を持つ少女の来訪によって、それは終わりを迎えてしまった。少女がもたらしたものは、ちっとも幸福なんかじゃなかった。僕らにとってはただの厄災で、終焉を告げる不幸の使者だった。
僕らは変わりたくなんてなかった。ゴミ溜めのようなところだけれど、ずっとあの場所で、クロエの笑顔を守っていけたらそれでよかったんだ。それなのに……。
※この作品は「カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054894542598)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 04:53:40
106862文字
会話率:45%
星月陽太は小学六年の妹、凛火の為にTRPGドリーム・クエスト略してドリクエを自作。凛火は心臓病で一年入院中。凛火の親友、明星雷奈を加えた三人は病室でドリクエをプレイ。が、陽太の母、火奈子が中止を命じる。以前、凛火は携帯ゲーム機で遊び心臓発作
を起こした。以後、火奈子はゲームを禁止。電子機器に頼らないドリクエは陽太の苦肉の策。帰途、陽太は流星と衝突。夢世界で言葉を話すダイス、スターダイスと会う。スターダイスはドリクエを夢世界で実現するから夢世界を滅ぼす夢黒絶星に憑かれた人をドリクエの中で正気に戻せ、放置すれば現実世界も滅びると警告。陽太は興味を持ち話に応じる。夢から醒めた陽太は放課後ドリクエをプレイ。夢は現実化し、凛火、雷奈は魔法少女の装束で冒険を進めクエストのボス、夢黒絶星に憑かれた病院の問題児、星稜権太を倒す。権太は見舞いの無い寂しさで夢黒絶星に憑かれた。現実の権太に会い寂しさを紛らわすペットを陽太は渡す。翌日もドリクエをプレイ。ボスを倒すと権太の孫娘、真雪と判明。真雪は権太の見舞いを禁止されて夢黒絶星に憑かれた。現実で真雪と接触、権太と会う。病室に戻ると火奈子が激怒。凛火を病室から出した陽太を面会禁止。雷奈は凛火の病気と火奈子の関連を疑う。夢黒絶星に憑かれた可能性を指摘。陽太は火奈子を想定しドリクエを構築。真雪と陽太の同級生、諸星巡を説得のすえ仲間とする。その後ドリクエをプレイ。中ボスを倒しラスボス火奈子と戦う。凛火は檻に閉じ込められている。陽太は自力で檻を破壊するよう凛火を説得。凛火は檻を破壊し火奈子を倒す。火奈子は凛火を看病し海外赴任中の夫に褒められたい一心から夢黒絶星に憑かれ凛火を心臓病にしたと謝罪。翌年、凛火は中学生になる。入学式で夢黒絶星の事件が発生。陽太は再びドリクエをプレイする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 07:43:59
99066文字
会話率:35%
普通。
そう言われてきて25年。
名前も普通。
容姿も普通。
知能も普通。
人間性も普通。
もはや普通とは自らを指す言葉では無いか。
そんなことすら考えていた男。
男の名は佐藤悠悟。
普通過ぎたが故に普通を嫌い特別であろうとした普通の男。
悠悟はただ、普通の日常を送っていただけだった。
ただ、ある日の悠悟は違った。その日見た夢が原因かどうかは本人すら知りえないが「凄い」とそう褒められたいという誰にだってある承認欲求のようなもの。
その日の悠悟はソレが強かった。
結果悠悟は異世界に勇者として呼ばれることとなる。
勇者…つまり特別。喜ぶ悠悟だが、現実はいつだって悠悟を嘲笑う…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
暫くはハーレムらしくありませんし、主人公は特別強い訳でもありませんし、なんなら仲間の方が主人公っぽくて強いです。
つまりはまぁ、そんな作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 20:33:14
26297文字
会話率:33%
転移魔法陣の暴走で吹き飛んだ少女は、物理的に吹き飛ぶとともに、記憶も吹き飛んでしまった。
自分が王族であるということも、記憶からすっぽり抜け落ちてしまう。
意識を失い、森で倒れているところに通りかかったのは商売猫のミケランジェロ。
少女は森
に落ちていたからという理由で、「ドングリ」という名前を付けられるのだった。
「ちょうどいいニャ。護衛をするのニャ」
「うん! 頑張るね!」
こうしてドングリはミケランジェロに拾われることとなる。
ふたりはドングリという名前を手掛かりに、知り合いを探す。
しかし、ドングリというのはミケランジェロがつけた名前だから、実質手掛かりはないため、知り合いは見つからないのだった。
「市場調査をするのニャ。消費者のニーズを調べるのニャ」
「お腹がはちきれそう! もう入らないよ。でもおいしいね!」
ミケランジェロのもとで居候することになったドングリ。
市場調査の名目で、町で好きなだけ食べ歩く日々を送る。
そうしてできた借金を返すため、ドングリはミケランジェロの仕事の手伝いをすることになるのだった。
「こっち……だよね?」
「そう……思うニャ……ニャーたちは悪くないのニャ」
ふたりは「入ってはいけない」と言われた森に入り、運よく宝石を見つける。
ゴブリンの魔法によって倒れてしまうドングリだったが、そのおかげで、自分も魔法を使えることに気づくのだった。
「わたし、もっと褒められたい……!」
「わかるニャ……! ニャーも『マジか』って言われたいのニャ」
調子に乗ったドングリたちは、さらに危険な森の奥に入り、ダンジョンを見つける。
ダンジョンマスターのいる異様な部屋も見つけるのだが、ちょうどそのとき、町がダンジョンからあふれてきたゴブリンの群れに襲われるのだった。
このままでは大量のゴブリンを抑えきれず、住民に被害が及ぶ。
「このままじゃあ無事に避難できるかわからないんでしょ? わたしがダンジョンマスターを倒してくるよ!」
「ふむ……」
ダンジョンマスターを倒せばゴブリンがあふれるのを止められる。
そう考えたドングリは、ダンジョンに向かい、見事にダンジョンマスターを倒すのだった。
ダンジョンから出てきたドングリは、町が不自然に静まり返っていることに気づく。
異変を感じたドングリは、急いで町へ向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 18:59:26
82133文字
会話率:51%
◆◆入れ替わった男女がお互い好き勝手しているうちにモテたり褒められたりして、なんだかんだありながらも結ばれる男女二人主人公のラブコメ◆◆
――花も恥じらう男子高校生ユウがある朝目覚めると女になっていた。しかし彼は動揺しなかった。何を隠そう
ユウは入れ替わりモノを読んで日々イメトレをするくらいにはオタクだったし、隠れ乙男だったからだ。女の身体になったので、男の自分ではできなかったことをこれ幸いとしていくうちになんだかモテはじめて……。
◆
――シックスパック系女子高校生ハルはある朝目覚めると男になっていた。しかし彼女は動揺しなかった。何を隠そう彼女は脳筋女子であったからだ。これ幸いと「女の子には似合わない」と言われるようなマッチョを目指して筋トレをはじめるハル。そんなこんなしているうちになぜかモテはじめたり褒められたりして……。
◆注意◆
入れ替わりの結果、精神的BLや精神的GLっぽい瞬間が発生します。念のためにタグにも入れていますが、最終的には主人公たちが結ばれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 21:49:40
63380文字
会話率:40%
「おめでとうございます!
あなたは100万人に一人の才能の持ち主ですっ!」
人類を滅ぼす怪物・支配種。
それに唯一立ち向かえる存在『チーター』
目の前に現れた女神によると
オレにはその『チーター』になる素質があるらしい。
何もない無職
のオレが世界を救える、それを想像するだけで嬉しかった。
だけどそこに飛び込んできたのは幼なじみの女の子。
「チーターになんかなっちゃダメ!
アタシが必ず守ってあげるんだからっ!
アンタはチーターになんかならなくていいの!」
果たしてオレは世界を救うヒーローになるのか。
はたまた幼なじみの背中に隠れてぬくぬくと生き続けるのか。
オレの幸せはどっちだ。
<登場人物>
リング
主人公。無職。17歳。
100万人に一人とされるチーターの素質を持っている。
女神
洗礼の儀式によってリングをチーターにできる存在。
というより世界のためにチーターにしたくてしょうがない。
マッキー
リングと同い歳の幼なじみ。
メガネ、乳の大きいいい女。
つまりそういうこと。
能力を使わず素手で支配種を殺すことができる規格外の強さを持つ。
※あらすじまで読んでいただきありがとうございます。
私事ですが本職の関係でツイッターでの告知を控えています。
なので更新等のお知らせをすることができません。
少しでも面白そう、面白くなりそうと思っていただけましたらブックマークをお願いしたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-26 00:10:14
82832文字
会話率:24%
秋風絵里には中庭で趣味の絵を描くという習慣があった。
その日もいつものように中庭で絵を描いていると、偶然、吉野隼人という男子生徒が話しかけてきた。そして、話の流れのままに絵里が描く絵を今後も見るため、昼休みの中庭で会い続けることになる。
慣れない男子との交流と、初めて絵を褒められたことで、一瞬で恋に落ちてしまった絵里に待つ結末は──なんてことない、ありふれたものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 18:38:52
5330文字
会話率:29%
国東彩音(旧姓:西園寺彩音)は両親の再婚により義妹の零音と共に同じ屋根の下での生活が始まるのだった。
しかし二人の距離は中々縮まらない。
姉妹として仲良くしたい彩音だが零音には心に大きな壁がある。
大きく分厚くひたすらに高い壁が。
その壁を
乗り越えようと日々奔走する彩音だが…?
始まったばかりの新生活は波乱に満ちた激動の日々だった。
果たして二人は姉妹として仲良くなる事は出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 19:00:00
122388文字
会話率:62%
霧の街ロディムには、奇婦人と呼ばれる令嬢がいる。
没落気味の伯爵家令嬢、奇婦人メアリ。
メアリはいつも、機械油とバニラの香りをまとっている。
それは、彼女の趣味が機械いじりだから。
彼女がつくる機械は一級品だが、女がつくったからという理
由で見向きもされない。
それを当然だと思っていたメアリの前に現れたのは、街でうわさの聖人様⁉︎
女のくせにと説教されるのかと思いきや、ずっしり重たい財布を出されて……。
「買いたいのだが?」
「この機械は一つしかつくっていないので……あなたさえよろしければ、好きな時に来て使ってくださってかまいませんよ」
関わるまいと思っていたのに、初めて褒められたメアリはつい余計なことを言ってしまう。
機械いじりが趣味の風変わりな令嬢と、幽霊が見える聖人様の、ちょっぴりスチームパンク風な恋のおはなし。
※感想、レビューは大歓迎です。
※ポイント評価して頂ける場合は、下部の★をポチッとお願いします。
※あくまでスチームパンク(空想科学&オカルト)風なので、ツッコミはお手柔らかにして頂けると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 17:10:04
118742文字
会話率:22%
「今日も特別可愛いね、リネージュ嬢」
「おや、髪型を変えたのかい? 似合っているよ、フィナ嬢」
輝くプラチナブロンドに新緑の瞳の整った顔立ちで、挨拶がわりに学園の女生徒を口説いて(※褒めて)まわっているのは、グレース・ザルバン伯爵令嬢の婚
約者、ドルマン・グレイ侯爵令息だ。
グレースの一つ下の妹、ヴェネティスにもこの激甘対応。妹は「もしかしてお姉様より私に気があるのでは無いかしら?」と毎日グレースに言ってくる始末。
というのも、ドルマン令息はグレースにだけは塩対応で、毎朝挨拶を交わし体裁を整えるためにランチを一緒に摂るだけの仲。社交の場ではエスコートされるものの、あっという間に男性同士で連んでグレースは蚊帳の外。まともに褒められた覚えもない。
どうせ姉妹のうち一人が嫁いで一人が家に残ればいいのだ。学園を卒業したら私とは穏便に婚約破棄をして、今粉をかけている誰かと婚約すればいい。
3年生に進級する日の朝、グレースはそう決めてドルマン令息に塩対応を始めたところ、彼の様子が……?
それに釣られて妹の様子も……?
さらにはグレースの塩対応を見て生徒会長が……?
王侯貴族が通う学園で、グレースの決意と共に嵐が巻き起こる?!
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義で連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 07:00:00
37384文字
会話率:36%
紀成(きなり)は幼い頃、両親に捨てられ、誰にも引き取られないまま児童養護施設で育つ。頭脳明晰な彼は、十五歳の時に受けたあるテストで高得点をあげ、その結果によりアジアでも有数の財閥の本家、榊家に引き取られる。そこでの仕事は、財閥の跡取りとな
る子供達の、教育係兼世話係だった。
この世の全てを持っている跡継ぎの三人の子供達。その内の一人、世華(せいか)は才気あふれる上、人間離れして美しい少女だったが、その性格は褒められたものではなかった。榊家での生活に不安を抱く紀成。しかしその予想に反して、世華とその弟、多華志(たかし)との生活はとても楽しく心地よいものだった。
自分は幸福だ、と思いながらも、親に捨てられた事、そして誰にも引き取って貰えなかった事を、完全には心から振り落とせない紀成。そして時間を共に過ごすにつれ、何でも持っているように見えた本家の子供達三人にも、人にいえない悩みがある事を知っていく。
人を幸せにするものは一体なんなのか。何故人間の愛情は偏って影をつくるのか。
家族という組織と、その愛情の難しさ。愛情の偏りで出来る影に負けない為には、どうすればいいのか。
誰にも愛されなかった榊家長男の死、榊家に伝わる天女の伝説、たまに見かける着物姿の幽霊、天女の血を継ぐとされる人間の持つ不思議な力、等々に振り回されながらも、紀成は少しづつ世華と多華志と共に、人間として成長していく。
何も自分からは手に入れようとしなかった、子供の頃の紀成が大人になり、自分の欲しい物を全力で取りに行けるようになるまでの、成長物語。
中学生、高校生くらいの子供達に、「いつか自分の劣等感は無くなる」という事と、「家族愛の大切さ」の二つを伝えたくて書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 20:01:38
5552文字
会話率:11%
見返りを求めるのはそんなに悪いことなのでしょうか。
これはある褒められたい少女が褒められることを拒む話。
キーワード:
最終更新:2021-01-23 05:00:00
507文字
会話率:0%
このエッセイでは現在無職のかたむけの応援メッセージを書いています。
あなたのことを褒めます。
批判しません。マウント取りません。
あなたは頑張っています。
読む前と後で、心が少しでも軽くなっていたらそれより嬉しいことはございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 13:42:54
2979文字
会話率:4%
認められたい。
褒められたい。
そんな気持ちは無い。
そんなはずはないけど。
キーワード:
最終更新:2020-12-19 20:33:54
571文字
会話率:0%
ある森に、機械のきこりが一人で住んでいました。
彼は鼻歌を歌うのが好きで、森の世話をするのが仕事でした。
そんな彼の元に、ある日青い小鳥が訪れます。
「やあやあ、君は素敵な鼻歌を歌うもんだね」
小鳥に褒められたきこりは、嬉しくなって彼の
言うまま、話を聞くことになったのです。
これは、そんな森のきこりと小鳥のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-15 00:12:53
7996文字
会話率:19%
自分を知りたい。生きていると実感したいために自分探しを始め周囲がしないような様々な事をしたり同時に人間観察のためにわざと性格を変えて他人の本性を暴いたり、褒められたり笑われたり嫌われたりしても何も感じない。本当に自分は人間なのか疑問に思い
始めたりもしていた雄都の妻が何者かに殺害される。仕事で世間の事をおろそかにしていた雄都はある殺人者が(蛹)という言葉を述べたことを知る。この言葉が自分には初めてではないと思った雄都は妻が殺害された事実と(蛹)と自分を知るため様々な出来事に自ら飛び込んでゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 01:30:06
10554文字
会話率:39%
ありそうでない些細な一瞬。
見ていてくれる安らぎが、私は欲しかった。
たとえそれが、今は褒められたものじゃないとしても。
最終更新:2020-10-18 12:11:33
3000文字
会話率:31%
生まれた瞬間から全てにおいて天賦の才を与えられてしまった。しかも魔王討伐の称号まで…もう褒められたくない,もっとウザがってくれぇ
そうだ!異世界でウザがれようじゃないの!
最終更新:2020-10-03 19:33:01
920文字
会話率:29%
世界のバランスを保つために異なる世界を管理している機関、異世界管理機関。
そこで働いている少女、幸崎 久恵(こうさき ひさえ)は、幼い頃の記憶が無かった。自らの産まれた世界、本来居るべきだった場所。それらを思い出すために、仕事をしていた。仕
事とは、転生者、転移者というチートを使うような、インフルエンスと呼ばれる者を排除するというものだ。しかし、様々な理由があって、久恵自身が直接インフルエンスを排除することは出来ない。そこで出会ったのが、最低の殺人鬼。圧暦 潔(あつれき いさぎ)だった。
真面目な久恵に比べ、潔はロリコンで変態な殺人鬼というどうしようも無い性格で、久恵は手を焼くことに。しかし、それでも殺人能力は人並外れており、どんな手を使ってでも標的を殺すのが潔のやり方だった。
人殺しを必要としていた久恵にとっては、この上ない人材だ。
とても褒められたようなものじゃないが、それでも誰かがやらなければならない仕事。
記憶を亡くした少女と、人を殺さなくては生きていけない殺人鬼。
最悪の物語が今、始まってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 21:22:19
15845文字
会話率:35%
オヤジに一度も褒められた事がない!!!
___僕は子供の頃から、“オヤジ” に褒められた事がない!
そのかわり毎日、オヤジに怒られる!
最終更新:2020-07-18 03:00:00
1435文字
会話率:9%